M W クレイヴンのレビュー一覧

  • ボタニストの殺人 下

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    もはや職人芸の域に達した、ポー刑事シリーズ。

    今回は、謎の予告殺人事件、さらに仲間の病理学者ドイルが殺人事件の濡れ衣を着せられて収監。

    この二つの事件を、ポー&ブラッドショーコンビが解明していくという2本立て構造。

    オープニングが屋久島という意表を突いた設定で、そこから一気に物語世界に引き込まれ、上下巻一気読み。

    予告殺人では、犯人どころか、その殺害方法も分からず、ドイルの濡れ衣は、なんと自宅についた足跡がドイルしかいない故の容疑、という古典的設定。

    この二つの謎をベースに、お馴染みのキャラたちの捻りのきいたセリフを楽しみながら、事件の真相を追う過程は、ミステリーファンには、ただただ

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    2025年07月26日
  • ボタニストの殺人 下

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    ネタバレ

    やっぱり面白いポーのシリーズ。
    海外特有のジョークはちょっとわからないところがあったけど、、
    そしてポーとエステルドイルの恋愛が1番びっくりだね。
    ポーて何歳くらいなんだ?不摂生な生活からだいぶおじさんかと思ったけど
    ボタニストの手口はわかってみたらなんてことないけど、最後にジャーナリストまでちゃんと手にかけてるところがさすがだな

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    2025年07月20日
  • ボタニストの殺人 下

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    ボタニストの殺人、完結巻。
    手品の種は見えてしまえば何てないもので、ミステリとしては大きな喜びはないかもしれない。
    ただ、やはりこのシリーズはキャラクターが良いので、その視点では文句ない作品であった。
    良い仲間に囲まれながらも孤独な壁を作っていたポーがいよいよ他人と関係を紡ぐことに踏み出したのも感慨深い。

    このさき、2人はどのようになっていくか、楽しみでもあり怖くもある。

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    2025年07月13日
  • ボタニストの殺人 上

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    MWクレイヴン待望の新作。
    期待通りの面白さである。
    ワシントン・ポーシリーズは、ポーの周辺のキャラクターたちが大きな魅力だが、本作でもバッチリ描かれている。
    何より、ポーの協力者でありミステリアスな監察医として登場していたエステル・ドイルが父親殺しの被疑者として収監されてしまうのだ。

    仲間のピンチに相変わらずアクセル全開のポーを楽しめる。

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    2025年07月13日
  • ボタニストの殺人 上

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    シリーズもだいぶ増えてきて、前半に少し人物紹介が挟まるんだけど、ものすごーーくありがたい。
    そうそう!最初ティリーとポーの出会いってこんな感じやったよね!ドイルのセクシーアピールに対してのポーの感じ方もわかりやすい!ありがとう!登場人物増えてきたから、すごく助かる!

    エステル・ドイルが勾留されて、弱弱なシーンがとにかくいいわー。ポーに対して見せる弱さがたまらない。こんなん惚れてまうやろー。
    ティリーとフリンのコンビと事件解決するのもほんとに頼もしい。フリンの采配が冴え渡るし、ティリーら相変わらずティリーで最高。

    ドイルの生家がすごいことがわかったのも、予想外の驚きでした。
    早く下巻読まない

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    2025年07月08日
  • グレイラットの殺人

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    中盤まで翻弄される、あるいは五里霧中な展開ですが、中盤以降解かれていく物語と日本人には体験できないし、したくない戦争というものがつながりびっくりするものが明かされる時には、驚いた。

    2958冊
    今年186冊目

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    2025年07月07日
  • ブラックサマーの殺人

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    シリーズ2作目。

    サイコパスでカリスマシェフのキートンは本当に娘を殺害したのか。
    出てくる証拠はキートンは冤罪だと言っている。
    キートンが釈放されるのが先か、ポーがキートンが犯人だと証明するのが先か。

    今回もポーとティリーのコンビが最高でした。
    サイコパス相手に、あの頭脳明晰なティリーが苦戦するとは。

    そして事件とは別に、前作から少し人間関係にも変化があり、早くも次回作が読みたくなっています。
    シリーズ物の醍醐味。
    楽しみです。

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    2025年06月18日
  • グレイラットの殺人

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    ネタバレ

    面白かった!
    今までで一番引っかかりがなかったというか
    バーンズの単独犯厳しいやろって思ってた部分も協力者がいたし、アラスターロックの微妙な協力してくるのも変やと思ってたから、ちゃんと説明があってとても面白かった

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    2025年06月01日
  • ボタニストの殺人 上

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    新刊が出た時に急いで買ったものの積読になってしまっていた。週末に一気読み。もっと早く読めばよかった。上巻の最初の50ページを読みきれば、エンジン全開で物語が動き出す。

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    2025年06月01日
  • 恐怖を失った男

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    「優れた作家は二行あれば登場人物の全てを表現することができる」

    と言ったのは、十八世紀の御者ヒマーワリ・メーロンですが、クレイヴンは、まさにその優れた作家に分類されるべき作家だ

    ワシントン・ポー&ティリー・ブラッドショーの一番の親友コンビシリーズで大好きなクレイヴンの新シリーズは「きゅうりを漬け込んだ男」じゃなかった『恐怖を失った男』ことベン・ケーニングの大アクションシリーズだ
    皆殺しだ!

    思わずニヤけてしまう表現がそこら中にあって、わいとクレイヴンは非常に相性が良いと思われる
    ニヤリーしたくて何度も読み返したくなる文章だらけだ!猫灰だらけだ!

    恐怖を感じないというのは諸刃の剣的設定も

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    2025年05月25日
  • グレイラットの殺人

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    今作も一気読みだった!
    毎度、事件が複雑かつ緻密で面白い。
    作者のお写真を拝見するたび、リアルポーじゃんと思うw

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    2025年05月25日
  • キュレーターの殺人

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    ※オーディブルにて聴了
    誰が犯人なのか全く分からず聴き始める。フリンの体調は大丈夫なのか、ティリーの頭の良さや発言に今回も驚かされ笑わされた。
    ポー頭の切れはあり変わらず凄く、あれよあれよと犯人までにたどり着くのは本当に楽しかった。
    最終的な犯人はまさかこの人なのかと驚きを隠せなかったのと、犯罪小説あるあるの嫉妬はやはり怖いし人間を悪魔にするんだなと感じた。

    ポーシリーズを読んでいて楽しいし、すぐに次巻を聴きたいと感じさせてくれるのは、登場人物に素敵でカッコいい女性が多く登場すること。お気に入りのティリーや警部のフリン、FBIのメロディー・リー、ナイチンゲール警視など彼女達の活躍は本当に自分

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    2025年05月24日
  • グレイラットの殺人

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    裏表紙の紹介文の通り、二転三転する内容は楽しめました。

    しかしハードボイルドものに見せかけて、だんだんとハーレムものになってきているのは気のせいでしょうか…笑

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    2025年05月18日
  • キュレーターの殺人

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    ネタバレ

    ポーシリーズ3作目。
    3件の連続殺人とその背後に潜む“キュレーター”。

    前半と後半でガラッと展開する物語が興味深く、すべての謎が解明しキュレーターの目的が明かされたとき、更なる衝撃にゾクゾクしました。ラスト2時間ノンストップで最後まで読み進めました。めちゃ面白い!

    シリーズものを読む良さとして、登場人物の関係性が深まっていくと言う事があるけど、逆にもうそろそろなにかとんでもない出来事が起こるんじゃないかとヒヤヒヤしながら読んでました。
    ポーとティリーとフリンとそして新しい友人たち。次作でこれ以上何事もありませんように。

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    2025年05月16日
  • ブラックサマーの殺人

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    ※オーディオブックで聴了
    今回もティリーが最高にカッコよく素敵だった。彼女なしでは、ポーシリーズは始まらない!と思うほどだった。もう少し登場を増やしてほしいと切望するくらい大好きな人物。
    今回の話は、ポーが境地に陥るお話しで最初からヒヤヒヤして、聴き進めるのがとても怖かった。絶対に捕まらないだろうとは思っていても、どうやってこの事件を解決するのだろうと思いながら、聴き進めた。主犯もそれに加担した人達、ポーを嫌う警察官も今回も本当に「こいつら嫌な奴!!」って思いながら、聴いたけど、作者は本当にいやらしい人間を描写するのが上手いなと感じた。
    次の作品を聴くのが楽しみ。

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    2025年05月10日
  • キュレーターの殺人

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    ネタバレ

    シリーズ他作品でもそうだけど、退屈な部分がほとんどなくずっと展開が面白い。特に最後の舞台となる潮の満ち引きで孤島になる島は雰囲気も緊張感もあり好きだった。車で突っ込むポーに泳げないブラッドショーが同行したのがすごい信頼関係を感じてさらに2人が好きになった。
    ラストはポーが真実を自分だけで背負うという覚悟を感じた。フリンに真実を知られるのは辛すぎるし、証拠もないから無罪放免ではあまりにもなので、そうなると結末としては納得の片付け方だとは思った。
    コフランが怪しいと思ってたけど全然違った。

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    2025年05月05日
  • グレイラットの殺人

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    ポー刑事シリーズの4作目
    もう間違いない安定のおもしろさ…

    今作は歴代のジェームズ・ボンドを演じた俳優さんのお面を被った男たちの金庫強盗から始まる

    笑→驚く→ニヤリ→謎→驚く→汗→驚く→胸熱→ニヤリ

    とにかく
    こんな感じ…(笑)
    胸熱は
    物語の終盤〜
    ある組織の職員とポーがビールを飲むシーン!
    この場面はもうね〜
    なんというか、込み上げてきた
    色々と考えさせられるしね!
    きっとこの先も彼はポーを助けてくれるんじゃないかしら?
    エドガーもすっかり心を許したみたいだし…(笑)

    でもね!
    これでは終わらないのがね
    この作品を愛してやまない理由の一つでもあるんだけどね~
    さらなる胸熱がラスト

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    2025年04月19日
  • ボタニストの殺人 上

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    古典的な設定も設けられていて
    盛りだくさんの内容で飽きさせない
    ジョン ディクスン カーの名前が出てきたり
    往年のファンも嬉しいのでは
    一部、日本が舞台になっており
    日本のファンとしては嬉しいところ

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    2025年04月17日
  • 恐怖を失った男

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    昨年の夏頃から本屋の売り場にて、私にとってこの作品のみが輝いたように見え、何度も手に取るものの、圧倒的なブ厚さに恐れ慄いてしまい、どうしても読み始めることが出来なかった・・・・
    が、ついに・・・
    インパクトあるタイトルと、表紙の劇画調イラストに抗うことが出来ず、覚悟を決めたのでした・・・
    読み始めると、意外や意外、スラスラと読みやすく、冒頭から引きずり込まれ、最後の最後まで、全く抵抗無く読めてしまいました。
    大好き!大満足!超オススメ!・・・・です。

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    2025年04月08日
  • キュレーターの殺人

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    『ストーンサークルの殺人』
    『ブラックサマーの殺人』
    に続き、ワシントン・ポーシリーズの3作品目となるのが、この
    『キュレーターの殺人』

    私の今日はモーニングから始まるポーのための1日〜
    座り病で読み終わった頃には腰がやられていることは覚悟の上…
    「あ〜そういうことかぁ?」から「ちっ!違うんかいっ!!」を繰り返しながら…
    とにかく、600ページ超えの長編残り半分を時間を忘れて一気読み

    そしてやっぱり、刑事ポーと天才的な頭脳を持つかわいい相棒のティリーから目が離せない…
    さらに今作で二人の信頼関係はさらに強固になり、今後の展開も気になるところ…(笑)
    1作目、2作目はこの3作品目のためにあっ

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    2025年04月05日