光吉さくらのレビュー一覧

  • 超新星紀元
    子どもと大人の違いとは?遊びとはなんだろうか?というテーマがSFの大きなスケールで展開される。親になる自分にとっても楽しめた。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    物語のテーマは絞られていて、三部作の三体とのつながりは少なかったが、量子物理をSFに展開する構成は変わらない
    戦争や兵器など現実に沿った諸問題を取り入れているともいえる
    巻末に翻訳に関する解説があって、当作のシリーズ中の構成が理解がてきた
    翻訳の関係で三部作よりも後に出版されたということなので、三部...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    ・7月31日に読み始め、8月6日に読み終えました。
    ※※※かしこい感想はありません!!!!!!※※※

    ・登場人物が一気に変わって視点も時代も新鮮だった! どの巻もそうなんだけど、今回特に脳内映像が楽しかった。文章を情景を映画とかアニメみたいに想像しながら読むタイプなんだけど、今回非常にはかどりまし...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    三体IIからは少し勢いが落ち、残りの物語をどう展開させるのだろうという疑問から、気がつけばまた予想外の展開続きとなった。
    最終巻を残しているが、この三体という作品は「智子」というスーパーテクノロジーをどう乗り越えるのかというところが一番の面白さのポイントにあるように思う。この上巻もまた、その面白さを...続きを読む
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    二次創作感は否めないのは誰もが感じたことだと思うが、〈三体文明〉や「死神永生」についての解釈は“これを超えるものはない”と感じた。

    “歌い手”などの存在しない用語と単位によって交わされる異次元のやり取りは魅力的なものだった。

    「三体」シリーズに奔走し、結末を見届けた者へのボーナストラック。
    「三...続きを読む
  • 超新星紀元
    三体シリーズ並みの期待値で読むべからず。デビュー作ということで粗削り感は否めないですが劉慈欣パワーやこの後の作品への進化は感じ取れるので読んで良かった。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    あんまり覚えてないけど面白かった。
    観測することで弾の状態が確定するシュレディンガーキャノン砲みたいなのが出てきて、関係者は皆見ていなかったはずなのに、謎の観測者によって状態が確定してしまうという量子人狼だけが印象に残っている。
  • 三体III 死神永生(上)
    Ⅱの終わりからのつながりが感じられず、失速した私。お気に入りの史強もおらず、テンションが上がらない…。が、前半の星を買った話からのつながりが分かり俄然面白さをましてゆく。宇宙をさまよう天明の脳。スイッチを押すの押さないのとドキドキした昼休み。(程心の時も「藍色空間」艦長の時も)茶道のお点前の場面は良...続きを読む
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    「三体 死神永生」以後について、また、それまでに描かれてこなかった側からの話を描いたファンフィクション。
    原作で特に気になっていたアイAAとユン・ティエンミンのその後は、この本全体にとってはプロローグ的に書かれ、そのあとからこそが、このファンフィクションの凄いところだった。
    大胆な発想で自由に、三体...続きを読む
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    『三体』の二次創作。インターネットに発表した作品が評価され、本家公認となって出版された。雲天明が三体世界に囚われた状況を語る。拷問は過酷であった。三体人側には残酷なことをしているという自覚もない。現代日本の人質司法や外国人収容と重なる。三体人は地球人と接触することで、だますことを覚えた。その結果、だ...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    前作で羅輯が三体人に突き付けた両刃の剣の最終兵器。
    膠着状態に陥って終わったけれど、それはそれで納得の終わり方だった。
    なんならこれで『三体』が終わってもいいくらいの。

    さて、ではどんな続きが始まったのか。
    「面壁計画」と並行して行われていた「階梯計画」について書かれる。
    「階梯計画」とは、三体本...続きを読む
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    「三体Ⅲ 死神永生(ししんえいせい)」刊行直後(なんと1ヶ月以内!)に当時アマチュアだった宝樹(パオシュー)さんが二次創作として本作をネットで発表。大きな反響となって本家、劉慈欣さんからも公認されて出版されたという。
    なんだか、90年代後半から瞬く間にネットで拡散された「僕が勝手に考えたドラえもんの...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    途中までなかなか進まなかったが、後半、最後は面白かった。マクロ電子が出てきてからが面白い。マクロな量子効果など、やはりこの作者の発想がすごい。
    最後は怒涛の展開。なぜか戦争が始まり、事件が起きるとデンイーが陳の下へ。マクロ核融合で戦争終結し、林雲は去り、陳はダイリンと再会。よかった。
    232ページ「...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
     中国SFベストセラー"三体"シリーズの前日譚という位置づけの本作。
     完全に三体とリンクしておらず、本作の登場人物が三体にも登場する。
     もともと2000年に本作が長編として執筆されたあとに三体が書かれたという。

     世界各地で目撃される球電現象。
     陳は幼い頃、この球電現象によって両親を亡くして...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    また少し難解になってきました。。
    一度は落ち着いたと思いましたが、まだまだ話が広がっていきそうな予感がします。
    しかしこれだけの大きな話をコントロールして描いているのはすごいなあと思います。
    幹がしっかりしているので枝の部分が分からなくてもなんとか楽しく読めます。
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    三体シリーズとは別の著者が書いたスピンオフもの。三体世界のことを調査するため人類が主人公の同級生の脳を送り込んだ後、理解できた世界が描かれる。謎解きが明かされるワクワクもあり、面白い。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    「三体」1作目の前日譚。水滴と対峙した丁儀が登場するとのことだったが、彼自信の話ではなく彼の力を求める張(名前があっているか忘れた)博士の話。日本にはあまり女性軍人のイメージが無いのだが、メイン人物の一人は若き女性少佐。原子や核融合の話が出てくるのでちょっと物理を勉強し直したくなる。超常現象とされて...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    最後まで読み通して、Ⅱ巻までは銀英伝ばりの壮大なSF小説という印象だったが、Ⅲでは一転してセカイ系となる。(「君と僕」の関係がそのまま人類の運命のような壮大な話に直結してしまう物語。)この辺りは読者の評価が分かれるのではないかと思ったが、新海誠作品が成功を収めている日本では、歓呼をもって迎えられたよ...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    今回は、ウォールフェースプロジェクト発足時代に戻り、もう一つの奇想天外?なプロジェクト=ラダープロジェクトから話しは始まる。
    前作の黒暗森林で、一応話は落ち着いたのかと思いきや、意外な展開で話は進む。時代も場所も次々に入れ替わり、中盤以降スケールがますます大きくなってくる。
    やはり、この作者の話のひ...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    ルオジーから程心にバトンタッチした後の展開が凄まじかった。感情を優先すべきか、冷酷に判断を下すべきか…いろいろと考えさせられました。