あらすじ
外向型人間にものさしを合わせたかのような世の中で、内向型人間は深く悩みながらも懸命に生きている——。アジア圏女性のメンターとして愛される著者が、自身の内向的な人生を振り返りながら、どうすればそんな自分ともっと親しくなり、ささやかな幸せを育むことができるのかについて考察したエッセイ集。
内向型人間の気質に寄り添いながら、ほんの少しの勇気を出して一歩踏み出すことを応援する著者の言葉に励まされる。
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Posted by ブクログ
自身を内向的な性格であるとする著者。著者が感じてきたことをもとに、「内向的」を掘り下げて言語化してくれます。読後、我ながら取り扱いが難しいと思っていた自分自身の輪郭が、少しだけ、見えた気がしました。
タイトルの「実は」もポイントです。外向的だと思っていたあの人も、実は内向的な人間なのかもしれません。外向性には、相手を思う気持ちが隠されているのかもしれません。外向的な方に羨ましさを感じていたものの、元々の性格が異なるのだと結論づけていた私には、目から鱗の発見でした。
Posted by ブクログ
ずっーと読みたくて仕方なかった本に偶然本屋で出会って、即購入。
期待を裏切らなかった。読んだあと心がスーッと軽くなって、自分の生き方とか考え方は何ひとつ間違ってないよねって気持ちにさせてくれる。
なんで韓国エッセイってこんなに素敵な言葉と表現で溢れてるんだろう。
私もこんな素敵な言葉を使いこなせる人になりたい。
わいの心に残った言葉
「内向的な人とは、物理的、感情的に敏感な人のことを言う。だから、外界のどんな小さな変化も刺激に感じるし、短い外出や何気ないやりとりにも疲れてしまう。たとえるなら、Wi-FiやBluetooth機能がオンになったままの携帯電話。キャッチしなくていい電波にまでいちいち反応して、たちまちバッテリー切れになってしまう。」
Posted by ブクログ
私の中で起きてた韓国エッセイブームだった頃、見かけて読んでみたいと思ったまま、時が経ってしまった。見つけたので、読んだ。
p53
内向的な人は、自分お不満を他人にぶつける時のプレッシャーに耐えられない。また、その不満をあらわにする自分自身もストレスになる。
p85
成功しているとは言えない自分の人生を悲しむことも、他人の人生が成功か不成功かをむやみに決めつけることもない。“他人から見た成功”=人生の成功では無いことを、人生の節目節目で実感しているからだ。
ずっと内向的な人間はこうとああだこうだと書いてある。だからと言って、外向的がこうだから内向的は大変なんだ苦労してるんだのような被害者意識がバリバリみたいなことを書いてあるわけではないので、面白い。
共感できるところもあれば、そういうのもあるのかと思った。
世の中いろんな人がいる