【感想・ネタバレ】路傍のフジイ【単話】 53のレビュー

あらすじ

「マウント」とか「承認欲求」とか「コスパ・タイパ」とか…
そういうの、もういいんじゃない?
見るからに人相の悪い主人公「藤井」が
我々の囚われている「幸せ」の基準を爽快に打ち砕く!

一見楽しく生きているように見える人にも、普段表に出さないだけで
「言ってもどうせ通じない/変な奴だと思われるだけ」という感情や価値観が各々ある--

世の中の価値観の外側で暮らす妙な主人公「藤井」が
それぞれの「誰にも言えない感情」を
時に無言で、時に雄弁に揺さぶってくるので
まったく油断のならない作品なのです!

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喪失を乗り越える

親友と父親を失った藤井さん、息子と死別し妻と離婚した作家の新保氏と失恋した奥山君。
傍から見れば、奥山君の苦しみは大したものではないかも知れないけど本人からすればそれどころではない。喪失の苦しみを「メンタルの問題」で片付けられてはたまらない。奥山君の喪失感を藤井さんは感じとったのかも知れない。わざわざ新保氏が作家活動を再開したニュースを見せたところにそれを感じた。

#切ない #共感する

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2025年12月22日

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