船橋洋一のレビュー一覧

  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代
    シンクタンクとは何か
    政策起業力の時代
    著:船橋 洋一
    中公新書2532

    今日本に必要なのは、私企業を支援し、私利暴利を得るのに加担するコンサルティングファームではなく、複雑な社会全体の問題・課題に取り組み、それを解決に導く、シンクタンク、ドゥタンクである

    ■シンクタンクとは

    政策立案者と一般...続きを読む
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本
    以前教養動画で地政学を知り、興味を持ちました。面白かったです。それぞれの国の特徴、領域の特徴を考えれば、そういう思考になるよねと納得。1位は2位がライバルだから、3位と仲良くするなども納得。地政学が軍事目的に使われていて、戦後GHQに禁止されていたのも納得。とても勉強になりました。
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本
    紛争ならば八田までで紹介されていたので購入して積読でしたが、今回のロシアとウクライナの件で引っ張りだして読みました。
    あまり興味を持っていなかった分野なので、新しく知ることが多かったです。
    台頭してきた超大国のあまりのインテリヤクザな手口にびっくりして、考えさせられます。
    世界と日本について考えるき...続きを読む
  • ザ・ペニンシュラ・クエスチョン 朝鮮核半島の命運 上
    1.小泉訪朝・再訪朝:
    ●米朝関係が冷え込むと北のすり寄りにより日朝正常化機運が生まれ、拉致問題は進展。しかし正常化の関門は核問題平和解決であり、これは米朝関係が接近しないと実現しないという構造的ジレンマ。
    →まず拉致じゃなくて根本の核問題を議論する姿勢は取れないのか。結局日本は米朝間の解決の御相伴...続きを読む
  • 地経学とは何か
    シンクタンク理事長である著者が、『文藝春秋』に毎月連載してきたコラム4年分をまとめたもの。安全保障や経済情勢、米中覇権争いが主なトピックとなっている。学術的とは言えないが、時宜を得た情報が多く、出展もはっきりしており説得力がある。視点にも共感でき、有益な内容が多かった。わかりやすい。
    「(アメリカの...続きを読む
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代
    シンクタンクという漠然とした存在に関し、欧米などの事例を示しながら本来の日本におけるあり方を考える1冊。霞ヶ関や大手企業が暗黙のうちに支えてきた世界(例えば役所における「調査課」や金融機関の精度調査機能の位置付け)を再構築すべきタイミングに来ていることを感じた。最大の懸案は著者の指摘通り「財源」か。...続きを読む
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代
    日本がシンクタンク小国であることと、一強政党であることは鶏と卵。より大きな影響力を目指したいと思わせる。
  • 米中戦争前夜―――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ
    大局的な視点で国際政治を考え国益を守ることの重要性を考えさせられる。足元の貿易戦争をことごとく予見している。中国が世界一の大国になることが不可避の中(PPPベースGDPでは既に米国を上回る)、米国、日本はどう振る舞うべきか。数十年、数百年単位での戦略を考える中国の凄み。

    ・トゥキディデスの罠。アテ...続きを読む
  • 逆転の大戦争史
    トンデモ歴史本みたいなタイトルで期待していなかったが、すごい良書!期待してなかった分、なおさら印象に残った。
    戦争とはなにかを国際法の発展とともに考察する法学書といってもいい内容だが、特に1928年のパリ不戦条約に焦点をあてている。あまり有名ではないこの条約の以前と以後では世界構造がまったく変わって...続きを読む
  • 米中戦争前夜―――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ
    覇権を持つ国と新興国の間の緊張の高まりが戦争に至ってしまった事例と、戦争を回避した事例をあわせて提示。現在の米国と中国が、どうすれば衝突を回避しうるかを論じた本。一方で、衝突が起こりうるシナリオについても詳述。

    アジア太平洋地域と欧州の地政学リスクを考えるためにとても参考になった。
  • 米中戦争前夜―――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ
    【足を踏み入れないように】既存の覇権国と新興国の間に構造的ストレスが生じることを表した「トゥキディデスの罠」について解説し,米中が同じ罠に陥らないようにするための提言をまとめた作品。過去の類例を振り返りながら,超大国関係の管理の方策を探っていきます。著者は,クリントン政権では国防次官補も務めたグレア...続きを読む
  • 湛山読本―いまこそ、自由主義、再興せよ。
    宮武外骨に続き、私の「言論四天王」のひとりである石橋湛山の
    論文のセレクションである。

    『石橋湛山全集』から70本の論文を選び、11のテーマに分けて編集。
    湛山論文の後にそれが書かれた時代背景や関連する湛山の考え方を
    船橋氏が解説を加えている。

    多くが第一次大戦から第二次大戦の間に書か...続きを読む
  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    失敗から学ぶことは多いが、生かすことが最も大事。自分の仕事で反省する点が見つかった。
    フクシマ戦記はこれからもフォローすべし。
  • 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する
    2050年の予想なんて。過去にも試みられた未来予想は、ほとんど当たらない。本著もその事を白状している。しかし、分かりながらもトライするのだ。そしてその中身は、少なくとも今この時点においては、的確な見立てなのだ。

    予想において比較的簡単なのは人口動態。難しいのはイノベーションや国家関係だろうか。特に...続きを読む
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    全体の最適解を見出せないリーダー、不明瞭な指揮系統、タコツボかした組織、最悪のシナリオの不在など、福島原発事故と戦争の失敗の原因は驚くほど酷似している。
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • フクシマ戦記 上 10年後の「カウントダウン・メルトダウン」
    カウントダウン・メルトダウンから10年、その後のフクシマの物語。菅に冷却水を、という辺りに、首相のテンパッタ状態が伺えます。相手がどの程度自信があるかをかぎ分け、自信がないとみるや、そこを抉る菅の攻撃本能に、周りの官僚、東電等の関係者が次々と餌食となる中、細野補佐官等の臨機応変な頑張り、もっと評価さ...続きを読む
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代
    アメリカ型シンクタンクの話しがメインではあるが、欧州のものの紹介もある他、マッキンゼー・グローバル・インスティテュートの話もあった。
    総じて筆者のアメリカシンクタンクとの太いつながりを感じて印象的だった。
  • 地政学時代のリテラシー
    新型コロナの流行、ロシアのウクライナへの侵攻、そしてイスラエルによるパレスチナへの報復等、国際情勢は日々目まぐるしく変わり、少し先の未来ですら何が起こるか予測のつかない状況になっている。何より習近平体制で年々力を強め、今や世界第2位のGDPを誇る中国の動き方が世界の最大の注目ポイントである事は間違い...続きを読む