光吉さくらのレビュー一覧

  • 三体

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    面白かった!
    難しそう…と尻込みしていたが、もちろん「?」な部分もあるのだけど、そんなことモノともしないエンタメ性と、圧倒的なスケール感。物語世界に引き込まれます。

    中国の小説を読むのは(多分)初めてなのだけど、叙情的な描写が美しくて、その点も非常に良かったなあ。翻訳も素晴らしいのでしょうね。

    私は隠キャなので、強いて選ぶならプロジェクトヘイルメアリーより三体だなあ、今のところ。好みの問題ですね。筆致も三体の方が心地よい。漢字圏の国に生まれて嬉しい瞬間。

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    2026年04月24日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    簡単に読み通せるSFではないし、全てを理解できたかと言われたらできていない部分は多い。しかしながら核融合エンジンの炎の色や恒星X…の惑星の色の記述に代表されるように色彩感あふれる世界観がリアルさを醸し出しているように感じられた。色彩の描写しかり、4次元空間や2次元空間の描写などが本当に見てきたかのような臨場感であり著者の頭の中を見てみたいほどであるが、これらを破綻なく訳出した訳者らに心から賛辞を贈らせていただきたい。最後に恋愛小説のエッセンスが垣間見られたのも象徴的で、これだけ壮大な宇宙の物語であっても種の存続というファクターは無視できないという本質的な事実に改めて気付いた。足掛け数年掛けて読

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    2026年04月20日
  • 三体3 死神永生 上

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    ​【結論】
    ​完結編の幕開けである本作は、これまでのシリーズで提示された「宇宙の法則」を、さらに残酷な「文明の生存戦略」へと昇華させている。序盤の停滞感を補って余りある、後半の爆発的なスケール感と心理描写。これは巨匠・劉慈欣と読者の「信頼関係」が試される一冊だ。

    ​■ 序盤の「沈黙」は、巨匠との信頼の証
    ​物語は1453年のコンスタンティノープル陥落から始まる。正直に言えば、最初は「何を見せられているのか」と困惑し、面白さが加速するまでには相応の時間を要した。
    ​しかし、我々読者には前作『黒暗森林』を共に潜り抜けた著者との確固たる「信頼関係」がある。一見、象徴的で不可解な伏線や「階梯計画」の

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    2026年04月19日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    三体0は三体の前日譚でありディン・イーが登場する作品という前知識で読んだが、実際には想像以上に、というよりほぼ完全に独立した物語だった。

    物語は、球電現象の解明に人生を捧げる主人公・陳と、兵器開発に強い執着を持つ林雲が協力し、科学・軍事・倫理という複数の視点からその正体に迫っていく構造になっている。特に印象的なのは、物語後半において球電現象がほぼ解明されることで、関心が「現象の理解」から「その利用と責任」へと移行していく点だ。

    なぜ林雲は兵器開発にこだわるのか。そして彼女は最終的にどうなったのか。こうした要素は、三体本編でのディン・イーの言及とも重なり、キャラクターへの理解を補強する役割も

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    2026年04月18日
  • 三体

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    ネタバレ

    ある異星文明と人類のファーストコンタクトが書かれた内容。
    該当の異星文明は人類に対して敵対的で、明らかに優位な文明を持っているほか、文明の成長を阻害する工作を行っていることが分かる。さらには数百年後にその艦隊が地球に到着することが確定する。さあどうしようという所でお話は終わる。

    あちこちに撒かれた良く分からない事象がだんだんとまとまってくる辺りが面白い。
    ただ素直な感想として、n次元を可逆可能なレベルで行ったり来たりする仕組みを持ってるなら、恒星ぐらいどうにかなるのでは? ならんのか?と思った。

    三体上でいくつもの文明が起こったり滅んだりする辺りのやり取りも好みだったのだが、アインシュタイ

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    2026年04月13日
  • 三体

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    どんどん面白くなっていって引き込まれた。あと、この一巻の中だけでも伏線を回収するフェーズがあったのが良かった。
    科学に関する話は難しい所もあったけど、ちょっとリアリティを感じさせてくれるのも今作の魅力だと思った。

    史強かっこいい。

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    2026年04月12日
  • 三体

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    SFのみにとどまらず幅広いジャンルを包含しつつも、丁寧な書きっぷりで置いてけぼりにならずに楽しめた。
    政治が絡む部分はどうしても知識や文化の違いから難解に感じてしまって読むスピードがかなり落ちた。1、2文戻って読み進めることも多くあった。それでも続きが気になるものでね。面白い。科学面も文系にとっては難しいけれど、文脈や会話から何となく分かるようになっているのはありがたい。

    文庫本だけの仕様なのかはたまた単行本からそうなのかは存じ上げないけれど、見開きのページが変わるたびに登場人物の名前にルビが振られていたののでかなり助かった。主要人物以外の名前を覚えることはなかなかにハード。キャラの濃さやイ

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    2026年04月05日
  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    今回一番印象に残ったのは、程心が執剣者になった瞬間だった。正直あまりにもあっさり抑止が崩壊して笑ってしまったが、同時にこれは構造的には納得感しかなかった。

    程心は人類と三体世界の仲介になろうとしていたように思う。執剣者に求められていたのはむしろ逆で、「撃つかどうかを合理的に判断する人物」ではなく、「合理性を超えて撃つ可能性を否定できない人物」や、ウェイドのように「こいつなら閾値を超えたら絶対やる」という確信を与えるような振る舞いが求められるべきだったと思う。羅輯はやはり個としての判断基準を持っており、それが誰にも共有されないという点に本質的な強さがあったのだと思う。彼は人類に対しても完全には

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    2026年03月30日
  • 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

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    お気に入りは『思索者』『ミクロの果て』『朝に道を聞かば』
    当たりの短編集!既刊4冊の中では1番ノって読めた印象
    ただ当方の知識が少ない戦争ものが2作あるのでその辺は読みづらかった

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    2026年03月24日
  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    IIも、ぶっ飛ぶ感じの展開で面白かったが、個人的には、世紀が進展するⅢ上の方が、読みやすく面白かった!星を好きな人に贈るというのはとてもロマンチック。下巻に突入中。

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    2026年03月22日
  • 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

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    2026/03/18 読み終わった
    劉慈欣とアンディ・ウィアーは全部読むと決めている。
    ウィアーは今のところ全部読んでるけど、劉はこれが三体以来、かな?
    三体のイメージが強い人だけど、短編も多く書いていて、この本が短編集2らしい。「円」が第1弾。

    今回の収録作品は三体よりも前に書かれた作品が多くて、三体ともリンクする話や、三体に登場した人物が出てきたりする。劉慈欣らしい切り口の「世界のこの部分だけがこう異なっていたらどうなる?」からスタートする話や、三体にも通じる壮大なスケールの話が盛りだくさんで、ウィアーとは違うワクワクが味わえるのは三体と同じ。

    グッときたのは、「時間移民」「思索者」「

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    2026年03月19日
  • 三体X 観想之宙

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    原作者が変わってしまったが三体IIIのその後が話が読めると知って、期待しないで読んだらこれはこれで中々面白い。

    前半はやや退屈な会話がひたすら続いて、ああ、やっぱり原作ファンが書いた感じが滲み出てるのかなーって思ってたら読み進むうちに話が壮大になってきて最後はちゃんと話をまとめて締めてくれた。

    読者の三体IIIで気になってたところを作者が補完してくれた感じ。個人的には面白かったです。

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    2026年03月14日
  • 三体

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    本格的なSF小説。
    作中に起こる現象をふわふわしたものではなく、どれも具体的に説明している。
    もっと天文や物理などに詳しければ楽しめるかもしれない。
    しかし、登場人物やその人物たちの行動と信念、関係性や組織図、ストーリーの展開は本当に面白かった。続編も楽しみだ。

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    2026年03月03日
  • 三体3 死神永生 下

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    とんでもない作品だった。後半部分は読んでいて自分の理解と想像が追いつけているのか不安になってしまった。まあ追いつけはしなかった。
    話しのスケール感は大きいが人間臭さがある登場人物に魅了され、最後100ページの展開は美しくも感動的で引き込まれた。
    現代から始まった物語がここまで連れて行ってくれるなんてやっぱり読書はいいものだ。

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    2026年01月29日
  • 三体

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    「物理学者の父を文化大革命で惨殺された科学者・葉文潔。彼女の絶望がすべての始まりだった」
    SF・ファンタジー長編のうち、最も優れた作品がファン投票で選ばれるヒューゴー賞の長編小説部門をアジア人作家として初めて受賞。またMeta CEOのマーク・ザッカーバーグやバラク・オバマ前大統領が紹介したことでも有名。
    600ページ超の小説でしかも3部作の1冊目。なかなか読み切れなかったが噂に違わぬ面白さでとてもよい読後感が感じられた。一人の女性科学者の絶望という現実から、広大なSF世界へ広がる物語に驚きを感じた。

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    2026年01月29日
  • 三体

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    オーディブルで聴く。中国語の登場人物で理解に時間かかるかと思ったが、オーディブルの音読が人物のセリフごとに声を変えてくれるので分かりやすかった。本だと読むのに時間がかかったかもしれないので気軽に聴けて面白かったが、内容を全て理解できたかは…。続編も引き続き聴きたい。宇宙SF面白い!

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    2026年01月24日
  • 三体X 観想之宙

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    ツッコミどころはあるが、これはこれで面白かった!

    三体シリーズのファンであった著者が、『死神永生』のその後を自身のオリジナルとして二次創作した本作。
    もはや三体危機どころの騒ぎではなく、「神々の戦いかよ」ってくらいに壮大すぎる物語へと変貌…笑笑

    今後読まれる方は、三体第4部作ではなく、あくまでもマルチバース版として読まれることをおすすめする。

    それにしても自分がイメージしてた智子が見事に崩壊した爆笑!






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    2026年01月22日
  • 超新星紀元

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    「三体」でブレイクした作者の第一長編だそう。
    太陽系付近で超新星爆発が発生したらどうなるか…。
    発想がとてもユニークで記述がすごく細かい。
    三体が借りれなかったのでこちらを借りたが、なかなか面白かった。

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    2026年01月18日
  • 三体3 死神永生 上

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    ◯階梯計画
    ◯ラダー・プロジェクトが気持ち悪い。
    ◯ラダー・プロジェクトの気持ち悪さが、「世界99」みたいな話になってきてる。
    ◯ひどい世界だ〜。
    ◯黒暗森林がイマイチ納得できないんだけど、ほんとに見つけた瞬間に攻撃するの?
    ◯面白い。わからないところは、あるけど読む手が止まらない。

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    2026年01月15日
  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    黒暗森林の着地が良かっただけに、「蛇足」なんじゃないかと思ってたが、そんなことは杞憂だった。
    まるで人類の宇宙戦艦が光速の1%に加速するようにだんだんと面白く、あるいは智子が低次元展開するかの如くお話の風呂敷が広がり、これをどう畳み込むのか下巻が楽しみである。

    たぶん現実世界の大衆をモデルにしているんだろうけど、物語に登場する市井の人々がおバカすぎて、三体人に粛正された方が良いのでは?とウンジェのような感想を抱いた。

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    2026年01月14日