船橋洋一のレビュー一覧

  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    ネタバレ

    わかりやすく読みやすい
    自分用に借りたけど、まさに「ホルムズ海峡がチョークポイントなので、アメリカイラン関係の悪化で封鎖されたら終わり」と書いてあってゾッとした
    こんな小学生に向けて書かれている当たり前の話だったことを知らない自分を恥じた

    あとはメモ

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    2026年06月07日
  • 戦後敗戦

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    ネタバレ

    p16 中曽根 1973年石油危機 日本はちょうど古代地中海世界において、貿易国家として栄えたというフェニキアのように、20世紀後半、世界史にいっときの光芒を放って消えてゆく彗星のような運命にならぬとも限らぬであろう

    p32 日本は石油資源の99%を輸入、その80%を中東から輸入している。日米同盟は不変であるが、もし輸入がストップしたとらそれを米国が肩代わりしてくれますか 田中

    p55 2024/7 日本の席指9地区は、国家備蓄142日分、民間備蓄89日分、産油国共同備蓄8日分の合計239日

    p57 一次エネルギーの中東依存度も1970年ころに比べると61%から48%(2024)へと大幅に下がっている

    p226 第一に、日本の指導者たちが湾岸戦争における日本の役割について正確なビジョンと同盟論を持たず、日本が何をすべきか理解できなかったこと、第二に、重要官僚がことなかれ主義や、国益より自分の省の利益を優先させたこと、第3に国会での野党の反対を恐れる政府が日本の貢献策を広報しなかったこと、である
    (90歳) クェート政府の全面広告に日本がないこと

    p306 兼原信克 今のままでは、サイバー空間は日本のマジノ線にあんる
    第2次世界大戦で、400kmに及んだフランスの対独要塞戦(マジノ線)がその一番弱いところをドイツに見破られ、突破された

    p349 こうした場合、中国共産党政府はあらゆる手段を用い、最も弱い、関節を狙って圧力を欠けてくる(垂)

    p450 女川原発 元東北電力副社長平井弥之助
    平井は、貞観津波や明治三陸津波の調査を行い、当時の想定津波高3mの5倍、15メートルの高さに建設するべきだと強く主張し、実現させた。部下の稲松敏夫は平井について、「生涯を通じて常に地に足をついた信頼度の高い技術を追求した技術者だった」と評している

    「法律は尊重する。だが、技術者は法令に定める基準や指針を超えて、結果責任が問われる」

    p451 戦争では降伏という選択がある。しかし、フクシマではそんな贅沢はできない

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    2026年06月06日
  • 戦後敗戦

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    タイトルのとおり、日本は戦後何度も敗戦を繰り返してきたことかよく分かった。リーダーシップの欠如と平和ボケ体質によるところが大きいと思われ、それが日本のお家芸なのだと感じる。ジャパンアズナンバーワンとは、戦後、様々な環境要因があって一時的に訪れた現象に過ぎなかったのだろう。
    幸い、比較的安全に日常生活を送れる国であることも確かなのだが、それを今後も維持していけるのか、不安を感じざるを得ない。。

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    2026年05月26日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    ネタバレ

    地政学の基礎を子供向けに整理した一冊だが、大人が読んでも学びは多い。
    暗記ではなく「考えさせる」問いが多く、なぜ日本で地政学が語られてこなかったのかという歴史的背景にも触れられている。
    地理という変えられない条件から過去と未来を考える視点は、今こそ大人にも必要だと感じた。

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    2026年01月31日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    「地政学」という言葉自体になじみがなく、とはいえ少し前からよく耳にするようになったので読んでみた。まずここから。
    地政学とは地球の政治学(geo politics)。地理的な条件が国家に与える影響を研究する学問。たとえば日本は韓国や中国と隣接している。そのことが及ぼす政治的、経済的な影響を研究する。戦争の正当化に使われる側面があったため、日本では戦後、GHQによって地政学の研究が禁止された。

    とても苦手で興味の持てない分野なので、子ども向けのこの本はわかりやすかった。
    ただ、見開き構成で項の終わりに「考えてみよう」と設問があるのに具体的な回答が明示されているわけではない。深く考えて、だれかの教唆を受けられるのなら良いけれど、そうでないと消化不良。

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    2025年06月09日
  • 宿命の子 下 安倍晋三政権クロニクル

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    (上)
    プロローグ
    1 再登場
    2 アベノミクス
    3 靖国神社
    4 尖閣諸島
    5 TPP
    6 慰安婦問題
    7 戦後70年首相談話
    8 平和安全法制
    9 ヒロシマ/パールハーバー
    10 消費税増税

    (下)
    11 プーチン
    12 習近平
    13 トランプ・タワー
    14 金正恩
    15 アメリカ・ファースト
    16 インド太平洋
    17 G7対ユーラシア
    18 天皇退位/改元
    19 パンデミックと官邸危機
    20 退陣
    21 戦後終章
    エピローグ


    上はどちらかというと内政のイメージだったが、
    下はのっけから外交。
    プーチン、習近平、トランプ!

    結局この3人とも8年前から変わっていないことがわかる。
    安倍さんがこの3人を抑えていた、というべきか。
    特に最近株式市場を乱高下させる原因を作っているトランプ大統領は、
    1.0の時も結局今と同じことを言っているだけ。
    なんだか進歩がないなあ、、とがっかりしてしまう。
    誰が日本の首相をしても変わらないのか、、とも思ったりもする。

    プーチンだってはなっから領土を還す気なんかないのだ。

    各国の首脳に意見をすることはできた安倍さん。なんだったのかなあ。。

    天皇退位、コロナ、退陣、、、
    このあたりはもはや迷走。
    サクラについてもなんだか切れが悪い。
    一応この本は「暴言」にも触れている。
    私が首相としての安倍さんに最も軽蔑する部分。

    選挙に勝ち続けることで長期政権を保った安倍さん。
    しかしその裏には統一教会問題やら、お友達優遇やらがあった。
    でもなんにしても安倍さんを選んだのは国民。
    それも半分以上が投票に行かない、という消極的支持。

    8年間を振り返ることはできた。

    それと、
    はずかしながら テタテ という言葉を初めて
    知った。
    外交用語で通訳のみを介した一対一の会議、とか。
    知らなかったー

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    2025年04月24日
  • 宿命の子 上 安倍晋三政権クロニクル

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    安倍晋三、かっけー。
    非常に知的で策士。
    こんな首相なら日本を任せていい!

    ・・・という内容に仕上がっている。この本。
    同時代を生きてきて感じてきたものと全然違う。

    私が知らない安倍晋三さんの実像、なのかもしれない。
    財務省と闘い消費税増税を避けるために衆議院を解散したのはその通りだろうし、
    外交面でも韓国、中国と渡り合ったのも事実だろう。

    この本を読んでいると、それらの政策に至る思考がきわめて論理的。
    そもそもその目的も、ひたすら国のためと明確。

    官僚の考えでなく、選挙で選ばれた我々(議員)の考えが第一
    安倍さんはこれが徹底していたようで。
    だからなりふり構わず選挙に勝つために統一教会を利用し、裏金を作り、
    公金でモリカケサクラのように仲間を増やした。。
    「悪夢の民主党政権時代」と何度も何度も繰り返した。

    目指すところは正しかったのに、そこに至る振る舞いができてなかった、
    品性がなかった、のか。
    この本だけ読んでると、教養も滅茶苦茶あるんだけど。
    スピーチのために必死に練習するなど努力家だし。
    昭恵さんに「学生時代にその努力をしてたらもっといい学校に行けたのに」と
    言われたのはご愛敬だが。

    首相の孫は何か欠落していたのか?
    とにかく上巻を読んでいるだけではそんなことはこれっぽっちも感じない、
    完璧な人物に描かれている。

    (上)
    プロローグ
    1 再登場
    2 アベノミクス
    3 靖国神社
    4 尖閣諸島
    5 TPP
    6 慰安婦問題
    7 戦後70年首相談話
    8 平和安全法制
    9 ヒロシマ/パールハーバー
    10 消費税増税

    (下)
    11 プーチン
    12 習近平
    13 トランプ・タワー
    14 金正恩
    15 アメリカ・ファースト
    16 インド太平洋
    17 G7対ユーラシア
    18 天皇退位/改元
    19 パンデミックと官邸危機
    20 退陣
    21 戦後終章
    エピローグ

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    2025年04月20日
  • 宿命の子 下 安倍晋三政権クロニクル

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    上巻に続き面白いがコロナ禍以降と退陣らへんが薄くて残念だったが、安倍周辺としては未来の再々登板も踏まえてあまり明かさなかったのかなと思った。トランプとのやり取りが面白く、一期目は本人のヤバさを大統領周辺がカバーしていた事がわかり、政治家安倍晋三の外交力の凄さがわかる。

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    2025年03月01日
  • 宿命の子 上 安倍晋三政権クロニクル

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    面白い。タイトルと表紙を観ると「ン?」と思っていたが内容は第2次安倍政権の際の種々のトピックごとに内幕を示したノンフィクション本。取材に基づく各関係者の心情も描かれ、やや難しいきらいもあるけれど、ぽんぽん読んでいける面白さ。あんなこともあったなという思い出に浸れる。

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    2025年02月08日
  • 宿命の子 上 安倍晋三政権クロニクル

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    p86 官僚は無名であって、歴史に残ることを目標にすべきではない

    p92 ピーター・パン 飛べるかどうか疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまうという言葉があります。大切なことは前向きの姿勢と確信です

    p198 ツキジデスの罠 覇権国に挑戦する新興国が登場すると戦争が起きやすい

    p245 鶴岡公二外務審議官 下に対しても上に対しても上から目線の男

    p330 百点は採れないんだよ、60点、良くて70点なんだ

    p332 日本はいままで韓国に対して、歴史問題で、「向こうがなにか言うたびに、こちらがなにか言い訳めいたことを言う」関係だった。しかし、慰安婦合意に関しては、「こちらが相手に約束を守るようにいって、向こうが言い訳めいたことを言う」関係へと変わった。それに伴ってワシントンのこの問題を見る目も変わり始めた、と安倍派感じた

    p345 歴史はよき教師にはなるが、支配者になるべきではない

    p365 歴史があって歴史認識が存在するのではなく、歴史認識があって初めて歴史が存在する

    p409 内政の失敗は一内閣が倒れれば足りるが、外交の失敗は一国を滅ぼす

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    2025年02月05日
  • 宿命の子 下 安倍晋三政権クロニクル

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    p278 茂木 タフな交渉者

    p285 安倍はトランプとの距離感の保ち方が絶妙だった。安倍はトランプの世界の外でなく中に入っている。しかし、入りすぎない。対等だと思わせた。そこがよかった。

    p434 元号は、中国を起源とする。紀元前2世紀、中国前漢の武帝が定めた建元が世界最初の年号といわれる。皇帝による支配の象徴としての意味合いを持った。元号は漢字や儒教などとともに中国周辺の日本や朝鮮半島、ベトナムへと広がった。日本で元号が定着したのは、4番目の大宝 701-704からである。大宝律令は皆年号を用いよと記したが、これは中国からの自立を思考してのことだったという。爾来、日本の元号は、約1300年にわたって連綿と続いてきた。中国では1921年の辛亥革命で清朝が倒れ、宣統を最後に、2000年以上続いた元号は廃止された
     日本の元号は飛鳥時代の大化に始まり、平成まで247を数える。そのうち出典が確認できるのは77で、すべて中国の漢籍に典拠をもつ2文字熟語が使われてきた。その大半が唐代以前の漢籍である。

    候補 英弘(古事記)、久化(易経),広至(日本書紀)、万和(史記)、万保(詩経)、令和(万葉集)

    p459 5分ごとに物事を決められるというのが権力なんですよ

    p461 菅 梶山から学んだもの 役人の言葉を鵜呑みにせず、自分の頭で考えよ

    おれは官房長官の時に、バブル崩壊の処理について、l6850億円を投入した住専以外に不良債権はないかと官僚にきいたら、この問題を解決したもらえれば、他にありませんと答えた。それが、後から後から不良債権が100兆円も出てきた。信用したのが失敗だった。あの時に解決していればなあ。
    梶山がそう言って悔やんでいた姿を菅は忘れなかった

    p465 安倍政権の成功は、今井、菅という二人のブルータル(酷薄で容赦しない人)人間を中枢に据えたこと

    p467 安倍官邸では、ほぼ毎日、6人の官邸中枢の会合をひる頃行った。安倍、菅、政務官房副長官、そして杉田と今井である

    p470 安倍は和泉の調整力に一目置き、談合の神様などと読んだ 

    p467 国家官僚 古谷一之、兼原信克、和泉洋人、新原浩朗

    p472 第2次安倍政権は、自民党内の有意なベテラン政治家の経験と才能を最大限、活用した
    谷垣禎一、高村正彦、大島理森、森山裕、二階俊博

    p560 一流の組織は100人が知っていても誰からももれない。二流の組織は10人に絞り込んでも誰かから漏れる

    p570 ヴァイツゼッカー
    過去に目を閉ざすものは結局のところ現在にも盲目になります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危機に陥りやすいのです。

    p582 政権運営の注意点 沈黙は金。威信には神秘が必要である。なぜならば人は知りすぎたものをあまり尊敬しなからである

    p606 戦国時代の山陰の武将、山中鹿介は、主君の再興のため「願わくば、我に七難八苦を与え給え」と三日月に祈ったとされる

    p608 第2次安倍政権
    この政権は、国のあるべき構想を明確にし、そのための政治課題を設定し、それを能動的に遂行しようとするきわめて理念的かつ行動的な政治において際立っていた。
    しかし、政策を立案し、遂行する過程では、リアリズムを出発点とし、実務主義を着地点とする、そうした戦略と統治のありようを意識的に追求した

    p610  安倍自身退任後、第一次政権の反省が大きいですね。やはり政治家は結果を残さないといけないですから。たとえ60点であったとしても、国益につながるのであれば、決断し、事態を進めなければならないと語っている。

    p622 吉田松陰 留魂録
    人間にもそれに相応しい春夏秋冬があるといえるだろう。10歳にして死ぬものには、その10歳の中に自ずから四季がある。20歳には自らの20歳の四季が、30歳には自らの30歳の四季が、50,100歳にも自ら四季がある

    p626 岡武義の名著 山縣有朋の歌 伊藤博文が暗殺された後、伊藤を偲んだ歌
    かたりあひて 尽くしし人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ

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    2025年02月05日
  • フクシマ戦記 上 10年後の「カウントダウン・メルトダウン」

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    『六ヶ所村の記録』(上下) 鎌田慧
    『核燃料サイクルの迷宮』 山本義隆
    を読み、原発にについて関心を持っていたところ、2019.3.11東日本大震災の福島原発事故を扱うこの本を紹介された。
    感想はまとめて(下)の読後に書く。

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    2025年01月24日
  • フクシマ戦記 上 10年後の「カウントダウン・メルトダウン」

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    カウントダウン・メルトダウンから10年、その後のフクシマの物語。菅に冷却水を、という辺りに、首相のテンパッタ状態が伺えます。相手がどの程度自信があるかをかぎ分け、自信がないとみるや、そこを抉る菅の攻撃本能に、周りの官僚、東電等の関係者が次々と餌食となる中、細野補佐官等の臨機応変な頑張り、もっと評価されてもと思いつつ、読み進めております。また被災された福島の方々、東電、自衛隊、自治体関係者等のリアルに、今こそもっと理解を注目を、であります。★四つであります。

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    2024年05月10日
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代

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    アメリカ型シンクタンクの話しがメインではあるが、欧州のものの紹介もある他、マッキンゼー・グローバル・インスティテュートの話もあった。
    総じて筆者のアメリカシンクタンクとの太いつながりを感じて印象的だった。

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    2024年05月05日
  • 地政学時代のリテラシー

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    新型コロナの流行、ロシアのウクライナへの侵攻、そしてイスラエルによるパレスチナへの報復等、国際情勢は日々目まぐるしく変わり、少し先の未来ですら何が起こるか予測のつかない状況になっている。何より習近平体制で年々力を強め、今や世界第2位のGDPを誇る中国の動き方が世界の最大の注目ポイントである事は間違いない。民主的な国家と違い、先制主義的な体制は瞬く間に国家を一定の方向へと導き、その政策スピードには日本のそれは愚か、米国ですら追随するのは難しい。諸外国は中国の出方を窺い、その発言や行動に振り回される。残念ながら日本をはじめかつての先進国は中国のプレゼンスには遥かに及ばない状況が続く。一方でこの中国の動き方はある意味分かりやすく、一帯一路政策や台湾、南シナ海をその手中に収めようとする動きは単なる自国最優先の覇権主義でしかないとも言える。中国の利益の源泉をしっかり見極めれば、ある程度先の動きは読める。然し乍ら、それがわかったとしても、相互に経済的にも依存関係を持ってしまった一国が単独で挑むのは不可能である。
    本書は中国とアメリカを中心とした世界感を地政学的にそれらを取り巻く周辺諸国の在り方、そして将来の日本の動き方を示唆する内容となっている。役割として影響力の大きいインドやオーストラリア、そして東南アジアに南米やアフリカ諸国との信頼関係をどの様に気づいていくかの参考になる。なお従来の地理的な距離感を意識した地政学の世界から、現在はサイバー空間や宇宙空間までを結ぶ距離感の測れない、無いに等しく経済的な繋がりこそ電子空間上で決済の大半は繰り広げられる世界となった。よって直接の行使力を発揮できる地政学から経済中心の地経学に変わってきている。ロシアがウクライナを侵攻した際に国際的な決済システムであるSWIFTから除外された事は記憶に新しいが、そうした経済制裁はある意味軍事力による制裁よりも恐ろしい。それらを踏まえて本書を読んでいくと、過去の失敗に縛られ、失敗を恐れ中々前に進めず政策スピードの遅い日本が世界の中心点から徐々に離れていくのを感じる。一時期安倍政権時にはTPPなどで国際的に再び日本がイニシアチヴを取るチャンスは訪れたが、コロナやトランプの登場により停滞を余儀なくされた。また日本のインテリジェンスは未成熟で外交に必要な各国情報の入手にも未だ未だ課題は多い。日本企業特有の決定スピードの遅さからくる技術革新能力不足も相まって、外交面でも民間の力においても官民課題山積の状態にある。
    日本人特有の気質なのか、過去の過ちからくる徹底した失敗への恐怖なのか、やり方も考え方も大きく変えなければ、このまま世界の主要舞台に残る事は愚か、中国に尖閣も沖縄も併合されるのを指を咥えて見ているだけになる。そろそろアメリカの抑止力が効かなくなった後の事を真剣に考えるきっかけになる本であろう。

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    2024年01月20日
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代

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    2019.4に読んだが、日本の営利型シンクタンクが「政策起業」にどのように関与していくべきかを考えなくてはと思い、再読。

    営利型シンクタンクの一番わかりやすい強みは、アイディアをDo(実装)に繋げていきやすいことだと思われるが、その前提となるアジェンダ設定を泥臭く企画することがより重要かと感じた。

    アジェンダ設定を主導するためには、まず前提として政策コミュニティとの繋がりが必要で、政策現場がリアルタイムで抱えている課題を可視化する必要がある。次に、アカデミアや組織内などのあらゆる知的リソースを動員し(Doの知見を素早く動員できることに、営利型の強みがあるかもしれない)、アジェンダ案を政策コミュニティにフィードバックし、徐々に洗練させていくことになる。その際、アジェンダのユニークさも忘れてはならないと思う(ふんわりした”無難な”ものに纏めてしまうのではなく、切り口を鋭くする)

    ただ前提として、やはり営利型なので、そのようなアジェンダ設定がしっかりと(お金が儲かる)Doに繋がるのか、という問いもまた避けられない。
    正直、すべてのアジェンダ設定が百発百中でヒットすることはないと思うし、それが仮に自分たちのビジネスを豊かにするだけなら、もはやシンクタンクとも言えないだろう。
    ただ一つ明らかなのは、ブランド力向上には繋がるだろうということだ。「シンクタンク」としてのブランド力は、優秀な人材を惹きつけるのにも役立つだろうし、一般の民間顧客に与える信頼感を高めるためにも非常に有効に機能すると思う。

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    2023年07月17日
  • 国民安全保障国家論 世界は自ら助くる者を助く

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    安全保障と危機管理の観点から、新たな安全保障の構想を描かなければならないというのはその通りだと思います。
    イデオロギーにとらわれず現実的な議論を行うことが必要だと感じました。

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    2023年05月06日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    見開き左が解説、右に図という構成で、わかりやすい。章末のコラムも読みやすい。こどもといわず、基礎のきとして、大人にも触れてみてほしい。いい本だと思います。

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    2023年05月01日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    海外情勢により、よく耳にするようになった言葉、地政学。入門書ということで読んでみた。単語説明たけだと理解が難しいが、地図をながめながらイメージすると理解しやすい。ロシアがなぜ黒海を重要視しているかが、わかった。

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    2022年11月14日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    子供向けに書かれているが、これ、子供には難しすぎると思うんだ。これを理解できる子供の行く末に期待したい。

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    2022年11月12日