井上夢人のレビュー一覧

  • 平成ストライク

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    案の定だが、貫井徳郎氏と井上夢人氏はやはり面白かった。青崎有吾氏の書いたものは初めてだったがまあまあ面白かったので、作品を読んでみたい。その他は本当にいらない。

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    2019年05月17日
  • the SIX ザ・シックス

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    超能力を持つ六人の子供たちを描く連作短編集。超能力と言えば聞こえは良いが、実際はその特異性の所為で誰もが【孤独】を抱えて生きている。登場する子供たちは皆ヒーローではなく、皆普通でありたい子供たちだ。そんな彼ら彼女らの孤独に寄り添う飛島先生を始めとした大人たちとの触れ合いが、孤独に戦う子供たちの心に潤いと救いをもたらしてくれる。六人の子供たちそれぞれに希望が宿った余韻を残しつつ終幕するラストは「the TEAM」同様に潔く軽快だ。やはりベタな題材ほど作者の力量が問われることを改めて思い知る。

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    2018年06月20日
  • メドゥサ、鏡をごらん

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    異様な亡くなり方をした作家の遺構を探す、作家の娘の恋人。
    探しているうちに、生前の彼が探っていた人物にたどり着く。

    岡島二人時代からファンの
    井上夢人ミステリー…と思って読んでいたら
    ちょっと様相が変わっていた
    そもそもフォントというか書体が違って
    ん?なんだ?と思って後のほうもめくってみたが、
    同じ太字…
    今回はこうなのかな?と読み進めると
    やはり……
    この細字太字の使い分けは
    ミステリー読まない人にはあんまりピンとこないのかな
    なんていうのはネタバレなんだろうか…

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    2017年10月02日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    ネタバレ

    2017年42冊目。
    んー、やっぱり引き込まれてしまった。
    何だかどれもラストがスッキリしないんだけど、あーやっぱりこれが井上夢人なんだなぁ・・と。
    そしてやっぱりあたしは、岡嶋二人の方が好きだなぁ、と。
    でもどれも秀逸。
    特に、書かれなかった手紙、が好き。

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    2017年09月05日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    ホラー短編集。
    井上夢人さんのだから、もっともっとゾワゾワしたホラーを期待していたけど、短編だこらか、そこまで怖いのはなかった。
    でもすべて読みやすくて、ヒヤッとするのもいくつかあった。
    個人的には「私は死なない」と「ジェイとアイとJI」が好み。

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    2017年03月17日
  • メドゥサ、鏡をごらん

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    ミステリ。ホラー。SF?ファンタジー?
    序盤は探偵小説風ながら、だんだんと不穏な空気が…。
    中盤以降は、頭がおかしくなりそう。

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    2017年01月01日
  • もつれっぱなし

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    2016年59冊目。
    この作家さんはホントになんていうか幅が広いなーと改めて感じた作品。
    良くも悪くも全て会話のみで進むのでほっこりしたり意表を突かれたり。
    んー…でも基本的にこの作品に出てくる女子は、「狼男の証明」以外わりとニガテなタイプ^^;めんどくさいw

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    2016年12月13日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    軽快な短編集

     いろんなタイプのミステリーが詰まってる。楽しい作品集だ。軽く読めるし、オチも決まるから、旅行の友にいいかな。

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    2016年06月12日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    ネタバレ

     ロアルド・ダールの作品のような,「奇妙な味」の作品ばかりを集めた短編集。井上夢人になってから,いろいろなところで掲載していた短編の寄せ集めなので,作品のバリエーションも豊富であり,作品のデキも玉石混交。さすが井上夢人といえる物語作り,小説作りのうまさは感じるが,いまいちの作品もある。一番面白かったのは「千載一遇」かな。評価は…★3で。

     個々の短編の感想は以下のとおり

    ○ あなたをはなさない
     別れ話を切り出された女性が,男と自分を接着剤で張り付けてしまうという作品。もし,コメディタッチでこの作品を描けばシチュエーションコメディになっていただろうから,強いていうならシチュエーションホラー

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    2016年01月03日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    長いスパンをかけて書かれた短編が一冊にまとまってます。始めの話と途中これは無理という話もありましたが、全体的に今まであまり読んでこなかったタイプの本でした。何となく予想がつくものから全く考えていたものとは違うものになる話と、なかなか楽しめました。明るい話は多分なかった、寧ろ胸に少し残る重い話かちょっと背筋が寒くなる(恐ろしいほどのホラーではない)読後感の話でした。

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    2015年12月15日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    1990年代前半に書いた″奇妙な話”風短編を集めたもの。
    読んだ記憶があるものが大半だが、覚えがないものも若干あり。

    構成を工夫して、どんでん返し(時に何段階もの)を作って、これこそ短編小説という感じ。
    「千載一遇」が一番どんでんしていたかな。
    「私は死なない」なるほどねー。
    「ジェイとアイとJI」、2008年に刊行するのにこれ載せないほうがよかったんじゃないかなあ。1992年って、人工知能とかもっとやられてたんじゃないのかなあ。歴史的意味はあるということか?

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    2015年04月05日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    夜にも奇妙な物語の原作になれそうな話が詰まった短編集

    オチが印象的だったのはあなたをはなさない
    好きなのは書かれなかった手紙、かな

    ミステリーばかりかと思いきや
    すこし不思議系のお話もあったりで良い
    だがどれもいい終わり方をしないのが残念

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    2015年01月11日
  • メドゥサ、鏡をごらん

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    ネタバレ

    ジャンルに困る作品です。
    前半と後半で物語の展開が一変します。
    心理的な恐怖を感じる作品。
    最期まで引き込まれて読んでしまいます。
    レビュー、感想もかなり困る作品です。
    心理的なホラーが好きな方は是非読んでみてください。

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    2015年01月09日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    各種雑誌等に掲載されたものを集めた短編集。
    あなたをはなさない/ノックを待ちながら/サンセット通りの天使/空部屋あります/千載一遇/私は死なない/ジェイとアイとJI/あわせ鏡に飛び込んで/さよならの転送/書かれなかった手紙

    パズル小説的なものからホラーまで様々なタイプがあり、面白いものもあれば結末に予想がつくものもある。
    オーソドックスなミステリー「書かれなかった手紙」が一番好き。

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    2015年01月05日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    少し捻った結末に静かに収束していく短編集。最初は驚いたものの、読み進める内に展開は予想できるようになりました。当たってにやりとするのが楽しい。『あなたをはなさない』がいちばん好きです。
    読み終わってから見ると思わず声が出るような表紙になっています。目次は隷書体だし、内容以上に装丁が気に入りました。

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    2014年12月26日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    2014.10.04

    久しぶりの井上夢人作品。
    短編集は苦手だと、百田尚樹の『幸福な生活』のレビューに書いたけど、こちらは面白かった。
    『幸福な生活』よりもバラエティーに富んでいて予想がつかない展開の作品が多かった。
    ただ、やっぱり時代を感じてしまうものが多いです。

    ◎あなたをはなさない
    接着剤を手につけて握手をしたらどうなるんだろうと思わず検索した。恋愛が絡むと人って予想もつかない行動に出るから怖い。自分の身に起きたらどうしようと考えてしまうホラー短編。

    ◎ノックを待ちながら
    とてもいい終わり方。さて奥さんの意図はどっちなんだろうと最後までドキドキしてしまった。

    △サンセット通りの天

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    2014年10月04日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    ネタバレ

    ホラーなのかと思って読んだけど、世にも奇妙な物語みたいなかんじだった。後味の悪さとかがなく、読みやすいミステリーだと思った。

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    2014年09月17日
  • メドゥサ、鏡をごらん

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    ミステリー小説だと思ったら途中からホラー小説に。だが嫌いじゃない展開です。
    メドゥーサにされた少女の憎しみ・怨念・悲しみは消えないだろうし、真実を単純に知りたがる好奇心だけで近寄ってくる人物さえ魔力?で死に追い込む恐怖。切ない話でもあった本。

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    2014年06月25日
  • ダレカガナカニイル…

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    宗教というものも、こんなふうに爽やかで優しいものだったら皆に毛嫌いされる事もないんだろうに。しかしかわいい女の子というだけでずいぶん感じ方がかわる。ただしイケメンに限るというやつか・・・

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    2014年04月01日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    オカルト&ミステリーの短編集。後味の悪さを残す作品が多く、スッキリとした結末がないものが殆どで、ブラックな色彩が強い。一人称視点や三人称視点、また独白形式や手紙のやり取り形式など、様々な書き方で書かれているので、最後まで飽きずに読めた。余談だが、この小説の後書きにて井上夢人が岡嶋二人として執筆していたことを初めて知った。

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    2014年03月17日