レイ・ブラッドベリのレビュー一覧

  • 華氏451度〔新訳版〕

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    便利な現代社会で深く考えなくなっている自分と、思考をコントロールされる作中の人々が重なって感じられた。色んな本を読んで色んな経験をして、考える力を大切にしながら豊かな人生を過ごしていきたいと思った。

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    2026年02月16日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    G•オーウェルの『1984年』を想起させるようなディストピア世界。

    本を禁止し、焼き、代わりに手軽で刺激的な娯楽に夢中にさせることで民衆から思考力を奪う。
    世界観は非現実的ではあるものの、SNSでは真実であろうとなかろうと、短く過激な内容のものばかりがバズる現代にも通ずるものがあった。

    今のところこのアルゴリズムは、主に巨大テック企業が自らの利益を最大化させるために使われているようだが、この技術がもし政府によって国民の洗脳のために用いられるようになったら、と考えるととても怖い。

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    2026年02月12日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    この作品は現代SNS社会の鋭い予見を行なっていた。
    作中でのテクノロジーや少数派からの圧力によって、制限がされているというのは、まさしく現代を予見していると言える。また、自分で考えているようでいて、実際はある価値観パターンに誘導されていることや絶えず刺激を与えることで、考える時間を収奪しているというのも現代の社会問題をうまく指し示している。
    作品内では本による表現を守ることが描かれているが、現代社会に差し替えると、考えることをやめてしまってはいないかということを読者に問い続ける作品であると思う。

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    2026年02月01日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    「本を表紙で判断してはいかんぞ」
    この言葉が物語に関係なく自分に刺さりました。
    ひとつの方向に向かって疑問も持たずに生きるのは良くない。
    そんな読後でした。

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    2026年01月25日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    実は私たちは、本を燃やされてもなんともない社会に生きているのではないか。

    レイ・ブラッドベリのSF小説『華氏451度』を読んで、そんな感覚を抱きました。

    描かれる世界は、書物を所有するだけで重罪となる社会。
    本を焼くことを任務とする昇火士が、家々に押しかけては蔵書を焼き払う。
    それによって社会の秩序は保たれる。

    誰もが、「こんな世界、ディストピアだ」と感じると思います。

    ただ、現代に生きる私たちも、そんなに変わらないのではないでしょうか。
    本に触れなくても困らず、失ってもさして心が痛まない。

    ブラッドベリは、「書物を軽視する社会」そのものをディストピアだと示したのだと思います。

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    2026年01月21日
  • 猫のパジャマ

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    短編のオムニバス形式の本
    作者の実体験に基づいた作品もあり、まさに大人向けのファンタジーといった感じだった。

    個人的に好きなのは「まさしく、オロスコ!シケイロス、然り!」、「屋敷」、「三角関係」かなあ。

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    2026年01月09日
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕

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    全18篇収録。
    ブラッドベリは、ふんふんとストーリーだけを追っていっても楽しめない作家という印象で、本書もそんな感じの作品が多かったです。正直、ついていくのに苦労した作品も幾つかあったのですが、なんだかスッと心に入り込んでくる作品もあったりして、なんだか不思議な作家だなぁとしみじみ思いました。「明日の子供」「われら川辺につどう」「ニコラス・ニックルビーの友はわが友」「ロールシャッハのシャツを着た男」あたりが印象に残っています。

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    2025年12月04日
  • ウは宇宙船のウ ブラッドベリ自選傑作集

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    ネタバレ

    瑞々しい若さを感じる文章だった

    確かに10代の読者の感性を刺激するように書かれた作品群だったと思う。
    ただ、ストーリーが少し単調だなと感じる作品が多く、のめり込むほど面白いと思う作品は少なかった。

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    2025年11月30日
  • とうに夜半を過ぎて

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    「華氏451度」の作者レイ・ブラッドベリの短編集。
    「華氏451度」が傑作だったので購入。

    結果、私にはまだ早かった...

    意味が分かると面白い系の短編集のように感じたが意味が分からなければしょうがないね...

    海外特有の文化やスラング込で理解できるんかな...
    いつか誰かに解説してもらいたい作品です...

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    2025年11月29日
  • 華氏451度

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    この手の名作がいつだってそうであるように、この本は数十年前に出版された昔の本にもかかわらず提起される警鐘は今でも通用する。「本」が許されない世界。本作では、本が消されていた理由は、思考を促すため。本は政権に、社会に、歴史に、批判的な思考を促してきた。現代社会を映すように「」に入る単語を変えるのであればなんだろうか。独裁政権では分かりやすい。「」に入るのは情報。インターネットが普及した現在では本が担ってきた役割がインターネットによって一部置換されている。そのインターネットが運ぶ情報の内、独裁政権では都合の悪い部分を検閲している。民主主義社会はどうだろうか。あからさまな検閲はないにせよ、現代では逆

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    2025年09月29日
  • ウは宇宙船のウ ブラッドベリ自選傑作集

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    どの作品も巧みな比喩と詩的な表現で無機質になりがちなSFが人間的な情緒にあふれており、しかも独創的なストーリーとプロットがそれに加わり独特な世界観に魅了された。
    こんな組み合わせができるのはブラッドベリだけではないだろうか(新訳版となっているが、もっと大きく変えてもよかったのでは……とも思いました)。

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    2025年09月18日
  • 猫のパジャマ

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    表紙が可愛くてついお迎えしていた1冊。知っていたけれど、レイ・ブラッドベリを読むのはこれが初めて。
    制作年代がそえられてることで、背景がイメージできたのが良かった。アメリカの政治や文化に明るかったらもっと楽しめたんだろうなあ……無知が悔やまれる。『趣味の問題』は、絵を想像するとどうしてもゾワゾワしてしまうけど、ストーリーとしては面白かった。ちゃんと有名作、読んでおきたいなあ、と思ったのだった。
    この1冊、何より序文のタイトルが『ピンピンしているし、書いている』なのがとても良い。老作家の飄々とした感じがなんか好きである。

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    2025年07月14日
  • 10月はたそがれの国

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    いやー不気味!火星年代記からブラッドベリに入ってしまったので、分かってはいたものの雰囲気の違いにびっくりする。とはいえなんとも幻想的でミステリアスで、なんだかんだ好きだなとは思う。

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    2025年06月07日
  • とうに夜半を過ぎて

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    ◎なんとか日曜を過ごす
    例えば夕焼けが美しいとか、のたりのたりとひいてはかえす波を見て感じる穏やかな気持ちだとか、小春日和に歩くと気持ちがいいだとか、
    言われてみれば享受するだけして、自分の中に溜め込むばかりで、それに対して見合ったものをほとんど返せていない。
    自分に偶発的且つ必然的に生じた余白を、なにに使うわけでもなく、自分のためだけにとっておくだけで腐らせている。などと考えた。

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    2025年06月02日
  • 火星年代記〔新版〕

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    好みは別れるかも 読み応えはじわじわと、好きな人は好きでしょう
    ドタバタアクションSFでは無いのであしからず
    4に近い3!

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    2025年03月12日
  • とうに夜半を過ぎて

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    盛りだくさんの22編

    SF、不思議な世界、不条理とさまざまに繰り広げられる。
    基本、現実世界とは異なるからか、古さは全く感じられない。

    「日照りのなかの幕間」
    「語られぬ部分にこそ」
    が良かったかな。

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    2025年03月12日
  • 猫のパジャマ

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    『華氏四五一度』などが有名なブラッドベリの短編集。表紙に一目惚れしたものだが、これは2024年に出た新装版。
    全21篇+文庫版特別収録のエッセイ1。

    SFあり、ホラーあり、ミステリーも恋愛も友情も……ととにかく欲張りセットな本だった。ただ、明るい雰囲気の話もあるにはあるが、全体的に悲哀やノスタルジーが漂っているのを感じる。
    『華氏四五一度』も読んだことがあるが、そう言えばブラッドベリって良くも悪くもこんな感じの文体だったな〜と思い出した。
    個人的に好きな話は「三角関係」「ルート66」「俺の敵はみんなくたばった」辺り。どんな話でもどんでん返し的な展開はほぼ無く、期待した結末が期待通りに訪れる、

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    2025年03月04日
  • 火星年代記〔新版〕

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    おそらくSFの古典的作品。
    でも、そんなに面白いものでもないな。最後はそうなるのか…という感想です。

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    2024年10月06日
  • 火星年代記〔新版〕

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    ネタバレ

    SF入門企画で紹介されていたので手に取った一冊。

    色々と考える所が有りました。
    本作での"火星"は言わずもがな、アメリカ人に取ってのアメリカ大陸、火星人はインディアンのメタファーですね。

    けっこう早い段階で火星人は滅ぼされてほぼ死滅します。その原因が地球人がもたらした細菌によって、と言うもの。これはヨーロッパ大陸特有の伝染病をもたらした移住者達、と言う構造です。

    短編集と言う形を取っていながらもどちらかと言うと連作短編と言うイメージで、火星で移住者達の中で起きたエピソードを時系列順に描きます。

    個々のエピソードは個人間の諍いとか家族の話なのですが、背景にある地球-火

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    2024年09月04日
  • とうに夜半を過ぎて

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    悪くはないのだけれど、自分はやはりブラッドベリと言われると『10月はたそがれの国』、『火星年代記』辺りが好きなんだよなぁ。
    本書に収められたものもいいんだけれど、寄せ集め感が強く今ひとつのめり込めなかった。読んだ事あるものが多かった。

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    2024年05月16日