あらすじ
頭の怪我によって恐怖を感じなくなり、連邦保安官を退任したベン。彼はかつての上司から行方不明の娘を捜索するよう依頼される。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
昨年の夏頃から本屋の売り場にて、私にとってこの作品のみが輝いたように見え、何度も手に取るものの、圧倒的なブ厚さに恐れ慄いてしまい、どうしても読み始めることが出来なかった・・・・
が、ついに・・・
インパクトあるタイトルと、表紙の劇画調イラストに抗うことが出来ず、覚悟を決めたのでした・・・
読み始めると、意外や意外、スラスラと読みやすく、冒頭から引きずり込まれ、最後の最後まで、全く抵抗無く読めてしまいました。
大好き!大満足!超オススメ!・・・・です。
Posted by ブクログ
直ぐにでも映画化して欲しくなるような最高のアクションとスリル満点で、一気に読み切ってしまう娯楽大作。
何度も窮地に陥りながら、切り抜けていくケーニグと因縁の関係のジェン・ドレイパー、今後の展開も楽しみです。
Posted by ブクログ
面白い。読みやすくストレス無かった。謎解きにも無理が無いと思うし、専門的な内容の説明も物語の中で上手く説明してくれて違和感無く読めた。
ハラハラドキドキとか手に汗握るなんてのは、全然無くて安心して読めた。
まぁ、途中の大トリックに関しては「本当に上手くいくか?」と思ったけどね。
まぁ、ある程度のご都合主義は、この作家さんの得意な所だから仕方が無い。
エンターテイメントして満足しました。
Posted by ブクログ
ワシントンポーシリーズとは全く異なる雰囲気、同じ作者とは思えない読み応えにのめり込めました。ヒリつく熱さとノワール感、戦闘場面、武器の紹介が実に詳細で素晴らしいです。そうなんじゃないかな、という真相でしたが、最後までダレることなく突っ走り、爽快でした。どの場面もビジュアルが目に浮かぶ、満足度MAXの作品です。J.T、、くすんくすん。
Posted by ブクログ
映画『ジョン・ウィック』さながらのアクションと強すぎる主人公。
恐怖を感じないせいで独特の気配をまとう。故に相手は理由のわからない不安と恐怖を感じる。
無敵といってもいい強さなのに、結構満身創痍になりながら戦う様がやっぱり『ジョン・ウィック』な感じがした。
Posted by ブクログ
病気のため恐怖感情を失った元捜査官が、元上司の失踪した娘を捜索するアクション小説。
恐怖感情を失ったためか、かなりのピンチに陥っても淡々と状況把握をして切り抜けていく様がクール。
話の展開が速いので、読むのを中断する暇が無く一気に読んでしまう。
Posted by ブクログ
ハードボイルドで渋く、非情な面もありながら優しさも持ち合わせている主人公ベンは、数々の特殊部隊で経験を積んだ銃器・格闘のスペシャリスト。「恐怖」の感情を失っているので、淡々と戦闘の準備をし、淡々と敵を倒していく。しかし感情そのものを失っているわけではないため、味方が殺害されれば憤るし、相手に対する同情心や憐憫も持ち合わせている。恐怖を感じないからこその無敵感が痛快。
著者のキャリアに裏打ちされた詳細な描写、手に汗握る戦闘シーンと息の詰まる隠密行動、ウィットに富んだ会話など、この方だからこそ書けるストーリー。ワシントン・ポーシリーズとはまた違った面白さ。
ただ、邦題がちょっとチープな印象を与えてしまっているように感じる。
匿名
ハードボイルド・アクション小説
アクションに次ぐアクション!
一気読み必至!
私はハードボイルド初心者でしたが、読みやすい!
超オススメ!
ワシントン・ポーシリーズのファンでなので、違うと知った瞬間ガッカリしたのも束の間、
表紙のゴリラみたいな白人男性に一目惚れし、即ジャケ買い。
読み始めたら、一気に引き込まれました!
スーパーヒーローのように最強な主人公ベンの行動力と判断力が素速いだけでなく、
彼は脳の病気により恐怖を感じる感覚が欠けているため、
どんなピンチや修羅場にも恐怖を感じることなくぐんぐん向かっていって敵をやっつける!
もはや無双状態かと思われたが、果たして、、、!?
始めから終わりまでずっっと緊迫感があって、中弛みもなく楽しめました。
作者の読書量の多さによるウイットのきいた言い回しや、
英国陸軍の経験と知識が活かされて、読み応えもあります。
どうしてもポーと比較してしまうけど、ポーよりベンの方がドライで治安が悪い気がします。
どちらも魅力的で好きですが。
超有能なジェンも、サミュエルも、良いキャラしてる!
一応海外ミステリのカテゴリなら、しいて言うならホワイダニットですかね。
解説によると、本国では第2弾が24年10月に本国で刊行されるそうです。
羨ましい......
Posted by ブクログ
ポーシリーズが好きなので手に取りました。
前半は分からないことだらけのミステリー、後半はド派手なアクションで、一冊でお腹いっぱい。
主人公のチートのような強さに呆れてしまう。
文庫の分厚さに最初はひるんだけれど、ポーシリーズのように細かくページ分けと章立てがされているし、私にはテンポ良く読める文章なので、読み始めたら続きが気になって、あっという間でした。
本筋と関係ないところで、
fortyは唯一アルファベット順の数
oneは唯一アルファベット逆順の数
これ本当?
Posted by ブクログ
連邦保安官局のベン・ケーニグは訳があって6年間姿を消していた。
突然、重要指名手配人にリストアップされ、田舎町で拘束される。
やってきたのは元の上司の連邦保安官局長だった。
京極夏彦には及ばないが、かなりの長編。しかし、長編を感じさせないストーリー立て。
マジで面白い小説だった。
Posted by ブクログ
ワシントン・ポーシリーズとは打って変わって本作はアクション小説。
個人的にハードボイルドな雰囲気は苦手なのだが、こちらは楽しめた。
主人公ベンは恐怖を感じないということで、どんなにピンチな状況に陥っても至って冷静。終始主人公の一人称で描かれるので、ベンの独り言やうんちくをずっと聞いているようで面白い。続編も読んでみたい。
Posted by ブクログ
2025.01.28
はちゃめちゃ系バードボイルド。
リー・チャイルドを饒舌にした感じ。
ぶっ飛んだ神経の持ち主なのに、心持ちは繊細。長生きしそうにないのに不死身。
いろんなうんちくが苦笑いを誘う。
だがそれが良い。
筆者のファンには自信持ってオススメ。初めてに人にはどうかな?人を選ぶかな?
Posted by ブクログ
先行する「ワシントン·ポー」シリーズが、推理を積み上げて物語を進めていくのに対し、こちらは言うなれば、娯楽作品。バンバン撃って、ドッカンドッカン爆発して、結構爽快
Posted by ブクログ
ワシントン・ポー・シリーズが面白かったので読んでみた。ミステリーではなく、アクション小説。文庫本で600ページを超えるので飽きるかなぁと思っていたが、読み切れた。
伏線が最後にきちんと回収されストーリーも単純のようで単純でないとこは流石。
主人公は、連邦保安官の特殊部隊にいた経歴を持つが、怪我から恐怖を感じなくなる特殊な病気。シリーズものになるからか?キャラとして不明な部分も残して終わった。
ポー・シリーズではポーを取り巻く女性とのやり取りが楽しいが、主人公の同僚のジェンとの会話は刺々しく、「くそったれ」的は発言で、読み進むと段々ユーモアを感じさせるが、ジョークは面白くない。
残念なのは、B級グルメにシーンがあまりないこと。食いしん坊ではないのか、主人公は。。。
Posted by ブクログ
ワシントン・ポーシリーズの作者の、別シリーズの第一作目となる本作。
こちらはアクション小説なので戦闘シーンや殺害シーンが多めだった。
最初は惹きつけるものがあってどんどん物語に入り込んでいけたけど、真ん中あたりでだいぶ中弛みしてるなぁと感じられた。でも第四部からはアクションシーンの連続で、そこからは飽きることなく最後まで一気に読めた。
こちらのシリーズも今後が気になる。
Posted by ブクログ
ウルバッハ-ビーテ病という病ゆえ、恐怖に対しての反応が麻痺してしまうという症状が現れてしまった男、ベン・ケーニング。
拉致され行方不明となった元上司の娘の救出に乗り出す。病ゆえ、周りを危険に巻き込みながら、自らも危機の中に飛び込み、ドンパチを繰り広げるアクション小説。
ポー&ティリーコンビの掛け合いは大好きだが、刺激強めが好みの私としては、新シリーズのこちらの方が気に入った。
ウルバッハ-ビーテ病という病が実際に存在し、イラクやアフガニスタンの戦闘から帰還し、極度のPTSDにより社会生活が送れなくなってしまった兵士の治療に活用できるのではないか、と研究されていることを知り驚いた。
Posted by ブクログ
推理小説は既に起こった事件を解決していくが、この「恐怖を失った男」では物語を少し読み進めるとその先はほとんどずーっと危険な任務の真っ只中になるので中だるみのページが全く無かった。普通の推理小説は後半になると事件が解決に向かうため緊迫感が増すが、この作品はケーニグの視点で任務が進んでいくため展開も目まぐるしく変化し、ページをめくる手が前半から止まらなかった。
Posted by ブクログ
面白かった。
解説でも言われていたが、ジャック・リーチャーっぽい。
息抜きに書いたらしいが、それがよくわかる。
とにかく得た知識を詰め込み、マッチョで有能でハードボイルドな男、という理想像。
でも面白かった。うまく映画化出来たら売れそう。
Posted by ブクログ
『ジャック・リーチャー』を彷彿とさせるアクション小説。おそらく作者も意識はしているのだろう。同著者の「ワシントン・ポー」シリーズと比較するとちょっと粗さが目立つような気もする。
Posted by ブクログ
約700Pの大作。その分読む時間は掛かっているのだけどページを捲る手は止まらないほどのめり込んだ。そのせいで実態と体感で時間経過のズレを味わった。相対性理論を体感できるアクション小説だね。
Posted by ブクログ
普通に面白い。ポーのシリーズに比べて、アクションが多いので、映画化されると面白いだろうなという期待しつつ、読んでいました。ただ、アクションは派手だが、動作1つ1つは人を殺す技術なので、映像になると見るのが怖いかもとも思いました。
Posted by ブクログ
ワシントンポーシリーズと比較すると、こちらの方がハードボイルド。ストーリーはそこまで目新しくないけど、最後まで一気読み。細かいことを考えずにスカッとしたいときにいいかも。次作が出たら読むかと言われたら、読む。
翻訳が…というレビューがあったので心配していたけれど、そこまで気にならず。
Posted by ブクログ
CL 2024.10.5-2024.10.8
ワシントン•ポーシリーズの作者による新たなシリーズ。
的確な状況判断、卓越した戦闘能力、手段を選ばない酷薄さとそれに反する誠実さ。スーパーヒーロー並みの主人公、どこかで読んだことがあるようなと思っていたら、ジャック•リーチャーを念頭に置いているらしいが、のみならず過去のいろんな作品から作者の好みの部分を目一杯詰め込んだのかなと思わせるくらい、無敵、不死身の主人公だった。
ワシントン•ポーシリーズのほうが断然好みだけど、こっちもシリーズ化されているらしいので是非邦訳も続けてほしい。
Posted by ブクログ
ワシントン・ポーシリーズの作者による、アクションシリーズの始まりなのかな。
こちらのヒーローも強烈。
展開が早く、「それでそれで」と一気読み。次作も楽しみだ。
Posted by ブクログ
ワシントン•ポーシリーズとは趣きが異なり、スリルあるアクションがメインに据えられています。
中盤、刺客(といってもわんさか出てくる)に命を狙われる一連のくだりなど喜劇のようで、作者が楽しんで書いてたんだろうなあという印象。
こちらも楽しくポンポンと読み切りました。
ワシントン•ポーの新作が来週出るのを楽しみに、仕事がんばろう〜!
Posted by ブクログ
アクション小説だが謎もあり、楽しめた。ただ、先が気になってぐいぐい読めるかというとそうではなく、理由はまだ解明できていないけど私はあんまり好みではなかったのかも。中断を挟みながらゆっくり読んだ。
Posted by ブクログ
ワシントン・ポーシリーズの作者による新たなシリーズ、らしいです。
エンタメよりのミステリっぽいポーのシリーズに比べてこちらは、なんというか、ハードボイルドなアクション小説みたいな。タフな男が一人称で物語がすすみ、まあ大概ろくでもない目にあいつつ事件の核心に突き進んでいくような。どちらが好きかはまあ好みでしょうね。自分はちょっと大味な印象をうけたので星3で。
いやもうとにかく人が死にまくる。ケーニグがかかわった者はほとんどが。通り過ぎるたびにすれ違うたびに人死に。死ぬっていうか殺されてるんですけども。
映像化とか視野に入れたりしてるのかな?推理したりとかそういうよりも銃をバンバン打って爆弾が爆発!みたいな感じがまあ映像向きなのかもしれないな、と。
Posted by ブクログ
頭のケガにより恐怖を感じなくなった、元連邦保安官のベンの、友人の失踪した娘を探すアクション小説。
長い。
アクションドラマを延々見せられたる感じ。
後書きで「趣味」という言葉が出てきたけど、 なるほどね 、と納得。
過激な描写とかはあまり気にならないけど、書きたいこと全部詰め込んでる感じで、、、ちょっと、お腹いっぱい。
好みの問題なんだろうけど、、、。
イギリスが舞台の作品の方が良かったな。
Posted by ブクログ
主人公のケーニグは、連邦保安官局長のミッチから誘拐された大学生の娘マーサを生死に関わらず取り戻す依頼を受ける。遺伝障害により恐怖心が欠如したケーニグは絶体絶命の状況下でも冷酷無比に敵と行く手を遮る者を容赦なく倒していく。ランボーとダイハードのジョン・マクレーンをミックスしたようなスリルと過激なアクション満載のアップテンポな展開に引きずられ、後を引くホットチリポテチのように頁を繰り続け一気に読み終えた。元同僚のジェン・ドレイパーとのシニカルな棘だらけの会話も楽しい。