井上夢人のレビュー一覧

  • プラスティック

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    多重人格がトリックというかタネなのはもう珍しくないと感じるけど、これが書かれた時は衝撃的なだったのかなと思う。自分の体が「女」であったらもっと面白いのに。自分が統合された後の本田初美なのではという感覚を感じられそうで。

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    2026年09月06日
  • プラスティック

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    ネタバレ

    出張中の夫の帰りを待つ主婦・向井洵子の日記が保存されたフロッピィディスク。そこには、彼女が自分を騙る偽物が身辺に存在する不気味なエピソードが綴られていた。そして、偽物の向井洵子惨殺事件…。混迷を極める中で次々に現れる話者の語る真実を繋いだ先に見える物とは…。

    気付いたよ多重人格者。
    不自然に途切れる記憶から、疑い始めた中盤。そのつもりで読むと、比較的容易に辿り着ける。ネタばらしまでに、なんとか藤本幹也も人格の一部であることにも思い至ることができた。そこまで来れば、奥村恭輔もそうであることは、ネタばらしを待つことなく辿り着けるだろう。そういう意味では、理不尽でない絶妙な難易度設定であり、フェア

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    2026年08月30日
  • プラスティック

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    続きが気になり読書スピードは上がったけど、最終的に多重人格オチか…と少しガッカリした。多重人格の要素は上手に使わないと、チートっぽくてしらけてしまう。ただ、そのオチが明かされた後でも、「唯一この人だけは第三者だろう」と思いこんでた対象が人格の1人だった…というのは意外で面白かった。
    最終的に人格統合に向かっていく形や、事件の概要説明も綺麗で矛盾はなく、総じて良くできている物語だと思う。それでも星3としたのは、登場人物への感情移入や世界観への没入が弱かったから。自分にとって大事な要素なんだなと改めて。

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    2026年09月01日
  • 平成ストライク

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    平成の文化や事件をテーマにしたアンソロジー。
    文章が苦手で読めなかった作品もあったけど、平成の空気感を味わえて良かった。
    事件のその後や第三者視点など俯瞰して考察した作品ができるのも、事件から少し経ったいまだからこそできることなのかな。

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    2026年08月26日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    いわゆる"読者への挑戦"もの。バラエティに富んだ様々なパターンの作品に触れられて面白い。
    ただし、
    ・「少女」殺人事件
    大学2年生の中国人留学生がトイレの貼り紙「うんこが流れません」を読めない、というのは納得がいかない。「won't flush」レベルがわからずにどうやって日本で生活するんだ。
    また、ミステリの十戒が推理に多大に影響するなら十戒を書いておくのが筋でしょう。ミステリってそういう内輪ネタを公然と出してくるところあるよなぁ。
    「必要な情報は全て読者に提示され」じゃないのか。
    「アンフェアな描写も目立つ。2点。」ということか。

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    2026年08月25日
  • プラスティック

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    序盤の引き込まれ方は尋常じゃなく面白かった。
    オチが正直ありふれたものであって背景に何かあればとは思ったが「んー」って感じでした

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    2026年08月24日
  • プラスティック

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    プラスティックには熱可塑性という性質がある。
    熱を加えるとグニャグニャに溶け、冷めると固まる。また熱を加えるとグニャグニャになる。
    この性質を利用して様々な形に成形できるのがプラスティックの便利な所。
    まるで登場人物たちの心のよう。

    プラスティックにはもう一つ、熱硬化性という性質を持つものがある。
    これは熱を加えると一度はグニャグニャに溶けるが、固まった後はもう元には戻らない性質の事。
    まるで登場人物たちの心のよう。

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    2026年08月10日
  • プラスティック

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    54個の文書ファイルが記録された一枚のフロッピーから始まる物語。
    1人の女性の日記から始まるこのファイルから、一体彼女の身に何が起こっているのか、一読者として追っていく…のだけど。
    途中他の人物の証言やら動向やらが差し込まれて、徐々にぼんやりとした全貌が見えてくるこの感じ、とても好き。構成が良いから、オチが見えても捉えて離さない。もうこのまま最後まで一気に連れてってくれ!となる。
    ワープロやらフロッピーやらが出てくるような時代のものと思うと斬新だったのでは。

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    2026年08月07日
  • プラスティック

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    いや、途中から、そういう事だよね?と、想像はしていた。
    けれど、そこまでとは!と驚嘆。

    色々な視点で進んでいく中、途中こんがらがってしまうけれど、着地点は同じなので、大丈夫かな。

    フロッピィディスクとワープロ、私も使った事のない、すごく時代を感じさせる物が活躍するけれど。
    今の時代に置き直しても、とても面白い設定だな、と感じた。

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    2026年07月18日
  • プラスティック

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    何となく結末がわかっていて、正直何が何だか分からなくなってきてしまった。
    本当に有り得る話ではあると思う。
    でももちろん本人達も怖いとは思うが、話している相手側も怖いだろうと思った。

    特に過去の辛い思い出とか、そういうのを自分に起きたことではないと頑張って考えているうちに起きてしまうことというのは知ってきた。
    こういう場合の自認というかリーダーみたいな人は誰になるんだろう。

    フロッピーが出てくるということは30年前ぐらいだと思うので、やはり頭がおかしいと判断されてしまうのかもしれないのが恐怖だった。

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    2026年07月16日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    2026年。
    こういうのはいろんな作家さん読めて良いと思う。作家さんの略歴を1ページに載せているのもよい。
    白井智之くん好きだからつい手にとってしまったのだが、読んだことあるやつだった。それぞれ楽しめた。

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    2026年06月26日
  • プラスティック

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    なんと20年以上も前の作品が2024年の本屋大賞超発掘本ということで、ミステリー好きとしては読まねば!
    まず、フロッピーディスクやワープロという単語が懐かしい〜。
    感想はネタバレするので何も書けない!という感じ。笑

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    2026年05月29日
  • プラスティック

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    2024年本屋大賞の超発掘本。
    フロッピーやワープロなどの言葉に懐かしさを感じた。
    それぞれの登場人物視点で書かれたファイルを読み進めながら事件を追っていく。
    途中でなんとなく展開は読めたけど、結末は意外だった。

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    2026年05月11日
  • プラスティック

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    だろうなぁ。

    とは思った。

    最初の三分の一くらいはもう、疾走したよ。
    読みながら、もう、止まらない止まらない!
    気になる!気になる!

    え!なに?何が起きてるの?
    え?なんなの?

    っていう。

    ただ、途中からまさかと思うけど、そういうオチだけで終わるのか、終わらすのか、、、?

    って思って、期待を裏切られるのか?どうか?
    って最後まで読んで。
    まぁ、そうですよね。
    ってオチがさ。
    なんか残念、、、、、

    このタイプでの1番の衝撃はやっぱりハサミ男だな。

    うん。

    #プラスティック
    #井上夢人
    #オチが少し残念

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    2026年05月09日
  • プラスティック

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    とある主婦の不穏な内容の日記から始まり、その後、調査内容や供述など、複数の人物による記述ファイルが続く、という構成。不可解な雰囲気で謎が謎を呼ぶ展開に、ワクワクしながらどうなるんだろう!と読み進めたけど、途中で何となくオチが分かってしまった(汗)

    しかも自分的には苦手なオチだったので、正直納得いかない部分もあるけど、そのオチなりに丁寧に積み上げられているし、そこに至った心理描写もちゃんと描かれているので、不満感は少しずつなくなっていった。

    最後の落とし方なんて挑戦的だし、いろんな感情が膨らむし、何ならちょっとオシャレだし…、なんか惜しい印象が拭えない複雑な読後感だった。

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    2026年04月15日
  • プラスティック

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    ネタバレ

    結構オチがわかりやすいというかタネが1/3くらいでわかってしまったので後半は答え合わせを待つ状態だったのがちょっと残念。タネに気づかず読み終えたかったな。

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    2026年04月04日
  • ダレカガナカニイル…

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    ネタバレ

    信仰宗教団体・解放の家の祈祷堂で〈母親〉と呼ばれる吉野桃紅が焼死する。解放の家の警備に来た西岡はその直後に頭の中に《声》が聞こえるようになる。《声》は生前の記憶がなく、状況からして桃紅と思われる。その後村を訪れると桃紅の娘・晶子と再開する。西岡は声を追い出そうと精神科で催眠をかけたり云々を繰り返すが効果なし。警備時の防犯カメラを見て事件の真相にも迫るが、ふと飛んでいる蛾から映像の不審点を見つける。
    SF要素に信仰宗教団体とドロドロの展開かと思えば恋愛オチ。晶子に西岡が一目惚れしてから惚気だし、出会う前に付き合っていた?弓絵に2人がいる所を見られてあたふたするとこなどむむむ。
    桃紅が《声》かと思

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    2026年03月29日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    アンソロジー最終巻
    延々と続いてほしいシリーズだった

    綾辻行人「意外な犯人」
    難易度低い

    辻真先「DMがいっぱい」
    まずまず

    井上夢人「殺人トーナメント」
    ややこしい論理パズルの転用
    オチは良かった

    乾くるみ「三つの質疑」
    面白い

    法月綸太郎「挑戦状盗難事件、または名探偵オルメスの冒険」
    まずまず

    白井智之「「少女」殺人事件 」
    既読 まずまず

    犬飼ねこそぎ「スフィンクスの謎かけ」
    まずまず

    森川智喜「犯人当てショートショート キーワードは黒猫」
    まずまず

    北山猛邦「竜殺しの勲章」
    強引

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    2026年03月10日
  • プラスティック

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    視点がコロコロ変わって、同じ場所、同じ時間のはずなのになんでこうも食い違うんだ?パラレルワールドかなんかか?と思ったけど全然違った。勘違いも良いとこだった。笑
    最後にネタがわかってすとんと納得がいったときは中々の爽快感でした。

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    2026年03月05日
  • ラバー・ソウル

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    途中まですいすい読めていたが、実は全て誠側が書いた手記だったという拍子抜けな結末…女側の犯行動機がやや薄く感じられたし、こんな性悪女のために全てを捧げた誠が不憫に思えて仕方がない。ストーカーの描写も生々しく、読んでいて不快感を覚えるほどだっただけに、終盤で急に誠に強く同情するような仕掛けに戸惑ってしまい、何とも言えない後味が残った…

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    2026年02月21日