鍋倉夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
牙が抜けたように見えた師匠との再戦からの師匠の再起、天才少年である五十嵐との戦いなど、魅力的な展開がいくつもあった。
やはりドラマチックって素晴らしいなと思った。人間ドラマを描いていても、出会いやその因果がドラマチックであればこじんまりしてしまわない。
そして、そのすべての中心に「自分の幸せを見つけている」「世間を気にせず好きなものを純粋に大切にしている」主人公がいる。
主人公のそういう側面によって師匠は奮い立って復活し、五十嵐はまた一歩棋士として成長した。
一貫して土屋の成長が微笑ましく、一番人間らしい共感を呼ぶキャラクターとして魅力的だった。
一番好きなキャラかも。 -
Posted by ブクログ
面白い!30歳で過去挑んだものに再挑戦という内容で今の自分と重なるものがある。
路傍のフジイを先に読んだけど、鍋倉夫さんが表現する人間の嫌な側面、特に嫉妬や傲慢さ、軽蔑はとてもリアルだと感じる。
表情や言い回しに、嫉妬する自分や傲慢な自分への若干の嫌悪を感じるからかもしれない。
また、路傍のフジイでは田中、本作では小関など周囲から軽蔑されるキャラクターにも、裏の側面を描く。そうならざるを得ない背景や、良き一面を。
そういった人間の多面性を描くからこそのリアリティなんだと思う。
フジイと一緒で独白が多いけれど、表情の描き分けも上手いし、感情が過多ではないから読みやすい。(炭治郎みたいな感 -
購入済み
それぞれの生き方
どんな世界でもプロで飯が食える(それも長く)のはほんの一握り。負け惜しみではなく、今の仕事に誇りを持ちながら将棋を楽しむ小川さんは、かっこいい。
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Posted by ブクログ
『路傍のフジイ』第5巻を読み終えて、あらためて思うのは、この作品が描くのは派手な事件や劇的な運命ではなく、静かに揺らぐ人生の断片だということだ。今回もまた大きな変化が訪れるわけではない。むしろ「変わらないフジイ」と「変わろうとする周囲の人々」との対比が鮮やかに浮かび上がり、そこに強い余韻が残る巻だった。
たとえば田中くんが転職を考え、石川さんが恋に揺れ動く。誰もが人生のどこかで直面する「選択」や「変化」が描かれるのだが、その一方でフジイは恒星のように変わらずそこにいる。その姿は単に停滞や無関心なのではなく、むしろ「不変の力」の象徴として輝いて見える。読者の多くが「変わらない人がいるから、変わ -
購入済み
やっぱり嫌われる人
話す事全てがどこかの受け売りで薄っぺらいから、女性に嫌われる、男性には疎まれる。そして職場では孤立する。そんな人にも藤井さんは、懸命に語りかける。鈴木さんは、フジイサークルに入れると良いけど。
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Posted by ブクログ
最初の三話のみ鑑賞。
主人公は藤井さんという、40歳非正規社員独身男性。見た目から独創性溢れている。
この話は、斬新な日常系漫画といえるかもしれない。なにせ、なにか突出した個性を持っているわけでなく、特に正確に難があるわけでもない人が主人公であるから。
構成として変わっているのが、彼を取り巻く人が藤井さんを解説したり感じている点から展開されている。藤井さん自身は寡黙だし、ある意味何を考えているかわからないキャラを立たせるための手法であるかもしれない。
他の作品にない主人公と話の展開、でも肩肘張らず読めるのが良かった。なによりも、なんかわかる。
※YouTubeチャンネル『ウラ漫 ー漫画 -
匿名
購入済みめずらしいストーリー
普段漫画はあまり読まないのですが、無料枠を読んだら気になってしまって購入しました。ちょっと仕事に疲れていたのですが、この漫画を読んで少しだけスッとしました。1巻2巻でストーリーにかわりばえがないので、3巻を読んでそれ以降の購入を検討しようと思います。