鍋倉夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もっとよく思われたいから周りの人より頑張らなきゃいけないとか、昇進しなきゃとか、人より良い暮らしをしなきゃいけないとか。いつの間にか、皆そんな競争の中に身を置いているような気がします。
本書の主人公 藤井を見ていると、そんな承認欲求やマウントのために必死になる必要なんてないのかもしれないと思えてきます。
今回紹介する『路傍のフジイ』の藤井は、40歳の非正規社員。決して目立つタイプではないし、社会的な成功を手にしているわけでもありません。それでも、彼の毎日は豊かです。
気になるものがあれば調べ、好きなことには夢中になる。誰かに自慢するためでも、評価されるためでもない。ただ、自分が面白いと思うことを、自分のペースで楽しんでいる。
7巻でついに完結。もう藤井の日常を新しく読めないと思うと寂しいですが、この作品に出会えてよかった。
自分の人生を、自分のために、自分のペースで楽しんでいい。そんなことを思わせてくれる作品です。改めておすすめです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ全巻から登場した、卑屈で偏見持ちの鈴木さん。読者からすると悪い印象があったがこの巻では鈴木さんの持つ生き辛さや悩みも描かれていて共感してしまうし、切なくなってしまう。特にお裾分けで持っていった実家のフルーツが1個も減っていないとか、会社あるあるで見てられない位苦しかった。鍋先生は少ないコマでその人物の感情を描かれていて毎回素晴らしいなと思うし、鈴木さんが置いていかれない展開で本当によかった。鈴木さんがマチアプで出会った破天荒な女性のキャラもとても良かったし、フジイさんが読書会で出会った奥山くんのエピソードも泣けてしまった。路傍のフジイを読むと人間もまだまだ捨てたもんじゃないなと思うし、フジイさんの様に人に優しい人間でありたい。と自分を省みることが出来る。全てのエピソードの後味がよくて心が暖かくなる漫画だ。次巻で最終巻なのがとても寂しい。
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匿名
購入済み終わり?
わー、まだまだ続いてほしかったです。ずっと読みたかったです!面白くて、なんか落ち着く感じが好きでした!連ドラになる事を期待しています!どなたか、よろしくお願いします!楽しませてくれてありがとうございました!!
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Posted by ブクログ
大好きなマンガですが最終巻、とても残念です。
主人公のフジイ、とても感性が豊かで鳥の群れや何気ない街の風景などに興味を示し、自分が行きたい所へ行き、やってみたいと思った事は躊躇なく始めどんどん参加する。
いつも思うだけで実行に移さない自分としては羨ましいと感じたり、見習わないとなと反省したり、物語は淡々と進みますが非常に「刺激に」なった作品でした。
フジイを取り巻く人たちでは会社の同僚・鈴木が一番印象的でした。彼なりに人生を良いものにしようともがいている姿に共感しまくりで、自分も同じところがあるなぁなんて思ったり。あと大瀬良さんみたいな女性が現実にいたらなぁなんて思ったり!(笑)。
田中や石川がその後どうなるかも気になります。ぜひ番外編を描いていただけないでしょうか、作者様!
ぜひもう一度1巻から読み直したいと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ稀有な読後感。とても素敵で、満足できた作品でした。
ただ、没入、共感しきれなかったのが、食欲、好奇心はあるのに、フジイの恋愛欲求がほとんど描かれない点です。この点を描くと、フジイは一気に劣等感、嫉妬、執着を持つ存在になってしまう、すると本作のテーマが崩れてしまうので、意図的なのだと理解しています。石川のフジイへの態度も切り替えがあったことも作者の意図を示唆していると受け止めました。ただ、職場や学校の描写や会話も非常に現実的なだけに、この点の聖人ぶりが、時々、読者を置いていってしまうのでは、という感覚がありました。
作者の並外れた才能なくては誕生しなかった、すごい作品です。多くの方に手に取っていただき、さまざまな受け止めをしてほしいです。
次回作にも期待しています。 -
Posted by ブクログ
えっまさか今日で終わりなの?というのが1番の感想で、結構辛いんですけど…まさか今日とは。心の準備ができておらず、フジイが転居なんて伝えた場面など作中の石川や田中のように、えっ目の前の人が何を言っているかわからない、そして石川のように失敗して今までのようにいますようにと一瞬思ったり…
何故このようにフジイに惹かれるのか、と考えるとそれは多分彼の人生には白いというかブランクな場所が多く、おじさんになっても学習している様がある種滑稽ながらも応援させられる気になると同時にこちらが癒される感覚があったというか…多分それは田中と同じなのだとおもうけど…それもあるが今まで自分の前にもいた陰の薄い(いや自分だって薄かったんだけど)、でも気のいいやつによく似ていたからかもしれん。ああ長谷川くんは元気だろうか…とこれは自分の話だが。
ともあれこれから新しいフジイさんに会えないのは残念だが、人生何事も卒業はあるということです。これまでの七巻に感謝。そしてこれからの田中くん、石川さん、そして鈴木さんが何か自分の幸せを見つけられますように。