船橋洋一のレビュー一覧
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ネタバレ1.小泉訪朝・再訪朝:
●米朝関係が冷え込むと北のすり寄りにより日朝正常化機運が生まれ、拉致問題は進展。しかし正常化の関門は核問題平和解決であり、これは米朝関係が接近しないと実現しないという構造的ジレンマ。
→まず拉致じゃなくて根本の核問題を議論する姿勢は取れないのか。結局日本は米朝間の解決の御相伴に預かるしかないのか。多国間による圧力は結局露中が抜け道になってうまくいかない?
●田中均ーMr.Xのチャネルは一定の効果発揮。ジェームス・ケリー訪朝のお膳立てまでした。(北に黄海事件謝罪を促した。川口外相もライスに助言。)小泉-朝鮮総連チャネルは、田中の外交交渉力を弱めた。(ダブルチャネルは良くな -
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シンクタンク理事長である著者が、『文藝春秋』に毎月連載してきたコラム4年分をまとめたもの。安全保障や経済情勢、米中覇権争いが主なトピックとなっている。学術的とは言えないが、時宜を得た情報が多く、出展もはっきりしており説得力がある。視点にも共感でき、有益な内容が多かった。わかりやすい。
「(アメリカのTPP脱退)世界の「自由で開かれた国際秩序(Liberal International Order)」の維持にとってはかり知れない戦略的損失を与えていることはいまや明らかである」p4
「(トーマス・ライト)これからの時代、大国はどこも互いの大戦争は避けようとする。しかし、彼らは戦争一歩手前のところで -
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ネタバレ大局的な視点で国際政治を考え国益を守ることの重要性を考えさせられる。足元の貿易戦争をことごとく予見している。中国が世界一の大国になることが不可避の中(PPPベースGDPでは既に米国を上回る)、米国、日本はどう振る舞うべきか。数十年、数百年単位での戦略を考える中国の凄み。
・トゥキディデスの罠。アテネの台頭とスパルタの不安。新興国が覇権国に取って代わろうとした16件のうち12件が戦争になった。
・2011〜2013年に中国が製造・使用したセメントの量は、アメリカが20世紀全体で製造・使用した量より多かった。
・習近平の野望の中核には、中国を世界の中心と見なす中華文明の伝統的な考え方がある。中国 -
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【足を踏み入れないように】既存の覇権国と新興国の間に構造的ストレスが生じることを表した「トゥキディデスの罠」について解説し,米中が同じ罠に陥らないようにするための提言をまとめた作品。過去の類例を振り返りながら,超大国関係の管理の方策を探っていきます。著者は,クリントン政権では国防次官補も務めたグレアム・アリソン。訳者は,学習院女子大学の非常勤講師を務める藤原朝子。原題は,『Destined for War』。
戦争に至る道筋を学ぶことで,結果として戦争に陥らないための道筋を選ぶことができるというアプローチが非常に新鮮。幅広さと奥深さを備える歴史的データに裏打ちされた情報が満載で,一冊で国際政 -
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宮武外骨に続き、私の「言論四天王」のひとりである石橋湛山の
論文のセレクションである。
『石橋湛山全集』から70本の論文を選び、11のテーマに分けて編集。
湛山論文の後にそれが書かれた時代背景や関連する湛山の考え方を
船橋氏が解説を加えている。
多くが第一次大戦から第二次大戦の間に書かれた論文なのである
が、その内容が古びていないことに改めて驚く。
『石橋湛山全集』は私の書棚にもあるが、拾い読みばかりしているの
で解説付きで湛山の文章を読むとその主張が一層理解出来る。
戦争に抗ったジャーナリストと言えば真っ先に頭に浮かぶのは桐生
悠々である。彼は生活を犠牲にしても反 -
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福島第一原発事故の真相に深く斬り込んだノンフィクション。
福島第一原発事故に関連するノンフィクションは何冊か読んだが、これほど東電と政府の愚かさを客観的に描いた作品は無い。
結局のところ、原発はブレーキの無い自動車を制限速度超過で乗り回すようなものであり、危機管理能力やインテリジェンスを全く備えていなかった東電、政府が被害をより深刻化させたのだということが良く解る。
また、最近では福島第一原発事故は何処へ行ったのやらと思うことが多い。まだまだ深刻な事態が進行中だというのに、世論や政治は原発再稼働へと傾き、挙句、東京オリンピックに浮かれている。事故から5年目を迎え、健康被害の拡大も非常に心 -
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2026/06/16「検証 日本の『失われた20年』」船橋洋一
「日本の総合分析全書2015年版」著者の朝日人脈を使って内外様々な視点から分析評価を加えている。
1990年以降の停滞「失われた20年」を俯瞰的・網羅的に分析している。戦後復興から高度成長までの偉大な成功体験の虜になって、時代に適合した改革が出来なくなったのが停滞の本質。
その後2013年アベノミクス・黒田金融政策により、ようやく日本経済は改革の実を上げ始めたという意外な認識に至っている。
特筆は「日米同盟の総括(319)」
冷戦終結後、世界は米国一強体制であったが、2000年代に入り、米国の衰退、中国の大国化は世界を米中2ヵ国体 -
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ネタバレp16 中曽根 1973年石油危機 日本はちょうど古代地中海世界において、貿易国家として栄えたというフェニキアのように、20世紀後半、世界史にいっときの光芒を放って消えてゆく彗星のような運命にならぬとも限らぬであろう
p32 日本は石油資源の99%を輸入、その80%を中東から輸入している。日米同盟は不変であるが、もし輸入がストップしたとらそれを米国が肩代わりしてくれますか 田中
p55 2024/7 日本の席指9地区は、国家備蓄142日分、民間備蓄89日分、産油国共同備蓄8日分の合計239日
p57 一次エネルギーの中東依存度も1970年ころに比べると61%から48%(2024)へと大幅