鍋倉夫のレビュー一覧
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購入済み
やろうと思えばずっと
続けられそうな話だけど完結しちゃった。
前巻での次巻予告に出てた女の人はもっと仲良くなるのかと思ったけど一期一会でした。 -
Posted by ブクログ
自分も多分に漏れず、周りの目を少なからず気にして生きている人間なので、フジイに対する羨ましさ、かっこよさを第1話から最終話まで感じていた。
自分とフジイの違いを考えた際に、大きく異なるのは、他者との関係値である。
例えば、フジイがかつての同級生を街で見かけ、声をかけるシーンについて、もし自分が同じ立場だったらと考えると、絶対に私は声をかけないという選択肢を取る。
例え、かなり仲の良かった相手でもあっても、向こうは覚えていないかもという基本的な不安から、もしかしたらあの頃と比べて老けたなと思われても嫌だな、相手も気まずいだろうななど、見かけた次の瞬間から、声をかけるなんていう選択肢が見えなくなってしまうほど、このようなノイズで頭が埋め尽くされてしまう。
それに対し、フジイはおそらく何の躊躇もなく声をかけ、かつての感謝を伝え、案の定相手が自分を覚えていなくても、さほど気にしていない。
こういった確固たる個が確立されているフジイにかっこよさを感じられずにはいられなかった。
この作品を読むことで、フジイのようになれたらと変わるきっかけを抱き、またフジイの周りの人間が少しずつ変化をしていく過程を見ることで、決してそのきっかけは幻想ではないんだよと、そっと背中を押してもらったような感覚になれる素晴らしい漫画だった。
前情報も入れずに読み出したので、フジイの帰郷以降は第二部が始まるものだと思っていた私は、最終話の文字を見た時、田中や石川、引いては鈴木と同等の消失感に襲われ、思わず驚きの声が出てしまった。
その時に改めて自分の中でもフジイという存在が大きくなっていたことに気づいた。
フジイのようになるのは難しいかもしれないが、少しでも人生が好転するように、自身の日々や生活、そしつ考えや行動を変えていければと、人生の在り方について考えさせられた作品だった。
⭐︎4.2
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Posted by ブクログ
職場でほとんど存在感のない独身会社員・藤井。出世に執着するわけでも、恋人や友人の多さを自慢するわけでもない。休日には一人で美術館へ行ったり、絵を描いたり、自分が好きなことを静かに楽しんでいる。そんな藤井を「つまらない人生」と思っていた同僚たちは、彼と関わるうちに、自分たちが周囲の評価や世間の普通に振り回されていたことに気づき始める。何気ない日常から幸せの基準を問い直す物語。
1人でちゃんと楽しめるのって、いいよね。むしろかなり心が強い。
藤井は友達が多いわけでも、モテるわけでも、仕事でキラキラしているわけでもない。でも本人は全然不幸そうじゃない。誰かに「充実してるね」と認めてもらわなくても、自分が好きなものを知っていて、自分の時間を楽しめる。その姿を見ていると、そんなに群れる必要ないよなぁと思えてきます。
周りの評価も、本当はそこまで気にする必要ない。「友達が多い方がいい」「結婚していた方が幸せ」「仕事ができる人が偉い」みたいな、いつの間にか刷り込まれている基準から藤井だけがすっと離れている感じが気持ちいい。
読んでいると自分の価値観を見直したくなります。
特に好きなのは、藤井が偉そうに人生論を語らないところ。誰かを否定したり説教したりせず、ただ普通に自分の好きなように生きている。その姿を見た周囲の人が、勝手に自分自身を振り返っていく。この距離感がうまい。
本作は「マンガ大賞2025」第2位。2025年には累計100万部を突破し、その後6巻時点で120万部を超えています。
派手な展開はないのに、読むと少し肩の力が抜ける。「他人からどう見えるか」より「自分がどう生きたいか」でいいんだと思わせてくれる漫画。 -
ネタバレ 購入済み
同窓会
思い切って高校の同窓会に出席した石川さん。
高校時代、自分で思っていたほど嫌われていた訳では無く(この頃から尖っていたみたいだけど)同級生との繋がりが復活しそうなのは良かった(男どもは鬱陶しいけど)。
藤井さんは、相変わらず。田中さんは、置き去りにされそう。