船橋洋一のレビュー一覧

  • 地政学時代のリテラシー

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    新型コロナの流行、ロシアのウクライナへの侵攻、そしてイスラエルによるパレスチナへの報復等、国際情勢は日々目まぐるしく変わり、少し先の未来ですら何が起こるか予測のつかない状況になっている。何より習近平体制で年々力を強め、今や世界第2位のGDPを誇る中国の動き方が世界の最大の注目ポイントである事は間違いない。民主的な国家と違い、先制主義的な体制は瞬く間に国家を一定の方向へと導き、その政策スピードには日本のそれは愚か、米国ですら追随するのは難しい。諸外国は中国の出方を窺い、その発言や行動に振り回される。残念ながら日本をはじめかつての先進国は中国のプレゼンスには遥かに及ばない状況が続く。一方でこの中国

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    2024年01月20日
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代

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    2019.4に読んだが、日本の営利型シンクタンクが「政策起業」にどのように関与していくべきかを考えなくてはと思い、再読。

    営利型シンクタンクの一番わかりやすい強みは、アイディアをDo(実装)に繋げていきやすいことだと思われるが、その前提となるアジェンダ設定を泥臭く企画することがより重要かと感じた。

    アジェンダ設定を主導するためには、まず前提として政策コミュニティとの繋がりが必要で、政策現場がリアルタイムで抱えている課題を可視化する必要がある。次に、アカデミアや組織内などのあらゆる知的リソースを動員し(Doの知見を素早く動員できることに、営利型の強みがあるかもしれない)、アジェンダ案を政策コ

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    2023年07月17日
  • 国民安全保障国家論 世界は自ら助くる者を助く

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    安全保障と危機管理の観点から、新たな安全保障の構想を描かなければならないというのはその通りだと思います。
    イデオロギーにとらわれず現実的な議論を行うことが必要だと感じました。

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    2023年05月06日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    見開き左が解説、右に図という構成で、わかりやすい。章末のコラムも読みやすい。こどもといわず、基礎のきとして、大人にも触れてみてほしい。いい本だと思います。

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    2023年05月01日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    海外情勢により、よく耳にするようになった言葉、地政学。入門書ということで読んでみた。単語説明たけだと理解が難しいが、地図をながめながらイメージすると理解しやすい。ロシアがなぜ黒海を重要視しているかが、わかった。

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    2022年11月14日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    子供向けに書かれているが、これ、子供には難しすぎると思うんだ。これを理解できる子供の行く末に期待したい。

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    2022年11月12日
  • 地経学とは何か

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    地政学と経済を交えた地経学という観点から世界を見た一冊。

    内容の信ぴょう性はさておき、勉強にはなった。

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    2022年08月01日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    【星:4.0】
    最近チョイチョイ目にする「地政学」とは何かが知りたくて手に取った。

    タイトルどおり子供向けの本だが、私のような大人地政学初心者にとっても結構イケてる。

    地政学に強い興味が沸いた。

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    2022年06月28日
  • 国民安全保障国家論 世界は自ら助くる者を助く

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    企業の人事担当者目線で読むと、
    有事を見据えて普段のモニタリング、リスク管理ができるか
    一国安全主義、安全神話盲信に陥らずにいられるか
    地政学観点で物事や経営を捉えることができるか

    信念を持ってリーダーシップを発揮して敏に行動できるか、それを問われた気がする。

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    2022年06月13日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    国家間で起きるトラブルのなぜ、を理解できる大人が読んでもためになる内容。気軽に地政学に触れることができる良書。

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    2022年05月19日
  • こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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    恥ずかしながら私、最近地政学という言葉を知りました。このご時世でなければ、知りたいと思わなかったと思いますが…気になったので本を捜したところ、見つけたのがこの本です。写真、イラスト、図解がふんだんですのでとても分かりやすいです。入門書として大人でも読みごたえありです。

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    2022年04月03日
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代

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    シンクタンクがどのような役目を担っているのかや歴史的背景まで欧米のシンクタンクの解説を中心に詳細に書かれている。シンクタンクは政策を受け身ではなく新たな社会を描き課題を解決していく姿勢で作っていくことが大切なことや、日本はもっと民間からの人が政策立案に関わるべきという主張が印象に残った。霞ヶ関は日本最大のシンクタンクと言われることもあるが、民間の専門人材や官僚も民間の考え方を知ることが政策立案の質を高めると書かれ、確かにそうだろうと思った。政策立案にかかわる人はいろいろな経験をして政策作りに反映することが今後大事だと思う。

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    2022年02月17日
  • 地経学とは何か

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    地政学+経済。世界の中での国の立ち位置を考え、国を守り、他国を牽制する。これからの日本のための1冊。
    言葉は難しいけど、調べて理解していくと、考えも深まった1冊。

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    2021年09月23日
  • フクシマ戦記 上 10年後の「カウントダウン・メルトダウン」

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    事故の全体像を把握する上では決して分かりやすい記述にはなっていないし誤字・誤記もちょいちょい目に付く。それでも、暴走する原発を前に政府・東電関係者、米国政府がどう立ち向かったか(翻弄されたか)が余す所なく描かれている。

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    2021年04月08日
  • 米中戦争前夜―――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ

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    米中戦争の発生メカニズムとその回避法を知るため、読みました。
    戦争要因は、国益、不安、名誉です。台頭する新興国の夢とプライド、挑戦を受ける覇権国の恐怖と自信の揺らぎ、の間のパワーシフトがはらむ深刻なジレンマ「トゥキディデスの罠」が大きな要因になります。
    以下の4つの中核概念を理解することで、米中戦争を回避できる可能性があります。
    ・重大な利益を明確にする
    ・中国の行動の意図を理解する
    ・戦略を練る
    ・国内の課題を中心に据える
    中国がアメリカに並び、追い抜くのは遠くない未来に実現すると思われます。両国の指導者が、大きな衝突を回避することを強く望みます。

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    2020年11月11日
  • 地経学とは何か

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    朝日新聞出身でアリながら、著者の現実的な考えに基づいた意見は一考の余地があると思います。
    ただし、反トランプの考えもやや強いかなと思いました。

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    2020年09月07日
  • 米中戦争前夜―――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ

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    2017年に現在の米中を予想している
    著者の大まかなポイントをまとめると以下である。
    「新興国の台頭と、覇権国の不安が衝突し、両者の間に、大きなストレスが生まれる。それにより、偶発的な衝突や経済封鎖などの、不測の事態や外交における問題が、戦争のトリガーとなる。このような事を「トゥキディデスの罠」と呼ぶ。現代の米中は、その罠にかかる可能性は非常に高いが、避けられないことはない。」

    2017年の段階で、米中の対立を見通しており、筆者の鋭い視点が伺える。
    米中の対立を歴史の中の似たような事例から紐解いている。

    歴史と現在と未来という流れを論理的に考察しており、歴史を学ぶことの重要性と米中の未来を

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    2023年12月26日
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代

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    ネタバレ

    提案なくして敬意無し。
     現在の政策を否定的に精査し、
     オリジナルな代案を追求。

    ワシントンの入り口と出口の”回転ドア”。
     政治任命で4000人規模で参画。
     大学より現実主義的。

    逆風
     トランプ政権、ポピュリスト的極論では支配者側とみなされる。
     グローバルな組織内部にシンクタンク的機能。
     国家の道具としての動員。

    カーネギ国際平和財団
     1910年設立、戦争を廃止を目的。

    RAND
     米空軍の委託研究から始め、核戦略論へ。
     半分が軍事の外交安全保障のシンクタンク。
     数量的実証主義。

    CSIS
     時代に即し、変化するダイナミックな保守。
     アジア戦略にも強み。AMTI開

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    2019年10月22日
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代

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    ・日本のシンクタンクの弱さが国力、世界的プレゼンスを下げ、政治力を脆弱にしている一つの要素。
    ・政策起業家という人々の登場。
    ・影響を与えうるプラットフォームに参画。

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    2019年10月16日
  • シンクタンクとは何か 政策起業力の時代

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    シンクタンクでも働き、日本でもシンクタンク立ち上げに携わった著者。そもそもシンクタンクというものはどうやってできてきたのか、どんなシンクタンクがあるのかというのを時代毎の特色(第二次大戦後、ポピュリズムだとか)、地域毎の特色(アメリカ、欧州、中露だとか)に分けて説明する他、日本はなぜシンクタンク小国なのかといった議論。有名なシンクタンクの違いを成り立ちとともに説明しててそこが一番へーとなった。

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    2019年04月28日