鍋倉夫のレビュー一覧
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感涙
最後の方は駆け足の感じが否めなかったが、それだけテンポよく進んでアマチュア将棋と奨励会の退会者のことを上手く掘り下げてる素晴らしい作品でした。
もっと長く続けてほしかったですが、こう短い巻数で終わらせる方が他の人にも勧めやすくていいと思います。 -
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初めて週刊誌を買いました。
二月の勝者の単行本が待てなくて買いました。
アオアシも単行本で買っているのでこれからは週刊で買おうかなと思っています。
グラビアがないバージョンもあったら嬉しいです。 -
期待以上。名作の予感。
将棋物、月下の棋士、以来読んでいなかった。
上の方は天才棋士の話、今作品は正反対のキャラ、挫折と屈辱を背負っての再スタートの人生。多分大抵の人が一度や二度は味わい、何とか折り合いをつけているが決して忘れられない出来事、さて、これからどうなる?楽しみの一作。 -
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もっと読みたかったけど良い結末
前巻の師匠への対戦までのボルテージで考えればまだまだ続いてくれると思ったのですが、まさかの完結。でも一巻ちょっとの分量を使ってしっかりまとめ上げたと思います。安住と土屋を始めみんなかっこ良かった。またどこかで会えると嬉しいと思います。もちろんまた全巻買います。
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一番リアル
最近将棋漫画いくつかあって、どれも視点が違って面白いけど、これが一番現実的。
奨励会でプロ一歩手前まで行く人、プロになる人、プロトップ、アマトップ。
全員天才の内で、紙一重の力の差と時の運で現在地が決まってるってことが分かる良い作品。 -
挫折した青年のその後、明るさ
若い頃、天才ともてはやされた青年の、挫折後の物語。少年漫画にありがちの主人公がスーパースターである物語とは全く違う。しかし、現実世界は、この本のような人間が多いのではないだろうか。非常に共感を呼ぶし、自分に重ね合わせる点も多いのではなかろうか。
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次で終わりなの?
今巻もとても面白かったです。というか、いま1番続きを楽しみにしている漫画でした。次で終わりなのですか?とても残念です。もっと読みたかったな、、、コミックス派なのでみんなの活躍を期待できる終わり方を期待します。そして先生方の次回作を。
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ついに!
ついに!!
天才の名を恣にするF棋士モデル??な、少年棋士が登場!
勢いに乗ってた主人公を短い対局時間で撃破。主人公の試練が始まる、のか? -
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将棋の楽しさがよくわかる
将棋が楽しい!昔やってた!
そんな人にこそ読んでほしい漫画ですね。
4巻は両者ギリギリの局面での対局が熱く引きこまれます。
オススメ -
Posted by ブクログ
牙が抜けたように見えた師匠との再戦からの師匠の再起、天才少年である五十嵐との戦いなど、魅力的な展開がいくつもあった。
やはりドラマチックって素晴らしいなと思った。人間ドラマを描いていても、出会いやその因果がドラマチックであればこじんまりしてしまわない。
そして、そのすべての中心に「自分の幸せを見つけている」「世間を気にせず好きなものを純粋に大切にしている」主人公がいる。
主人公のそういう側面によって師匠は奮い立って復活し、五十嵐はまた一歩棋士として成長した。
一貫して土屋の成長が微笑ましく、一番人間らしい共感を呼ぶキャラクターとして魅力的だった。
一番好きなキャラかも。 -
Posted by ブクログ
面白い!30歳で過去挑んだものに再挑戦という内容で今の自分と重なるものがある。
路傍のフジイを先に読んだけど、鍋倉夫さんが表現する人間の嫌な側面、特に嫉妬や傲慢さ、軽蔑はとてもリアルだと感じる。
表情や言い回しに、嫉妬する自分や傲慢な自分への若干の嫌悪を感じるからかもしれない。
また、路傍のフジイでは田中、本作では小関など周囲から軽蔑されるキャラクターにも、裏の側面を描く。そうならざるを得ない背景や、良き一面を。
そういった人間の多面性を描くからこそのリアリティなんだと思う。
フジイと一緒で独白が多いけれど、表情の描き分けも上手いし、感情が過多ではないから読みやすい。(炭治郎みたいな感 -
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それぞれの生き方
どんな世界でもプロで飯が食える(それも長く)のはほんの一握り。負け惜しみではなく、今の仕事に誇りを持ちながら将棋を楽しむ小川さんは、かっこいい。
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Posted by ブクログ
『路傍のフジイ』第5巻を読み終えて、あらためて思うのは、この作品が描くのは派手な事件や劇的な運命ではなく、静かに揺らぐ人生の断片だということだ。今回もまた大きな変化が訪れるわけではない。むしろ「変わらないフジイ」と「変わろうとする周囲の人々」との対比が鮮やかに浮かび上がり、そこに強い余韻が残る巻だった。
たとえば田中くんが転職を考え、石川さんが恋に揺れ動く。誰もが人生のどこかで直面する「選択」や「変化」が描かれるのだが、その一方でフジイは恒星のように変わらずそこにいる。その姿は単に停滞や無関心なのではなく、むしろ「不変の力」の象徴として輝いて見える。読者の多くが「変わらない人がいるから、変わ