船橋洋一のレビュー一覧
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米中戦争の発生メカニズムとその回避法を知るため、読みました。
戦争要因は、国益、不安、名誉です。台頭する新興国の夢とプライド、挑戦を受ける覇権国の恐怖と自信の揺らぎ、の間のパワーシフトがはらむ深刻なジレンマ「トゥキディデスの罠」が大きな要因になります。
以下の4つの中核概念を理解することで、米中戦争を回避できる可能性があります。
・重大な利益を明確にする
・中国の行動の意図を理解する
・戦略を練る
・国内の課題を中心に据える
中国がアメリカに並び、追い抜くのは遠くない未来に実現すると思われます。両国の指導者が、大きな衝突を回避することを強く望みます。 -
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2017年に現在の米中を予想している
著者の大まかなポイントをまとめると以下である。
「新興国の台頭と、覇権国の不安が衝突し、両者の間に、大きなストレスが生まれる。それにより、偶発的な衝突や経済封鎖などの、不測の事態や外交における問題が、戦争のトリガーとなる。このような事を「トゥキディデスの罠」と呼ぶ。現代の米中は、その罠にかかる可能性は非常に高いが、避けられないことはない。」
2017年の段階で、米中の対立を見通しており、筆者の鋭い視点が伺える。
米中の対立を歴史の中の似たような事例から紐解いている。
歴史と現在と未来という流れを論理的に考察しており、歴史を学ぶことの重要性と米中の未来を -
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ネタバレ提案なくして敬意無し。
現在の政策を否定的に精査し、
オリジナルな代案を追求。
ワシントンの入り口と出口の”回転ドア”。
政治任命で4000人規模で参画。
大学より現実主義的。
逆風
トランプ政権、ポピュリスト的極論では支配者側とみなされる。
グローバルな組織内部にシンクタンク的機能。
国家の道具としての動員。
カーネギ国際平和財団
1910年設立、戦争を廃止を目的。
RAND
米空軍の委託研究から始め、核戦略論へ。
半分が軍事の外交安全保障のシンクタンク。
数量的実証主義。
CSIS
時代に即し、変化するダイナミックな保守。
アジア戦略にも強み。AMTI開 -
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先の大戦での敗戦と福島第一原子力発電所事故への対応の病根は、
同じ性質なのではないかを論じたのが本書である。
日本の政治・官僚の責任回避、危機に際しての組織としての機能
不全、権限・指揮系統の不透明性。それは戦時中から連綿と受け
継がれた。
そして、福島第一原子力発電所事故のような国家の存亡がかかっ
た危機に直面するとそれが如実に表面化する。
国民にパニックを引き起こす可能性が大きいからと、原発事故の
際の放射能拡散のデータは隠され、官邸も専門家と呼ばれる人も
「ただちに健康に影響はない」と繰り返した。
国民のパニックを心配する、その政府中枢が一番のパニックに陥り、 -
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東日本大震災による福島第一原発危機への対応を詳しくたどった本。国家の危機管理運営がどうなっているのか、想像を超える問題と責任を前にして人と組織がどう動くのか、そのためにどういった準備が必要であったのか、手に余る問題の前で想像力が停止してしまうとはどういうことなのか、など様々なことを考えさせる。保安院上層部の面々や清水社長をはじめとする東電上層部の事態に対する反応は事の重大さを思うと目を覆うばかりだ。しかし、そのことを無遠慮に批判することができる人が果たしてどれだけいるだろうか。保安院の中村幸一郎を更迭したこと、菅首相が原発訪問したこと、SPEEDIのデータを出せなかったこと、など初期時点での後
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ネタバレ日本が過小評価されているし、翻訳ものなので読みづらいという点もあるし、星を3つにしようか4つにしようか迷ったが、日本のマスコミが取り上げない視点で書かれていることが多いという点で、やはり参考になる本だと思う。
日本のマスコミが取り上げないのは、この本の考え方が的外れだからだ・・・という反論は十分に成り立つと思う。が、日本の中にいれば、この本は日本のことを過小評価しすぎていると思えることであっても、やはり欧米からは、さらには新興国勢力からでさえも、日本の存在感がそのように見えてしまう、というのはあるのだと思う。そしてそのことを肝に銘じて、これからの日本のあるべき姿を考えていくことが大事だし、それ -
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ネタバレ福島原発事故時、政府・東京電力が失敗した原因を追究したノンフィクション。リスク意識・組織ガバナンス・リーダーシップの欠如という日本人の国民性は、先の大戦の時から進歩が無いのだということを主張しており、自分たちの仕事においても反面教師にすべき点は多いと感じた。
一番興味深かったのは、当時の福島第2原発の所長へのインタビューでの、メルトダウンした第1原発と、正常に停止できた第2原発との違いについて。
一番の原因は、中央制御室が第1は停電し第2はしなかったこと。更に、第1はプラント1-6号機で型が3種類あって状況把握が難しかったのに対し、第2は1-4号機まで同型だったとのこと。
第1原発は、古く多