M W クレイヴンのレビュー一覧

  • デスチェアの殺人 上

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    今一番私の中でアツい海外推理小説シリーズの最新刊。帯の「最後の事件」に震撼した単純な私。
    夢中に読み、あっという間に上下読破。
    そして後悔。もっとゆっくり、味わって読めばよかった。でも、ページをめくる手は止まらず、最初っから騙され、転がされ、はらはら、激震からの、もう元には戻れない、哀しみ。
    でも、下巻の解説を読んで、あ、大丈夫だわ、騙されてたわ、私。次回作まで、楽しみに生きていけますわ(笑)

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    2025年10月17日
  • ボタニストの殺人 下

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    ネタバレ

    シリーズで一番面白い!

    ここが好き
    ・とにかくポー、ティリーの会話が楽しいし嬉しい
    ・無駄のない描写、読みやすい
    ・エステルとくっついたの最高

    ここは残念
    ・いつもの“残り数ページで明かされる真実”は前作の方が好き

    文庫の酒井さんの解説で今作は「M.Wクレイヴンの一つの到達点」って書いてあったけど、まじでそう思う。シリーズも5作目なのに、ここにきてなんでこんな面白い作品出せるん。
    エステルを2作目から登場させてたのも巧い。これで最初からエステルとポーの関係値も把握できてたし、エステルがポーに助けを求める理由も察することができる。だからより没入感を深めることができた。
    本当に日本ではあまり

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    2025年10月13日
  • ボタニストの殺人 上

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    ネタバレ

    シリーズで一番面白い!

    ここが好き
    ・とにかくポー、ティリーの会話が楽しいし嬉しい
    ・無駄のない描写、読みやすい
    ・エステルとくっついたの最高

    ここは残念
    ・いつもの“残り数ページで明かされる真実”は前作の方が好き

    文庫の酒井さんの解説で今作は「M.Wクレイヴンの一つの到達点」って書いてあったけど、まじでそう思う。シリーズも5作目なのに、ここにきてなんでこんな面白い作品出せるん。
    エステルを2作目から登場させてたのも巧い。これで最初からエステルとポーの関係値も把握できてたし、エステルがポーに助けを求める理由も察することができる。だからより没入感を深めることができた。
    本当に日本ではあまり

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    2025年10月13日
  • デスチェアの殺人 上

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    ポーがカウンセリングを受けながら、事件を話すという形。カウンセリング場面はそんなにいらなきかな、と思いつつもどんどん進んでいく。カウンセリングを受けなければならないほどの事件。この先、気になる。

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    2025年10月12日
  • ボタニストの殺人 下

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    テンポの良さは相変わらず、ティリーとポーの掛け合いも楽しい。
    ドイルの事件とボタニストの事件がやっとつながりを見せ始めてくる。ほんとにどう収拾つくのか謎で進んできただけに、うまく収めててすごい。
    ドイルとポーの関係も一歩進んだし、あの色気たっぷりで大人なドイルが弱気になったところは女でもくらっとくるわ。
    1作目より2作目、2作目より3作目とどんどんスピードアップしながらもしっかり面白い。

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    2025年10月12日
  • グレイラットの殺人

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    4作目にしてスケールと物語の重厚さが一段上がったような気がする。
    犯人はこれまでの狂気を孕んだ人間とはまた違うタイプで新鮮だし、アフガンでの出来事を含め本当の意味で国家レベルに達した事件で非常に重たい。
    ただ、規模や表面的な見え方の違いから一見関係のない要素にもきちんと繋がりがあって、徐々にパズルのピースのようにハマっていく感覚が楽しい。

    ポーとティリーのコンビネーションの安定感もかなり増していて、互いを補った時の噛み合い方がやっぱり好きだな。ティリーは徐々に常識を獲得していっているけど、要所で見せるぶっ飛び具合は健在で面白い。今回ポーの危険を顧みない行動力は鳴りを顰めていたものの、彼の正義

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    2025年10月09日
  • ストーンサークルの殺人

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    久しぶりに読む手が止まらなかった作品。
    ストーリーもキャラクターも生き生きと活動し流れていくのでまるで映画を見ているよう。

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    2025年10月09日
  • デスチェアの殺人 上

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    ネタバレ

    過去最高に暗いって聞いてたからどきどきしながら読んだ。
    ポーのトラウマの原因はなんだろう。
    確かに少し弱ってたけど、回想部分ではいつも通り皮肉の効いた彼に安心した。
    ライナスをスヌーピーと呼ぶの、可愛くて好きなんだけど彼は一体…????
    すぐ下巻に突入!

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    2025年10月08日
  • ボタニストの殺人 下

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    ※オーディブルにて聴了
    そういうふうに犯人を追い詰めて捕まえるのか!潜入捜査っぽくてカッコいい結末。また、ポーとエステルの関係が私の期待していた結末になり心底嬉しかった。本当にこの結末は嬉しかった。エステルのポーへの想いやポーをベッドに誘うシーンとか、本当に最高に良かった。
    今回の犯人はこの現代社会で起こりうるような事件なので、自分の飲むお薬は自分で管理しないといけないなと感じた。ネットで注文するという概念がないので、これは少しカルチャーショックな内容でもあった。便利が命を奪うことになることを勉強させられた内容でもあった。
    最近、作者の新刊が翻訳され出版されたので、早く聴きたい。

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    2025年10月06日
  • ストーンサークルの殺人

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    今一番好きなシリーズです。
    新作が出たので、それを読む前に一作目を再読しました。
    ポーとブラッドショーの出会いから最後の泣かせる場面まで、久しぶりに読んで堪能しました。この二人の関係も最高です。

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    2025年10月05日
  • ボタニストの殺人 下

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    硬派なミステリー小説で始まったシリーズにエンターテイメント要素がちょうどよく加わって、ひたすらに面白いシリーズになった!!!!!

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    2025年10月04日
  • ブラックサマーの殺人

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    シリーズ2作目。
    前作よりも内容が複雑すぎなくて読みやすかった。
    前作同様、仲間達の力を合わせて真実を見つけ出していくストーリーにどっぷりと浸かれて楽しく読めた。
    ポーの二重思考はどちらが正しいのか。
    次回作も楽しみな最後でした。

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    2025年10月03日
  • ボタニストの殺人 下

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    ネタバレ

    物語の区切りが短くて読んでてストレスがない。
    ミステリーは、気分が悪くなる題材に慣れず、はまれてないジャンルであるものの、苦手を超えるくらい魅力的なキャラ達。

    ポーの不謹慎な下ネタも絶好調だし、ドイル保釈までの粘りと揺るがない信頼。こんなこと当事者でされたら胸がいっぱいで泣いてしまう。

    ティリーは相変わらず良いし、エステルドイルがとても魅力的。
    ドイルを前にしたポーいつも可愛い。
    互いの仕事への尊敬、大好物でした。

    ラストは、「あー…(人間…エゴ)」って感じ。
    ポー達にまた会いたい、彼らの会話をずっと読んでたい、犯行のエグさ読むのは辛い…のジレンマ。
    でも、事件がないところにポーはいない

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    2025年10月03日
  • ストーンサークルの殺人

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    最後まで、どうなるのか?と思わせてくれる素晴らしいミステリー
    文庫本で572ページの長編小説だが、気づくと読み終えていた。
    登場人物も有りがちだけど、またそこが入り込みやすくて読み易い。

    英国推理作家協会最優秀長編賞ゴールド・タガー受賞作
    だそうです。

    素晴らしい

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    2025年10月03日
  • ストーンサークルの殺人

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    久しぶりに超自分好みの本でした!!
    〜あらすじ〜
    ストーンサークルにて鉄杭でくくりつけられて
    焼き殺される事件が何件も起きる
    主人公のワシントン・ポーは、
    国家犯罪対策庁の重大犯罪分析課に所属していたが
    ある事件により停職中。

    そんな最中、3人目の被害者の胸にポーの名前と
    数字の5と思われる文字が刻まれていて…

    ポーのキャラクター性の中で己の直感とひらめき、そして真実に迫るまでの執念で
    事件に迫っていく姿がよかった。

    その反面に正義感が強いせいなのか
    不正を許さず、時には暴力を働く描写に
    ポーの二面性を感じました。

    そんなポーと正反対のキャラクターの
    同じく重大犯罪分析課の女性
    ティリ

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    2025年10月02日
  • ボタニストの殺人 下

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    ワシントン・ポーシリーズの5作目。
    今回は、著名人の毒殺事件とエステル・ドイルの父親殺害事件を追うことになったポー。
    どちらの事件も密室という謎が立ちふさがり、捜査は思うように進みませんが、ちょっとした証言や証拠を手がかりに真相に近づくポーはさすがです。
    下巻は展開が一気に加速し、納得の結末でした。
    今回はフリンが復活したことで、ポー・ティリー・フリンの会話が面白すぎる!今までの作品の中で、一番明るさを感じました。そして、なんとラブロマンス要素も。次作に進みます!

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    2025年10月02日
  • デスチェアの殺人 上

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    ワシントン・ポーシリーズの第6作。新刊が出るたびに最高と思わされる。
    今回も面白くて一気読み。結末に唖然として2度読んだ。
    今作はティリーとの絡みもたっぷりで、ティリーの才能が爆発している。それが伏線にもなっているんだけど、それはそれとして今作は救いのない物語だ。構成も「ポーがセラピストに事件の顛末を語る」というスタイルで、おかげで物語の推進力と理解しやすさが増している。
    結末が結末なので第7作が待ち遠しい。イギリスでは第7作も刊行されているらしい。前回も書いたけど、ハヤカワには頑張ってもらいたい。

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    2025年09月30日
  • グレイラットの殺人

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    ワシントン・ポーシリーズ4作目。
    サミット開催が迫るなか、要人を搬送するヘリコプター会社の社長が殺される。この事件と3年前に起きた貸金庫を襲った強盗事件には、現場に鼠の置物が置かれていたという共通点が。テロを警戒した政府はポーに捜査を命じるが、MI5の妨害で捜査は思うように進まず…。
    今回はフリンがお休みしており、MI5との絡みでなかなか思うように捜査を進められないポーですが、変わらず細やかな捜査から、徐々に真相に近付いていきます。少しずつ全貌が見えてきたと思いきや、ポーシリーズあるあるの二転三転、四転五転していく展開に読む手が止まらない!犯人がわかったあとも気が抜けません。最後の最後まで楽し

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    2025年09月28日
  • ブラックサマーの殺人

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    ネタバレ

    〈ワシントン・ポー〉シリーズ二作目。
    過去に殺人罪で刑務所送りにされたカリスマシェフ。しかし被害者が生きていた。ポーは冤罪や真犯人の疑いで追われる中、背水の陣で仲間達と真実を突き止める。

    前作で株が上がりみんなステップアップしていってると思ったら今回の事件。
    最初の鳥を食べるシーンがやっぱり印象に残るね。

    前回と同じく真相にたどり着くまでは長いけどさくさく読める。
    キートンは擁護する所が何一つないから終わりもスカッとする。

    真空パックで小分けにするの想像したらキツすぎた。ちょっとした事も後々関わってくるのは面白いけど。

    ティリーが更に成長してて好き。
    エステルも良いキャラすぎ、今後も出

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    2025年09月28日
  • デスチェアの殺人 上

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    ネタバレ

    前作がちょっとあれだったのでテンションは下がってたけど、今作は良い!
    ポーとティリー、そしてスヌーピー、3人のやり取りはめっちゃいいですね。フリンがあんまり絡まないのもいいのかな。
    進み方は王道だけど前より無駄が少なく、ダラダラしつつみたいなのがなくスピーディ。前半終わりにまた加速させるのも上手い!

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    2025年09月25日