カンバンファのレビュー一覧

  • 地球の果ての温室で

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    ダストという毒物の蔓延時代を生き抜いた人々と、アマラとナオミの姉妹、レイチェルとジスの物語、そしてダストと謎の蔓草モスバナがたどる道。

    滅亡寸前の悲惨な時代から、ようやく復興した地球。あのとき世界を救った、二人と二人の真実とは…。

    コロナを彷彿させる描写ですが、私は最初なかなか読み進められなかった。第一章(100ページ)が終わってから段々と物語は加速しだすんだけどゆっくり語られていくような感じ。第二章のアマラとナオミの話が面白かった。第三章のレイチェルとジスの関係性には興味深かった。

    ダスト終息はテクノロジーと全人類的な協力による勝利と受け止められてきたけど、本当はそれだけではなかった。
    ダストを取り除く効果があるモスバナを各地に植え育てたナオミ、ジス、フリムビレッジにいた人たち、そしてレイチェルのお陰で人類は救われてたいた。

    キム・チョヨプを読むのは「わたしたちが光の速さで進めないなら」から2作目。難しかったけど再生していく姿は清々しくもあって希望がもてた。

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    2025年05月16日
  • カクテル、ラブ、ゾンビ

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    サイケデリックな装丁の表紙が示すように、表現されている物語には少し血の色が濃くて、ゾンビだったり殺人だったり、強烈な展開が含められています。けれど物語はそのけばけばしいエグさばかりでなく、登場する人物のなまなましい感情が描かれていて、表面的なインパクトばかりを狙った作品たちではない、と思います。

    表題作では、突然ゾンビになった父親を前にした、母と娘の葛藤が描かれています。それまでの家族関係の複雑さ、母娘の間の互いへの親愛、ゾンビ化が進む父親に対する最後の決断をしかねる、親子というしがらみ。さばさばとしたようで、絡まる親子の縁に悩まされる娘を、えいやと救ったのは他でもない母親で、その行動と台詞の気風の良さがとてもすがすがしい。

    一方、「オーバーラップナイフ、ナイフ」では泥沼めいた家族関係を打破しようと足掻く人々の、まっすぐな想いと、それが裏腹に出る運命、「起こるべきことは起こる」悲惨を、いっさい救いなく描き切っています。終わりが来るということを「必然」として、それでもそれが哀しく酷いばかりでない、過程の人々の他者へ向けるやさしさや想いは真実だったからと思わせる、やはりすがすがしさが後に残ります。

    この作品集は、血や恨みを描きつつも、そういった後腐れのない爽快さがあり、それは作者の個性なんだろうなと思えました。これからも作者の作品を読んでいきたいです。

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    2025年05月11日
  • カクテル、ラブ、ゾンビ

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    ホラーテイストながら、それは独創的な話の展開のための環境であり、テーマはあくまで愛情な短編集なのかなと思いつつ面白く読みました。
    中でも「湿地の愛」は、夏目友人帳を思わせるような切なさと愛らしさがありとても良かったです。

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    2025年05月07日
  • 地球の果ての温室で

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    ダストという毒物の蔓延により、動植物が死に絶え、滅亡の危機に立たされた時代を生き抜いた幼い姉妹・アマラとナオミ、そして謎の女性・ジスとレイチェルの物語。
    過酷な状況の中、アマラとナオミが辿り着いたフリムビレッジでの生活は、束の間の平穏と、徐々に追い詰められていくことで破綻していく人間関係が上手く描かれていました。そんな中でも、“明日“を迎える希望を胸に、生き抜こうととする力強さがとても良かった。
    ジスとレイチェルは、キム・チョヨプさんが作品のテーマとしている、分かり合えないものだとしても共生したいという関係性を感じました。
    キム・チョヨプさんの、切なく物悲しい世界の中に、かすかな温かさを感じる眼差しがとても心に沁みる作品でした。

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    2025年04月04日
  • 罰と罪 下

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    下巻はドストエフスキーなどの文学の話は減って哲学の話が増えたので、個人的にその点では上巻のほうが面白かった。
    事件と直接関係ない部分でもやたら長く描写しているように感じられてしまう部分もあったりしたけど、犯人にどんどん近づいていく終盤はやっぱりスリルがあって面白いし、先が気になって結果的に一気に読みきれた。

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    2025年03月17日
  • 罰と罪 上

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    たまたま本屋でタイトルと帯をみて、ドストエフスキーが好きな私は読まずにはいられなかった。

    ドストエフスキー作品についてかなり書かれているので同じドストエフスキー好きと語り合っているような気持ちにもなれたし、単純にミステリとしても先が気になる展開で一気に読めた。
    ドストエフスキー作品を読んでいないとちょっととっつきにくいところもあるかもしれないけど、作中である程度の説明はしてくれるので全然ついていけないってことにはならないのじゃないかなと思う。

    下巻も楽しみ。

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    2025年03月12日
  • 罰と罪 下

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    ネタバレ

    コールドケース再捜査ものとしては非常におもしろい。
    チームも優秀でスマートでストレスかかるメンバーもおらず、主人公の成長を見守る姿勢も好感がもて、翻訳ミステリーで韓国警察ものということを忘れるくらい心情が日本に近い。

    しかし頻発する
    「アイゴー、アイゴー」はいただけない。
    この言葉を訳さないのはなぜなのでしょう。
    わたしはアイゴーと言われても意味がわからないのですが、韓流ドラマなどの視聴者ならこの方が良いのでしょうか。

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    2025年03月02日
  • 罰と罪 上

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    ネタバレ

    まさか韓国ミステリで『デミアン(デーミアン)』の痛烈な批判が読めるとは…痛快でした。

    ドストエフスキー好きなわたしとしてはまさかの韓国警察小説との融合を楽しんでいますが、そうでない人は戸惑うかもと心配になります。

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    2025年03月02日
  • 地球の果ての温室で

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    SFストーリーで、人の温かさを感じられる一作
    読みやすく、理解しやすいが
    専門的な話もあり、未来のものも出てきておもしろい

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    2025年01月25日
  • 地球の果ての温室で

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    SFのいいところを凝縮した、素晴らしい作品でした。著者のキム・チョヨプさんは、作家ともう一つ物理学者という側面も持っているので、作品の
    中にも化学用語とかがよく文章に投影されています。未来の世界を舞台に、ダストという毒物が蔓延された世界で、人々は外に出られない状況で、ドームシティーを創り出し密閉された世界で生きている。そんな蔓延された外の世界に、憧れを抱き、生きれる場所を探す姉妹がいた。
    森の奥にダストに対応できる環境があると、植物の持つ再生と破壊が鮮やかな目線で描かれています。

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    2024年12月21日
  • 誤解されても放っておく

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    タイトルと表紙の柄に惹かれて購入。

    心に残った項目は
    ・完結してほしくないときと、完結して欲しいとき
    ・「海が見たい」という心のSOS
    ・ひとりで耐え忍ばねばならない感情
    ・恋心が芽生える時差
    ・「言葉を選ぶ人」から伝わってくる真心
    ・興味本位の人、関心を寄せてくれる人
    ・「あなたのためを思って」という干渉
    あたり。

    いろんな気持ちが比喩的に表されていて、自分では言語化できなかったモヤモヤした気持ちが整理された気がした。作詞家だと知って納得。

    低レビューもあったので覚悟して読んだが、低レビューをしている人こそが、この本を必要としている人たちが"放っておくべき人"な気がした。

    どの本でもそうだが、この本が必要な人と必要ではない人がいる。
    私は後者だったので、定期的に読み返したいと思う。

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    2024年12月21日
  • +1cmLOVE たった1cmの差があなたの愛をがらりと変える

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    かわいい本。
    でもかわいいだけじゃない。
    縛られている過去を振り解くための
    凛としたアドバイスがあったり、
    今ある愛に気づかせてくれたり、
    気持ちの後押しをしてくれる。

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    2024年12月17日
  • 地球の果ての温室で

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    ネタバレ

    これは、著者あとがきのことばで言うと、「とうてい愛せそうにない世界を前にしながらも、最後にはそれを建てなおそうと決心する人々」の存在を発掘していく物語だ。世界の中心を占める利己主義から逃れて生きることは困難だ。しかし、その外で生きようとする共同体も存在する。共同体では、連帯、利他主義が人々の間で大きく働いているものの、意外なことに、その根底では、片方によって調整された"女"同士の愛憎が存在し、また外からは敵が迫る。共同体は内外から必然的に崩壊していくが、「場所を移す」ことで世界は救われる。って感じかな。
    全体としておもしろいけれど、第三章で論証が長いところは退屈だった。

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    2024年11月22日
  • カクテル、ラブ、ゾンビ

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    幻想的な暗闇に吸い込まれちゃう! エモさとセンス抜群の韓国ベストセラーホラー #カクテルラブゾンビ

    ■きっと読みたくなるレビュー
    幻想的で芸術性の高いホラーですね。読んでると深い深い異空間に吸い込まれていきそうです。韓国のホラーでバラエティー富んだ短編四作。切り口もテイストも全部違うので、思いっきり楽しめる一冊です。

    どの作品からも物語を紡ぐ愛情を感じるんすよね~。文芸が好きで、人間が好きで、生み出すは苦しいけれどそれでも読者も楽しんで欲しいって気持ちが伝わる。ホラーではありますが、純文のように一文一文噛み締めたくなる作品たちでした。

    ●インビテーション
    幼い頃から喉に何か詰まっている違和感があるチェウォン、彼氏のジョンヒョンとは折り合いが悪くいつも不満を抱いていた。ある日彼氏の携帯から浮気と疑われるメールを見てしまい…

    子どもの頃に大人からされる無理強いって、マジでトラウマなんですよ。私も生まれて初めて母に目薬を点眼されたとき、恐怖で慄いていた記憶があります(そのせいで未だにコンタクトレンズが入れられない)。

    本作は幼い頃の記憶をきっかけにして、徐々に禍々しい闇の世界へ引きずりこまれていく。我々もいつか経験したことがあるような痴話ゲンカだったはずなのに、こんなことになってしまうなんて… 人間が圧倒的に冷たく描かれんすよ、まったく血が通いが感じられないだよね。こわっ

    終盤の強烈なシーンが頭から離れないよ、ぜひ映像で見たいみたいです。

    ●湿地の愛
    川の地縛霊の物語。退屈な日々を過ごしていた川の幽霊ムルは、林の中を歩く幽霊スプに出会う。二人は少しずつ交流を深めていくが、人間がその場所を立ち入るようになってしまい…

    こんなにも美しく素朴な幽霊の世界を体験したことがない。なんかキレイ… そして幽霊と幽霊の静かな寄り添いが、じわっと心を温めてくれますね。人間って死んじゃっても、大切な人が近くにいたら幸せなのかしら。少なくとも生きているうちは、幸せであり続けたいな。

    ●カクテル、ラブ、ゾンビ 【超おススメ】
    おもろい、イチ推し! 父、母、娘、家族の物語です。詳しいあらすじは一切言いたくない、ぜひ読んでください。

    コミカルでクールでラブリー、最高のホラー! 全編とおして何じゃコレってお話なんですが、心に沁みるこのエモさは何なの? 作家先生のセンスの塊を丸ごと体験できます。

    家族の距離感が素晴らしいのよ。仕事ばかりで家庭に甘える父とそれを許せない母、鬱屈な環境に苦しむ娘。腹に溜まった衝動が今にも爆発しちゃいそうで見てらんない、でもどうなるか期待しちゃう。強烈なエネルギーを感じる大好きな作品です!

    ●オーバーラップナイフ、ナイフ
    父が母を殺害する、そして私は父を殺害する。そして私は…、この状況は変えられなかったのか…

    ある女子大生がストーカー被害にあっていた。しかし友人に相談しても神経質なだけど言われてしまう。アルバイトの帰り道、ストーキングされていたところを男性の助けてもらい…

    まさにトワイライトゾーン、解像度の高い異世界の旅に誘ってくれます。なかなか無茶な展開が繰り広げられるんですが、挑戦的でいいじゃないですか。序盤はおどろおどろしさの粘り気が強いし、後半はどんどんテンポアップして読まされてしまう。

    とある謎の真相も、この物語の結末も、それらしくていいんすよ。こわっ

    ■私とこの物語の対話 ---『カクテル、ラブ、ゾンビ』
    全世界が緊急事態だったコロナ禍を思い出す。

    手に入らないマスク、ワクチン接種の差別問題、イベントの禁止など、今ではもう忘れがちになってますが、様々な問題がありました。こういう時に一番しわ寄せを受けるのは誰だったでしょうか。政府や行政はどれほど頼りになったのか。

    どんなに虐げられた環境、辛い状況であっても、一番重要なのは大切な人を守るという気持ちですよね。今日も息子の幸せそうな寝顔を見て、安心したのでした。

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    2024年11月12日
  • +1cmLOVE たった1cmの差があなたの愛をがらりと変える

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    つなぎ合うしわだらけの手が美しく見えるのは、
    そこに刻まれた数多くの人生の曲がり角を、
    つないだ手と手で一緒に乗り越えてきたから。

    年をとることが楽しみになる言葉、それは
    僕たちもあんなふうに年をとろう

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    2024年10月23日
  • カクテル、ラブ、ゾンビ

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    『韓国の新鋭No.1ホラー作家が誘う、没入感120%短編集』という帯のとおり、チョ•イェウンさんの物語世界に惹き込まれた一冊でした!

    とくに好きなのが1本目の『インビテーション』。
    招待や勧誘を意味するInvitationの通りでした。イェウンさんの描くありのままの自分を見出した人間のもとへ、読む人を誘うホラー作品でした。
    その自分を剥き出しにした人間の愛に対する生々しさに衝撃を受け、そして彼女のストーリーのラストには清々しさを感じ魅力的でした!

    その後に続く物語もありふれた人間の愛憎劇を鮮烈かつ過激に描き、読んでいると作者の人が紡ぐ物語に愛をもっていることが伝わってきます。

    恋人や家族、社会のなかで人々が抱える愛憎劇が短い話のなかで力強く描かれた短編集でした!

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    2024年10月10日
  • 夜間旅行者

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    ネタバレ

    ユン・ゴウンの初訳作品。ポケミスで一段の縦書き、そこまでの厚さはなく中編程度の長さ。

    地震や津波などの被災地を訪れるツアー会社に勤めるヨナは、いつからか雑用しかもらえず、上司からも酷いセクハラを受けるようになる。自分のキャリアは終わったのだと薄々気づき、退職願を出すが、一週間のリフレッシュ休暇を命ぜられ。。。

    ミステリというよりはサスペンス、もしくは人怖系のホラー。サクッと読め、更にはちょうどいい怖さで満足。あえていうなら、そこそこ値段が高いので、少しコスパが悪いか。
    実際自分の身に起こると、誰しもパニックになるだろうなぁと。そういう意味では、終盤より中盤に降りかかることの方が怖い。

    あと、裏表紙のあらすじが結構な中盤まで説明しているので(全体の3分の2ほど説明している笑)、なるべく読まない方が良いです。

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    2024年08月13日
  • 誤解されても放っておく

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    タイトルをみて衝動買い。

    『その言葉に込められた裏の意味
    •やっぱりいいや
    •もういいよ
    •なにも言いたくない』

    どの言葉もせつない。
    ほんとはわかってほしい、もっと話したい
    でも、もうあきらめちゃったんだね。
    残念だけど、きっともう交わることはない。
    心のシャッター降りちゃったもん。

    『自分のことを知る時間
    どんな一日だったか、
    どんなことで気分がよくなったり不快になったか、
    誰がよくて誰がいやだったか、
    どんな時に気持ちが動いたか、振り返る。
    自分と向き合い、知ること、それより大事なことが
    ほかにあるだろうか』

    毎日必ず振り返る、その日に浮かんだことを
    考えたこと感じたことを言葉にしてそれを見る、
    正直に、素直に、、そこに躊躇はない。
    だって自分のこと知りたいもん。
    そうやって何十年と自分と付き合ってきた。
    そして好きなとこも、ちょっと嫌いなところも
    ひっくるめて自分だ、と思えた。
    すべて受け止める。見たくもないものもあるけど
    もう見るしかない。それでよかったと、今改めて思う。
    来年は還暦、よくここまで自分を放り投げずに
    一緒に歩いてきたね、これからもよろしく、と言いたい。

    『行動だけが本気を証明する
    言葉と行動が一致しない人、
    本気で「本気」の人は、言ってる暇があったら
    行動している。本気の人に会いたい』
    本気でない人とは距離を置く。
    意識してないけど自然とそうなってるみたい。
    曖昧でいい加減な言葉、本人の意思が見えないこと、
    私が苦手なことだ。
    そうやって放っておけば
    煩わされず、惑わされず、心の平穏が保てる。
    本気の人とこれからも付き合っていくんだろうな。

    他にも、心に響く言葉がたくさん。
    いい本だな、またしばらくして読み直そ

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    2024年04月14日
  • 長い長い夜

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    4.5年から。最後のシロサイとなったノードン。彼の生きてきた道は、このタイトルに相応しい長い夜を過ごしてきた。あるペンギンとノードンの生き抜いてきたことの全てが、切切と人間である私たちに訴えてくる。サイの絶滅、オスのつがいなど、関連して伝えたい一冊。

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    2024年04月03日
  • 地球の果ての温室で

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    この地球は植物のもの……人間その他の動物は植物に依存して生きている。

    SFしかもディストピア小説で、人類自らの過ちから地球上の生物滅亡の危機という設定にも関わらず、健気でひたむきな主人公たちのようすが、素直に心に響く。

    過去と現在を交互に描いているが、混乱もなくすんなり頭に入っていき、没頭してしまった。

    ただ……
    ほぼ、女性しか登場しない。なぜ?意図的?
    もう一つ、
    舞台はほぼ、韓国、マレーシア、エチオピア。
    これもなにか……。

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    2024年03月14日