カンバンファのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
デビュー作でもある前作の短編集から一気に大ファンになった作家さん。
待ちに待った新刊でウキウキしてあらすじを見るとどうやら今回は長編とのこと。
それもあってか前作よりも展開はゆったりとした流れ。
それでも中盤から終盤にかけて過去と現在が交差し運命が紐解かれていく様は圧巻だった。
終末という救いようのない世界を描きながら、まるで陽だまりの中に包まれるような安堵感を覚えるのは、やはり作者の優しい眼差し故なのかな。
前作から共通する、好奇心が揺さぶられるSF設定の楽しさと「あなたを知りたい」という人間的な願いの尊さが、引き続き素晴らしかった。
早くも次作が待ち遠しい。 -
Posted by ブクログ
自分も内向的な傾向にはあると思いながらも、序盤のチェックリストがパーフェクトだった時は「お〜まじか」と...。笑
わかるわかる〜なんてレベルではない、首がもげそうなほど頷き、唸るくらい共感はしました。
かといって、人を交わることを嫌ってるとか、寂しいわけでもなんでもない。
育ってきた環境や自分の意思によってなんとか身に付けてきた外向性。
それもあなたの力で掴み取ったひとつの特性だよ、なんて言われている気がして勇気づけられました。
自分を受け入れるための器が少し広くなった気がします。
こんなに1人が大好きな自分が結婚なんでできるのだろうか...という漠然とした不安にも、少し希望が持てる内 -
Posted by ブクログ
茂木健一郎さんがどこかの本でオススメしていたこの作品。
随分と時間がかかってしまいましたが、「種の起源」読み終わりました。
ダーウィンの種の起源ではなく、韓国の作家「チョン・ユジュン」さんのミステリー作品です。
ミステリー作品というか、サイコスリラー的な内容。
主人公の心情やその行為の内容が克明に描かれており、、ドキドキしながら読みました。結構グロテクスな表現の部分が多く、読みすすめるのが辛かった。。。
どうしてダーウィンの進化論が述べられている種の起源と同じ題名なんだろうかと思ったけど、著者のあとがきで理解しました。
人の中に潜む悪の種、それを克服する事が進化につながると言うこと。