レイ・ブラッドベリのレビュー一覧

  • 火星年代記〔新版〕

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    ネタバレ

    火星に足を踏み入れた地球人たちを描いた小説で、長年にわたり火星を探索した人々がどのような反応を示し、その後地球と火星の関係の推移が本作の醍醐味である。本作は数十単位で話が進み、いくつかの点においては変化がみられる一方で、良くも悪くも変わらない人間の本質も描写される。

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    2026年09月13日
  • 華氏451度

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    少し前にNHKでラジオドラマをやっていたのを聞いて、まあまあ面白かったので原作を読んでみました。

    まず、1953年にこれが書かれたのが驚き。
    「読書離れ」だけでなく、読書を禁じ、見つけた本は火で焼くというディストピア。
    焚書は、それこそどこの国でも古代からあったことなんだろうけれど、キリスト教の国で「火で焼く」ことの恐ろしさというのは、きっとワタシの想像の及ばないような「罪」の代名詞なんだろうな。
    とはいえ、そうやって禁止するまでもなく、人々自ら読書そして思考することから離れている世界というのは、陳腐な表現ながら「現代への予言」?

    小説としては、ところどころ冗長さを感じる説明はあったけれど、それはラジオドラマであらすじを知ってしまっていたからかも。一読の価値ある古典SFです。

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    2026年09月13日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    ネタバレ

    本が禁止された世界のお話。

    様々な情報を統制され、自分で考えることをしなくなった人間への警鐘が根底に流れている。

    ただ、個人的にはあまり話が入ってこずなかなか気持ちが乗らないまま終わってしまった。こういうたいぷのSFはやっぱり苦手かも。

    でも、本が私たちに何を教えてくれるかというメッセージはよかった。

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    2026年09月08日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    「一九八四年」と合わせて今こそ読んでおくべきかな、と。なかなか難しかった。
    本を焼かれ、思想や言葉が奪われてしまう戦時下。人文系ダウンサイジングとか言ってる本邦も他人事ではないよなあ。

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    2026年09月03日
  • ウは宇宙船のウ ブラッドベリ自選傑作集

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    「さよならをいうのは嫌いなの」

    SFの叙情詩人が若い読者のために選んだ17編を新訳で贈る
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    だいぶ前に読んだので全く内容を覚えておらず。苦笑
    YouTubeでレイブラッドベリを知り、
    気になっていたときに新刊コーナーで見つけました。

    タイムサファリツアーに参加する「雷の音」
    ずっと雨が続く「長雨」
    が印象的でした。

    1940〜50年代の作品が多いようですが、
    全く色褪せず読めました。

    何より海外文学を読めるようになったことが嬉しい!笑

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    2026年08月11日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    ネタバレ

    何かしっかりしたSF小説を読もうと思い、本書を手に取りました。随所に出てくる巻貝なるイヤホンやTVがけたたましく放送されているラウンジには現代的な描写として受け取れました。スマホ、AI、がある今のテクノロジーの発展からは少しズレますが、焚書せずとも本に興味がなくなる大衆とは正に今現在の情勢かもしれません。

    1950年代当時でも未来には戦争はあるということで爆撃機のシーンもあります。本質的に人間は変われないのか、本があれば不死鳥の如く薪を積み上げ火を放ちその中に飛び込むことはなくなるのか、そんな時がいつかくるのか、そんなことを考えさせられます。

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    2026年08月06日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    過去に何度挑戦しても読み切れなかった作品。
    現在の社会がこの作品と近しい状況になりつつあると知り、読み切ることを目標に再挑戦しました。

    挫折した第1部を終えてからはするすると読め、作品の面白さを感じられたように思います。
    表現が難しく、イメージしにくい箇所も多かったのですが、名称は異なるものの、身の回りで見たことのあるものを想像させるものが登場するため、慣れてくると情景が頭に浮かぶようになりました。

    また、主人公を取り巻く環境や一般化している思想、政治のこと…所々知っている感覚が恐怖を抱かせ痛いところを着いてくるかのごとく胸に刺さってきます。
    しかしその分、先人たちの言葉にはきっと大丈夫だと思わせてくれる力があり、主人公の背中を押しつつ、こちら側にも勇気を与えてくれているように思いました。

    私たちの生きる社会がこれ以上作品とリンクする前に、主人公と同じように考える頭を持ち続けなければと感じさせてくれました。

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    2026年08月04日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    題名は本が燃える温度。
    本を燃やす消化士ならぬ昇火士。
    本好きなものにはまさにディストピア。
    なかなか登場人物に感情移入しにくかったが、
    話はコンパクトで読みやすかった

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    2026年07月17日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    全体的にポエムっぽい文章と引用が多くて少し読みづらかったけど、内容は面白かった。
    特に印象に残ったのは、みんながダイジェスト版でしか物事を受け取らなくなった社会の話。要約動画やまとめ記事が当たり前になった今の時代と重なる部分が多く、自分も普段からそうしたものを利用しているだけに考えさせられた。本来は文章を読んで、自分の中で噛み砕いて理解する過程にこそ価値があるのかもしれないと思った。
    あと、本を燃やす理由が単なる政府の情報統制ではなく、「平等な社会」を守るためだったのも印象的だった。考え方の差による争いをなくすために、その原因になる知識や教養まで排除しようとした結果、人々は考えることそのものを手放してしまうという怖さを実感できた。不平等な社会は望ましくないけれど、考え方の違いまで消そうとする平等も危ういのかも…?この作品は本が重要というより、考えることが重要だよということを教えてくれる作品だった。

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    2026年06月23日
  • ベスト版 たんぽぽのお酒

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    夏の話。1928年、イリノイ州グリーン・タウン。
    とてもステキだった。文章が誌のようで登場人物も魅力的。何より夏の話ですからね!

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    2026年05月31日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    名作SF。
    新訳のほうが読みやすいと聞いたが、それでも自分には比喩表現が多く難しかった。

    本が禁止されており、消防士は火事を消すことではなく、本を燃やすのが仕事という世界観。本や知識がないことで人々は考えることを放棄している。
    主人公は、世の中に反して色々なことに興味と疑問を持つ少女に会ったことで変わっていき現在の状況に不満をもつようになる。

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    2026年05月16日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    個人的にあまり、馴染みのないジャンルSF。
    古典の名作という事で手に取ったが案の定、
    最初は難解でなかなか理解出来ず。
    少しづつ、理解出来て面白さもあったが、終わり方でまたわからず。。。

    しかしながら焚書という世界。本を読む事で燃やされる世界。デストピアの世界ではあるが、何か現実の世界に通じる事もある様に見える。
    一回では理解出来なかったが少し時間を置いて、再読したい作品だった。

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    2026年05月04日
  • 猫のパジャマ

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    短編のオムニバス形式の本
    作者の実体験に基づいた作品もあり、まさに大人向けのファンタジーといった感じだった。

    個人的に好きなのは「まさしく、オロスコ!シケイロス、然り!」、「屋敷」、「三角関係」かなあ。

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    2026年01月09日
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕

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    全18篇収録。
    ブラッドベリは、ふんふんとストーリーだけを追っていっても楽しめない作家という印象で、本書もそんな感じの作品が多かったです。正直、ついていくのに苦労した作品も幾つかあったのですが、なんだかスッと心に入り込んでくる作品もあったりして、なんだか不思議な作家だなぁとしみじみ思いました。「明日の子供」「われら川辺につどう」「ニコラス・ニックルビーの友はわが友」「ロールシャッハのシャツを着た男」あたりが印象に残っています。

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    2025年12月04日
  • ウは宇宙船のウ ブラッドベリ自選傑作集

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    ネタバレ

    瑞々しい若さを感じる文章だった

    確かに10代の読者の感性を刺激するように書かれた作品群だったと思う。
    ただ、ストーリーが少し単調だなと感じる作品が多く、のめり込むほど面白いと思う作品は少なかった。

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    2025年11月30日
  • 華氏451度

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    この手の名作がいつだってそうであるように、この本は数十年前に出版された昔の本にもかかわらず提起される警鐘は今でも通用する。「本」が許されない世界。本作では、本が消されていた理由は、思考を促すため。本は政権に、社会に、歴史に、批判的な思考を促してきた。現代社会を映すように「」に入る単語を変えるのであればなんだろうか。独裁政権では分かりやすい。「」に入るのは情報。インターネットが普及した現在では本が担ってきた役割がインターネットによって一部置換されている。そのインターネットが運ぶ情報の内、独裁政権では都合の悪い部分を検閲している。民主主義社会はどうだろうか。あからさまな検閲はないにせよ、現代では逆にSNSのショート動画に依存させる事で、思考を促す力が奪われているような気がする。この本が繰り出すディストピアは決して身から離れた遠い世界の話ではない。自覚を持っていきたい。

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    2025年09月29日
  • ウは宇宙船のウ ブラッドベリ自選傑作集

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    どの作品も巧みな比喩と詩的な表現で無機質になりがちなSFが人間的な情緒にあふれており、しかも独創的なストーリーとプロットがそれに加わり独特な世界観に魅了された。
    こんな組み合わせができるのはブラッドベリだけではないだろうか(新訳版となっているが、もっと大きく変えてもよかったのでは……とも思いました)。

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    2025年09月18日
  • 猫のパジャマ

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    表紙が可愛くてついお迎えしていた1冊。知っていたけれど、レイ・ブラッドベリを読むのはこれが初めて。
    制作年代がそえられてることで、背景がイメージできたのが良かった。アメリカの政治や文化に明るかったらもっと楽しめたんだろうなあ……無知が悔やまれる。『趣味の問題』は、絵を想像するとどうしてもゾワゾワしてしまうけど、ストーリーとしては面白かった。ちゃんと有名作、読んでおきたいなあ、と思ったのだった。
    この1冊、何より序文のタイトルが『ピンピンしているし、書いている』なのがとても良い。老作家の飄々とした感じがなんか好きである。

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    2025年07月14日
  • 10月はたそがれの国

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    いやー不気味!火星年代記からブラッドベリに入ってしまったので、分かってはいたものの雰囲気の違いにびっくりする。とはいえなんとも幻想的でミステリアスで、なんだかんだ好きだなとは思う。

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    2025年06月07日
  • とうに夜半を過ぎて

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    ◎なんとか日曜を過ごす
    例えば夕焼けが美しいとか、のたりのたりとひいてはかえす波を見て感じる穏やかな気持ちだとか、小春日和に歩くと気持ちがいいだとか、
    言われてみれば享受するだけして、自分の中に溜め込むばかりで、それに対して見合ったものをほとんど返せていない。
    自分に偶発的且つ必然的に生じた余白を、なにに使うわけでもなく、自分のためだけにとっておくだけで腐らせている。などと考えた。

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    2025年06月02日