光吉さくらのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
留学生が観た京都はどんなふうに映ってみえるのか、京都は一見さんお断りや天皇がおられた都なので他者を受け入れるのか疑問だった。
関西でもやはり大阪と違い気難しいが著者の親友や出会い、そして惹きつける何かをもっているのか円満な人間関係、友人に恵まれている。そしてなにより否定的な言葉がないし、振り回されているんでは??と思う事も好奇心で一緒に楽しんでいるし、気づいたのが深く関わっていない、無関心に近い、そんな人間関係だから近づいても離れても乱されることない客観的に見れる文章なのかな??
苦労話がないのであえて書いてないのか、本当にないのか、沈む事なく読み進めていけた。 -
-
Posted by ブクログ
前半の勢いが、どんどん失速していくのは辛い。
SF的な説明はとても面白いが、最後の最後に林雲の独白の為に、収束する状態の説明は、ちょっと突拍子も無いんじゃない?
正直、しらけたな(笑)
これで、取り合えず三体シリーズを読み終えたけど、全体を通して文章の運びが上手で読みやすく手が止まらずに、それなりに読めたな。
世界的な大ベストセラーだけに、一般受けしやすく分かり易い分、ドキドキハラハラするような、驚くべき展開も無いので、少し物足りなく感じたのは僕だけでは無いと思う。
まだ、この作家の短編集「円」を購入してあるのだが、これを読むのは当分先になると思う。
あと、高波が林雲の事を何故に知っていたのが -
Posted by ブクログ
時間が経つほど理解が深まって、良さと凄さをジワジワと感じる作品。
黒暗森林状態から話をどう広げるのかと思ったら、
予想の遥か上の内容と結末で、まさに三体の集大成と言える作品でした。
下巻は、程心が雲天明と再会時に、語られた物語から始まる。物語は面白いんだけど、三体との関連や意図が分からなくて。
でも本編を読み終わってから、この物語を読むと伝えたい事がちゃんと理解できる内容になってるの!メッセージ性と構成力がそれをまた別の物語として生み出した作者は本当天才。
掩体計画のために奮闘してきたのに、誰が予想できる!?となるような内容ばかり。
物理法則の固定概念を根本的に覆して、物語に組込むのが上手すぎ -
Posted by ブクログ
ネタバレ『三体』三部作、完結。読み終えてまず感じるのは、頭が遠くなるような「スケールの歪み」だ。
1. 魔法の正体は「四次元」だった
冒頭、1453年のコンスタンティノープルで描かれた「聖女の魔法」。心臓を抜き取る、鍵を奪うといった非現実的な描写が、実は宇宙に漂う「四次元の破片」による物理現象だったという設定には脱帽した。この「上位次元からは三次元の密室など存在しない」というルールが、後に太陽系を襲う「二次元化攻撃」の絶望感へと直結している。歴史の転換点と宇宙の物理法則を繋げる筆力に圧倒された。
2. 狂気の「階梯計画」から始まったすれ違い
かつての同級生、雲天明の脳を宇宙へ放り出すという「 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面壁計画の裏で同時進行していた三体艦隊にスパイを送る”階梯計画”の発案者である程心が本作の主人公。羅輯の後継者として執剣者に選ばれた程心。
程心が就任直後、つまり羅輯からの脅威が消えた瞬間に三体世界は地球への侵略開始し、占領下に。
そんな中、宇宙を彷徨っていた万有引力が三体系の座標を公開したことで地球より撤退。でもそれは同時に全宇宙に向けて、地球の座標も公開したことを意味し、その3年後に三体世界は破壊された。脅威の渦中、階梯計画の任務遂行者の雲天明と程心が再開した場面で後半は終わる。思ってた通り、地球が黒暗森林状態に。やっぱり三体世界は地球侵略の機会をずっと伺ってた。
羅輯が自分達に危険だから -
Posted by ブクログ
ネタバレ簡単に読み通せるSFではないし、全てを理解できたかと言われたらできていない部分は多い。しかしながら核融合エンジンの炎の色や恒星X…の惑星の色の記述に代表されるように色彩感あふれる世界観がリアルさを醸し出しているように感じられた。色彩の描写しかり、4次元空間や2次元空間の描写などが本当に見てきたかのような臨場感であり著者の頭の中を見てみたいほどであるが、これらを破綻なく訳出した訳者らに心から賛辞を贈らせていただきたい。最後に恋愛小説のエッセンスが垣間見られたのも象徴的で、これだけ壮大な宇宙の物語であっても種の存続というファクターは無視できないという本質的な事実に改めて気付いた。足掛け数年掛けて読
-
Posted by ブクログ
【結論】
完結編の幕開けである本作は、これまでのシリーズで提示された「宇宙の法則」を、さらに残酷な「文明の生存戦略」へと昇華させている。序盤の停滞感を補って余りある、後半の爆発的なスケール感と心理描写。これは巨匠・劉慈欣と読者の「信頼関係」が試される一冊だ。
■ 序盤の「沈黙」は、巨匠との信頼の証
物語は1453年のコンスタンティノープル陥落から始まる。正直に言えば、最初は「何を見せられているのか」と困惑し、面白さが加速するまでには相応の時間を要した。
しかし、我々読者には前作『黒暗森林』を共に潜り抜けた著者との確固たる「信頼関係」がある。一見、象徴的で不可解な伏線や「階梯計画」の