太宰治のレビュー一覧

  • 晩年

    Posted by ブクログ

    『「晩年」お読みになりますか?』
     これは私が持っている角川文庫の裏表紙に書かれている文の一部です。普通はこの部分にはあらすじなどが書かれているのですが、作者本人の言葉が書かれているものは珍しいのではないでしょうか。私はこの言葉に惹かれて、この本を買いました。
    『晩年』というタイトル通り彼は遺著のつもりでこの作品集を発表しましたが、処女作品集が遺著という衝撃的な結末を迎える事はありませんでした。
     私もそうでしたが、彼の最初の本として『人間失格』を選ぶ人は多いと思いますが短編集で読みやすく一番好きな本なので手付けとしてはこの本がオススメです。ちなみに私が一番好きな作品は『猿面冠者』
     遺著にす

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    2009年10月04日
  • 晩年

    Posted by ブクログ

    「美しさは人から指定されて感じるものではなくて、自分で、自分ひとりでふっと発見するものです。」(太宰治)
    遺著の思いで書いた作品集。随所に作者の苦悩が書かれています。

    「人間失格」よりは読みにくい。「晩年」中の「彼は昔の彼ならず」、「思い出」などがおすすめです。

    高校1、2年で何だか無駄に本を読み漁ってたころに読んだ作品の一つです。
    有名な本読めばえらいなんて思ってたのかなぁ。

    文学も芸術の一つですが、太宰治は「小説家」というよりは「芸術家」っていったほうがあってるような気がします。

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    2009年10月04日
  • 斜陽

    購入済み

    歴史的の価値ある一冊かも

    太宰治はすきではないが、この小説は例外だ。というのもこれまで終戦後における没落家族の実態を詳細に描いた作品は、少なくとも名著は極めて少なかったからだ。それゆえこれはフィクションとはいえ歴史的に価値のある一冊といえよう。

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    2020年06月27日
  • 兄たち

    購入済み

    太宰治にしては

    面白がり方がよく分からない作である。登場人物は、やはり実在の家族がモデルなのだろうか? 事実に引き摺られて、彼本来のウィットや筆力が発揮されなかったように思われる。
    しかし、家族にさえもこのように、斜に構えた視線を注いで生きていたということは、辛い人生であったろうという気がする。

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    2014年06月15日
  • 人間失格 3

    統合失調症だったの?

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    2018年08月16日
  • 「晩年」と「女生徒」

    購入済み

    ダウンロード注意

    太宰作品に詳しくないので、処女作の「晩年」、そして「女生徒」とが同時に収録された本だと勘違いしてダウンロードしてしまいました。
    無料だからいいのですが、ダウンロードする前に説明文が欲しいです…。
    本の増刷、売れ行きについて2、3ページ言葉が綴られているだけでした(涙)。
    作品集ではないのでご注意ください。

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    2017年11月24日