山田正紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの現実を不動のものと考えるのは、個人的な幻想、あるいは共同幻想によって構築された、巨大な錯覚にすぎない(P304参照)進化を敵と見なす人類はそれぞれのレベルに応じた無数の現実を知らない、しかし進化した生物(あえて人類とは呼ばない)は他現実へと移動が可能になる。その超絶な能力者の出現がなぜ人類を滅亡に追いやるのか・・・ちょっと難解かも再読必須(笑
『最後の敵』山田正紀著は第3回日本SF大賞受賞、同賞受賞作品以下完読済み
第2回(1981年) - 井上ひさし 『吉里吉里人』
第18回(1997年) - 宮部みゆき 『蒲生邸事件』
第19回(1998年) - 瀬名秀明 『BRAIN VALLE -
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Posted by ブクログ
かなり期待して読んだのだが。
・語り手の人物設定。
・語り手の大真面目な語り方。
・登場人物たちのぺらぺらした行動。
・≪古代文字≫の扱いの中途半端さ。
・そもそも≪神≫の上滑り感。
・≪神≫の実体に迫るのではなく、ただその「作用」しか見えない。
作用をあれこれ勝手に解釈しているようにも。
・つまりは、みんなのシリアスな顔が滑稽に見える。
・結局は≪霊≫という概念に頼ってしまう。
・時代の変遷を差し引いて考えても、古い。
・学生運動世代にはぴんとくるのか? 押井守絶賛というし。
ああ。合わなかったということか。
一番苦手に感じたのは稚拙な文体。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった、面白くなかったで言えばべらぼうに面白かった。しかし、期待させていた路線が(ミスリード意図かもしれないけど)雲散霧消したり、ロジックが逆転したりする所があったりとで兎に角混乱した。ラスト付近の壮大すぎるオチには少々理解がおっつかない所があったものの、まぁなんとか飲み込めた。
しかし本作があえて山田風太郎忍法帖、あるいはそれを原作とする漫画作品を下敷きとしたことについては少々疑問。まぁ、死んだ20忍のことをものすごく湿っぽく扱ってる部分については『バジリスク』の系譜ともいえるかもしれませんが…
面白かった部分については、恐らく主軸であろう「忍法合戦」のくだりで、忍法帖シリーズを愛読 -
Posted by ブクログ
いかにも山風忍法帖的な開幕から、何故かニンジャスレイヤーめいたコトダマ空間が展開され、果ては石川賢めいたメカ要素まで出てくるのだからもう。
山風忍法帖でもSF、ファンタジーじみた忍法は出てたけど基本スルーして、医学知識で語れそうなやつだけ解説してますが、本作山田正紀忍法帖では全く逆にSF的解説やってるせいで作品の印象、ジャンルすら全く変ってしまいそうな勢いになってるには面白いなぁ。
しかし、この上巻で描かれるストーリーとしても充分面白かっただけに、次巻への引きとして、唐突気味にそれらが打ち切られてしまったのが残念。敵の目的が、それまで目指していたものより優先順位の高いものに推移した、という -
Posted by ブクログ
ネタバレ神の意志を探ると、人間のことを嫌っているように
思えるけど、実は人間の理屈で捉えるからであり、
そんなのは神本人が意識しているレベルとは
違う人間の解釈で、神自身はそんなこと
考えてもいない、というのは他のSFでも読んだが、
それでも神は近づくと邪魔するのね。
信仰の対象としての神がいるとか
いないとかではなく、人間の論理で別の(上位の)
論理を持った存在とは相容れないことを超えようと
努力奮闘するイチ人類の話で、謎の国家的組織や
小さなレジスタンス組織が奮闘するあたりは面白いが、
霊能力者・超能力者が強く打ち出され始めると
急に興ざめ。いや話自体は面白いと思う。
神を狩るなんて、髪を刈るの悪