山田正紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[人喰い船]★★☆
下着姿の死体が発見されたが、その後のある瞬間背広を着ていたという目撃者がいるのはなぜか?というのが最大の謎なんだろうけど…。
被害者を箱詰めにして船に乗せ、犯人は被害者になりすまして乗船し、殺害後は3等船室の乗客に紛れ込んでいた。死体が背広を着ていたのは、犯人が仕立屋であったために、死体が着ていたはずの衣服が体にあっていなかったと言われるのが許せなかったため、寸法を合わそうとしていたから。論理的には一応無理なく説明がつくけど、それほど驚きはない。見せ方の問題だけかもしれないけど。
一方で、呪師霊太郎にトリックよりは人間の心理に興味があると言わせているわりには、安芸子は -
Posted by ブクログ
本書のモチーフとなったのは『銀河鉄道の夜』のですが、もう一つ〈謎〉があります。
それは晩年、賢治は病気だったにもかかわらず、訪ねてきた人の相談にのったあと、体調が急変し亡くなった、というあの場面の〈謎〉です。
たずねたきたのは誰だったのか?なぜ賢治は病をおしてでも会おうとしたのか?そのあとなぜ、急に体調が悪くなったのか…?
もちろん単純に、賢治の優しさゆえ、無理して相談にのり、体調を崩したと考えるのが普通でしょう。
しかし、想像力を膨らませればミステリーにつながる場面といえなくもありません。
本書はSFや近未来のディストピアとからめて構成されており、そんな読み方もできるのかと発見も多い -
Posted by ブクログ
ネタバレ導入部分の三十数ページが一番ワクワクしたなというのが率直な感想。
「査察で訪れた北朝鮮の核施設で、使用済み核燃料プール内を謎の巨大生物が泳いでいるのを目撃する!」、ここまで読んで「この後はどうなるのだろう?」と気持ちも盛り上がったのだが、その後は史実も絡めたハードボイルドな内容ではあるのだが、設定が明らかになるほど話がこぢんまりとしていく感じでイマイチ盛り上がらない。
中盤までは異人とヒトの差異を(文中で彼らが感じているほどに)感じなかったが、それ以降は『ヒトではない』ことを実感する場面が増える。ただ、刺青獣の能力を除けば、怪物というよりは単純にサイコパス(= 他者への共感性が完全に欠如し -
購入済み
同じ作家の作品である「神狩り」を読み面白かったので、「弥勒戦争」と言う書名から購入。残念ながら「神狩り」にはほど遠い作品と言わざるえません。でも、☆一つや二つではありません。