井上夢人のレビュー一覧

  • ダレカガナカニイル…

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    ある意味二人のラブストーリーと言えないこともないが、二人の結末がなぁ…死んだ瞬間に見る映像は気のせいとかいいだしたときは、それはないだろうとか思ったけど、着地点まで読んで納得。主人公の退屈だからとあっさり盗聴するのは性格的にちょっとなぁと思うし、彼女とのつきあい方もどうかと思っていたので、まぁ、犯罪者は幸せになれないという自業自得具合がすさまじい作品かも。

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    2010年10月12日
  • ダレカガナカニイル…

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    ガードマンの僕は新興宗教の修行場がある山梨県大高村に飛ばされた。村民との対立が深まる中、深夜祈祷堂から出火し教祖が焼け死んだ。その時から僕の頭の中で誰かの声がするようになった。

    発行は1992年ということになってるけど、オウムとよく似たような話だった。お布施とか出家、解脱、ポア(チベット密教で幽体離脱の意味だそう)とか。それを参考にしたのかな?この人はちょっと不思議な話を書く人なんだね。

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    2010年08月15日
  • おかしな二人

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    わかり易く書けば「まんが道」の岡嶋二人版ですね。

    読んでて楽しい前半部に比べ、愚痴が多くなる後半部は読んでて切なくなってきます。

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    2010年05月21日
  • オルファクトグラム(上)

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    本筋を伝えるのに不可欠ではない描写や説明も多く、面白いことは面白いんだけど…、とほんの少しの退屈も感じていた特に上巻だが、下巻に入る頃から印象は一変。
    劇的に動き出すストーリーが決して興醒めさせるようなものではなく、素直に読者の興奮を誘い、ドキドキ感を煽る。
    ひょっとすると、荒唐無稽でナンセンスなマンガに終わりかねない危うい設定でもあると思うが、そこらへんは井上夢人氏のことだから、心配するだけ無駄だった、ということかな。
    ただ、やっぱりちょっと全体的には拡散しすぎていて、冗長な部分もあることは否めない作品。

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    2009年12月23日
  • オルファクトグラム(上)

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    上下巻読破

    斬新な発想。すごい想像力。
    目で見る匂いの表現はおもしろい、
    途中、ちょっと説明多すぎと感じたけど…。

    確かに匂いってないがしろにされてるかも。
    そこに目をつけた井上さんはさすが。

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    2009年12月17日
  • オルファクトグラム(下)

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    姉を殺害した犯人に襲撃された後遺症から、イヌ並みの嗅覚をもつことになった主人公。嗅覚を頼りに犯人を見つけ出そうというお話。匂いの視覚化って設定は非常におもしろい。ただ、ちょっと間延び感が否めないような。どうせ長くなるんなら、犯人像もきっちりとさせてミステリーとして書き上げてほしかった。

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    2009年11月25日
  • もつれっぱなし

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     「…あたしね」「うん」「宇宙人みつけたの」「…」。男女の会話だけで構成される6篇の連作編篇集。宇宙人、四十四年後、呪い、狼男、幽霊、嘘。厄介な話を証明しようとするものの、ことごとく男女の会話はもつれにもつれ―。エンタテインメントの新境地を拓きつづけた著者の、圧倒的小説世界の到達点。[Bookdbより]
     地の文がまったくない、登場人物の会話だけで物語が進んでいく小説。このタイプの小説は、黒崎緑のしゃべくり探偵が有名ですが、これはひたすら男女の会話で進んでいきます。かなり手軽に読める1冊。
     しかしあまりにも手軽に、あっという間に読めてしまうのでいささかあっさりすぎる感触でした。

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    2010年05月14日
  • オルファクトグラム(上)

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    嗅覚が視覚化されて知覚されるという作者の発想にポイント1。どうやって犯人を追い詰めていくのか、下巻に期待なんだけど、下巻まだ買ってない。

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    2009年10月04日
  • もつれっぱなし

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    男と女一組の会話のみで構成されてます。素直に読めばふーんって感じだけど、穿った見方をするとちょっと楽しめる感じ。

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    2009年10月04日
  • もつれっぱなし

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    全部会話のやりとり「」だけで進んでいくショートストーリー集。『世にも奇妙な物語』で映像化された話もありましたよ。どきどきというよりほのぼの系でしょうか。

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    2009年10月04日
  • おかしな二人

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    2人が出会って多くの傑作ミステリーが生まれた。そして18年後、2人は別れた――。大人気作家・岡嶋二人がどのようにして誕生し、28冊の本を世に出していったのか。エピソードもふんだんに盛り込んで、徳さんと著者の喜びから苦悩までを丹念に描いた、渾身の自伝的エッセイ

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    2009年10月07日
  • もつれっぱなし

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    悪くもなく、特に良い!!!
    というわけでもなく。
    読むのはとても楽。
    普通に面白いかと。
    全てが会話だけで進む話し。短編集。
    ちょっとした不思議を証明する話達。

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    2009年10月04日
  • オルファクトグラム(下)

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    テレビ局や警察と連携して徐々に犯人を追い詰めていく主人公。
    最後の犯人の抵抗にどう対処するのか。。
    下巻はサスペンス色が強くなっています。

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    2009年10月04日
  • ダレカガナカニイル…

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    警備保障会社に勤める西岡悟郎は、山梨県にある大高村へ左遷され、そこにある「解放の家」と呼ばれる新興宗教の警備の任に付く。解放の家と住民達の軋轢に戸惑うものの、同僚の松崎と共に警備に付く西岡。午後10時、解放の家の信者である葉山晶子が差し入れを持って現れた時、西岡は突如、目に見えない何かによって突き飛ばされ、その場に倒れこむ。その原因を突き止める間もなく、解放の家から火の手が上がる。その日を境に西岡の頭の中では誰かの声が聞こえるようになった。


    結に唸りました。ん?と一瞬考えたが、なるほど!上手い!という感じでオチはやられました。
    何度も語られる主人公・西岡の夢の謎(何故こんな夢を見るのか)は

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    2010年04月19日
  • おかしな二人

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    小説ではなくノン・フィクションだと思う。二人がコンビを結成(というのか?)してから解消するまでのことを語っている。どうして別れたのかなって思ってたんだけれどこれを読んで納得。小説の書かれた経緯とかトリックを生み出したいきさつなども書かれているため、ネタばれ必須。先に小説読んだ方がいい。

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    2009年10月04日
  • ラバー・ソウル

    ネタバレ 購入済み

    ストーカーの描写のみ評価

    「おススメの本」と検索した際に、この本があがっていたため読んでみた。おススメする人のコメントに「とにかく愛が深すぎりる」と書かれていたこともあり期待したが、ハズレだった。

    異常なストーカー行為の描写だけは評価。ただしストーカー心理はもはや誰もが知っているため、正直「ストーカーするヤツって大概こんな脳内でしょうね」と言う既定路線からの裏切りはなし。

    東野圭吾の「容疑者X」と比較するような感想を書いている人を他所で見かけたが、申し訳ないが比較してほしくない。
    無償の愛が比較にならないほどこの本は浅い。また最終章で主人公の使用人が供述するシーンは、お涙頂戴を狙っている感が透けて見る上、「絶対に知

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    2021年04月15日