井上夢人のレビュー一覧

  • オルファクトグラム(下)

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    ストーリはワリとサラッとしてるけど、匂いの視覚化にハマッて一気読み。犯人の動機とか異常性が何故だかイマイチだったけど、匂いをたどって追い詰めていくとこはドキドキした。
    ミノルとマミの関係が良いね◎

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    2011年01月16日
  • オルファクトグラム(上)

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    匂いが見えるっていう設定がおもしろい。しかもイヌ並み。
    上巻はストーリ展開よりも説明が多かったけど、一気に読めた。下巻楽しみ。

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    2011年01月16日
  • もつれっぱなし

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    会話文だけで進んでいくのですいすいと読み進められます。会話文だけなんで、それに騙されたりしますが…。四十四年後と幽霊の話の終わり方がいいなと思いました。

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    2010年12月23日
  • あわせ鏡に飛び込んで

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    短編集。全体的にちょっとホラーがかった物語です。お勧めは、「ジェイとアイ」二機のパソコンのお話。最後まで騙されてしまいました。
    どちらかというとすくわれないお話が多いんですが、どれもこれも決着が予想外で、はらはらします。
    巻末には大沢在昌さんとの対談もあって、面白かったです。

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    2019年01月16日
  • オルファクトグラム(下)

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    本筋を伝えるのに不可欠ではない描写や説明も多く、面白いことは面白いんだけど…、とほんの少しの退屈も感じていた特に上巻だが、下巻に入る頃から印象は一変。
    劇的に動き出すストーリーが決して興醒めさせるようなものではなく、素直に読者の興奮を誘い、ドキドキ感を煽る。
    ひょっとすると、荒唐無稽でナンセンスなマンガに終わりかねない危うい設定でもあると思うが、そこらへんは井上夢人氏のことだから、心配するだけ無駄だった、ということかな。
    ただ、やっぱりちょっと全体的には拡散しすぎていて、冗長な部分もあることは否めない作品。

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    2009年12月23日
  • おかしな二人

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    岡嶋二人を結成から解散まで描いた自伝的エッセイ。ちょい冗長だが、小説のHow toとしては良質かもしれない。。

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    2012年01月09日
  • ダレカガナカニイル…

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    長かったけど、面白かった!

    【ミステリー、SF、恋愛小説、すべてを融合した奇跡的傑作】とのこと。

    このストーリー紹介の通り、色んな要素を含んだボリューム感のある物語に

    ページ数が多いのにも関わらず、夢中になって読みました^^♪

    一つのジャンル枠に縛られない広大なストーリー展開に

    ドキドキ・ハラハラしながら切ない気分まで味わえる楽しみ。

    こういう作品はなかなかないんじゃないかなぁ。

    ちょっと言葉の古さを感じましたが(『チョンボ』とか。笑)

    でも読みやすさがあるので、飽きることもなく最後まで読めたような感じです。


    ※ただ、文中の宗教描写はなんだか生々しく正直うす気味悪かったけど

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    2009年10月28日
  • オルファクトグラム(下)

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    井上夢人、真骨頂。「クラインの壺」や「ダレカガナカニイル」などシックス・センス的なストーリーは流石、うまいですね。ちょっと勿体ないのが犯人との対決があっさりとしていて、犯人キャラも中途半端な感が否めないこと。ところどころに犯人との対決へと向けた伏線らしきものがあるのだけれど、生かし切れず。主人公の特異性と同じくらい、犯人の異常性を際だたせてもよかったと思う。

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    2009年10月04日
  • ダレカガナカニイル…

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    警備員の西岡は、東京での仕事で不祥事を犯して左遷される。山梨の田舎で新興宗教団体「解放の家」の警備だった。現地に着くと現地住民とのトラブルが・・・。その日夜勤で初仕事をしてた西岡は、「解放の家」の女の子の信者から夜食の差し入れを貰っていた時、突然何かによって倒された。しばらく倒れていたが起き上がって体は大丈夫だったのだが自分の中から、「ここは、どこ?」と自分の中から声が聞こえる。そして警備してた「解放の家」が火事になった。信者を救出しただが死者を一名だした。その死者は、教祖様だった。
    死者を出した事により仕事は、首になり再び東京に戻った。自分の中からの声は、常に聞こえる。その声は、自分と別の

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    2009年10月07日
  • おかしな二人

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    岡島二人はおかしな二人です。
    片方の井上夢人さんの書かれた 内訳話。
    話の作り方から書いてあるので 小説家を目指す人が読めば すごく勉強になると思います、

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    2009年10月04日
  • もつれっぱなし

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    読みながら、はっきり&くっきりした情景で、
    作中の人物たちを想像できる。
    このはっきりとした楽しさは「会話」という
    この作風ならでは?じゃないかな。

    本書、どこを捲っても、会話。  
    会話以外の記述が、一切ない。 全ての会話が、自然。 
    無駄な装飾や脚色がない。いたって普通。
    はっきり言うと、展開や結末は…残念ながら
    読めてしまうものが多い。 
    でも、でもね、 
    「ちぇっやっぱりな〜」とは、ならない。
    思ったとおりなのだが、それでイイのだ。\_(・ω・`*)ココ重要!

    リアルな会話がもたらす驚きと、不思議な現実感は… 
    お見事です。 あっぱれ!!
    あっという間に

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    2009年10月04日
  • ダレカガナカニイル…

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    某新興宗教団体を思い出しました。
    多重人格を連想していたのですが、多重人格とは違い
    題名の通りダレカガナカニイル状態になってしまいます。
    その誰かとのやりとりは結構好きでした。
    頭の中にいるのは誰なのか?なぜ入ってしまったのか?
    誰かは出て行くのか?衝撃のラストは驚きと感動でした。

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    2009年10月07日
  • オルファクトグラム(下)

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    犯人についての記述がほとんど無かったのが印象的です。犯行の動機や心理などが全く描かれておらず、犯人はただの犯人で、それ以上でも以下でもない、といった感じ。謎を解く場面も一応あることにはあるのですが、主人公のミノルは物理的な手がかりではなく、匂いだけを頼りに犯人を追う。たったそれだけなのに、ここまで面白く読ませるのはさすがですね。ミノルが自分の嗅覚に徐々に馴染んで行く様子も読んでいて楽しかったです。

    ラストも爽やかで心地良かったです。ミノルとマミには幸せになって欲しいです。もちろん、これから生まれて来る子供にも。

    そして上下巻を読み終えて一番に思ったことは、美しい物語だな、ということ。ミノル

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    2010年02月07日
  • オルファクトグラム(上)

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    殺人事件や失踪事件が起きる立派なミステリなのですが、それ以上に主人公・ミノルの嗅覚がメインになっていると思います。このアイデアがすごいし、面白いです。視覚や聴覚などは異常があればすぐに自覚出来るし、それらを調べたり測ったりする機械があることも知っているし…。それに比べて嗅覚は滅多に意識しないですよね。

    ミノルが見ている“匂いの世界”がすごく綺麗で美しくて幻想的です。読んでいる間についつい自分も周りの色んな物の匂いを嗅いでみたり(笑)でも匂いで相手の体調や気分までもが分かってしまうのはちょっと嫌だなぁ。分かるのも嫌だし、逆に分かられるのも嫌です。

    さて、この上巻ではほとんどと言って良い程、殺

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    2010年02月07日
  • ダレカガナカニイル…

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    たくさんの要素が含まれているのに決してややこしくならず読みやすいです。相変わらず意表をつくストーリー展開がお見事ですね。

    主人公の西岡さんと<声>との遣り取りの中にはクスッと笑える箇所もあって、シリアスな場面とのバランスが良かったです。全体的な雰囲気としては「メドゥサ、鏡をごらん」に近い感じです。ただ、「メドゥサ〜」は後味が悪い感じでしたが、こちらは後味が悪いというよりも悲しかったです。とても切ないラストで胸がキュッと締め付けられました。西岡さん、可哀相…。

    しかし、もし自分の頭の中に他人の声が聞こえて来たとしたら…想像するだけで怖いです。私ならどうしてよいか分からずにパニックに陥っちゃい

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    2010年02月06日
  • もつれっぱなし

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    全て男女二人の会話のみ、地の文は一切なし、と言う異色の短編集。
    どうかな?と思いながら読んだのですが・・・いいです!
    地の文が無いのに妙に臨場感たっぷりです。それこそ息遣いさえ聞こえそうなくらいに。
    会話の内容もユーモアたっぷりでくすくす笑ってしまいました。
    『狼男の証明』の雰囲気が一番好きです。
    2007/03/31

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    2011年04月20日
  • オルファクトグラム(下)

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    新規購入ではなく、積読状態だったもの。
    2011/12/3~12/4
    下巻は畳み掛けるような展開で一気に読ませる。ただ、メインストーリーに集中するのは良いのだか、脇役達の登場場面があまりにも少なくなってしまい、どうなったのか気になってしまった。が、そんなことは置いておいて名作である。解説で映像化されたと書いてあったが、不覚にも知らなかった。是非見てみたいなあ。

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    2011年12月04日
  • オルファクトグラム(上)

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    新規購入ではなく、積読状態だったもの。
    2011/11/30〜12/2
    姉を暴漢に殺された片桐稔は、事件現場で瀕死の重症を負う。一ヶ月後意識を取り戻した稔は匂いが見えるようになっていた。その能力を活かして失踪したバンドメンバーを探そうとする稔であるが...
    いやいや、設定がとてもユニーク。600ページ近くあるが、グイグイ読ませる。下巻も楽しみ。

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    2011年12月02日
  • おかしな二人

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    大好きな「岡嶋二人」さんのエッセイ。
    二人で1つのPNで活動していたのですが今は解散してしまいました。その二人の様々なエピソードが描かれています。ファン必見の1冊。

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    2009年10月04日
  • オルファクトグラム(上)

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    突然犬以上の嗅覚を手に入れた主人公。その嗅覚で行方不明の友人を捜そうとするが。。。
    一方主人公の姉を殺した連続殺人犯は、更に犯行を重ね。。。
    (以下下巻へ)
    科学的分析に基づいた新嗅覚の解説が非常に興味深い。

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    2009年10月04日