太宰治のレビュー一覧

  • 新ハムレット(新潮文庫)

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    「女の決闘」では太宰治に対する世界観を大きく変えられた。今までロマンチストだと思っていたが、この手の描写もできるとはさすが奇才である。また「待つ」ではたった3ページという短さにあれだけ深い内容を凝縮させる彼の才能はすごい。

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    2011年12月08日
  • ヴィヨンの妻

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    「ヴィヨンの妻」(太宰 治)を読んだ。短編集。「パンドラの匣」「トカトントン」「ヴィヨンの妻」「眉山」「グッド・バイ」の5編。申し訳ないが、やっぱり太宰は好みじゃないな。纏わりついてくる不吉な香りが鬱陶しいや。(あくまでも個人的な感覚です。個人差がありますのでご注意下さい)(笑)

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    2011年09月15日
  • 女生徒

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    何年かぶりに太宰読んだけど、太宰ってこんなに文章荒かったかしら?
    勢いという言い方もあるけど。

    とにかく感想
    女の子。年頃の女の子の気持ちが上手く書かれてるな、と思う。
    理論とか辻褄とかなくて、ただ思うがまま行動する。考える。
    好きだけど嫌い。
    欲しいけど要らない。
    知りたいけど知りたくない。
    見たいけど見たくない。
    聞きたいけど聞きたくない。
    愛したいけど愛せない。
    移り気。
    不安。
    正義感。
    皮肉。
    大人。
    背伸び。

    うーん、自分は今でもそうゆうとこあるなぁ。大人気ない。

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    2011年08月21日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    「愛と美について」「花燭」「I can speak 」が個人的に面白いと感じました。「愛と美について」は続編として「ろまん燈籠」という作品があるので、そちらもぜひ読んでみたいところ。

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    2011年08月10日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    新潮文庫から出ている太宰中期の短編集『きりぎりす』を読みました。
    まず最初の、女性の独白体小説「燈籠」、特に結び方が素晴らしいので、
    ぐぐっと読む者の気持ちがつかまれます。

    それで、だだーっと読んでいくと、
    どうもこの時期の(?)太宰はまるで自分を卑下するように、物語の主人公を卑下して、
    卑屈とさえ思わせられるくらい徹底的に、自らを人間の屑だと自認するんです。
    それを読んでいても決して、僕なんかにしてみたら太宰は屑になんか思えないわけです。
    自分を屑とする太宰以下なのが、それを読んでいる自分だなということに、
    個人的に気付かされるので、しょんぼりして寝付くという事態に陥ります。

    しかし、し

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    2025年06月16日
  • 人間失格 3巻(完)

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    原作を結構忠実(?)に漫画化。

    ただ時代背景は現代としてあるが、登場人物の名前もほぼ同じくしてある。

    ネットで読むきっかけとなった日記。

    それを見つけたある漫画家が・・・・

    と何か異次元での繋がりを持たせたストーリー展開と期待したところまったくのハズレ。
    絡みがないならいらないというかほぼなかった存在だったように思える。


    原作がかなりエグイ人間なのに、描写になるともっとエグイ・・・

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    2011年07月14日
  • ろまん燈籠

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    「新樹の言葉」の舞台が地元で親近感がわきました。
    太宰さんの小説は会話が多いから読みやすいです^^

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    2011年06月08日
  • 二十世紀旗手(新潮文庫)

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    表現が抽象的、且つ変奏的な文体で単細胞の私には分かりかねた。しかし、解説で奥野さんが仰っているとおり、「錯乱した異常な精神状況を錯乱のまま表現した作品もある」。これはある意味貴重なのではないだろうか・・・。

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    2011年05月27日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    芥川に触発されたんだろうなー。やや過剰に暗さが出ている。あんまり考えちゃだめだよ。ま、考えないのが一番だめだけど。

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    2011年05月08日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    中期のものだったかなー。太宰作品ではわりとゆったりしている。刺激しなけりゃホントは結構いいやつなんじゃん、治ちゃん。

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    2011年05月08日
  • 晩年 アニメカバー版

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    剥き出しの感受性も自我も

    あの頃読んだ時とは違う受け止め方




    おっさんに片足つっこんでいるからなんだろうか



    またしばらくして読んだらどんな感じを受けるのか楽しみ

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    2011年04月30日
  • 津軽通信(新潮文庫)

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    「座興に非ず」「犯人」に、太宰のどうにも遣り切れない投槍の虚無と追い詰められた絶望の凄まじさを見る。「黄村先生」三部作は、戦時下の国粋主義を茶化した風刺小説、大笑い。

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    2011年03月26日
  • 惜別(新潮文庫)

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    滅亡の予感の中で超然と雅に耽溺する実朝。饒舌な絶望を突き抜けた果ての、静謐の明るさ。暗さの中には自意識の饒舌がある。それを突き抜ける白痴の如き無風の明るさは可能か。キリスト教と仏教に通じる境地か(「右大臣実朝」)。「・・・誰も知らない事実だって、この世の中にあるのです。しかも、そのような、誰にも目撃せられていない人生の片隅に於いて行われている事実にこそ、高貴な宝玉が光っている場合が多いのです。それを天賦の不思議な触覚で探し出すのが文芸です。文芸の創造は、だから、世の中に表彰せられている事実よりも、さらに真実に近いのです。文芸が無ければ、この世の中は、すきまだらけです。文芸は、その不公平な空洞を

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    2011年03月26日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    短編集。走れメロスを読もうと思って全部読んだ。全部読んでみると、走れメロスだけなんだか雰囲気が違う気がする。昔に読んだことがあるからだろうか。駆け込み訴えを読み始めて少しして、もしやこれは、と思ったらやっぱりそうで、面白かった。
    2011/2/21

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    2011年02月21日
  • ヴィヨンの妻

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    評価は3なんだけど
    3.5くらいぶっちゃけ。

    そこそこ面白いんだけど
    なんだろう?
    パンドラの匣が好みでなくて
    っていうか
    なんか苦手でー

    他は短いし
    内容も面白くてさくっと
    読めたんだけどなー。

    パンドラが・・・

    なので3.5。

    一番好きというか
    共感してしまったのはトカトントン。

    なんかあの気持ちっていうか
    状態はわたし今経験してるわみたいなwwwww

    なんか自分もほんと
    無意識にトカトントンって音聞いてて
    だからやる気でないのかもとか
    色々思ったし
    ほんと私あんな状態すぎて

    うーん。

    でもやっぱし太宰治は
    興味深いなって思った!

    独特の文章なんだけど
    太宰治らしい文章

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    2011年02月06日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    最初はなかなか進まなくて、少し読んではしばらくほっぽらかし・・・、
    を繰り返していたのに、落ち込んでいた時に再び手にとってみたら、
    あっという間に読み終えてしまった不思議な短編集。

    自分にとって太宰の作品は、
    心身ともに疲れた時、弱っている時に読んで、
    励ましてもらうものなのかもしれない。

    こちらに収録されている「葉桜と魔笛」って作品だけは昔から好きで、
    それだけは何度も繰り返し愛読してきたが、
    他の作品は、自分としてはどれも今ひとつぴんとこなくて、
    本作よりずっとも好きな短編集は何冊もあるのだが、
    ただ、そのような中にも心に触れる言葉はいくつか存在している。

    「純粋を追うて、窒息するよ

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    2011年01月30日
  • 新ハムレット(新潮文庫)

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    太宰治の中で一番好きな作品です。
    太宰治の描く自己愛、葛藤、優越、これらが苦手だなぁと思って
    しまう私ですが、この作品では純粋にシンプルに内容を楽しめる
    のではないでしょうか。

    1冊で様々な技巧を凝らした文章が読める、少しアクが強い
    本ではありますが、おすすめです。

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    2010年11月30日
  • ろまん燈籠

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    人間失格=太宰といったようなありがちなステレオタイプをぶち壊してくれる作品集。
    太宰が楽しんで書いていることが伝わってくる。

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    2010年11月20日
  • 太宰治全集(5)

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    「帰去来」「故郷」の2篇が、特に良かった。太宰の本心の底に近い部分が
    滲み出ている気がした。太宰のアイデンティティが確かに流れていた。
    「正義と微笑」に共感するところあり、また黄村先生の3篇も愉快痛快。

    MVP:黄村先生

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    2010年11月11日
  • 走れメロス 富嶽百景

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    久々の太宰作品です。  太宰治の作品は多感だった(だろうと思われる)高校時代に結構はまって、片っ端から手を出して読んだことがありました。  で、その頃はある種の妙な感性の一致を見出したことにより、彼の世界観をすっかりわかったつもりになってしまい、それ以降、再びページを開いてみようと思わなかった作家の代表の1人でもあります。  ま、そんなわけですから、今回実に○0年ぶりぐらいに、岩波少年文庫版の太宰作品を読み返してみることになり、正直、ちょっとした期待で胸が弾むのと同時に、不安もありました。  高校時代の KiKi を魅了した作家ということは、今の KiKi にとってはあんまり感銘を受けない作家

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    2010年10月17日