【感想・ネタバレ】暗殺コンサルのレビュー

あらすじ

第6回世界文学賞(韓国)受賞!

僕は“リストラ”のコンサルタント。

ごく平凡なサラリーマンの殺し屋だ。

ぼくの書いたシナリオに従い、会社は暗殺を実行する――



僕は殺し屋だ。といっても、毎日キーボードを叩くだけの殺し屋だ。僕は会社の依頼を受け、“顧客”に小さな不幸が重なり、事故や自殺で亡くなる筋書きを描く。会社はシナリオに沿って暗殺する。その自然な死は誰にも疑われず、僕は高給を受け取る。リストラのコンサルタントを名乗る僕にとって、唯一恐ろしいのは全てを操る会社の存在だ。会社が僕に何をしたか、これからお話ししよう――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

完全にタイトルで読んでみたけど面白かった。最初はシナリオを書いていると思っていたら、殺人の手引きをしていたという設定にまず驚く。リストラという名の殺人、自然な死に見えるような殺人、多くの死を作り出していった主人公の結末に、幸せって何だろう、仕事って何だろうと思った。いやな内容を題材にしているのに、読んだ感じが嫌じゃないのはこの作家さんの力なのかもと思った。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

韓国物は初めて読んだが、実に興味深い。ミステリーともサスペンスとも違う。色々と考えさせられる本だった。

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2023年12月12日

Posted by ブクログ

韓国、多額の資金を受け取り「会社」のために暗殺を請け負う男。最初は、それと知らず、資料を受け取って、その者が死ぬことを織り込んだ詳しい小説を書いていた。

不思議なタイプの小説。主人公の内面と殺人が淡々と描かれる。途中からやや哲学的?な感じになり、あまり好みではなくなってしまった。

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2023年09月14日

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