船橋洋一のレビュー一覧

  • 米中戦争前夜―――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ
    トゥキディデスの罠という単語を最近何度か目にしたので、その元になってる本書を読んでみました。アメリカ人から見たアジア(特に中国)の描写が面白かったです。ただ、戦争回避の提言のところはあまり響かなかった…
  • 米中戦争前夜―――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ
    グレアム-アリソン教授; トゥキディデスの罠
    紀元前5世紀
    ペロポネソス戦争; アテネの台頭とスパルタ
    ジョージ-ケナン; 対ソの封じ込め政策
    ジョゼフ-ナイ-ハーバード大学教授; ソフト-パワー
    サミュエル-ハンチントン; 文明の衝突

  • 米中戦争前夜―――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ
    新興国と覇権国との関係の中でトゥキュディデスの罠がもたらした戦争という過去の16のケースを基に米中関係を読む一冊。思考実験にはとても良い。
  • カウントダウン・メルトダウン(上)
    東日本大震災による福島第一原発危機への対応を詳しくたどった本。国家の危機管理運営がどうなっているのか、想像を超える問題と責任を前にして人と組織がどう動くのか、そのためにどういった準備が必要であったのか、手に余る問題の前で想像力が停止してしまうとはどういうことなのか、など様々なことを考えさせる。保安院...続きを読む
  • 21世紀 地政学入門
    世界の外交の流れを読み解くといった流れ。地政学ってこういうものなのかな。日本の置かれている立場はかなり厳しいということは分かった。
  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    福島1Fと同様に冷却機能喪失にもかかわらず、冷温停止に持ち込むことができた福島2F増田所長と対談が印象的。
    1Fが増田所長だったら、というコメントが出るのもうなづける。
  • 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する
    日本が過小評価されているし、翻訳ものなので読みづらいという点もあるし、星を3つにしようか4つにしようか迷ったが、日本のマスコミが取り上げない視点で書かれていることが多いという点で、やはり参考になる本だと思う。
    日本のマスコミが取り上げないのは、この本の考え方が的外れだからだ・・・という反論は十分に成...続きを読む
  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    福島原発事故時、政府・東京電力が失敗した原因を追究したノンフィクション。リスク意識・組織ガバナンス・リーダーシップの欠如という日本人の国民性は、先の大戦の時から進歩が無いのだということを主張しており、自分たちの仕事においても反面教師にすべき点は多いと感じた。

    一番興味深かったのは、当時の福島第2原...続きを読む
  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    福島第一原発での事故対応に関して、危機に際してのリーダーシップのあり方、組織のあり方にスポットをあてたノンフィクション。「事故対応で有効に機能したのは自衛隊だけで、それは自衛隊がそもそも何が起こるかわからない状況を常に想定して普段から訓練しているからである」との記述には納得。企業が事故を起こした後で...続きを読む
  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    日本型組織、構成員の責任回避の連鎖、現場と遊離した参謀/本部といった問題は、いままでと変わらずフクシマでも析出した。その例を具体的に挙げている。2Fの所長のインタビューは特によかった。
    いちいち納得できる指摘ばかりである。が、アジテーション型の文体は、誰に訴えかけるためのものか?こういうのを本当に読...続きを読む
  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    同氏の大著『カウントダウン・メルトダウン』(私は手を出せていないが)について、作家の関川夏央氏は「戦記」と評したそうだが、本書はまさにその「戦記」をベースとした、現代版『失敗の本質』。
    さすがの船橋氏の筆力に一気に読んでしまった。今回認識を新たにしたのは福島第二原発の増田所長の(吉田所長とはまた違う...続きを読む
  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    内的なリスク回避を追求した積み重ねが、開戦という最もリスクが大きい選択となった

    危機の際に求められる人間は空気を読む人間ではない。危機の時には優先順位を峻厳につけるしなない

    安井正也 言い切ってします

    危機の時、一方でなになに、他方でなになにという両刀遣い的プレゼンはあまり役にたたない

    分化...続きを読む
  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    原発事故という極限の危機の中で、リーダーたちはどう動いたのか。リーダーの真贋を見事に描き出した好著。
  • 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する

    現状の問題把握系

    2050年世界情勢はどうなっているのか?

    って言う切り口を様々な事象から読み解く半分、空想、半分データのお話。

    人口推移で、日本って言う小さな視点で言っても、東京、大阪、名古屋の3か所に人口が密集して、その他地域は激減という指標も、日本の国勢調査的にもあっているので面白いし、同じ結果を言...続きを読む
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本
    地球上の国と国の関係を、クラス内のクラスメートどうしの関係にたとえて解説しているので、小5でもわかりやすかった、とのこと。
    大人も一読すると、目新しいことはさほどないけど、伝え方という意味で参考になる。
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本
    この本は議題を投げかけられて考えるきっかけになる内容です。
    気になったキーワードを自分で詰めていけばいいのでしょうが、相当興味がある状態でないと難しそうです。他の本も読んでみようという感じでした。
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代
    自身、シンクタンクを率いる筆者が、米国(対外政策、安全保障に的を絞っている)と日本のシンクタンクの現状を伝え、日本での課題を提言する。

    よく耳にはする言葉だったが、そういえば「シンクタンクって何だ?」と改めて思った。国によっても成り立ちや位置付けが異なる。国の政策に対して各種分析をして提言を行う機...続きを読む
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本
    中学生ぐらいまでの人におすすめ。
    地政学の概要についてよく分かる。
    あまり詳しい内容は書かれていないので、「そんな事知ってるよ」と感じた。。
  • 米中戦争前夜―――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ

    いよいよか

    虎と龍というのか何というのか…
    トゥキュディデスの罠は、歴史が教えてくれる通り。
    同じ轍を踏むのか、人間よ
  • 文藝春秋2021年4月号