井上夢人のレビュー一覧

  • プラスティック

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    ネタバレ

    一つの話では読んでいる文章と時間の流れが繋がらなくて、その後の展開が気になり止まらず読み続けました。

    途中で、二重人格なのかな?体に憑依する系なのかなと読み進め、最後に全てが別の人格、多重人格であるという展開に驚きとても面白かったです!
    最後は主人格へと全てが委ねられる。しかもどうなったかは読者が想像するという結末でそれもまた、想像力が刺激されて最高でした。

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    2025年10月30日
  • プラスティック

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    オチというか、全体を通して存在する謎については割と早い段階で想像できてしまい、「2001年に書かれた物だし、こんなもんか〜」くらいの気持ちで読んでいたのだが、この物語はその謎が明らかになってからがメインだった。2025年の今となっては少し想像しやすい仕掛けかもしれないが、それをこういう構造で物語に落とし込んだのは書かれた時期を考慮しなかったとしても十分凄いと感じた。

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    2025年10月18日
  • プラスティック

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    ネタバレ

    途中までは謎が謎をよんで面白かった。
    でもこういうミステリーにおいて精神疾患オチ(多重人格や幻覚など)は夢オチのようで少し冷めるかな〜
    とはいえ、読者自身にこの恐怖を与えるような最後の仕掛けは面白いと思う。
    総評して、30年以上前の作品でフロッピーというところからも時代を感じるが、続きが気になってすいすい読めたのは良かった。
    医療職としては、解離性同一性障害への介入方法をおさらいしたくなった(笑)

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    2025年10月06日
  • ダレカガナカニイル…

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     警備会社に勤める主人公は、あるへまをして僻地に左遷されます。そこでの仕事
    は、ある振興宗教団体の警備でした。そして、彼が着いた早々事件はおきました。
     午後十時に差し入れを持ってきてくれた美しい信者に見とれていると、いきなり
    突き飛ばされるようにして主人公が倒れてしまったのです。
     その時から、彼の心の中に別の人格が宿ってしまうという、乗り移りパターンの
    物語が始まります。
     ひとつの人格の中に別の人格が宿って、葛藤を繰り広げるのは古いパターンであ
    り、古今東西いろんな物語が書かれてきました。
     最近で有名なところでは、人気漫画『ひかるの碁』もそのパターンでしたね。
     だから、目新しさはない

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    2025年08月15日
  • the SIX ザ・シックス

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    またまた、久しぶりの井上夢人さん

    タイトル通り6話、6人の超能力者の話。
    とは言え、アベンジャーズのように、ヒーロー扱いされる訳やなく、異端扱い(1人を除く)。それも未成年。

    ・明日起こることが予知でき、それを絵に描く8歳の少女。
    ・他人の心の声が頭の中に飛び込んで来る中学生の少年。
    ・空気でナイフを作り、一瞬にして物を切ることのできる小学五年生の少年。
    ・虫を強く引きつける体質の四歳の女児。
    ・体から放電し、電撃を発射できる男子高校生。
    ・人の怪我や病気を治せる、中学生のヒーリング少女。

    まぁ、アベンジャーズ的な能力を持ってる人もおるけど、孤独感ハンパない。

    孤独なのはこの子らのせい

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    2025年06月28日
  • プラスティック

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    FDに収められた54の文書ファイル。冒頭からの不穏な気配の正体に気づいてからは、どう着地するのか気になって読み進めました。プラスティックというタイトルの意味、何のために綴られた文書なのか最後に回収されていたのが見事。

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    2026年01月04日
  • ラバー・ソウル

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    さすが、井上夢人作品という感じ。
    ネタバレ厳禁作品なのであらすじは、本の裏でも見てください。
    「プラスティック」と同様に手記のような形で、進んでいく。
    結末は予想できるかもしれないが、私たち読者の読後感は、絶対に予想のつかないところに着地させてくれる。
    騙された。と思いたくてミステリを読んでる側面もあるが、形容し難い、こんな気持ちにさせてくれるのかという感想。

    今度は、ビートルズを予習してから読みます。

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    2025年03月09日
  • ラバー・ソウル

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    エスカレートしていくストーカー行為や複数人の聴取から同じ出来事を多重的に描く構成が中盤あたりから冗長に感じたけれど、読後はページの量が鈴木の懊悩を表していたのかなと演出の一部に思えた。作品自体への印象が180度変わる体験はなかなか出来るものではないので、面白かった。

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    2025年03月09日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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     ミステリー、ホラー、SFなど様々なジャンルの話が10編収録された短編集で、どの作品も日常の何気ない場面から思わぬ展開になり予想もしない結末を迎えたりする等一癖も二癖もある物ばかりで面白かった。特に全編悩み相談の手紙だけで構成された『書かれなかった手紙』が一番面白かった。

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    2025年02月16日
  • ラバー・ソウル

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    ネタバレ

    最後まで読んで、すごく切なくて胸が締め付けられた。
    容姿が醜いというだけで、ここまでみんなから避けられ罵倒され、暗い人生を送るなんて。
    その中で唯一恋をした女性に利用され最後は死んでしまう。
    でも最期の瞬間、愛する女性のために死んでいけることに笑顔になっていた鈴木誠に涙が出そうだった。
    人を容姿で判断してはいけないなと改めて思う。

    ただひとつひっかかったのが、絵里が富永を殺したときだまして付けてたアイキャッチ?で覗き見してたのに、それにはノータッチで鈴木誠が始末に協力してくれることを絵里が受け入れていることには違和感を感じた。

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    2025年02月12日
  • メドゥサ、鏡をごらん

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    何十年前、新書版で読んですごく怖かった印象があった作品です
    もう一度読みたいと思っていたけれどどこにも売ってなくて、先日やっと古本屋さんで見つけました
    話の整合性が取れているかと言われると微妙ですが、私は好きな作品です

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    2025年01月08日
  • おかしな二人

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    何十年振りかの再読でした
    この本を読むと小説家を目指したくなります。どれだけ大変さが克明に記されてても、なんだか憧れてしまいます
    そして、イズミと徳さんの関係に切なくなります。
    2021年11月に徳さんが他界されたこと、この本を読むとさらに寂しく感じます
    なんとも良い一冊です

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    2024年10月29日
  • ラバー・ソウル

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    分厚い本を若干の苦痛を感じながら読み続けて、途中読むのをやめてしまおうかと思うぐらいだったけど最後まで読んで良かった。
    苦痛や嫌悪感を感じながら読むのが正解なんだと思う

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    2024年08月07日
  • ラバー・ソウル

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    読後に切ない気持ちになりました。
    登場人物それぞれの証言で構成されているのが特徴的でした。
    鈴木さんと金山さんの絆が鈴木さんにとって、かけがえのないものである事が判るにつれ、最初に抱く鈴木さんの印象が変わっていきました。

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    2024年05月03日
  • ダレカガナカニイル…

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    ネタバレ

    きっと母親じゃ無いんだろうなと言う予想はあったけど、まさかの未来から来た彼女だとは思わなかったし無限ループし続けるとは思わなかった。
    普通に弓絵さんは可哀想

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    2024年04月25日
  • ラバー・ソウル

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    ネタバレ

    絵里にイライラしてしまいました。電話の相手が恐らく犯人だと思っていたなら、なぜ早く警察に行かなかったのか。そしてなぜ自宅のカーテンも閉めないのか(これはこの事件に関わらず、防犯対策の基本でしょう)。
    まあ、とっとと警察に駆け込んでいたら、物語は始まらなかったんだけど。
    でも、富永さんが殺されてしまったことが悔しくて。

    岡嶋二人さんのファンだったので、最近井上さんの本を読むようになりました。井上さんの本はこの作品が2作目です。
    いつもは通勤時間と職場の昼休みに読んでいるのですが、止まらなくて家でも読みふけっています。さすが井上さんです。本の分厚さに初めは怯みましたが、ミステリーホラー好きの人に

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    2024年01月13日
  • オルファクトグラム(上)

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    還暦近いこたもあり、主人公が若いので彼女が軽いことや友達に感情移入ができなかったが、それでも軽快にストーリーが進み面白かったです。
    一方、臭いの表現などはディテール豊かでさすがプロだと思いました。
    後半も楽しみ。

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    2023年08月09日
  • ラバー・ソウル

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    醜い風貌の鈴木がモデルの絵里に心を奪われストーカーと化す話。ホウライエソ似の鈴木の言動が怖いし気持ち悪い、どうなるんやろ、と思ってた矢先の衝撃!とりあえず最終章は2回読み返したし、即再読した。もうめちゃくちゃ面白い、びっくりした!

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    2023年08月06日
  • オルファクトグラム(下)

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    ネタバレ

    まず、匂いを目に見えるカタチとして表現してそれを、文章にするというトンデモナイ試みに度肝を抜かれた。
    その視覚として感知する嗅覚をフル活用してこのストーリーは成り立っている。
    少々難しい説明も必要不可欠で、彼独自の世界を見ることは出来ないものの、作者はそれをこちらにあらゆる文章で想像させようとしてくれた。
    夢見心地で終始し、ハラハラする場面もあったがしっかりと匂いにより解決してくれる。
    地道な下積みと経験、そして結末。
    どのシーンも無駄ではない丁寧な作品でした。

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    2023年08月02日
  • ラバー・ソウル

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    井上夢人さんは岡嶋二人の「クラインの壺」から2作目。

    読む前に「どんでん返しがあるよー」と言われていたので、いろんな可能性を疑いつつも最後まで見抜けなかった。

    途中なんども読むのをやめたくなり、ここからどう面白くなってくるん?この単調な流れでは流石に大仕掛けは無理では?と自分を励ましながら読み進めた。

    最後まで読んで良かったです。
    ただただ。哀しい。

    井上さんの文章がすごいのか、ふとした違和感に気付けない自分が鈍いのか、最後のボーナス・トラックがこんなに贅沢なアルバムは早々ないと思う。

    久しぶりにビートルズ、聴いてみようかな。

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    2023年07月30日