M W クレイヴンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ3作目
今作の巨悪で「キュレーター」は思っていた
以上に、ポー達の上にいたイメージ。
そしてさらに明かされる悪には胸が痛い。
最後の方、キュレーターの発言や数字の件で思わず前のページまで戻り、黒幕の正体に気づいた瞬間は頭を抱えそうになった。再度読み進めポーの出した答えを見た時、自身もしんどくなってきた。
真犯人の動機については、あまりにも自己中すぎると感じたが、犯人にとっては他を犠牲にしてでも叶えたかったこと。だがそれにしても多くの人を巻き込みすぎた。
ブラッドショーの存在は、今作も頼れる相棒でポーにとっての光だと思う。 -
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ワシントン・ポーシリーズ5作目 上巻
押花を添えた謎めいた殺人予告、監視体制下の毒殺、連続殺人事件の捜査をするはずが、ポー馴染みの病理医エステル・ドイルが殺人容疑で逮捕され…。
片や捜査の目をかいくぐる連続毒殺事件、片や密室殺人の並行する2つの事件を追って奔走するポー。ストーリーが気になるのはもちろん、仕事とはいえ2つの事件を股に掛け、フル回転すぎるポーの働きぶりに倒れやしないかと勝手に心配になる私(謎目線)
思うように操作が進まず苦悩するポーと変わらず支えてくれるティリー、そしてカムバックしたボス フリン。シリーズが進み登場人物も増えて、事件も最難解で残虐だけどこの3人の会話は互いに『わか -
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おんもしろかったぁぁぁ
冷静に感想書く気になれないくらい面白かった!
ストーリーはもちろんなのだけど、キャラクターがもう堪らんくらい魅力的で。
一番のお気に入りは温室育ちの天才分析官。
温室育ちというだけあって、一般的な常識から一歩はずれたユニークさがあるのだけど、中年と言われる世代の主人公との化学反応が素晴らしい。
やりとりだけでなく、物語を通じて少しずつ変化する様子を主人公が優しく見守っているのも良かった。
その2人以外のキャラクターも筋の通った人たちばかりで、人物の描き方が上手。
肝心のミステリの謎部分も入り組んではいるけれど、全てにきちんと意味があり、ヒントを与えて筋道は示しつ -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭の殺害シーンの猟奇性から、どうもヘビーな内容のようだと覚悟したけれど、捜査が進むにつれてどんどん悍ましさは増し、とどめを刺すかのようなラストが待っていて打ちのめされた。
ポーの独断はこれで正しかったのか、結論の出ない問題だと思う。でも出来ることを最大限やったポーの良心を支持したい。
自殺のチャレンジが現実にあったことだというのを知らず、私たちが生きる世界はなんと悲しいんだろうと思った。この小説だって恐ろしい殺人事件が引き起こされるけれど、こういった罠は至るところに存在するのかもしれない。
最初から最後まで飽きさせない展開で、三作目にして更にパワーアップしたかのような内容だった。優秀な人たち -
Posted by ブクログ
今作は、あの精神的にも肉体的にもタフなワシントン・ポーがカウンセリングを受けている場面から幕開し、「一体、何があったのか?」と一気に引き込まれた。
物語は、現在のカウンセリングと凄惨な事件の回想が行き来しながら進み、少しずつ全容が明かされていく。こうした構成はシリーズ初で、新興宗教や心理的アプローチが盛り込まれている点も、これまでの作品とは一線を画す。
特に注目したいのは、被害者の体に刻まれた難解なタトゥーで、『プリズン・ブレイク』を彷彿とさせる。
相変わらず癒やしをくれるティリーと、鼻持ちならないライナス、そして彼をポーがどう「料理」するのかも見どころの一つだ。上巻のラストで示唆され -
Posted by ブクログ
ネタバレ下巻は一気読み!
読み進めれば読み進めるほど途中でやめられなくなる展開で、いやー面白かった!
このシリーズは殺人の手段の残忍さがきつい面もあるのだけど、そのグロい想像の先に目が釘付けになってしまう中毒性のようなものがある気がする。怖いもの見たさの欲望をまんまと満たされてしまった。
下巻の重要な内容がまさにタイトルになっている。
そして本作独特のカウンセリング対話形式の描き方が、あんな風に事件の根幹に関わっていたとは…
さすがにそこまでは考えつかなかった!あっぱれ!
複雑なのに矛盾なく結実していく秀逸なミステリ作品。ポーシリーズの中でも忘れがたい作品になった。