カンバンファのレビュー一覧

  • 長い長い夜

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    これは、長い長い夜のお話。
    シロサイが、ペンギンたちが過ごしたいくつもの長い長い夜。
    彼らには名前があった。
    ノードン、チク、ウィンボ。
    一頭と二羽の「お父さん」が繋いだ、いのち。
    そう、その、いのち。「ぼく」と「お父さん」たちのお話。
    「ぼく」は動物園のペンギン舎で見捨てられた卵だった。
    ペンギンたちも飼育員たちも遠巻きに見ていた。
    そこに、ふたりの「お父さん」チクとウィンボがやってきて、代わる代わる「ぼく
    」を温めはじめた。
    「ぼく」はチクとウィンボの愛情を受け止めて卵の中ですくすくと育った。
    そこに「戦争」がやってくる───そして、「ぼく」は、シロサイのノードンと出会う───。



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    2024年08月27日
  • 地球の果ての温室で

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白い小説だった……!!!
    翻訳小説は独特の文体があると思うのだけど、韓国語は文法が似ているからかこの作品ではその感じもおぼえず、本当に読みやすい文体でするする読めた。

    するする読み進めたのはもちろん内容がめちゃくちゃよかったのもあって、SFって謎が解けたり時空を超えて何かが繋がったときに自分の脳内で小爆発が起きて面白さが加速する瞬間が好きなんだけど、そういう瞬間を1回だけでなく味わえた作品だった。

    植物がキーとなるディストピアの舞台も魅力的だったけど、個人的に魅力的だったのはキャラクターの描き方で、アヨンの周りの人間関係もよかったし、後半核心に迫って描かれたジスとレイチェルが

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    2024年06月10日
  • 地球の果ての温室で

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    SF特有のマッチョな感じがなく、その時代、その環境にサラリと飛び込めるような文章や登場人物の設定が好き。SFらしくなく、しかしSFじゃないと書き得ない物語。描かれているものは普遍の苦さや焦がれる想い。

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    2024年05月27日
  • 地球の果ての温室で

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    ダストフォールという地球規模での災害が発生した後の世界。ドームに逃げ込むことができた人と、耐性を持っていた人が生き残って、世界を再建した。ダストの時期に、地球を覆っていた植物、モスバナが、今頃になって再発生したことから始まった調査だが、主人公アヨンの思い出につながる点があり詳しく調べていく中で、ダスト時代の人々の行動が明らかになっていく。
    序文で作者本人が書いているのだが、この本の執筆時期がCOVID-19が最も深刻だった時期に重なっていたとのこと。小説の中のダストフォールが、現実のパンデミックと重なる部分もある。
    とても面白かった。おすすめです。

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    2023年06月14日
  • 実は、内向的な人間です

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    自分は内向的な人間だと思っていたけど、やっぱりそうだった。
    本の最初にある内向的チェックで10個以上チェックがはいった。
    家にいる事が好きだし、パーティー等ざわざわする場所も苦手。
    大勢でいるよりも一人の方が楽しい。
    等々、完全なる内向的人間のようだ。

    本に登場する旅行が苦手問題、、、。これは私も一緒で。
    (他人は喜ばしいことがストレスだったりする)
    精神的負荷が結構かかる。
    毎日をルーティンで過ごすことが心地いいので、イレギュラーな事(それが例え旅行等、他人が羨ましがるような事でも)がものすごくストレスになるのです。
    「旅行が好きじゃない」とか、外ではあまり言えないよなぁ。
    他人に言いずら

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    2023年05月30日
  • 実は、内向的な人間です

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    感想
    人といると疲れる。やっぱり家が一番安心できる。それでも外の世界を拒絶するわけではない。自分の中に新しい風を入れるために。爽やかにいたい。

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    2023年01月01日
  • 実は、内向的な人間です

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    MBTI検査で10年以上I(内向的)なのに、周りからはE(外交的)と言われている為、90%程度共感できた。残りの10%は、行動力とか旅行の部分、、、あまり共感出来なかった。内向性のベクトルがあって、人それぞれ内向性のレベルが違うからだろうな。

    2時間程度でサクッと読める本。

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    2022年02月28日
  • +1cmLOVE たった1cmの差があなたの愛をがらりと変える

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    ネタバレ

    【オススメな人】
    失恋してどうすれば良いかわかんない人

    騙されたと思ってこのタイトルの場所を試し読みしてみて下さい。

    ・もうやめよう
    ・終わる理由は終わったから
    ・別れに対する二つの態度

    特に3番目の『別れに〜』

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    2022年02月02日
  • +1cmLOVE たった1cmの差があなたの愛をがらりと変える

    購入済み

    めちゃくちゃ良い本

    +1cmシリーズを2冊も読みましたが、どちらも心動かされました。私の中の固定概念が崩され、そういう考え方もあるんだという新しい発見に繋がる本だと思います。後1冊読んでないのでまた読もうと思います。

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    2021年06月29日
  • +1cmLOVE たった1cmの差があなたの愛をがらりと変える

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    久しぶりに韓国ドラマを観始め…
    たまたま立ち寄った本屋さんで見つけた一冊。イラスト&言葉に惹かれて購入。まさか…著者あるイラストが韓国人とは! 運命の出会いに感動です。

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    2021年02月13日
  • 種の起源

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    ハン・ユミンは血の匂いで目が覚めた。ベッド・カバーからなにからなにまで、べっとりと血痕がついていた。床にはドアからベッドまで足跡がついている。そして電話が鳴りだすr。ヘジンからの電話だ。お母さんはどこだという。なんでも夜中に着信があったという。家で何かあったわけじゃないよな?と問う。ユミンは状況が分からずに、ヘジンからの電話を切った。何が起きたのか?自分で探りながら、記憶を取り戻す過程で自分がサイコパスだったということを思い出す。悪人とはなんであるかを問う。

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    2020年12月24日
  • 種の起源

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    ネタバレ

    一人の人間の中に芽生える悪。それが育ったあとの狂気。人を殺しながらもどこか現実感の薄いこと。淡々と実行しているような感情の動き。静けさの中にある意識と無意識を行ったり来たりするような心。誰にでも悪の種はあるのか。記憶の奥深くに沈んでいた本当のこと。日常の中に存在して身近にあるような怖さを感じた。韓国ミステリーがこれからもどんどん読めるようになると嬉しい。

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    2019年03月13日
  • この世界からは出ていくけれど

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    わからせようとすることの暴力性と、わかろうとしてもわからない寂しさを抱えながら、互いに近づこうとするような感じに希望を感じた。
    「マリのダンス」「ローラ」「キャビン方程式」が特に印象に残っている。

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    2026年07月17日
  • カクテル、ラブ、ゾンビ

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    海外文学チャレンジ!韓国文学は気になりつつもなかなか手をつけられてなかったけど、短編×ホラーテイストということもありとても面白く読んだ。
    一番好きなのは「オーバーラップナイフ、ナイフ」。これ初めて書いたのか!すごいなぁ。途中からオチはなんとなく勘付いてしまったものの、最後の心情描写は予想外だった。じわ〜っと余韻が広がる今作を最後に持ってきてるのもうまいなぁと思う。

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    2026年07月12日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    登録してたのにウッカリ削除してしまい記録のため追加。

    私は好き。
    ケンリュウのような。
    リケジョ研究員の話多いね。

    私はSFはほとんど読まないけど、アイデアがとっても良い。なーんにもコミュニケーションとれない異星人の住む惑星に不時着しお世話になる話。永遠に来ない連絡船(宇宙船)を待つおばあちゃん元研究員の話。宇宙にある大きなトンネルの向こう側への探索プロジェクト等々。

    どれもこの先どうなる?というワクワクやソワソワがあり。根底には相手と繋がりたい、誰がの役に立ちたいといったヒトとして生まれたからには誰しも持つ感情が溢れてる。

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    2026年07月05日
  • この世界からは出ていくけれど

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    SF的な部分は理解しづらいところもあった。
    世界の大部分と違った感覚を持つ人たち。お互いにどう理解し、調和していくのか。

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    2026年06月27日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    初めて短編で良いと思った。
    どの話も珠玉の物語で、手に取っておきたいくらい、大切にしたくなる。「感情の物性」みたいに。
    どこか寂しげな雰囲気が漂ってるのも良い。でもSFだけれども、人間としての温かさみたいなものを感じて、余韻を楽しめた。
    一気に読むより少しずつ少しずつ大切に読みたいと思った。
    この作家さんの他の物語も単行本で買いたい。

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    2026年06月24日
  • 惑星語書店

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    キムチョヨプの作品を読むたびにああやはり好きな作風だなと思う。SFなんだけど、SF以外に書きたいものがあるかのような。
    この本はごく短い、掌編集だけど、そのなかにおいても十分に作家性が発揮されていた。
    「サボテンを抱く」「デイジーとおかしな機械」「シモンをあとにしながら」が特に好みだった。「痛みを与えないことが愛なのか、はたまた痛みに耐えることが愛なのか」というフレーズは、序文よりも前に抜き出されて登場するが、「サボテンを抱く」の掌編中でその文の力が最大限引き出されているのを感じられた。

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    2026年06月19日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    SF 短編集。しっかりと SF らしく、技術的な革新があるもの、描かれるのは現代にも存在する社会問題をテーマにした心のうちの話であり、技術が進んだ世界でも根本の問題は変わらず、とても考えさせらる内容だった。
    同時にとても静かできれいな世界観を感じられるような作品たちで、読後感がとても気持ちの良いものであった

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    2026年06月12日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    期待以上に心揺さぶられた。
    SFでも共感しやすいような話が多かった。

    巡礼者たちはなぜ帰らない、共生仮説、わたしたちが光の速さで進めないなら が好みだったが、どんな視点でそんなお話が思いつくんだろう…と思ったら著者コメントですぐ答え合わせができてスッキリ。
    そんなエピソードからそんなお話が書けるのね…と参考になった。

    手っ取り早く近くにある別世界を覗いたような気持ちになれた。

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    2026年06月10日