船橋洋一のレビュー一覧
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「地政学」という言葉自体になじみがなく、とはいえ少し前からよく耳にするようになったので読んでみた。まずここから。
地政学とは地球の政治学(geo politics)。地理的な条件が国家に与える影響を研究する学問。たとえば日本は韓国や中国と隣接している。そのことが及ぼす政治的、経済的な影響を研究する。戦争の正当化に使われる側面があったため、日本では戦後、GHQによって地政学の研究が禁止された。
とても苦手で興味の持てない分野なので、子ども向けのこの本はわかりやすかった。
ただ、見開き構成で項の終わりに「考えてみよう」と設問があるのに具体的な回答が明示されているわけではない。深く考えて、だれかの -
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(上)
プロローグ
1 再登場
2 アベノミクス
3 靖国神社
4 尖閣諸島
5 TPP
6 慰安婦問題
7 戦後70年首相談話
8 平和安全法制
9 ヒロシマ/パールハーバー
10 消費税増税
(下)
11 プーチン
12 習近平
13 トランプ・タワー
14 金正恩
15 アメリカ・ファースト
16 インド太平洋
17 G7対ユーラシア
18 天皇退位/改元
19 パンデミックと官邸危機
20 退陣
21 戦後終章
エピローグ
上はどちらかというと内政のイメージだったが、
下はのっけから外交。
プーチン、習近平、トランプ!
結局この3人とも8年前から変わっていないことがわかる。
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安倍晋三、かっけー。
非常に知的で策士。
こんな首相なら日本を任せていい!
・・・という内容に仕上がっている。この本。
同時代を生きてきて感じてきたものと全然違う。
私が知らない安倍晋三さんの実像、なのかもしれない。
財務省と闘い消費税増税を避けるために衆議院を解散したのはその通りだろうし、
外交面でも韓国、中国と渡り合ったのも事実だろう。
この本を読んでいると、それらの政策に至る思考がきわめて論理的。
そもそもその目的も、ひたすら国のためと明確。
官僚の考えでなく、選挙で選ばれた我々(議員)の考えが第一
安倍さんはこれが徹底していたようで。
だからなりふり構わず選挙に勝つために統一教 -
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p86 官僚は無名であって、歴史に残ることを目標にすべきではない
p92 ピーター・パン 飛べるかどうか疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまうという言葉があります。大切なことは前向きの姿勢と確信です
p198 ツキジデスの罠 覇権国に挑戦する新興国が登場すると戦争が起きやすい
p245 鶴岡公二外務審議官 下に対しても上に対しても上から目線の男
p330 百点は採れないんだよ、60点、良くて70点なんだ
p332 日本はいままで韓国に対して、歴史問題で、「向こうがなにか言うたびに、こちらがなにか言い訳めいたことを言う」関係だった。しかし、慰安婦合意に関しては、「こちらが相手に約束を守 -
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p278 茂木 タフな交渉者
p285 安倍はトランプとの距離感の保ち方が絶妙だった。安倍はトランプの世界の外でなく中に入っている。しかし、入りすぎない。対等だと思わせた。そこがよかった。
p434 元号は、中国を起源とする。紀元前2世紀、中国前漢の武帝が定めた建元が世界最初の年号といわれる。皇帝による支配の象徴としての意味合いを持った。元号は漢字や儒教などとともに中国周辺の日本や朝鮮半島、ベトナムへと広がった。日本で元号が定着したのは、4番目の大宝 701-704からである。大宝律令は皆年号を用いよと記したが、これは中国からの自立を思考してのことだったという。爾来、日本の元号は、約130 -
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新型コロナの流行、ロシアのウクライナへの侵攻、そしてイスラエルによるパレスチナへの報復等、国際情勢は日々目まぐるしく変わり、少し先の未来ですら何が起こるか予測のつかない状況になっている。何より習近平体制で年々力を強め、今や世界第2位のGDPを誇る中国の動き方が世界の最大の注目ポイントである事は間違いない。民主的な国家と違い、先制主義的な体制は瞬く間に国家を一定の方向へと導き、その政策スピードには日本のそれは愚か、米国ですら追随するのは難しい。諸外国は中国の出方を窺い、その発言や行動に振り回される。残念ながら日本をはじめかつての先進国は中国のプレゼンスには遥かに及ばない状況が続く。一方でこの中国
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2019.4に読んだが、日本の営利型シンクタンクが「政策起業」にどのように関与していくべきかを考えなくてはと思い、再読。
営利型シンクタンクの一番わかりやすい強みは、アイディアをDo(実装)に繋げていきやすいことだと思われるが、その前提となるアジェンダ設定を泥臭く企画することがより重要かと感じた。
アジェンダ設定を主導するためには、まず前提として政策コミュニティとの繋がりが必要で、政策現場がリアルタイムで抱えている課題を可視化する必要がある。次に、アカデミアや組織内などのあらゆる知的リソースを動員し(Doの知見を素早く動員できることに、営利型の強みがあるかもしれない)、アジェンダ案を政策コ