あらすじ
昭和22年、みずから作り出した花にとり憑かれ、密室で変死した鬼才、塘松(とうしょう)流先代家元・芦田挿花。その生まれ変わりを信じる次期家元・藍草が刺され、第2、第3の殺人が……。40年の時をつなぎ塘松流を襲った惨劇の謎は、挿花が日記に遺した輪廻転生の花=「しきの花」にあるのか? 奇想天外なトリックに挑む本格ミステリ。花が人を殺す!?
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Posted by ブクログ
芦田挿花の事件に関する頼子の推理にはかなり無理(科学的に)がありますが、その他の章のトリックや挿花の日記に仕掛けられたトリックはよく出来ていると思いました。幻想的な雰囲気も良かったです。
また、最後の探偵役(山岸)の扱いが酷過ぎる気がします。幻想の世界から現実へ引き戻された感じで残念です。