カンバンファのレビュー一覧

  • 地球の果ての温室で

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白い小説だった……!!!
    翻訳小説は独特の文体があると思うのだけど、韓国語は文法が似ているからかこの作品ではその感じもおぼえず、本当に読みやすい文体でするする読めた。

    するする読み進めたのはもちろん内容がめちゃくちゃよかったのもあって、SFって謎が解けたり時空を超えて何かが繋がったときに自分の脳内で小爆発が起きて面白さが加速する瞬間が好きなんだけど、そういう瞬間を1回だけでなく味わえた作品だった。

    植物がキーとなるディストピアの舞台も魅力的だったけど、個人的に魅力的だったのはキャラクターの描き方で、アヨンの周りの人間関係もよかったし、後半核心に迫って描かれたジスとレイチェルが

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    2024年06月10日
  • 地球の果ての温室で

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    SF特有のマッチョな感じがなく、その時代、その環境にサラリと飛び込めるような文章や登場人物の設定が好き。SFらしくなく、しかしSFじゃないと書き得ない物語。描かれているものは普遍の苦さや焦がれる想い。

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    2024年05月27日
  • 地球の果ての温室で

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    ダストフォールという地球規模での災害が発生した後の世界。ドームに逃げ込むことができた人と、耐性を持っていた人が生き残って、世界を再建した。ダストの時期に、地球を覆っていた植物、モスバナが、今頃になって再発生したことから始まった調査だが、主人公アヨンの思い出につながる点があり詳しく調べていく中で、ダスト時代の人々の行動が明らかになっていく。
    序文で作者本人が書いているのだが、この本の執筆時期がCOVID-19が最も深刻だった時期に重なっていたとのこと。小説の中のダストフォールが、現実のパンデミックと重なる部分もある。
    とても面白かった。おすすめです。

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    2023年06月14日
  • 実は、内向的な人間です

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    自分は内向的な人間だと思っていたけど、やっぱりそうだった。
    本の最初にある内向的チェックで10個以上チェックがはいった。
    家にいる事が好きだし、パーティー等ざわざわする場所も苦手。
    大勢でいるよりも一人の方が楽しい。
    等々、完全なる内向的人間のようだ。

    本に登場する旅行が苦手問題、、、。これは私も一緒で。
    (他人は喜ばしいことがストレスだったりする)
    精神的負荷が結構かかる。
    毎日をルーティンで過ごすことが心地いいので、イレギュラーな事(それが例え旅行等、他人が羨ましがるような事でも)がものすごくストレスになるのです。
    「旅行が好きじゃない」とか、外ではあまり言えないよなぁ。
    他人に言いずら

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    2023年05月30日
  • 実は、内向的な人間です

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    感想
    人といると疲れる。やっぱり家が一番安心できる。それでも外の世界を拒絶するわけではない。自分の中に新しい風を入れるために。爽やかにいたい。

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    2023年01月01日
  • 実は、内向的な人間です

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    MBTI検査で10年以上I(内向的)なのに、周りからはE(外交的)と言われている為、90%程度共感できた。残りの10%は、行動力とか旅行の部分、、、あまり共感出来なかった。内向性のベクトルがあって、人それぞれ内向性のレベルが違うからだろうな。

    2時間程度でサクッと読める本。

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    2022年02月28日
  • +1cmLOVE たった1cmの差があなたの愛をがらりと変える

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    ネタバレ

    【オススメな人】
    失恋してどうすれば良いかわかんない人

    騙されたと思ってこのタイトルの場所を試し読みしてみて下さい。

    ・もうやめよう
    ・終わる理由は終わったから
    ・別れに対する二つの態度

    特に3番目の『別れに〜』

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    2022年02月02日
  • +1cmLOVE たった1cmの差があなたの愛をがらりと変える

    購入済み

    めちゃくちゃ良い本

    +1cmシリーズを2冊も読みましたが、どちらも心動かされました。私の中の固定概念が崩され、そういう考え方もあるんだという新しい発見に繋がる本だと思います。後1冊読んでないのでまた読もうと思います。

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    2021年06月29日
  • +1cmLOVE たった1cmの差があなたの愛をがらりと変える

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    久しぶりに韓国ドラマを観始め…
    たまたま立ち寄った本屋さんで見つけた一冊。イラスト&言葉に惹かれて購入。まさか…著者あるイラストが韓国人とは! 運命の出会いに感動です。

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    2021年02月13日
  • 種の起源

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    ハン・ユミンは血の匂いで目が覚めた。ベッド・カバーからなにからなにまで、べっとりと血痕がついていた。床にはドアからベッドまで足跡がついている。そして電話が鳴りだすr。ヘジンからの電話だ。お母さんはどこだという。なんでも夜中に着信があったという。家で何かあったわけじゃないよな?と問う。ユミンは状況が分からずに、ヘジンからの電話を切った。何が起きたのか?自分で探りながら、記憶を取り戻す過程で自分がサイコパスだったということを思い出す。悪人とはなんであるかを問う。

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    2020年12月24日
  • 種の起源

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    ネタバレ

    一人の人間の中に芽生える悪。それが育ったあとの狂気。人を殺しながらもどこか現実感の薄いこと。淡々と実行しているような感情の動き。静けさの中にある意識と無意識を行ったり来たりするような心。誰にでも悪の種はあるのか。記憶の奥深くに沈んでいた本当のこと。日常の中に存在して身近にあるような怖さを感じた。韓国ミステリーがこれからもどんどん読めるようになると嬉しい。

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    2019年03月13日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    少し切ないのに綺麗で静かな物語
    現代的な問題を宇宙も含めて考えると確かにそうなるのかもしれない…と思った 忘れ去られた土地、忘れ去られた惑星 そこに確かに人はいるんだもんな
    男性の書くSFって無機質で機械的な印象があるんだけど、このSFは人間らしさや暖かさを感じで不思議だった。
    著者の他の本も読みます

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    2026年08月23日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    ネタバレ

    7作品のSF短編集。
    どの話も美しく繊細な響きがあって、どこか懐かしく切ない。未来で色んな技術が進歩していても、そこで生きているのは同じような感情を持った人間であるというのが想像できてよかった。完璧にはなれないが故の過ちやエゴだってたくさんある。
    『スペクトラム』が特に好みだった。宇宙において、異なる文化を持つ知的生命体同士が出会ったらどんなことが起きるかという物語のパターンとしては、最も優しくあたたかいものに分類されると思う。みんなが同じ考えを持っているとは限らない。分からないなりにお互いを思い合う個体がそれぞれにいてもいい。似通った星ではあっても、地球人の能力や感覚が通じない文化がある描写

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    2026年08月18日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    詩のように情緒的で美しい7作のSF短編集。
    未来の宇宙工学やバイオテクノロジーがテーマだが、その裏で女性の主体性、マイノリティへの差別など現代に存在する社会問題的テーマも組み込まれていて、登場人物たちに感情移入しやすい。

    『巡礼者たちはなぜ帰らない』
    ユートピアこそがディストピアなのかもしれない。

    『スペクトラム』
    性善説だけでは生きられない世界でも、知性を持つものの善性を信じようと思える1作。

    『共生仮説』
    決して自分のものではないのに生々しく懐かしく感じる美しい記憶、というものが私にもいくつかある。遠い美しい世界にロマンを感じる1作。

    『わたしたちが光の速さで進めないなら』
    タイト

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    2026年08月15日
  • この世界からは出ていくけれど

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    ネタバレ

    あるひとときの出会いと別れの短編集で、寂しさと温かさが入り混じる心情になりました。
    個人的には最後のライオニと古の協約のお話が特に好きで、誰かを思い続けることの透明さに憧れを感じました。
    ライオニと約束をしてシステムを守り続けるセルが痛ましい姿になりながらも、番人の役目を果たし続けていて泣きました。
    古の協約では星の活動から生まれる成分が毒になる、そしてその解決方法が星の破壊である、星での一族についてのお話でした。物質「ルチニール」に耐性のある人さえ25年しか生きられない星で、地球からの宇宙探査機が来着して、そこで恋心が芽生えるロマンチックな話であり、次の来着までには現地のノアは死んでいること

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    2026年08月15日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    「この世界からは出ていくけれど」がとても好きだったので読みました。
    今作の魅力は
    母から異星人まで
    人種を超えて距離を超えて時間までも超えて
    分かり合えない人との対話を諦めないところだと思います。
    どんな人に対してもわかろうと努力することはとても難しいことですが、チョヨプ作品に出てくる人々は懸命に分かろうとし続けます。
    そこに希望を感じてすごく好きです。

    特に好きだったのは以下の作品です。
    スペクトラム
    共生仮説
    館内紛失
    わたしのスペースヒーローについて

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    2026年08月05日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    血の繋がりや、異種間の交流の困難さや、母になることの葛藤、感情の消費化、毒親、そして今生の別れなど近未来を題材にしたSF短編集でありながらも現代の私たちの問題をとことん描いた作品である。

    むしろSFの設定によって問題が極めてクリアに描かれている印象であり、この本によって勇気づけられる読者は多いだろうなと感じた。

    またSFとしての着眼点も面白いものが多く、どの話も印象深かった。

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    2026年08月03日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    短編。

    一話目から、なんとキレイなストーリーなのだと思った。

    純真無垢という言葉が当てはまるような作品で、こんな世界観があるのかと驚いた。

    特に印象に残ったのは「わたしたちが光の速さで進めないなら」「館内紛失」

    状況は違えど、一度は経験したことのある切なさが詰まっている。

    SFはあまり読まないジャンルだけど、そんな方でも楽しめる本だと思う。

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    2026年08月03日
  • この世界からは出ていくけれど

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    前作と同じように温かくて寂しい気持ちになる
    認知空間が1番好きだった
    自分の見えている世界が全てではないこと、それを否定することは真偽の判定ではなく多様性につながること

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    2026年07月27日
  • この世界からは出ていくけれど

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    わからせようとすることの暴力性と、わかろうとしてもわからない寂しさを抱えながら、互いに近づこうとするような感じに希望を感じた。
    「マリのダンス」「ローラ」「キャビン方程式」が特に印象に残っている。

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    2026年07月17日