M W クレイヴンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
もはや職人芸の域に達した、ポー刑事シリーズ。
今回は、謎の予告殺人事件、さらに仲間の病理学者ドイルが殺人事件の濡れ衣を着せられて収監。
この二つの事件を、ポー&ブラッドショーコンビが解明していくという2本立て構造。
オープニングが屋久島という意表を突いた設定で、そこから一気に物語世界に引き込まれ、上下巻一気読み。
予告殺人では、犯人どころか、その殺害方法も分からず、ドイルの濡れ衣は、なんと自宅についた足跡がドイルしかいない故の容疑、という古典的設定。
この二つの謎をベースに、お馴染みのキャラたちの捻りのきいたセリフを楽しみながら、事件の真相を追う過程は、ミステリーファンには、ただただ -
Posted by ブクログ
シリーズもだいぶ増えてきて、前半に少し人物紹介が挟まるんだけど、ものすごーーくありがたい。
そうそう!最初ティリーとポーの出会いってこんな感じやったよね!ドイルのセクシーアピールに対してのポーの感じ方もわかりやすい!ありがとう!登場人物増えてきたから、すごく助かる!
エステル・ドイルが勾留されて、弱弱なシーンがとにかくいいわー。ポーに対して見せる弱さがたまらない。こんなん惚れてまうやろー。
ティリーとフリンのコンビと事件解決するのもほんとに頼もしい。フリンの采配が冴え渡るし、ティリーら相変わらずティリーで最高。
ドイルの生家がすごいことがわかったのも、予想外の驚きでした。
早く下巻読まない -
Posted by ブクログ
「優れた作家は二行あれば登場人物の全てを表現することができる」
と言ったのは、十八世紀の御者ヒマーワリ・メーロンですが、クレイヴンは、まさにその優れた作家に分類されるべき作家だ
ワシントン・ポー&ティリー・ブラッドショーの一番の親友コンビシリーズで大好きなクレイヴンの新シリーズは「きゅうりを漬け込んだ男」じゃなかった『恐怖を失った男』ことベン・ケーニングの大アクションシリーズだ
皆殺しだ!
思わずニヤけてしまう表現がそこら中にあって、わいとクレイヴンは非常に相性が良いと思われる
ニヤリーしたくて何度も読み返したくなる文章だらけだ!猫灰だらけだ!
恐怖を感じないというのは諸刃の剣的設定も -
Posted by ブクログ
※オーディブルにて聴了
誰が犯人なのか全く分からず聴き始める。フリンの体調は大丈夫なのか、ティリーの頭の良さや発言に今回も驚かされ笑わされた。
ポー頭の切れはあり変わらず凄く、あれよあれよと犯人までにたどり着くのは本当に楽しかった。
最終的な犯人はまさかこの人なのかと驚きを隠せなかったのと、犯罪小説あるあるの嫉妬はやはり怖いし人間を悪魔にするんだなと感じた。
ポーシリーズを読んでいて楽しいし、すぐに次巻を聴きたいと感じさせてくれるのは、登場人物に素敵でカッコいい女性が多く登場すること。お気に入りのティリーや警部のフリン、FBIのメロディー・リー、ナイチンゲール警視など彼女達の活躍は本当に自分 -
Posted by ブクログ
※オーディオブックで聴了
今回もティリーが最高にカッコよく素敵だった。彼女なしでは、ポーシリーズは始まらない!と思うほどだった。もう少し登場を増やしてほしいと切望するくらい大好きな人物。
今回の話は、ポーが境地に陥るお話しで最初からヒヤヒヤして、聴き進めるのがとても怖かった。絶対に捕まらないだろうとは思っていても、どうやってこの事件を解決するのだろうと思いながら、聴き進めた。主犯もそれに加担した人達、ポーを嫌う警察官も今回も本当に「こいつら嫌な奴!!」って思いながら、聴いたけど、作者は本当にいやらしい人間を描写するのが上手いなと感じた。
次の作品を聴くのが楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ポー刑事シリーズの4作目
もう間違いない安定のおもしろさ…
今作は歴代のジェームズ・ボンドを演じた俳優さんのお面を被った男たちの金庫強盗から始まる
笑→驚く→ニヤリ→謎→驚く→汗→驚く→胸熱→ニヤリ
とにかく
こんな感じ…(笑)
胸熱は
物語の終盤〜
ある組織の職員とポーがビールを飲むシーン!
この場面はもうね〜
なんというか、込み上げてきた
色々と考えさせられるしね!
きっとこの先も彼はポーを助けてくれるんじゃないかしら?
エドガーもすっかり心を許したみたいだし…(笑)
でもね!
これでは終わらないのがね
この作品を愛してやまない理由の一つでもあるんだけどね~
さらなる胸熱がラスト -
Posted by ブクログ
『ストーンサークルの殺人』
『ブラックサマーの殺人』
に続き、ワシントン・ポーシリーズの3作品目となるのが、この
『キュレーターの殺人』
私の今日はモーニングから始まるポーのための1日〜
座り病で読み終わった頃には腰がやられていることは覚悟の上…
「あ〜そういうことかぁ?」から「ちっ!違うんかいっ!!」を繰り返しながら…
とにかく、600ページ超えの長編残り半分を時間を忘れて一気読み
そしてやっぱり、刑事ポーと天才的な頭脳を持つかわいい相棒のティリーから目が離せない…
さらに今作で二人の信頼関係はさらに強固になり、今後の展開も気になるところ…(笑)
1作目、2作目はこの3作品目のためにあっ