M W クレイヴンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
後半に入って前半で展開された2つの事件が繋がった瞬間、ああ、そういうこと〜思った。
やっぱり会話劇が面白いし、話の進み方が次に次にと読み進めたくなるようにできている。今回はまた今までとは違う人物像の犯人で、その緻密さから種明かしパートのまとまりが良かったりとシリーズ最高傑作というのも頷ける。
今回はエステルが主役と言っても過言ではない物語で、しかも珍しく病理学者というよりそれこそ刑事に近しい動きをしていたような気がする。ティリーとはまた違った科学的なアプローチは新鮮でワクワクした。
そして何よりポーとの関係ね。良すぎるね。エステルもポーも可愛い。世間知らずと言われがちなティリーもここに限って -
Posted by ブクログ
ネタバレ《ワシントン・ポー》シリーズ第四作。
要人の搬送を請負う会社の社長が売春宿で撲殺される。急遽捜査に加わることになったポー達。次第に明らかになる過去の戦地での事件、強盗団達、ラットの置物。最後に辿り着いた真実とは……?
中々のボリュームだけど一気に読み進めてしまった。途中までは過去の事件とか色々と情報量が多くてどうなるんだ…?と思ってたけど要らぬ心配でした。笑
今回も犯人の動機は重いけどまだ救いのある終わり方で良かった。
クッキーが出てきた時の絶対スケープゴートだろ感。
ティリーの話には耳を傾けるべし。
謎の贈り物には気をつけよう。
ポーの反骨精神の凄さはもう笑ってしまう。
家問題が -
Posted by ブクログ
ワシントン・ポーシリーズでおなじみMWクレイヴンの別シリーズ。
本書はワシントン・ポーシリーズの息抜きに書かれたということだが、まさにその通りにポーとは鏡写しのような主人公、ベン・ケーニグの物語である。
ワシントン・ポーは時には暴力的手段も辞さない硬骨漢ではあるが、あくまで組織に属した法の代理人であり、許せない犯人を前にしてもその一線に懊悩したりするシーンが多々ある。
本作の主人公ケーニグは、一応保安官局の所属ではあるが、とある事情により「幽霊」となっており、法のお目こぼしを受ける存在である。
だからこそ、容赦なく、徹底的に悪人を殺していく。
まさしくポーの鬱憤を晴らす存在である。
そんな作 -
Posted by ブクログ
どうしても、MWクレイヴンということで、ワシントン・ポーと比較してしまう。
作者もそれを意識してか、舞台をアメリカ、それもテキサスと言う正反対のロケーションを設定。さらに端々にアメリカの法執行機関の描写や、銃描写、さらにはアメリカの風俗描写が挟み込んである。
知らなければ、ジャック・リューチャ―シリーズに似ていると思って読むかも。
また、リューチャ―は作者も明確に想定しており、途中にキャラ比較のような描写もある。
独立した作品として読んだとき、テンポのよいアクション・ハードボイルト作品として十分に楽しめる。
しかもクレイヴンらしく、話の構図も十分に練り込まれているし、主人公らのキャラもよく -
Posted by ブクログ
『ストーンサークルの殺人』など、ワシントン・ポーシリーズで知られるM.W.クレイヴンの別シリーズのスタートを予感させるアクション小説。
主人公のベンジャミン(ベン)・ケーニングは連邦保安官局特殊作戦群(SOG)の元指揮官である凄腕だが、恐怖心を失ってしまうという病状を患っている。そんな彼はある事件をきっかけにSOGから姿を消す。
各地を転々と彷徨っているベンはある小さな町で、何故か自分が指名手配されていることを知り、その場で警察に取り押さえられてしまう。
取り押さえられたベンの前に友人であり、かつての上司であるミッチェル(ミッチ)・バリッジが現れる。ミッチはベンに愛娘のマーサ・バリッジを探し