カンバンファのレビュー一覧

  • みんな知ってる、みんな知らない

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    目を覚ましたヨヌはお母さんにトイレに行きたいと言ったのに、お母さんは許してくれない。お父さんがヨヌをおんぶした。いつもはこんな事をしてくれないのに。一歩外に出たら、マンションの玄関前に人々が長蛇の列を作っていた。カメラのフラッシュがたかれ、思わずヨヌはお父さんの背中でおしっこを漏らしてしまった。人生で最大の恥だ。それから、救急車で病院に送られ、多くの人から色々と聞かれたが、ヨヌは何も覚えていなかった。囚われていた四十九日間の出来事を…。世間の人は、犯人から送られてきた音声テープや写真でヨヌの様子を知っていたというのに…。もう一人、誰も知らないが、ユシン自身も心に閉ざしてしまった出来事が起きてい

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    2021年07月21日
  • 実は、内向的な人間です

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    自分も内向的な傾向にはあると思いながらも、序盤のチェックリストがパーフェクトだった時は「お〜まじか」と...。笑

    わかるわかる〜なんてレベルではない、首がもげそうなほど頷き、唸るくらい共感はしました。

    かといって、人を交わることを嫌ってるとか、寂しいわけでもなんでもない。
    育ってきた環境や自分の意思によってなんとか身に付けてきた外向性。
    それもあなたの力で掴み取ったひとつの特性だよ、なんて言われている気がして勇気づけられました。

    自分を受け入れるための器が少し広くなった気がします。

    こんなに1人が大好きな自分が結婚なんでできるのだろうか...という漠然とした不安にも、少し希望が持てる内

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    2021年06月02日
  • 実は、内向的な人間です

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    最近よく取り上げられているHSPと重なる部分がある。
    私はHSPの特集や本に目を通した時、当てはまる部分は多いけれど何かしっくりとこなかった。
    この作品はそれとは多少性質が異なるのかもしれないけど“内向的な人間”を優しく掘り下げて、労ってくれる言葉が温かく、しっくりときた。

    私だって悩みごとを考え過ぎずに、寝たら忘れる無敵の外向的な人になりたい。でも自分の持つ内向的な部分と上手く共存して思慮深い自分をたまには褒めてあげられる人になろう。

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    2021年02月25日
  • 実は、内向的な人間です

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    診断では自分は外向的な人間だったが、内向的に共感することが多かった。結局わたしはどっちなんだろうと思ってたら読み終わってた。

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    2021年02月02日
  • 実は、内向的な人間です

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    ところどころで、わたしこのままでいいんだ、と救われるような言葉があった。
    でも今年は社会性スイッチONを多めににして頑張りたい。
    たまに読み返したい本。

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    2021年01月10日
  • 種の起源

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    ネタバレ

    サイコパスの内面を主観で描くというやり方は、貴志祐介さんの『悪の教典』に近い感じですね。
    しかし、こちらの方が、なぜこんな「怪物」が生まれたのか、という部分を掘り下げて描いているので、読んだ後の後味の悪さは少ないかもしれません。
    ヘジンは可哀そうだけど。

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    2020年05月08日
  • 種の起源

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    茂木健一郎さんがどこかの本でオススメしていたこの作品。
    随分と時間がかかってしまいましたが、「種の起源」読み終わりました。

    ダーウィンの種の起源ではなく、韓国の作家「チョン・ユジュン」さんのミステリー作品です。

    ミステリー作品というか、サイコスリラー的な内容。
    主人公の心情やその行為の内容が克明に描かれており、、ドキドキしながら読みました。結構グロテクスな表現の部分が多く、読みすすめるのが辛かった。。。

    どうしてダーウィンの進化論が述べられている種の起源と同じ題名なんだろうかと思ったけど、著者のあとがきで理解しました。

    人の中に潜む悪の種、それを克服する事が進化につながると言うこと。

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    2019年12月29日
  • 種の起源

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    ネタバレ

    韓国ミステリ?
    初めてなんだけどどうだろう、と手に取ったら、最上位のサイコパスを一人称で味わえるというすごい趣向のエンタメでした。
    最近のミステリは犯人がサイコパスばっかりで食傷気味…とか言ってたら、これならどうだ‼︎とバーンとやられた感があります。
    読むのを止められませんでした。

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    2019年03月03日
  • 種の起源

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    シビレるフレーズがちょいちょいあり、語り(翻訳)にジワジワおちていき、いつのまにか血と薬品と潮の臭いを探して鼻がピクピクしちゃうの。
    序盤、語り手の持病とタイトルにオチは読めたぜ!なシタリ顔した私は浅かったなぁ。
    経済力ある親がビーグル?自然淘汰なの?タイトルがまたよいの。

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    2019年02月26日
  • 種の起源

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    ネタバレ

    母の日記以外はユジン(主人公)目線で進んでいく。解説にもあるように、内側から主人公の気持ちを知り、行動を共にしていく。共感できないからとても怖い。すべて誤解だったというどんでん返しはないかと次々読み進める。だが読めば読むほど絶望的。その絶望的な最悪具合がただただシビアで、そのことを淡々と語る主人公に戦慄がはしる。
    そういう意味でサイコホラーである。

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    2019年02月12日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    初SF作品です。小難しさもなく気軽に楽しめる作品です。中盤の作品群はセンスオブワンダーに満ちていて、想像しながら読みすすめることができました。
    宇宙は好きなのでもっとSFでもいいかなって!

    あとがきもなるほどーと思えて面白かったです。

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    2026年06月15日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    スペクタクルでも、深刻に考えさせるでもなく、ただ穏やかな声が聞こえてくるような、そんな静かなSFでした

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    2026年06月12日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    SF短編集。
    重厚な内容というわけで無く、どの短編も人に寄り添うような人情味のある物語でした。
    SFらしさを期待すると肩透かしを食らいますが、これはこれで好き。
    韓国語からの翻訳ですが、文章にクセがなく待ち時間などでサラサラ読めます。

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    2026年06月09日
  • この世界からは出ていくけれど

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    ネタバレ

    読書ノート

    作品:『キャビン方程式』



    P116

    「ローラ。あなたがいなくなったら、私はとても悲しいと思う。あなたを愛することは、私にとって幸せなことだから。でも、だからといって、自分らしくなることを諦めるわけにはいかないの。自分らしくあることは、人生をかけた冒険だから。」

    感じたこと

    この言葉が心に残ったのは、誰かを愛することと、自分自身でいることは両立できると感じたから。

    大切な人がいると、相手のために自分を変えたり、我慢したりすることもある。でも本当の意味で相手を大切にするには、自分自身の人生も大切にする必要があるのかもしれない。

    「自分らしくあることは、人生をかけた冒

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    2026年06月28日
  • 種の起源

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    この手の本は読んでて飽きない。過去の回想が多くて少し飛ばしながら読んだが、後半から面白くて一気読みした。最大の敵は自分。

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    2026年05月10日
  • この世界からは出ていくけれど

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    去る人と、それを見送る、見届ける人との物語
    また他者との感覚の違いについて深く考えさせられる話が多かった

    SFなので、認知感覚を補い、発展させる器官やデバイスが数多く出てくる
    けれどそうした事物を通じて主人公たちが物思う悩みの根底には、現代の我々にも充分通じるさびしさや愛情、希望がある
    キム・チョヨプの作品には、そうした「繋がりを求める人間への祈り」のようなものを感じる

    マリのダンス、認知空間が特に好きだった

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    2026年05月07日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    私は宇宙が怖い。もし放り出されたらどうしていいか分からない(当たり前)。上も下もない無重力空間で地球を見失ってしまったら、もう二度と戻れない。ただただ広い空間にひとり…怖すぎる。
    地球外生命体がいる星に放り出されるのはもっと怖い。知識も経験も通用しない場所で赤ちゃんからやり直すようなものだ。その星の「当たり前」に順応できなければ即死……怖すぎる。

    けれど得体のしれない怖さを感じる宇宙に、本作では温かさやノスタルジー、言葉にできない美しさを感じた。どれだけ願っても触れられないほど遠い場所に大切な人がいる。だからこそ生まれる物語があるんだなぁ。

    なかでも私が好きなのは「スペクトラム」。
    ヒジン

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    2026年04月29日
  • 惑星語書店

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    ネタバレ

    SF掌編集。掌編ならではの突飛さが良かったです。いきなり始まっていきなり終わる。「サボテンを抱く」「惑星語書店」「願いコレクター」「とらえられない風景」が好きでした。とくに惑星語書店がお気に入りかも、知らない言語を会得してまで本を読みたいと思うのはすばらしい異文化コミュニケーション。心が躍った。
    後半パート「ほかの生き方もあることを」は、同じ設定なんですね。宇宙からやってきた外来種に侵されつつある地球。いっそ異生物に侵食された方が生きられるんじゃないかと思っても、決断するのは簡単じゃないだろうな。

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    2026年04月26日
  • 本と偶然

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    キム・チョヨプさんの読書エッセイ。
    気軽に読み始めたら難解で哲学的。
    キム・チョヨプさんの創作のルーツや、試行錯誤にも触れられていてSF世界の拡がりになるほどなるほどと思いながら読んでみたい本がどんどん増える。
    ある分野で科学的で論理的な立場にある人も別分野においては差別的だったり非科学的な主張をしている、という指摘に、何故この人はこの分野ではこうなんだろうと疑問に思っていたことが腑に落ちた
    キム・チョヨプさんのSF小説には切なさやノスタルジーを感じるけれど、彼女自身がテクノロジーの中での存在や普遍的な人間性を見続けていたい人なのかなと感じた

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    2026年04月18日
  • 惑星語書店

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    ネタバレ

    『サボテンを抱く』『惑星語書店』『外から来た居住者たち』が特に好き。

    『サボテンを抱く』
    胸が痛んだ。パピラの「もういない」という言葉がとても苦しいし寂しい。

    『惑星語書店』惑星語って文字は、音韻はどんなのだろう。異国の地にて母国語で話しかけられたために心を開く人というのを動画でよく見かけるが、その時のまるで友人に再会した時のような嬉しそうな顔が頭をよぎった。

    『外から来た居住者たち』おいしいと感じられない、という感覚の理由が地球外星人だからという設定が面白い。ダヒョンと店長が美味しさを分かち合えた瞬間をこうやって見せてもらえて嬉しい。

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    2026年04月12日