山田正紀のレビュー一覧

  • 人間競馬 悪魔のギャンブル

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    ネタバレ

     山田正紀の本が角川ホラー文庫から出ていたので、驚きと嬉しさでつい買ってしまった。
     ガーゴイルの出てくるシーンなどは、SFの世界で、妖しく幻想的な世界をさんざん書いてきた著者のお手の物という感じでいいのだが、おまけという感じがする(メイン設定でもあるのだが)。
     物語には4人の登場人物が登場する。それぞれの特殊能力を生かし、それぞれの目的に向かって生きていくが、意外なところでその人生は交錯し殺意を抱く。著者がミステリの世界などでよく使う書き方で流石である。視点が次々に変わる話は好みだ。が、いささか読むのが辛かった。メインとなる老人の殺害自体があまり面白くなく、真相がわかっても「うーん」と

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    2011年11月20日
  • 50億ドルの遺産(電子復刻版)

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    「謀殺のチェスゲーム」「火神を盗め」という弩級の傑作の後にこれを読んだ当時の読者はずっこけただろう。とても山田正紀らしい作品ではあるんだけど、 前出2作に較べてしまうと緊張感も迫力も乏しい。 何より「奇想」がない。

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    2011年10月02日
  • 闇の太守

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    「山田正紀なら伝奇小説を書かせてもこれくらいはやるだろう」 という予想(期待)の範疇を越えてはいない。 もちろんシリーズの1作目だから、早急には判断しないけど。

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    2011年10月02日
  • 神狩り2 リッパー

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    あの「神狩り」の続編だもの心して読まねば!と思ううちに、あらま、1年以上も積読だったかも。
    「神狩り」の何倍ものボリュームがあるけど、全く飽きるところなし。どこまでも広げられる風呂敷に心地よく身を任せて、ああ、やっぱりラストはこういう感じなのね。
    うんうん、やっぱり好き。

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    2011年09月23日
  • 超・博物誌

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    「超・博物誌」山田正紀
    SF連作集。砂色。

    遠い未来、ある惑星を舞台として架空の宇宙生物を観察する一人の老人を巡る物語。一話一話は読み切りで完結し、それらが更につながって作品全体を描き出していくという形になっています。
    全てが一人称で語られるので、物語の背景が徐々に分かっていくというところが面白いところ。山田正紀独自の宇宙観に惹かれる方は少なくないのでは。

    「メロディアスペース」「プラズマイマイ」などなど、奇妙な宇宙生物(=虫?)たちの生態がまるで見てきたかのように語られる。一級の妄想作家(笑)だと思いました。
    もうひとつ、予想だにしないオチに一本取られました。というかオチると思っていなか

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    2010年12月12日
  • 人間競馬 悪魔のギャンブル

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    良きにつけ悪しきにつけ今の山田正紀。
    短い分くどさはないし、山田節とでも言うべき文章は健在。

    ただ、あのラストは反則だと思う。

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    2010年10月09日
  • ヨハネの剣

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    青いです。山田正紀です。
    ウツウツしてます。
    『雪の中のふたり』は傑作です。
    しかし、今書くともっとどろどろな話になりそうな気がします。

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    2010年10月09日
  • 神曲法廷

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    こんなにでかい思想にとりつかれた人が、あのトリックでよかったのかな?
    まあ広大なドーム内で殺人を起こすにはという、荒唐無稽なトリックだったけど、それ自体は私は嫌いじゃない。
    セルフコントロールできない思想に憑依された人は、自分にも他人にも救うことができなくて、本気できついんだよね…

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    2010年07月16日
  • 神狩り

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    ううーん。
    こう云うSF読むと、私って本当にSF者にはなれないんだなーって思ってしまうのです。
    半日もかからないで読めてしまえる程面白かったし興味深かったんですが、残念ながら凄さがわからなかった…。
    日本のSFの至宝、とまで云われている名作中の名作らしいのですが…。
    色々すいません、と云う気持ちになりつつ。

    SFって奥が深いんだなあ、ってことが実感として感じられた今回の読書でした。

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    2010年07月14日
  • 神狩り

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    読み終わって、解説読んで
    「あ、めっちゃ古い小説なんだ」
    と気づきました。(そう言われれば、学生闘争の頃の雰囲気だ)

    「神」題材でデビュー作がコレってスゴイ発想力だなぁ、と。

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    2010年07月04日
  • サイコトパス

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    だいぶ昔に読んだ作品。印象に残りすぎてまだ離れてくれない。
    ラストシーンが意味不明すぎてすごくもやもやする。

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    2009年11月10日
  • 翼とざして~アリスの国の不思議~

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    ミステリかと思ったら青春小説だった。

    雰囲気は好きなので、主人公の視点だけで読みたかったなぁと。

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    2009年10月07日
  • 花面祭 MASQUERADE

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    好きな感じのテイスト。小さなミステリ×四を取り巻く大きなミステリ一つ、という構造が素敵です。
    でもなんかイマイチ。たぶん、探偵役の山岸が嫌いなんだと思う。
    夏の人のキャラクタと経営担当の伊沢さん好き〜。

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    2009年10月07日
  • 不可思議アイランド(電子復刻版)

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    変幻自在。これ一冊でいろんな顔が見えます。常に疑問を投げかけるという点では一貫してるのではないかと。2007/6/21

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    2012年07月31日
  • 終末曲面

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    読んでも読んでもブクオフに行けばまだまだ見つかる山田正紀(笑)コレは終末・ダークテイスト溢れる短編を集めた短編集☆
    ふと思ったんですが、ダマサキ様の短編は、最後のどんでん返しの方向が、星新一チックだなぁ…なんて(笑)同じSF畑ってのもあるし、まぁ短編はそう言う系統のも多いんだけど。星新一、好きでした(笑)ガキの頃からシュミが変わっていないんだな、と自分を再発見。

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    2009年10月04日
  • 風水火那子の冒険

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    謎の美少女新聞配達探偵(謎過ぎ)風水火那子が活躍する短編集☆ダマサキ様お得意のメタ推理に近い推理が楽しめます。ラーメン殺人の刑事さん好きッス(笑)
    火那子ちゃんも良いけど、そろそろお兄さんの活躍する長編が読みたくなって来ました…先生頼みます!林太郎を是非再び!

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    2009年10月04日
  • 不可思議アイランド(電子復刻版)

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    絶版(爆)短篇集。SFあり時代物ありミステリありでお腹一杯(悦)ファンには嬉しい本だけど、ダマサキ初心者向けではないなぁ…ιSS「魚の研究」が特に好き。ダマサキ節ここにあり!っつー感じ(笑)

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    2009年10月04日
  • 夢と闇の果て

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    星から夢を受け取り物語を紡ぐ一族の物語。ダマサキSFお得意の科学と超常の融合っぷりに素敵な夢が見られマス。エントロピー♪つか敵のフユに萌え(笑)とっくに絶版本なので今やもうブクオフでしか見つかりません(爆笑&号泣

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    2009年10月04日
  • 長靴をはいた犬 神性探偵・佐伯神一郎

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    神曲法廷の続編。
    いきなり浮浪者になった主人公にビックリ(爆笑)勢いとしては前作の方がありますが…

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    2009年10月04日
  • ミステリ・オペラ 宿命城殺人事件〔下〕

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    探偵小説『宿命城殺人事件』の列帖装本と、善知鳥良一の手記とおぼしき折本には、50年の時空を隔てた世界をつなぐ昭和13年の不可解な出来事が綴られていた……。”この世には探偵小説でしか語れない真実というものがあるのも、また真実であるんだぜ”──人間消失、列車消失、三重密室、ダイイング・メッセージ、暗号、見立て殺人、仮面の男……本格探偵小説のあらゆるガジェットを投入した第2回本格ミステリ大賞受賞作

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    2009年10月04日