M W クレイヴンのレビュー一覧
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クリスマスでざわめく街でツリーの下のプレゼント箱から人の指が発見された。そこから次々と人の指が見つかりSCASが動員される。
大いなる味方のフリンは妊娠中でポーはティリーと頑張るしかないが、事態は二転三転して行き・・・
といった導入のお話。
妊娠したフリンのために女ばかりでパーティをするのにどうしてポーは呼ばれているのか。ポーは女子枠なのだろうか。
それはそれで「らしくて」いいけれど。
ティリーの頭脳がさえわたりめちゃくちゃかっこいい。フリンは今まで通りに活動できなくて焦ったりイラだったりってわからんでもないけど 部下を持つ身であるならちゃんと自制するのも仕事と割り切るべきでは・・?
犯人に -
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ワシントン・ポー・シリーズが面白かったので読んでみた。ミステリーではなく、アクション小説。文庫本で600ページを超えるので飽きるかなぁと思っていたが、読み切れた。
伏線が最後にきちんと回収されストーリーも単純のようで単純でないとこは流石。
主人公は、連邦保安官の特殊部隊にいた経歴を持つが、怪我から恐怖を感じなくなる特殊な病気。シリーズものになるからか?キャラとして不明な部分も残して終わった。
ポー・シリーズではポーを取り巻く女性とのやり取りが楽しいが、主人公の同僚のジェンとの会話は刺々しく、「くそったれ」的は発言で、読み進むと段々ユーモアを感じさせるが、ジョークは面白くない。
残念なのは、B級 -
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ウルバッハ-ビーテ病という病ゆえ、恐怖に対しての反応が麻痺してしまうという症状が現れてしまった男、ベン・ケーニング。
拉致され行方不明となった元上司の娘の救出に乗り出す。病ゆえ、周りを危険に巻き込みながら、自らも危機の中に飛び込み、ドンパチを繰り広げるアクション小説。
ポー&ティリーコンビの掛け合いは大好きだが、刺激強めが好みの私としては、新シリーズのこちらの方が気に入った。
ウルバッハ-ビーテ病という病が実際に存在し、イラクやアフガニスタンの戦闘から帰還し、極度のPTSDにより社会生活が送れなくなってしまった兵士の治療に活用できるのではないか、と研究されていることを知り驚いた。 -
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ワシントン・ポーシリーズの第5作目。
今回はボタニスト、毒の使い手が相手となる。
そしてシリーズでは初となる上下巻二冊の大長編。
買った当日、一気に読み終えてしまったがやはりこのシリーズは面白い。
ミステリー好きにはたまらない一作であることは間違いない。
トーク番組の生放送中、女性蔑視の持論を展開するケイン・ハントが
突然倒れ、搬送先の病院で死亡。
ケイン・ハントは脅迫状を受け取っており、警察は殺人事件として捜査を開始。
そしてそれを皮切りにボタニストと呼ばれる殺人者による犯行が相次ぐ。
不可能と思われる状況からの毒殺を繰り返すボタニスト。
一方、同タイミングでポーのもっとも信頼する病理学者 -
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ワシントン・ポーシリーズの第四作目。
貸金庫を襲った過去ジェームズ・ボンドを演じた俳優たちの面を被った強盗団。
その強盗団は貸金庫内に身元不明の遺体と鼠の置物を残して姿を消した。
それから三年後、サミット開催が迫る中、
要人を搬送するヘリコプター会社の社長クリストファー・ビーアマンが
カーライルの場末の売春宿の一室で惨殺体として発見される。
テロを警戒した政府はポーに事件の捜査を命じるが、
そこにMI5も絡んできて操作は遅々として進まない。
天才分析官ティリーが発見したデータをきっかけに、
物語は想像もしていなかった方向へ転がり始める。
今回は何と言っても、
イギリスを代表するスパイ組織で -
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ワシントン・ポーシリーズ第3弾。
クリスマス目前の英国カンブリア州。
とある会社で行われたクリスマスパーティーの催し物。
社員たちによるプレゼント交換会。
そのプレゼントの中から切断された人間の指が発見される。
それを皮切りに、教会、精肉店と次々と切断された指が発見される。
そして現場には謎の文字列『#BSC6』が残されていた。
国家犯罪対策庁の刑事ワシントン・ポーと
分析官のティリー・ブラッドショーは、
被害者の身元を追いながら捜査を開始。
しかし3人の被害者には共通点が見当たらず、事件は混迷を極める。
今回はそういった内容。
そして前作、前々作と比べると圧倒的に残虐で複雑な事件かもしれ