あらすじ
外向型人間にものさしを合わせたかのような世の中で、内向型人間は深く悩みながらも懸命に生きている——。アジア圏女性のメンターとして愛される著者が、自身の内向的な人生を振り返りながら、どうすればそんな自分ともっと親しくなり、ささやかな幸せを育むことができるのかについて考察したエッセイ集。
内向型人間の気質に寄り添いながら、ほんの少しの勇気を出して一歩踏み出すことを応援する著者の言葉に励まされる。
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Posted by ブクログ
自身を内向的な性格であるとする著者。著者が感じてきたことをもとに、「内向的」を掘り下げて言語化してくれます。読後、我ながら取り扱いが難しいと思っていた自分自身の輪郭が、少しだけ、見えた気がしました。
タイトルの「実は」もポイントです。外向的だと思っていたあの人も、実は内向的な人間なのかもしれません。外向性には、相手を思う気持ちが隠されているのかもしれません。外向的な方に羨ましさを感じていたものの、元々の性格が異なるのだと結論づけていた私には、目から鱗の発見でした。
Posted by ブクログ
自分は内向的な人間だと思っていたけど、やっぱりそうだった。
本の最初にある内向的チェックで10個以上チェックがはいった。
家にいる事が好きだし、パーティー等ざわざわする場所も苦手。
大勢でいるよりも一人の方が楽しい。
等々、完全なる内向的人間のようだ。
本に登場する旅行が苦手問題、、、。これは私も一緒で。
(他人は喜ばしいことがストレスだったりする)
精神的負荷が結構かかる。
毎日をルーティンで過ごすことが心地いいので、イレギュラーな事(それが例え旅行等、他人が羨ましがるような事でも)がものすごくストレスになるのです。
「旅行が好きじゃない」とか、外ではあまり言えないよなぁ。
他人に言いずらいエピソードが赤裸々に書かれているので、同類がいたことに感動した!
この本からの一番の学びは、「無理して外交的にならなくてもいい」という事。
外交的の方が他人から何考えてるか分かりやすいせいか、得するように見えるけど、内向的でもそれなりに得することがある。長い目で見ると、内向的でも外交的でも同じ分だけ得も損もしているように思える。
内向的には内向的の戦い方がある。
その戦い方のヒント(考え方)が非常に参考になった。
自分は内向的と思える方は是非(^_-)-☆
Posted by ブクログ
感想
人といると疲れる。やっぱり家が一番安心できる。それでも外の世界を拒絶するわけではない。自分の中に新しい風を入れるために。爽やかにいたい。
Posted by ブクログ
MBTI検査で10年以上I(内向的)なのに、周りからはE(外交的)と言われている為、90%程度共感できた。残りの10%は、行動力とか旅行の部分、、、あまり共感出来なかった。内向性のベクトルがあって、人それぞれ内向性のレベルが違うからだろうな。
2時間程度でサクッと読める本。
Posted by ブクログ
内向的な筆者の経験や考えを読みながら、自分について考えることができる。自分も内向型だと思うが、筆者と比較しながら、自分の中にも外向的な面があるのかもしれないと気付かされた。
Posted by ブクログ
本の表紙の帯を見て買うことを決めた本。
自分って実は内向的な人間で、フリをしている部分とか、自分が気を張って頑張ってしまって疲れている部分があるってことが改めて知れた。それに、それをできるだけ疲れないようにするために、どうしたらいいのかとか、わかった気がする。
母にも勧めた本。
Posted by ブクログ
ずっーと読みたくて仕方なかった本に偶然本屋で出会って、即購入。
期待を裏切らなかった。読んだあと心がスーッと軽くなって、自分の生き方とか考え方は何ひとつ間違ってないよねって気持ちにさせてくれる。
なんで韓国エッセイってこんなに素敵な言葉と表現で溢れてるんだろう。
私もこんな素敵な言葉を使いこなせる人になりたい。
わいの心に残った言葉
「内向的な人とは、物理的、感情的に敏感な人のことを言う。だから、外界のどんな小さな変化も刺激に感じるし、短い外出や何気ないやりとりにも疲れてしまう。たとえるなら、Wi-FiやBluetooth機能がオンになったままの携帯電話。キャッチしなくていい電波にまでいちいち反応して、たちまちバッテリー切れになってしまう。」
Posted by ブクログ
内向型人間代表です!みたいな私にとって、ぴったりな一冊でした。社会性スイッチ入れて、気を回しすぎて、一人になったらどっと疲れる。先を考えすぎて行動に移せず結局憂鬱。まさに自分すぎるけど、他にも同じ人がいるって安心?しました。
憂鬱が訪れたら部屋を貸してあげる という最後のフレーズはとても好きです。
Posted by ブクログ
これも妻の気持ちがわかるかと思って買ってみたやつ。内向型人間は回避性パーソナリティとは似て非なるものと感じた。共感できるとこも多く、これはこれでタメになった。物事のとらえ方、考え方一つで生きやすさって全然違ってくる。でも自分自身の思考であるにも関わらず、それを自分でコントロールすることはなかなか難しいんだなぁ。
Posted by ブクログ
自分ってもしやフツーじゃない?と人間関係で悩んでいたところ、出会ってよかった本です。自分を守るのも一つの戦術。自分を信じることの大切さを認識しました。
1人でいるのが好きなのに結婚していいの?という章、しっくりきました。
Posted by ブクログ
読みながら、自分は内向的なのか、外向的なのか、いろいろと考えて読んだ。結論は、どっちでもある矛盾に富んだ人間だっていうこと。
内向的な人の心のうちの機微を、ここまで良く表現した文章はなかなか無いと思う。そうそう、それが言いたかったんだよ、というフレーズのオンパレード。
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作中で一番好きだった文。
「いらっしゃい。小さいほうの部屋を使っていいから、適当にやってね。ここにいるあいだ、家の中をかき乱さないこと。出て行くとき、お別れの挨拶はいらないよ。」
憂鬱が訪れたらこう言ってあげよう。
Posted by ブクログ
分かる分かると頷いて読んでいた。子供の頃より、楽しいお出かけをして帰ってきても、一人で部屋の中で本を読む時間が必要だった。そうしないと心が落ち着かなかった。大人になってもそれは変わらない。著者がいうところの「社会性スイッチ」が付いてきても、やはり生まれながらの性格は変わらない。今も、すぐ一人になって本を読みたがる、と妻から苦情を貰っています(苦笑)。
Posted by ブクログ
後半になるにつれておもしろくなる。
〜な人間は、と人を型にはめて傾向分析するのは好きじゃないが、内向的外交的かは自称的なところがあるし、どちらがいいわるいという話でなく内向的な人を肯定する本なのでそこまで悪い気はしなかった
Posted by ブクログ
自分も内向的な傾向にはあると思いながらも、序盤のチェックリストがパーフェクトだった時は「お〜まじか」と...。笑
わかるわかる〜なんてレベルではない、首がもげそうなほど頷き、唸るくらい共感はしました。
かといって、人を交わることを嫌ってるとか、寂しいわけでもなんでもない。
育ってきた環境や自分の意思によってなんとか身に付けてきた外向性。
それもあなたの力で掴み取ったひとつの特性だよ、なんて言われている気がして勇気づけられました。
自分を受け入れるための器が少し広くなった気がします。
こんなに1人が大好きな自分が結婚なんでできるのだろうか...という漠然とした不安にも、少し希望が持てる内容でした。
それでも読んでると、あまりの共感に気持ちが内に内に入っていきがちなので、心が元気なときに読むことをおすすめします!
Posted by ブクログ
最近よく取り上げられているHSPと重なる部分がある。
私はHSPの特集や本に目を通した時、当てはまる部分は多いけれど何かしっくりとこなかった。
この作品はそれとは多少性質が異なるのかもしれないけど“内向的な人間”を優しく掘り下げて、労ってくれる言葉が温かく、しっくりときた。
私だって悩みごとを考え過ぎずに、寝たら忘れる無敵の外向的な人になりたい。でも自分の持つ内向的な部分と上手く共存して思慮深い自分をたまには褒めてあげられる人になろう。
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ところどころで、わたしこのままでいいんだ、と救われるような言葉があった。
でも今年は社会性スイッチONを多めににして頑張りたい。
たまに読み返したい本。
Posted by ブクログ
期待しすぎた~ただの内向型の人のエッセイだった。もう私は内向的気質の自分を理解できてるし自分を疑ったりしないでいられるけど、これは学生の時に読めばよかったやつだ…!
Posted by ブクログ
社会性スイッチが強になってしまっている。
家ではオフになるので急に疲れる。
流れに身を任せ、外向型、内向型になる。
気力が尽きると真っ先に影響を受けるのは社会性だ。気力と体力が回復するまで気長に待った方がいい。
小さな喜びな大きな喜びのひとかけら
憂鬱な気持ちになったら、運動する、外に出る、早く寝る、日光に当たる。
Posted by ブクログ
私の中で起きてた韓国エッセイブームだった頃、見かけて読んでみたいと思ったまま、時が経ってしまった。見つけたので、読んだ。
p53
内向的な人は、自分お不満を他人にぶつける時のプレッシャーに耐えられない。また、その不満をあらわにする自分自身もストレスになる。
p85
成功しているとは言えない自分の人生を悲しむことも、他人の人生が成功か不成功かをむやみに決めつけることもない。“他人から見た成功”=人生の成功では無いことを、人生の節目節目で実感しているからだ。
ずっと内向的な人間はこうとああだこうだと書いてある。だからと言って、外向的がこうだから内向的は大変なんだ苦労してるんだのような被害者意識がバリバリみたいなことを書いてあるわけではないので、面白い。
共感できるところもあれば、そういうのもあるのかと思った。
世の中いろんな人がいる
Posted by ブクログ
内向型人間を肯定してくれる本。
私が内向的なのは自分の中で消化済みだから、感想は「まぁ、せやな。」という感じ。笑
でも生きづらさを感じていたり、内向的である事を恥ずかしく感じている人にとっては癒しになるんじゃないだろうか。
ただありのままを肯定するだけでなく、内向的で気が向かなくてもスイッチ入れて人と関わって生きた方がやっぱり人生楽しいよ、と応援もしてくれるところが良かった。
Posted by ブクログ
まさに内向型なので、共感できるところが多かった。大人数の集まりのあとは1人でエネルギー回復することが必要だし、社会性スイッチの切り替えが必要。旅行はリフレッシュではなくてより楽しい時間を求めるもの。
今気が合うと思っている友人も、もとは居心地の悪い関係性から始まったりしているわけで、何かに行くか行かないか迷ったら行こうと思った。内向型は内向型なりの行動することが大事。
大人になるにつれてうまく生きていくようにコントロールできていくもんなんだな。
Posted by ブクログ
1ページめくるたびに「わかる~」と共感する部分が多かったわたしは、限りなく内向的な人間なんだな、と思った。今までの人間関係を振り返るきっかけにもなった。内向的・外向的と二項対立に人間を分類しているところは置いといて、自分と違うからこそ魅力を感じた人、違くて合わなかった人を思い出しながら読んだ。社会性スイッチ押して、明日からも仕事頑張ろう。
Posted by ブクログ
この本を読んで自分の視野が広がった。チェックリストによると私はちょうど中間的な位置で、本の内容は共感できることもそうでないこともあった。だからこそ自分自身や相手のことをもっと深く知ることができた気がする。心がほっこりするような素敵な本だった。
Posted by ブクログ
内向的な傾向があるので、すごく共感した。
作者が指摘してることで、目からウロコだったこと。それは、いまの気心知れた親友たちとも、そもそもは居心地の悪い関係から始まっているということ。内向的だからと言って、冒険せずに、限られた気楽な関係にばかり依存してると、いざというときにひとりぼっちになってしまう。
確かにそうだ〜と思いました。内向的だから、社交をしないのではなくて、内向的なりの社交をする必要がある。
そして作者の方はそのバランスを取るために、いろいろ工夫してる。たとえば、夜は静かな時間を持ちたいからなるべくランチの約束しかしないとか、集まるのは4人が限界とか、パーティーには行かないようにしてるとか。
私も自分に無理のない形で、うまくバランスを取って、人と関係を築いていこう