M W クレイヴンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレポーの友人である頭脳明晰な法病理学者エステル・ドイルが、実の父を殺害した容疑で逮捕される。しかも現場は、降り積もった雪の上にエステルの足跡だけが残るという密室状態になっていた。
ドイルの事件と並行して、差別主義者や腐敗した政治家が毒殺される事件が発生する。犠牲者は生放送の最中や、自宅を警護されていた中で殺された。犯人はボタニストと呼ばれ、次なるターゲットに手紙を送り付け、パイプ役に落ちぶれたジャーナリストの男を指名した。ポーたちはそのジャーナリストを見つけ出し、ボタニストに接触を図る。だが、ボタニストは常にポーたちの先を行き彼らを翻弄する。ポーはボタニストを追いながら、エステルを救い出すために -
Posted by ブクログ
ハードボイルドで渋く、非情な面もありながら優しさも持ち合わせている主人公ベンは、数々の特殊部隊で経験を積んだ銃器・格闘のスペシャリスト。「恐怖」の感情を失っているので、淡々と戦闘の準備をし、淡々と敵を倒していく。しかし感情そのものを失っているわけではないため、味方が殺害されれば憤るし、相手に対する同情心や憐憫も持ち合わせている。恐怖を感じないからこその無敵感が痛快。
著者のキャリアに裏打ちされた詳細な描写、手に汗握る戦闘シーンと息の詰まる隠密行動、ウィットに富んだ会話など、この方だからこそ書けるストーリー。ワシントン・ポーシリーズとはまた違った面白さ。
ただ、邦題がちょっとチープな印象を与えて -
匿名
ハードボイルド・アクション小説
アクションに次ぐアクション!
一気読み必至!
私はハードボイルド初心者でしたが、読みやすい!
超オススメ!
ワシントン・ポーシリーズのファンでなので、違うと知った瞬間ガッカリしたのも束の間、
表紙のゴリラみたいな白人男性に一目惚れし、即ジャケ買い。
読み始めたら、一気に引き込まれました!
スーパーヒーローのように最強な主人公ベンの行動力と判断力が素速いだけでなく、
彼は脳の病気により恐怖を感じる感覚が欠けているため、
どんなピンチや修羅場にも恐怖を感じることなくぐんぐん向かっていって敵をやっつける!
もはや無双状態かと思われたが、果たして、、、!?
始めから終わりまでずっっと緊迫感があ -
Posted by ブクログ
■作風
警察+冒険+ハードボイルドを混ぜたミステリ、というイメージ。
事件が起きて手がかりを1つずつ追っていく警察小説感が強く、事件が起きて容疑者はこの○人ですが誰が犯人でしょう、という推理小説感はない。
自分でどういうことかを考えるというより、主人公の動きに合わせてシンプルに物語を読み進めていく感じ。
■後半になるにつれ急激に面白くなる作品
前半はワクワク、中盤は表現的に若干わかりづらく「どういうこと?」とる箇所があり中だるみ、「これは、続編は買わないかな」と思いながら読んだ終盤で急激に面白くなり、読み終わったら「え、続きは!?」となっている。そんな作品。
終盤における辻褄合わせと伏線の回 -
Posted by ブクログ
感想は上下巻あわせてのものです。
ワシントン・ポーシリーズの最新作。
なかなかシリーズものの感想って難しい。これまでのシリーズでのキャラクターありきになってしまうので。そんな感じでこれまでを気に入った方ならそのまま楽しめると思う。
上巻から病んだポーがカウンセリングをうけているのに「一体なにが?!」とハラハラしてましたが・・・いやまあ途中でなんとなく察せられましたけども。でもその辺あんまり本気で推理するようなシリーズでもないか。全体的に先が読めるけどそれでも面白いシリーズだと思ってます。
そして最後にはちょっと、というかかなり寂しくなる展開が。でもこれが次回作につながってるんだろうな、と逆 -
Posted by ブクログ
まもなくカンブリアで行われる首脳会議の関係者が殺害された。テロを警戒したイギリスの保安局・MI5に協力を要請されたポーだったが、被害者の過去を洗ううちに、未だかつてない規模の事件に足を踏み入れていく──。
真意の読めないMI5の介入により、中盤までは核心に近づけないもどかしい時間が続いたが、気づけば犯人への道筋が出来上がっているのだから圧巻の一言。読後にもう一度最初から読みたくなるような構成はとても好みだったものの、MI5、政府、軍隊などイギリスの国内事情に詳しくないとわからない専門用語が多く、読むのにかなり時間を要してしまった。このシリーズを母国語で読める方はいいなあ、といつも羨ましく思う