M W クレイヴンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ハードボイルドで渋く、非情な面もありながら優しさも持ち合わせている主人公ベンは、数々の特殊部隊で経験を積んだ銃器・格闘のスペシャリスト。「恐怖」の感情を失っているので、淡々と戦闘の準備をし、淡々と敵を倒していく。しかし感情そのものを失っているわけではないため、味方が殺害されれば憤るし、相手に対する同情心や憐憫も持ち合わせている。恐怖を感じないからこその無敵感が痛快。
著者のキャリアに裏打ちされた詳細な描写、手に汗握る戦闘シーンと息の詰まる隠密行動、ウィットに富んだ会話など、この方だからこそ書けるストーリー。ワシントン・ポーシリーズとはまた違った面白さ。
ただ、邦題がちょっとチープな印象を与えてしまっているように感じる。 -
匿名
ハードボイルド・アクション小説
アクションに次ぐアクション!
一気読み必至!
私はハードボイルド初心者でしたが、読みやすい!
超オススメ!
ワシントン・ポーシリーズのファンでなので、違うと知った瞬間ガッカリしたのも束の間、
表紙のゴリラみたいな白人男性に一目惚れし、即ジャケ買い。
読み始めたら、一気に引き込まれました!
スーパーヒーローのように最強な主人公ベンの行動力と判断力が素速いだけでなく、
彼は脳の病気により恐怖を感じる感覚が欠けているため、
どんなピンチや修羅場にも恐怖を感じることなくぐんぐん向かっていって敵をやっつける!
もはや無双状態かと思われたが、果たして、、、!?
始めから終わりまでずっっと緊迫感があって、中弛みもなく楽しめました。
作者の読書量の多さによるウイットのきいた言い回しや、
英国陸軍の経験と知識が活かされて、読み応えもあります。
どうしてもポーと比較してしまうけど、ポーよりベンの方がドライで治安が悪い気がします。
どちらも魅力的で好きですが。
超有能なジェンも、サミュエルも、良いキャラしてる!
一応海外ミステリのカテゴリなら、しいて言うならホワイダニットですかね。
解説によると、本国では第2弾が24年10月に本国で刊行されるそうです。
羨ましい...... -
Posted by ブクログ
ネタバレワシントン・ポーシリーズの最新刊(第7作)
十人以上を無差別に射殺するという事件を発端に、前作で解体された重大犯罪課が、再結成されることから物語は始まる。
もはや安定的な面白さでページをワクワクしながら捲ったが、いつもより薄く感じられ少し物足りなかったのは気のせいだろうか。
相変わらずポーとメンバーの会話は、軽妙で楽しい。ここだけだと犯罪小説だと忘れてしまうくらい。B級グルメ(?)もいつも通りに楽しみだ。
いつものメンバーのうち、今回大きな出来事が起こるがストリー的にはびっくりだった。
引っかかったのは、英国史上最悪の狙撃犯の動機が、サイコパスではあるのだけれど、かなりがっかりする内容だったのは、物語の面白さを減じた気がする。
次作もありそうだが、今まで展開が変わる予兆があって、それはそれで楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレクリスマスの英国。切断された人間の指が次々発見された。現場には「#BSC6」という謎めいた文字列が。三人の犠牲者の身元を明らかにしようとポーらが捜査に乗り出す。この連続殺人の背後に想像を超える巨悪「キュレーター」とは……?
ワシントン・ポーシリーズ第三作。
今回もめちゃくちゃに話が濃くて指切断の連続殺人からはじまってラストは思いもよらぬところに着地。流石。
とにかく、ステフと赤ちゃんが無事でよかったけれど、やっぱりやるせないなあと、なりました。
ティリーが回を重ねる事にたくましく素敵になっていくので次も楽しみ。
それにしてもブルー・ウェール・チャレンジってすごい久しぶりにきいたワードだった。だいぶ前に実際に流行ったよね。最悪な遊びだよ。今はもうどこにもないといい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ犯人がとにかく嫌な奴。動機も自己中というか、小さくてしょうもない。なのに能力は高くて犯罪規模は大きいという、なかなか邪悪な犯人となっている。
正直冒頭のティリー死亡ニュースは(ティリーがシリーズから退場するとは思えないので)何かの作戦なんだろうなと思ったので、罠が始まってからの内容は特に意外な展開は無かった。それでもシャップ・フェルでのポーとパックの直接対決は緊張感があり面白かった。
メイザーズが犠牲になったのは驚いたしショックだった…。
エピローグがとても良かった。ポーとティリーのコンビやっぱりいいなぁと思えたし、ポーのNCA時代に区切りがついて次作からは新章という感じになるのかな。フリンはどう関わってくる?というのも気になるし、今後もまだまだシリーズは続きそうなのでとても楽しみ。