カンバンファのレビュー一覧

  • カクテル、ラブ、ゾンビ

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    幻想的な暗闇に吸い込まれちゃう! エモさとセンス抜群の韓国ベストセラーホラー #カクテルラブゾンビ

    ■きっと読みたくなるレビュー
    幻想的で芸術性の高いホラーですね。読んでると深い深い異空間に吸い込まれていきそうです。韓国のホラーでバラエティー富んだ短編四作。切り口もテイストも全部違うので、思いっきり楽しめる一冊です。

    どの作品からも物語を紡ぐ愛情を感じるんすよね~。文芸が好きで、人間が好きで、生み出すは苦しいけれどそれでも読者も楽しんで欲しいって気持ちが伝わる。ホラーではありますが、純文のように一文一文噛み締めたくなる作品たちでした。

    ●インビテーション
    幼い頃から喉に何か詰まっている違

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    2024年11月12日
  • +1cmLOVE たった1cmの差があなたの愛をがらりと変える

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    つなぎ合うしわだらけの手が美しく見えるのは、
    そこに刻まれた数多くの人生の曲がり角を、
    つないだ手と手で一緒に乗り越えてきたから。

    年をとることが楽しみになる言葉、それは
    僕たちもあんなふうに年をとろう

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    2024年10月23日
  • カクテル、ラブ、ゾンビ

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    『韓国の新鋭No.1ホラー作家が誘う、没入感120%短編集』という帯のとおり、チョ•イェウンさんの物語世界に惹き込まれた一冊でした!

    とくに好きなのが1本目の『インビテーション』。
    招待や勧誘を意味するInvitationの通りでした。イェウンさんの描くありのままの自分を見出した人間のもとへ、読む人を誘うホラー作品でした。
    その自分を剥き出しにした人間の愛に対する生々しさに衝撃を受け、そして彼女のストーリーのラストには清々しさを感じ魅力的でした!

    その後に続く物語もありふれた人間の愛憎劇を鮮烈かつ過激に描き、読んでいると作者の人が紡ぐ物語に愛をもっていることが伝わってきます。

    恋人や家族

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    2024年10月10日
  • 夜間旅行者

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    ネタバレ

    ユン・ゴウンの初訳作品。ポケミスで一段の縦書き、そこまでの厚さはなく中編程度の長さ。

    地震や津波などの被災地を訪れるツアー会社に勤めるヨナは、いつからか雑用しかもらえず、上司からも酷いセクハラを受けるようになる。自分のキャリアは終わったのだと薄々気づき、退職願を出すが、一週間のリフレッシュ休暇を命ぜられ。。。

    ミステリというよりはサスペンス、もしくは人怖系のホラー。サクッと読め、更にはちょうどいい怖さで満足。あえていうなら、そこそこ値段が高いので、少しコスパが悪いか。
    実際自分の身に起こると、誰しもパニックになるだろうなぁと。そういう意味では、終盤より中盤に降りかかることの方が怖い。

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    2024年08月13日
  • 誤解されても放っておく

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    タイトルをみて衝動買い。

    『その言葉に込められた裏の意味
    •やっぱりいいや
    •もういいよ
    •なにも言いたくない』

    どの言葉もせつない。
    ほんとはわかってほしい、もっと話したい
    でも、もうあきらめちゃったんだね。
    残念だけど、きっともう交わることはない。
    心のシャッター降りちゃったもん。

    『自分のことを知る時間
    どんな一日だったか、
    どんなことで気分がよくなったり不快になったか、
    誰がよくて誰がいやだったか、
    どんな時に気持ちが動いたか、振り返る。
    自分と向き合い、知ること、それより大事なことが
    ほかにあるだろうか』

    毎日必ず振り返る、その日に浮かんだことを
    考えたこと感じたことを言葉に

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    2024年04月14日
  • 長い長い夜

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    4.5年から。最後のシロサイとなったノードン。彼の生きてきた道は、このタイトルに相応しい長い夜を過ごしてきた。あるペンギンとノードンの生き抜いてきたことの全てが、切切と人間である私たちに訴えてくる。サイの絶滅、オスのつがいなど、関連して伝えたい一冊。

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    2024年04月03日
  • 地球の果ての温室で

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    この地球は植物のもの……人間その他の動物は植物に依存して生きている。

    SFしかもディストピア小説で、人類自らの過ちから地球上の生物滅亡の危機という設定にも関わらず、健気でひたむきな主人公たちのようすが、素直に心に響く。

    過去と現在を交互に描いているが、混乱もなくすんなり頭に入っていき、没頭してしまった。

    ただ……
    ほぼ、女性しか登場しない。なぜ?意図的?
    もう一つ、
    舞台はほぼ、韓国、マレーシア、エチオピア。
    これもなにか……。

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    2024年03月14日
  • 傷つくだけなら捨てていい 精神科医が教える、ストレスの手放し方

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    表紙の雰囲気と反して、かなりプラクティカルな内容だった。今まさにそういう助言を求めていた!と思うものがいくつかあり、読んで良かったと思う
    後半が特に良かった

    悩んだ時に自己啓発系の本を買いがちだが、結局しばらく積んで、悩みが薄れてきた頃にやっと読み始めるのが常、、

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    2024年02月08日
  • 実は、内向的な人間です

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    内向的な人間と外向的な人間の違いについて、作者目線で切り込んだエッセイ。まるまる私のことが書かれてる感じ、おもしろい

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    2024年01月22日
  • 長い長い夜

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    ネタバレ

    動物園にいる動物はもしかしたらこう思ってるかもしれないと思うとなんだか胸が締め付けられそうな感覚になった。
    人間さえいなければ、と人間の私が思ってしまった。
    弱肉強食の世界の中で人間は異色を放っている。
    保護ならまだしも、飼い慣らすのは間違いなのだろうかとすら思えてくる。

    だけど、私は動物が好き、動物園も水族館も大好き
    共存とは?これからも考え続けるべきなんだろう

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    2024年01月13日
  • 実は、内向的な人間です

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    本の表紙の帯を見て買うことを決めた本。
    自分って実は内向的な人間で、フリをしている部分とか、自分が気を張って頑張ってしまって疲れている部分があるってことが改めて知れた。それに、それをできるだけ疲れないようにするために、どうしたらいいのかとか、わかった気がする。
    母にも勧めた本。

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    2024年01月06日
  • 千個の青

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    故障した競走馬のトゥデイとその騎手である欠陥アンドロイドのコリーはともに廃棄予定だが、出会った少女たちとコリーはトゥデイをもう一度走らせようと奮闘する。

    透明感のある美しいお話でした。また、使い捨ての消費社会、経済動物問題、障害者問題など、多くの社会問題について考えさせられる本でもありました。
    お隣の国ながら、うっすらとしかその内実を知らない韓国、そこでも日本と同じような社会問題があるのだなあ、と知りました。主人公の一人がポリオだったりしたこともあるのか(おそらく日本では根絶。韓国でも相当少ないのじゃないかと思うのですが、よくわかりません)、何となくレトロフューチャー漂う世界観で透明感のある

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    2023年12月30日
  • 暗殺コンサル

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    韓国物は初めて読んだが、実に興味深い。ミステリーともサスペンスとも違う。色々と考えさせられる本だった。

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    2023年12月12日
  • 夜間旅行者

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    蟻地獄から抜けられない恐ろしさ… 人間の邪悪な本性が描かれたショッキングスリラー #夜間旅行者

    ■あらすじ
    独特のテーマを持ったプランを提供する旅行会社に勤務する主人公。彼女はツアープログラム業務にあたっており、収益が良くないツアーの見直しを命じられていた。
    あるベトナムのツアーに同行して現地を査定する主人公だったが、途中でコンダクターとはぐれるトラブルに見舞われてしまう。仕方なく街に滞在することになるのだが、なにやら街には秘密があるようで…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    人間の醜悪さが詰まったスリラー。不愉快な怖さが魅力ですね。

    まず独特の背景設定とストーリーが絶妙に厭らしいんですが、

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    2023年12月09日
  • 実は、内向的な人間です

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    ネタバレ



    ずっーと読みたくて仕方なかった本に偶然本屋で出会って、即購入。
    期待を裏切らなかった。読んだあと心がスーッと軽くなって、自分の生き方とか考え方は何ひとつ間違ってないよねって気持ちにさせてくれる。
    なんで韓国エッセイってこんなに素敵な言葉と表現で溢れてるんだろう。
    私もこんな素敵な言葉を使いこなせる人になりたい。

    わいの心に残った言葉
    「内向的な人とは、物理的、感情的に敏感な人のことを言う。だから、外界のどんな小さな変化も刺激に感じるし、短い外出や何気ないやりとりにも疲れてしまう。たとえるなら、Wi-FiやBluetooth機能がオンになったままの携帯電話。キャッチし

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    2023年11月16日
  • 実は、内向的な人間です

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    内向型人間代表です!みたいな私にとって、ぴったりな一冊でした。社会性スイッチ入れて、気を回しすぎて、一人になったらどっと疲れる。先を考えすぎて行動に移せず結局憂鬱。まさに自分すぎるけど、他にも同じ人がいるって安心?しました。
    憂鬱が訪れたら部屋を貸してあげる という最後のフレーズはとても好きです。

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    2023年10月16日
  • 地球の果ての温室で

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    23/10/07 静かに朽ちてゆく、去ってゆくものと、それを抱えて生きていくことを、熱量最低限で書いてくれる作家。好み。

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    2023年10月07日
  • 実は、内向的な人間です

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    これも妻の気持ちがわかるかと思って買ってみたやつ。内向型人間は回避性パーソナリティとは似て非なるものと感じた。共感できるとこも多く、これはこれでタメになった。物事のとらえ方、考え方一つで生きやすさって全然違ってくる。でも自分自身の思考であるにも関わらず、それを自分でコントロールすることはなかなか難しいんだなぁ。

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    2023年09月29日
  • 地球の果ての温室で

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    とつぜん繁殖した雑草の秘密をめぐってほどかれてゆく世界の歴史と、そこに生きた女性たちの物語。
    どこか懐かしくて柔らかい、ロマンチックなSF物語。この世界はどうしようもなくても、もう立て直せないと思っても、それでも守る価値のあるものは存在する。世界がどんな形に変わろうともそれでも愛はそこにあるのだと、穏やかな文体が静かな力で描き出す。
    出てくるモチーフひとつひとつがとても魅力的で知的好奇心をくすぐられるのと同時に、儚くも美しい光景が頭の中に広がっていく。
    そして登場人物も。かつての機械整備士と植物学者がたどり着いた夢の果ては決して哀しいものではなかったのだと信じたい。

    前作が好きだったので今作

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    2023年05月17日
  • 実は、内向的な人間です

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    自分ってもしやフツーじゃない?と人間関係で悩んでいたところ、出会ってよかった本です。自分を守るのも一つの戦術。自分を信じることの大切さを認識しました。
    1人でいるのが好きなのに結婚していいの?という章、しっくりきました。

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    2023年05月14日