山田正紀のレビュー一覧

  • 神狩り

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    SFを楽しむには、こちらにも教養が求められることを再確認させられた作品

    言語学がとにかく難しい

    これをわかり易く解説した本はこれと同じだけの価値があると思う

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    2014年06月17日
  • 神狩り2 リッパー

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    うーむ。またしても、「神」は姿を見せない。
    島津が、あんな姿に。うー、不完燃焼です。
    続編希望(笑)。

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    2014年05月25日
  • 人喰いの時代

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    帯につられたが、感想はまずまず、といったところ。読む前はグロテスクな描写が多いかと想像してたが、なかなか硬派な本格ミステリー。

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    2014年05月02日
  • 長靴をはいた犬 神性探偵・佐伯神一郎

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    『神曲法廷』の続編ですが、お話自体は独立しています。
    佐伯神一郎の能力(犯人に逢った途端、天の声でその人が犯人だと判る)によって早い段階で真犯人が明かされます。しかし、「真犯人はどのようにして事件に関わっているのか」は解らず、ミステリーとしての興味は最後まで惹きつけられます。
    事件は小粒ですし、ラストの推理は前例がありますがインパクトは十分にありました。犬神伝説を絡めた幻想的な雰囲気も良かったです。

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    2014年03月26日
  • 蜃気楼・13の殺人

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    「全長10kmの密室」や見立て殺人、死体の消失など、本格のガジェットがてんこ盛りです。
    「全長10kmの密室」の真相は拍子抜けで、動機もごくありふれたものでしたが、一連の事件が「栗谷一揆騒動諸控」の記述と重なっていくプロットはどこか掴みどころのない感じで惹き込まれました。
    その他のトリックも若干無理がある気がしましたが、ミスディレクションを誘う伏線の張り方や、幻想的な事件に社会問題を絡めて着地させるところは巧妙で感心しました。

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    2014年03月12日
  • 人喰いの時代

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    ミステリー小説で読みたい本としてリストアップしていた作品。1ヶ月ほど前に購入。
    帯には「最後の一章で明かされる前5編全てを覆す驚愕の真実」「連作の最後の章に待つ大仕掛けにあなたは必ず驚愕する」とあおる文句が書いてある。
    期待して読んだのだが他の小説と同時並行して読んでいたので断片的になってしまって最後の章のどんでん返し?がちょっとわかりにくくなってしまった。この手の小説は一気に読むに限る。

    1988年の作品で、実際の舞台も昭和初期、題名が「人喰いの」というのもちょっと古さを感じる。

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    2014年02月18日
  • 神狩り

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    日本SFにおいて伝説的な著者のデビュー作。人間が神の文字を解読することによって神を狩り出すという設定は興味深い。但、実際読んでみるとかなり不満。何故なら神が人格神、情報科学と言語学の力を駆使し神の正体を探ると思いきや霊感応者や霊という超自然的存在がぞろぞろ出てくる。古代文字というネーミングがダサ過ぎ。同じテーマで神は不可知神(高次元から漏れ出る重力もしくはダークマタ―的存在)にし最新の科学理論だけを使う。但、現代の技術水準は無視。つまり量子コンピューターなんか使い放題!こんな設定で誰か書いてくれないかな?

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    2013年12月07日
  • 人喰いの時代

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    衝撃のラスト的な宣伝に期待しすぎてしまった。
    それを除けば、それほど凝ったひねりはないですが、普通に面白く読めます。

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    2013年10月20日
  • 復活するはわれにあり

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    冒険小説の復活ということで読んでみたが・・・。
    ハイスペックの電動車椅子という設定は面白いが、それ以外にあまり新味なし。残念。

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    2013年10月07日
  • マヂック・オペラ 二・二六殺人事件

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    ミステリ・オペラ3部作、その2
    二・二六事件に詳しい人であれば、面白く読めるかも。
    つまらなくはないが、ミステリ・オペラ(その1)よりは、ちょい劣るかも。

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    2013年08月06日
  • サイコトパス

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    後味の悪い結末ですが、豪快なトリックや逆説的なロジックは見所がありましたし、そこから徐々に世界が歪んでいくような不安感がとても良かったです。最後まで読ませる作者の筆力は流石です。
    面白いかと聞かれれば素直に頷けませんが、メタフィクションが好きな方におススメです。

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    2013年12月13日
  • 花面祭 MASQUERADE

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    芦田挿花の事件に関する頼子の推理にはかなり無理(科学的に)がありますが、その他の章のトリックや挿花の日記に仕掛けられたトリックはよく出来ていると思いました。幻想的な雰囲気も良かったです。
    また、最後の探偵役(山岸)の扱いが酷過ぎる気がします。幻想の世界から現実へ引き戻された感じで残念です。

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    2013年08月05日
  • 復活するはわれにあり

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    ネタバレ

    SF要素を含んだ冒険小説といった感じでしょうか。
    前半は面白いと感じたが、中後半は、だらだらとした印象に。
    サイボイドの機能には感服。

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    2013年06月28日
  • 復活するはわれにあり

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    作者の久々の冒険小説になるのかな。拳闘シーン、銃撃シーンなど楽しんで描かれています。中でも圧巻は、ハイテク車椅子を交えた戦闘シーンと麻痺して感覚が無くなった体を逆手にとって活用する逆転シーンでした。あらためて読み比べてみたわけではないので違っているかもしれませんが、ここ十年ほどの間に流行ったSFX映画に大きな影響を受けて、本作では、以前の冒険小説とは一線を画す出来栄えの戦闘場面になっているように思います。ワイルダーの「シャーロック・ホームズの冒険」に触れているあたりからも作者の映画好きが伝わってきます。

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    2013年06月10日
  • 復活するはわれにあり

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    山田正紀が冒険小説に帰ってきた! というだけでファン感涙必至である。

    主人公は難病のため、死期が間近かに迫った車椅子の富豪。ある取引を持ち掛けられ、それに乗って、客船に乗った彼を襲ったのはテロリストたちだった──というストーリー展開から、一気に連続アクションに雪崩れ込む。

    ハイテク車椅子で戦う主人公がすごいです。

    主人公はやたら厭世的なことを言う割りには、行動はなんだか良い人なので笑ってしまったw

    次は個人的オールタイムベストな『崑崙遊撃隊』クラスの冒険小説を書いて欲しいです!

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    2013年05月19日
  • 神狩り

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    絶対デビュー作だ、そう思った。すごく詰め込まれていて荒々しく挑戦的な小説。普通に読みやすかったから、まさか70年代に書かれてたなんて驚きやった。神がなんの暗喩か考えずに神は神として読むのがいい、って解説に書いてて、ちょっと笑った。

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    2013年04月14日
  • 神狩り

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    神を狩る、という壮大かつ大胆なテーマを掲げている割にはボリュームが無い(本が薄い)ので大丈夫かいな?と思っていたら、案の定中途半端な所で終わってしまった。

    でも続編があるそうなので早速購入したが、続編が出るまで30年もかかってるんですね。
    当時の読者はどんなにヤキモキした事でしょう。それとも、記憶の片隅に追いやられていて、忘れた頃に続編が出た、といった所だろうか。
    しっかり決着がつくことを祈って「神狩り2」を読みます。

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    2012年07月07日
  • 神狩り

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    新井素子「いつか猫になる日まで」を髣髴とさせると、言ったら双方のファンを逆撫でする事になるのだろうか。
    神々との戦いは魅力あるテーマなので、無謀にもそこに斬り込んで来る作品はきちんと読んでおきたい。

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    2012年06月30日
  • 超・博物誌

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    生物 SF とでも言うんでしょうかね。架空の生物を対象としたファーブル昆虫記みたいな連作短編集。
    解説にもあるけれど、ちょっとリリカルな感じがするお話が多かったです。
    その割に、出てくる生物の設定がハード SF に近かったりして、やっぱり山田はすごいなぁって感じでした。
    最後の話のおしまいに、えらい大変なオチがありますので、ちゃんと順番通りに、できれば一気に読むといいと思うな。

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    2012年04月30日
  • 神狩り

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    漠然とした神と戦うってことにあまりハマれなかった。

    人間には理解できない文字を使う=神だ! って流れは凄いと思うんだけどねー

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    2012年01月30日