カンバンファのレビュー一覧

  • 派遣者たち

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    ネタバレ

    エピローグにて、ある人とある人の別れが、生と死という概念では説明できない繋がりによって再び繋がる描写がある。

    今、生きて存在してる私・私の大切な人たち、過去に亡くなってしまった大切な人たちが、私たちの今の生が終わった後にこうしてまた会えるといいなと思う。

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    2026年03月30日
  • この世界からは出ていくけれど

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    ネタバレ

    相互理解って、どれほど難しいことなのか。それをしようとすること自体の尊さと、欺瞞と、そして結局のところ不可能かもしれないということ。
    けれども理解しようとする、もしかしたらそれは酷いことかもしれないけど、理解しようとすることが大切なんだと私は思う。思うことにしました。

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    2026年03月29日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    どれだけ技術が進歩しても、人と人との繋がりは大事だと改めて思いました。
    「感情の物性」が個人的に一番興味深い内容でした。

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    2026年03月26日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    めちゃくちゃ面白かった。

    SF短編集なのですが、個人的には「館内紛失」が一番すき。
    母娘関係を題材するとどうしても暗くて重たくなるんですよね。なぜなら、してもらえなかったことに言及せざるを得ないから。
    それをここまでやさしく汲み上げたのはすごいなと思った。

    どの作品もあたたかな読後感が素敵。

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    2026年03月18日
  • この世界からは出ていくけれど

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    ネタバレ

    SFというジャンルではあるものの、本質は他者との分かりあえなさについて描かれた小説だと感じた。

    著者が「感覚バブル」という言葉を使って説明している、一人ひとりが知覚している世界の違いとそのすれ違いについて思いを馳せることができて面白かった。

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    2026年03月15日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    とっても面白かった!
    キムチョヨプさんの小説は前から気になっていて、やっと読むタイミングをつくれました。

    どれもこれからの未来、実現できたらわくわくするだろうと感じる科学の進化な反面、現代におけるそれぞれの問題提起の主題を孕んでいて考えさせられる展開。どんどん引き込まれた、、!

    共生仮説と館内紛失がすき。
    心の機微に寄り添える感性があるからここまでの描写ができるのだなと思うし、キムチョヨプさんの他の書籍も絶対に読むぞと心に決めました。

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    2026年03月14日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    ネタバレ

     地球にはわたしたちとはかけ離れた、驚くほど異なる存在がうじゃうじゃいるはずよね。今なら想像できるわ。地球へ向かったわたしたちは彼らと出会い、多くは誰かと恋に落ちる。そしてわたしたちはやがて知ることになる。その愛する存在が相対している世界を。その世界がどれほどの痛みと悲しみに覆われているかを。愛する彼らが抑圧されている事実を。
     オリーブは、愛とはその人と共に世界に立ち向かうことでもあるってことを知ってたのよ。
     この話をすべて信じられる?

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    2026年03月13日
  • 惑星語書店

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    SF掌編集。
    最初の「サボテンを抱く」で心を鷲掴みにされた…!ここではないどこかの世界の話でありながら、この世界で生きるために大切な優しさを教えてくれる、不思議な物語ばかりだった。

    予備知識なしでふと手にとった本が自分好みだったとき、なんだか運命を感じる。

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    2026年03月08日
  • 長い長い夜

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    人間のせいで最後のシロサイになってしまったノードンとペンギンの辿る長い夜とその旅路。ノードンの語る彼の経験してきた話。絵の美しさと共に心に深く染み入る。

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    2026年02月28日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    SF短編集。どれも読みやすく、面白かった。人間性の獲得の話など、発想力に感服。タイトルのセンスが逸脱している。

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    2026年02月25日
  • 惑星語書店

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    読みたい読みたいと思っていたキム・チョヨプさんを初めて読んだ

    面白い!好き!!
    地球外生命体として植物に侵食されつつある地球が主な舞台
    共生か侵略か寄生か、そもそも地球の人類がそれを選べるような状況なのかも分からない

    絶滅って劇的じゃ無くてこんなふうに緩慢にすすんでいくものなのかもとゾワゾワしながらも、ちょっと違うように思える隣人を受け止めたり理解してみようと思う視線の暖かさが絶妙

    表題作の惑星語書店も、設定はSFなのに出てくる人達の気持ちは私たちと同じでノスタルジーに悶えた

    『サボテンを抱く』には泣かされて、最初からこんな完成度でこの後どうなっちゃうのと思ったけど、総じて大満足読書で

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    2026年02月23日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    久々にいい本に出会った。
    SFの題材になるような派手な出来事の中にも日常はあるんだな、としみじみ。
    そして生きて出逢って愛して死んで、、そんな人間の時間とじっくり向き合う不思議な物語たち。

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    2026年02月13日
  • この世界からは出ていくけれど

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    汎ゆる世界から旅立つ者達の
    7つの短編集
    元タイトルは
    『さっき去ってきた世界』
    序文で日本の読者への
    メッセージが書かれていて、
    その丁寧さに心打たれた

    SFは翻訳者の技量も
    特段問われる分野だと思うが、
    物語自体の内容も
    プロットもしっかりしてて、
    凄く読みやすく、儚い世界観も好み

    本の装丁もかわいいし、
    著者の別の本も手に入れたいと思った
    装画は最終話のキャビン方程式からかな?
    読み終えてからの装画の良さが増すね〜

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    2026年02月01日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    ネタバレ

    SFでありながら、読み終えた後に胸に残ったのは不思議な「ノスタルジー」だった。
    技術が光の速さで発展しても、誰かを思う人間心理や、ままならない人間関係そのものは変わらない。著者のその丁寧な眼差しが、未来の物語に温かさを与えているのだと感じた。
    ​特に印象に残ったのは、表題作『わたしたちが光の速さで進めないなら』。
    新しい技術の発見によって、家族との関係が引き裂かれてしまう理不尽さ。それが宇宙レベルにまで広がる「怖さ」と、それでもそこで待ち続ける「静けさ」に胸を打たれた。
    ​また『スペクトラム』では、色彩言語や個体の入れ替わりといった、自分の想像の範疇にはない異星人の生態に最初は不気味さすら感じ

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    2026年01月30日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    優しい読後感に包まれるSF短編集。大学院で生化学修士号まで取ってる作者なので科学的考証は結構ハードなのに専門的知識がなくても気軽に読める。それはSF設定を舞台としながらもあくまで描きたいのは人間の優しさや共感、郷愁だからだろう。SF苦手な方にもおすすめ。

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    2026年01月22日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    こんな優しいSFというジャンルに初めて触れて、新しい小説の面白さに出会えた気がした!全短編おもしろくて、決して読みやすいと言うわけではないのにページを捲る手が止まらなかった。共生仮説という短編では、子供は7歳頃に一旦記憶がリセットされることを起点として非常に面白く楽しく素敵な世界を編み出していたし、スペリウムも館内紛失もわたしのスペースヒーローも設定や考え方にワクワクさせられて、それでいて考えさせられることもあり、非常に面白かった!好きな作家さんが1人増えた✨

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    2026年01月10日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    めちゃくちゃ良かった!好き!
    取り零していたものをそっと拾い上げて優しく包んでくれるような、お話一つひとつがリュドミラの惑星みたいな感覚を覚えた。じんわり広がる読後の高揚感が最高に心地良くて。他の作品も読みます!

    今朝方読んだ「館内紛失」も刺さったけど、いちばんはやっぱ「共生仮説」かなー。夏の青空や秋の高い空とか夕暮れを見た時にふいに感じる、もう思い出せないけどたまらなく懐かしくて淋しく思ういつかの日を思い起こしてた。
    表題作も面白かった。あの船は今もまだ進んでるんだろうか……

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    2026年01月06日
  • 罰と罪 下

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    原題を直訳すると『再捜査』らしい。
    が、このドストエフスキーを食った様な不遜なタイトルは素晴らしい命名だと思います。

    犯人の純文学っぽい独白と警察小説が交互に語られます。
    エンタメと純文学を交互に読んでる様な気分で読みました。
    とはいえ、世界文学みたいなものかと言われるとそうではなくちゃんとエンターテイメント小説です。
    とにかく面白かった。
    犯人の言い草に頷けないあたりが読む速度を落としますが、最後まで興味深く、追う方、追われる方から出てくる描写を楽しみました。
    韓国の作家が書いて、日本語の分かる韓国の人が日本訳をした作品。
    読む前にドストエフスキーの五大長編は読んだほうがいいかも?
    『白痴

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    2026年01月02日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    やはり日本文学ではないぶん初めは少し読みづらかった。ただ素晴らしい。孤独、悲しみ、そして愛。とても優しい愛に包まれた悲しみ、孤独の話。人間の弱さはきっと情報化、技術、AIなどの進歩があるこの世の中でこさ失ってはいけない愛しい特性の一つであると思う。どこでどなような時代を生きようとも、お互いを理解することを諦めたくない。そのような信念、優しさが溢れ出していた。

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    2025年12月15日
  • カクテル、ラブ、ゾンビ

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    めちゃくちゃ面白い。4作品とも趣向が異なり全部良かった。"オーバーラップナイフ、ナイフ"はとてもよく出来たタイムリープもので、結末が近づくにつれ悲しく痛々しいけど構成が本当に面白い。"湿地の愛"も好き。幽霊のムルとスプのやり取りが微笑ましく可愛らしい。壮大なラストで終わりのその先が気になるという感覚を久しぶりに感じた。訳者あとがきにある「ホラーの先にある爽快感と充足感」という言葉がぴったり。しっかり怖いですが、それも含めて良いなあ〜面白いなあという満足感の方が大きく読後が非常に良い。ただのホラーでなく、家族愛や友愛が描かれているので感情移入しやすく読みや

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    2025年12月10日