井上夢人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
井上夢人さん2015年の作品。『the TEAM ザ・チーム』が面白かったので、続けて読みました。
連作というより、共通テーマをもつ独立した6編の短編集になっています。テーマはズバリ、特殊な能力をもつ少年・少女たちです。
物語は、彼ら・彼女らが特殊能力を使い大活躍! という話ではなく、周囲から誤解され、孤立して苦しんでいて、それぞれ理解者が登場し‥という内容です。その6名は、以下の通りです。
・明日の惨事を予知しそれを絵にする小2女児
・脳内に響く声や頭痛に苦しむ中1男子
・周囲を空気の剃刀で怪我をさせる小5男児
・大量の虫を友だちにし呼び寄せる4歳女児
・強力な静電気で電 -
Posted by ブクログ
なんとも言えない読後感。ただただ切ない。
本作は、浅倉秋成さんの『六人の嘘つきな大学生』のインタビュー形式のように、『ノワール・レヴナント』ほどのデブっちょ長編ですが、本の作風や構成を例えているだけですので、感想ではありません。あしからず。
さて概要ですが、本作は、モデル達が集う撮影現場に同行した男性が、ある『事故』によって一人のモデル(女性)との出会いに運命や奇跡を感じる所から始まります。
その後、『事故』から『事件』を誘発し、事件の関係者が事情聴取を受けているような描写で一つ一つが追想されるのですが、私は中盤辺りで妙な違和感を抱きました。
(なぜ、この人はこんなに喋れるのだ?)
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Posted by ブクログ
自らをコンクリートに閉じ込め、まるで石像のような自殺を遂げた作家・藤井陽造。傍らの空き瓶からは<メドゥサを見た>との謎のメモ書き。陽造の娘・菜名子の婚約者である私は不可解な自殺の真相を求めるが、その先にはある集落での事故が大きく関わっていた・・・。
久々に何を言ってもネタバレになりそうな危うい作品に出合ったな。
「メドゥサを見た」と残し死んでいった作家先生の原稿を追い求めるうちに主人公の私は過去のとある事件に真相を見出そうとするが、そこに関わっていたものは謎の怪死を遂げていた。やがて主人公の身にも超常現象のような不可思議な出来事が襲い始める。本作の謎は何故藤井陽造氏は自身を石に見立てるよう -
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少し時代が古いのは分かる。フロッピイとか出てくるし。けど、普通は、フロッピーちゃうかな?どうでも良いけど(^^;;
今なら
フロッピー =USBメモリー
ディレクトリ=フォルダー
ぐらいか。岡嶋二人の時もそうやったけど、コンピューター用語多め。
こんなとこで、悩ませてどうすんねん!
まっ!作品の内容でも悩まされるんやから、やめて〜!
何か、最初は、ミステリーしてて、どんなトリックやねん?とかワクワクしてたら、ホラーなんかな?
主人公が、1日なくしたり、過去行ったりみたいなんがどうなるんやろ?って思ってたけど、ホラーの一言で完了!って感じに思えたんやけど…
それとも怖くて見逃してた???
ど