井上夢人のレビュー一覧

  • オルファクトグラム(上)

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    感覚を別の何かに置き換えるのは面白い。
    全く違う世界を見ている主人公の適応能力こそが凄いんだろうなと思った。

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    2022年05月29日
  • the SIX ザ・シックス

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    この人の作品はやはり読みやすくて飽きさせない。短編集で、人にはない不思議な能力を持つ6人のストーリー。明日起こる悪いことが見える少女。何時間か後に起こる悪いことが聞こえる少年。磁場をまとう少年。虫を呼び寄せることができる少女などバラエティにとんでいます。能力を持つが故に苦しみ、孤独に苛まれ、しかし、最後の短編で、その6人が一堂に会することに。俄然どうなるか、何が起こるのかに興味が惹かれました。そして読み終えて、すっごく爽快感。続編希望ですっ!

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    2021年11月09日
  • オルファクトグラム(上)

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    臭覚の話。難しそう?と構えていたけど、すごくわかりやすく書いてくれてて読みやすかった。
    ミノルのいちいち冷静な捉え方にはちょっと疑問符で
    あんまり主人公に対して憑依して読む気にはなれない。
    展開がゆっくりで、せっかちな私にはオチになかなか辿りつけず少しじれったい。
    これでもっと科学的な難しい文章ならリタイアしてたはず…だけど読みやすいので下巻も続けて読みまーす。

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    2021年08月15日
  • メドゥサ、鏡をごらん

    購入済み

    ひさしぶりに、読んでいる最中何度も背筋が凍る小説に出会えた。複雑なプロットで、一回読んだだけではわかりにくい部分もあるけど、とてもいい!

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    2021年08月06日
  • 平成ストライク

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    ネタバレ

    平成の出来事をテーマにした連作アンソロジー。好みだったのは、青崎有吾「加速してゆく」、千澤のり子「半分オトナ」でした。平成を通過した世代としては、いろいろあったなあ、としみじと思い返しながら読みました。当時のヒット曲や流行なんかも物語の中に登場して、面白かったです。

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    2021年01月14日
  • ダレカガナカニイル…

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    ネタバレ

    あらすじは他の方が書いてるので省略。

    長い、という感想が多いですけど、僕はそれによってミステリーファンの裏をかきまくってる風に読みましたね。
    退屈なシーンですが、「犯人?と思われる男は誰か」ということを考えてたり、「教団内部にいるはずの女の子が見つからないのはなぜか(途中で声はでてくるが本物かわからない)」とか考えてると、この分量は読者を引っ掻き回すために仕方なかったと思ってます。

    ヒロインがなぜ主人公に惚れたのかの根拠が薄い、という批判もありますね。それはまぁ確かに。
    でも、一目惚れってあるし、自殺する直前に誰もいないはずの場所に現れた男ってとこで特別感を覚えたって説明はしている。

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    2020年07月23日
  • ダレカガナカニイル…

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    同じことを繰り返す文章が多くて無駄に長かった。
    精神科医とのくだりは省いて
    夢の部分も2度目からは簡潔に
    もっと短い話にしたら良かったのに。
    そうしたらラストがもっといきてくるのにな。

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    2020年06月19日
  • ダレカガナカニイル…

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    一気読み必死。
    最大のテーマは、ナカニイルのはダレなのか、ということ。
    それが解き明かされた後のこの結末は、……悲しすぎる。

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    2020年05月15日
  • メドゥサ、鏡をごらん

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    ネタバレ

    ミステリーだと思って読んだらホラーだった。
    最初は主人公の1日が消えたことも、後で何か合理的な説明が付くんだろうと思って読んでいたけど、途中から雲行きが怪しくなってきて、今までの文章は実は…って辺りで「あ、これミステリーじゃないわ」と気付いた。

    引き込まれる内容で一気に読める面白さだが、ラストがよく分からないまま終わる。
    ミステリーなら怒ってるところだけど、ホラーなら別にいいんじゃないかな。

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    2020年03月26日
  • ダレカガナカニイル…

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    「長ぇ…いつ面白くなるんだ…」って萎えながら読んでたけど、中盤に「おっ」てなる展開があり、それ以降はすらすら読めた!読み終えてみるとなるほどな〜って感じ。タイトルと表紙の印象ほど怖くないファンタジー。

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    2020年02月27日
  • オルファクトグラム(下)

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    ネタバレ

    「嗅界」に慣れたせいか、サクサク読破。
    緊張感ある展開には、きっと私の匂いもめまぐるしく変化していたはず。
    希望が見える結末でホッとしつつも、その明るさがどこか筆者らしくないような、ドラマを見ているような感覚。
    ポケットに隠し持っていた小瓶の中身は、それだったのかー!

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    2019年08月03日
  • 平成ストライク

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    平成デビュー作家が平成の事件・事故・出来事を題材にしたアンソロジー。平成を懐かしむタイプの本でないのは、最初の福知山線脱線事故についての話を読んで嫌というほどわかった。全体的に辛いけれど読み応えがある作品揃い。避けては通れない東日本大震災や原発のテーマは、天祢さんのキョウカンカクのキャラが登場したのでシビアになりすぎずとても良かった。(白井作品だけはは早々に読むのを放棄。)

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    2019年06月27日
  • 炎上屋尊徳 平成ストライク(分冊版)

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    平成デビュー作家が平成の事件・事故・出来事を題材にしたアンソロジー。平成を懐かしむタイプの本でないのは、最初の福知山線脱線事故についての話を読んで嫌というほどわかった。全体的に辛いけれど読み応えがある作品揃い。避けては通れない東日本大震災や原発のテーマは、天祢さんのキョウカンカクのキャラが登場したのでシビアになりすぎずとても良かった。(白井作品だけはは早々に読むのを放棄。)

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    2019年06月27日
  • メドゥサ、鏡をごらん

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    ネタバレ

    普段、自分が自分であることを意識する機会は殆どない。
    それは、自分が自分であることが当たり前だと思っているからである。
    しかし、この作品を通して、自分が自分であることを当たり前だと思っていた、今までが不思議になった。
    それは、自分が自分であることは、容姿を確認したり、覚えていることを確認して初めてそうだと分かるからである。
    でも、読後に思ったのは、周りの人が自分のことを別人扱いしたら、事前にどれだけ自分が容姿などを確認したりしても、それを本当に信用していいのかと思ってしまった。
    それは、圧倒的多数が自分を別人扱いしたら、自分一人で確認したことなんて、当てにならないと思っても、無理がないと思うか

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    2019年06月13日
  • 平成ストライク

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    福知山線脱線事故、児童虐待、新宗教、消費税、ネット冤罪、メルトダウン。平成って酷かったんだなと分かる。稀有な傑作アンソロジー。特に青崎有吾の短編は年間ベストもの。

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    2019年05月01日
  • 炎上屋尊徳 平成ストライク(分冊版)

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    福知山線脱線事故、児童虐待、新宗教、消費税、ネット冤罪、メルトダウン。平成って酷かったんだなと分かる。稀有な傑作アンソロジー。特に青崎有吾の短編は年間ベストもの。

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    2019年05月01日
  • the SIX ザ・シックス

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    不思議な力を持つ子供達。
    彼らの境遇は、決して幸せなものではなかった。
    彼らを集め、選ばれし者のチームを作った。
    今後、彼らはどうなって行くのか?

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    2019年03月11日
  • メドゥサ、鏡をごらん

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    まず太字の文章に違和感を感じたが、なるほどと。
    面白い内容なので一気に読んでしまった。
    途中でラストが想像できるのが残念!

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    2019年01月06日
  • the SIX ザ・シックス

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    『プラスティック』以来、井上作品五作目。“魔王の手”まで読み終えた段階では星二つの〈イマイチ〉という評価が最終話で一変した—— 。個々のキャラクタが活かされた話で、とても良かったです^^ 星四つ。

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    2018年11月02日
  • メドゥサ、鏡をごらん

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    ネタバレ

    いやはや、何と表現していいものだろうか。感想を伝えるのが非常に難しい作品。

    ホラーともとれるけど、それだけでは無いような寂寥感が胸に残る。モヤモヤした感じもあるけど、ある意味こういう終わらせ方しかないよねっていう納得する部分もある。

    物語の途中にある仕掛けの後に、転がるように変化していく展開が読むのをやめさせてくれない。どんな結末を用意してくれるのか、主人公は救われるのかなどが気になって仕方なくなる。
    正直もうどっちがどっちやら!

    読み始めた最初っから、なんだこのフォントは?えらく太い字だな?と思っていたが、それも仕掛けの一つかと。

    とにかく読んでみて、判断してほしい作品。ラストは賛否

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    2018年07月01日