M W クレイヴンのレビュー一覧

  • ブラックサマーの殺人

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    ワシントン・ポーシリーズの2作目。
    いわゆる続編のジンクスという言葉に真っ向から対抗できる傑作ミステリ。

    前作に引き続き、ポーとティリーの掛け合いをはじめとした各登場人物のやり取りが面白い。ストーンサークルがそうであったように、今作も活字でありながら海外ドラマを見ている気分になるようなテンポの良い会話劇が繰り広げられていて、やっぱり好みど真ん中。人間関係の描写が濃かったね。ポーサイドも犯人サイドもみんな個性的なキャラクターになっているのも楽しめるポイント。今回はギャンブルが味方なのがちょっと嬉しいし、リグが良い。また出てきて欲しい。

    徐々に判明していく内容から、ある程度の予想をしていたもの

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    2025年09月25日
  • ストーンサークルの殺人

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    ネタバレ

    ミステリージャンル初読。
    遺体描写や犯行手口の残忍さにひるむし、地名や人物名も覚えきれず流し読みだけど、読み進むペースの速さから面白さを実感。

    ティリー・ブラッドショーの描写が可愛い。
    初めての体験を一気に吸収してる子好き。

    刑事が訪ねる先々で出されたものを無防備に口にするのか?という素朴な疑問はあるけども…

    心の中にうっすら(この人が犯人なのでは…)が浮かぶと、「頼むから外れてくれ、びっくりさせてくれ」と念じるのは、きっとミステリーあるあるなんだろう。

    ポーやティリーにまた会いたいと思う。
    ただ、ミステリー題材読後の胸糞感とどう付き合うか…

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    2025年09月17日
  • ブラックサマーの殺人

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    うーん、面白かった!
    ストーンサークルよりなお登場人物たちがイキイキと魅力的。
    ポーもだけど、ティリーもフリンも、いいな。
    そこにトリックが徐々に明らかになっていく過程にわくわく。
    一連繋がりもあるし、このシリーズは一気に読むといいかも。次行くか!

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    2025年09月11日
  • キュレーターの殺人

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    ネタバレ

    作品として面白いのだが、個人的には読後感があまり良くなかった。裏にいた人物は終盤何となくわかったのだが、真実にたどり着いたポーの心情は察するに余りあるし、だからこそ最終的な態度は、やり切れない。

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    2025年09月10日
  • グレイラットの殺人

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    いやぁ…相変わらず面白くて食事を忘れて読みふけってしまいました笑

    物語が後半になるにつれて話がどんどん回収されていくのがページを捲る手が止まらないことの一因です

    今回、仕掛けはわからなくても
    ちょっとこの人怪しい
    という人の目星はついたのに、そこの繋がりまでは読めなかったなぁ、私の考察まだまだです

    次のシリーズも楽しみすぎる!

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    2025年09月04日
  • キュレーターの殺人

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    ネタバレ

    安定の面白さ。ダレる場面を作らない話の組み立て方が上手い。

    ただ今作は動機と犯罪が歪すぎて、そんなまわりくどいことする必要ある?っていう感じもあった。いくつか挙げると
    ・金がそんなにあるならマジの殺し屋雇うとかもできるよね
    ・フリンが張り込みに残るかどうかはかなり一か八かの賭けで確実性に欠ける
    ・ロバート・コーウェルを用意する必要ある?被害者3人が陪審員であったという事実は遅かれ早かれわかることで、そこからアトキンソンに繋がるわけだから、わざわざコーウェルを登場させる必要がわからない
    こういうちょっとした違和感を犯人の狂気で片付けるのは残念だけど、まあ事件としては面白いからまあいいか

    あと

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    2025年09月03日
  • キュレーターの殺人

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    ネタバレ

    読み切れるか?と思うほど分厚いけど、面白くてどんどん読めてしまうのがこのシリーズのすごい所。退屈してる暇がない。
    お腹の大きいフリンが危険な任務につきすぎて不思議だった。英国では当たり前なのか?
    残虐なのはいつもの事だけど、最後は衝撃だった。

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    2025年08月17日
  • ボタニストの殺人 下

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    今作も面白かった。
    相変わらずポーの閃きが凄い。
    そして、今作もラストで意外な真相がわかるので、最後の最後まで楽しめた。

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    2025年08月04日
  • ボタニストの殺人 下

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    このシリーズの最高傑作ではないでしょうか。キャラクターの性格もはっきりしてきて、主人公の私生活にも変化が……二つの事件が同時に起こり、その一つが密室殺人、雪が積もった後には犯人の足跡がないという。まるで本陣殺人事件を思わせるような展開。関係が無いと思われていた二つの事件は、実は繋がっていたという設定も見事です。最後のどんでん返しも鮮やかでした。

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    2025年08月03日
  • ボタニストの殺人 上

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    感想は下巻の方に。
    ここ最近、集中力が続かなくて読書がなかなか進まなかったのだけど、このシリーズのリーダビリティの良さのおかげで一気読み。久しぶりに本に没頭できた。

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    2025年07月27日
  • ボタニストの殺人 下

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    ネタバレ

    ワシントン・ポーシリーズは面白いのは確かなんだけど、陰惨なシーンがあったり、ポーたちが悲惨な目にあうのが結構きつくて、手放しで好きとは言えなかった。
    でも、今回の連続殺人事件は難航したもののポーたちに命の危険があるわけではなく、純粋に犯人を追い詰める過程を楽しめた。
    エステルとの新たな関係は意外だった。てっきり隣人といい感じなんだと思ってたから。
    あと、過去作に出てきた人たちが再登場してたけどほぼ覚えてなかった…。
    ティリーはあいかわらず最高。

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    2025年07月27日
  • ブラックサマーの殺人

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    ネタバレ

    初ワシントンシリーズ。ワシントンが殺人の犯人として疑われて展開していくという構想は面白いし、ハイテク、ローテクを、織り交ぜる展開も面白かった。別作も読みたい。

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    2025年07月21日
  • 恐怖を失った男

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    ワシントン・ポーシリーズでおなじみMWクレイヴンの別シリーズ。
    本書はワシントン・ポーシリーズの息抜きに書かれたということだが、まさにその通りにポーとは鏡写しのような主人公、ベン・ケーニグの物語である。
    ワシントン・ポーは時には暴力的手段も辞さない硬骨漢ではあるが、あくまで組織に属した法の代理人であり、許せない犯人を前にしてもその一線に懊悩したりするシーンが多々ある。
    本作の主人公ケーニグは、一応保安官局の所属ではあるが、とある事情により「幽霊」となっており、法のお目こぼしを受ける存在である。
    だからこそ、容赦なく、徹底的に悪人を殺していく。
    まさしくポーの鬱憤を晴らす存在である。

    そんな作

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    2025年07月17日
  • ボタニストの殺人 上

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    ポーのシリーズ久しぶりに読んだけどやっぱり面白い。
    海外作品ながらの言い回しやジョークも面白い。
    ボタニストは植物学者ね。
    どうやったか全くわからない殺人事件と、友達のエステルドイルの容疑と二つの事件がどうなるのか

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    2025年07月14日
  • ボタニストの殺人 上

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    ネタバレ

    ワシントン・ポーシリーズ5作目。
    今回はドイルの父親の殺人とボタニストの殺人の2か所の殺人事件を捜査。下巻でどう絡んでくるか楽しみ。

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    2025年07月10日
  • ブラックサマーの殺人

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    まさかの主人公が被疑者で逮捕されそうになり、ドキドキ感が止まりません。犯人は最初からわかっているが、どんな手を使って無罪を勝ち取ったのか分かりません。犯人との知恵比べに勝てるのか?
    最後まで捻りが効いて面白かったです。

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    2025年06月24日
  • 恐怖を失った男

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    すごいハード!主人公が恐怖感ないのもあるけど、暴力のオンパレード!
    なんでこれで5体満足にこれまでやってこれたんだ!
    ティリーは!?相棒のティリーはどこーーー!?(別作品)

    うーむ、なんかポー&ティリーシリーズより主人公に魅力が感じられない。いや、比べるのもあかんのやけど。作家さんはすんごい魅力的な女性が描けるので、もうちょい親近感のある女性出してもらいたいような。話のわかる女性出しても主人公が受け入れなさそうなんで、やっぱ孤独な一匹オオカミで行くのだろうか。

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    2025年06月23日
  • ブラックサマーの殺人

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    シリーズ2作目もグイグイ読めて
    面白かった〜✨

    やっぱり、相棒の分析官
    ティリー.ブラッドショー存在感
    超天才でオタクな空気読めない女子
    2作目はしっかり出世もしている。
    でも、会議では上司の仕草を横目で見ながら
    一挙手一投足真似る
    可愛らしいキャラクター。

    ポーとティリーの2人の会話のシーンは
    読んでいで和んだ♪

    3作目も楽しみ✨

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    2025年06月12日
  • ボタニストの殺人 上

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    下巻未読。
    2つの事件が交錯するのか?犯人がどんな手段を使ったのか?まだ話が広がっている所でどこに向かっていくのかは全然分からなくて、今の所面白い。
    海外作品で日本が出てくると少し嬉しくなる。

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    2025年06月15日
  • 恐怖を失った男

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    どうしても、MWクレイヴンということで、ワシントン・ポーと比較してしまう。
    作者もそれを意識してか、舞台をアメリカ、それもテキサスと言う正反対のロケーションを設定。さらに端々にアメリカの法執行機関の描写や、銃描写、さらにはアメリカの風俗描写が挟み込んである。

    知らなければ、ジャック・リューチャ―シリーズに似ていると思って読むかも。
    また、リューチャ―は作者も明確に想定しており、途中にキャラ比較のような描写もある。

    独立した作品として読んだとき、テンポのよいアクション・ハードボイルト作品として十分に楽しめる。
    しかもクレイヴンらしく、話の構図も十分に練り込まれているし、主人公らのキャラもよく

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    2025年06月11日