レイ・ブラッドベリのレビュー一覧

  • 火星年代記〔新版〕

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    ネタバレ

    読んだのが数年前なのでうろ覚えな部分もあるのですが…。
    この作品が書かれた当時は、核兵器というものがともかく驚異(今もそれには変わりませんが)だったのだなという感想を読んだ当時は強く感じました。けれど、緊急事態宣言が出ている今は、火星人が絶滅した原因が感染症だったことの方が気になります。私達もSFの世界だけでなく、病原体を宇宙にばらまいているのかもしれません…。まさに、小松左京のあの小説のような驚異を、異星人に与えるかも。このSFの物語が現実になりませんよう。
    また、火星人は悲しい最期を迎えてしまうのですが、彼らの文化がなんだか美しくて好きでした。

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    2021年01月14日
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕

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    失われたものへの郷愁、失われるものへの愛惜、人間存在というものの滑稽さへの優しい眼差し、それらを深い叙情で包み込んだ、ブラッドベリの幻想短編小説集。『明日の子供』『ニコラス・ニックルビーの友はわが友』などがお気に入り。

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    2020年10月05日
  • 火星年代記〔新版〕

    ネタバレ 購入済み

    散文ファンタジー

    不意にSF小説が読みたくなり、おすすめをググった結果出会った一冊。散文形式と、あまりに科学考証が乏しいので、読み出してすぐにどうしたものかと悩みましたが、一応読破。そんな読者にとって、SFとはスペース・ファンタジーなのだと思い至らされた一冊でした。架空の世界で、書きたい主題を取り扱うのに、「考証」がどれだけ必要なのか? 必要ありませんよね。
    人類に対する悲観的で、不信感をまとった話の運びのなかに、理由はないけど、ヒトはそれでも生き残るのだという、不思議な万能感を示した一冊。
    イーロン・マスクは本当に火星を目指すのか??

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    2018年12月30日
  • 太陽の黄金の林檎

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    時として太陽は一本の燃える樹木、    その金の果実は真空の中で揺れ、    その林檎をば人と重力がむしばみ、    かれらの信仰はそこかしこに発散する、    太陽が一本の燃える樹木と見えるとき……

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    2017年09月30日
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕

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    表題になっている一編が気になって読んだ。収録作品はどれも面白かったけど、やっぱり歌おう!が格別すてきだった。

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    2017年07月22日
  • 太陽の黄金の林檎

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    とてもいい短編集でした。
    SFっぽいものや幻想っぽいお話が多く、各話ごとに雰囲気が楽しめるのがいいなと思います。
    かわいいお話が多くてほっこりしました。

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    2017年04月05日
  • 万華鏡 ブラッドベリ自選傑作集

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    短編集。SF。ファンタジー。ミステリ。ホラー。幻想。
    多様なジャンルの作品を詰め込んだ一冊。
    『火星年代記』収録の「イラ」「夜の邂逅」「やさしく雨ぞ降りしきる」は再読。初読のときより楽しめた。
    好きな作品も嫌いな作品もあり。やはりSFが好き。ホラーもなかなか。
    全体的な満足度は☆3くらいだが、「万華鏡」「霧笛」「やさしく雨ぞ降りしきる」が傑作だと思うので、気持ち甘めに☆4に。

    「草原」ヴァーチャルリアリティ。オチが良い。
    「歓迎と別離」切ないファンタジー。永遠の少年。
    「メランコリイの妙薬」不思議な話。ちょっとイカれてる。
    「イラ」火星。とある火星人のファーストコンタクト。
    「小ねずみ夫婦」

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    2017年02月23日
  • 万華鏡 ブラッドベリ自選傑作集

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    レイ・ブラッドベリの自選傑作集。
    怪奇小説、SF、心温まるようなものまで。たんぽぽのお酒は、選り抜きとはいえ文庫で読めるのはこれくらいなんじゃないでしょうか。
    レイ・ブラッドベリの入門に最適な一冊です。
    私は今まで二冊程しか読んだことがないので、メキシコものを読んだのは初めてです。

    特に気に入ったのは表題作の「万華鏡」です。宇宙船が砕けて、宇宙に放り出された乗員たち。推進器具もないので、全員がどんどん離れて、無線電話で届かなくなるまで会話します。極限の状態で人間としての差を見てしまい、一人っきりで悩みます。自分に何ができるだろう?そんな言葉と、最後のおちの文章でなんともいえない気分になります

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    2017年02月01日
  • 万華鏡 ブラッドベリ自選傑作集

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    ネタバレ

    ・レイ・ブラッドベリ「万華鏡」(創元SF文庫)に は「ブラッドベリ自選傑作集」とある。書名通り、表題作を初めとして、作者自選の「草原」「メランコリイの妙薬」「刺青の男」「霧笛」等々の26編を収め る。この中には「たんぽぽのお酒」や「火星年代記」のエピソードも含む。本当に作者選りすぐりの短編集である。特定のジャンルに偏ることもないので、ブ ラッドベリのさまざまな面を知ることができる。おもしろい。本書扉に、「天才作家の幅広い創作活動を俯瞰できる、最大にして最適の一冊。」とある。この先 にも、これだけの内容のブラッドベリの短編集は出ないだらう。たぶんこの一文は正しい。
    ・巻頭第一作「アンリ・マチスの

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    2016年11月27日
  • 華氏451度

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    米国のSF・幻想文学作家のレイ・ブラッドベリによる1953年発表の作品。
    ジョージ・オーウェルの『1984年』などと並び、代表的なディストピア小説のひとつと言われる。ディストピア小説とは、SFなどで空想的な未来として、理想郷(=ユートピア)の正反対の社会(=ディストピア)を描いた小説で、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている場合が多い。
    華氏451度とは、摂氏では233度にあたり、紙が自然発火する温度というが、本作品は本の所有や読書が禁じられた近未来の物語である。
    主人公は「焚書官」として、人類の叡智の結晶である本を焼き尽くす仕事をしているが、その一方で人々は超小型ラジオや家の大

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    2016年01月11日
  • 華氏451度

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    ベンジャミンフランクリンの名前が出てきたから、某国で本当にあった話かと思って、いろんな歴史資料調べてしまった。そもそも「焚書」って言葉が存在すること自体なまなましい。。

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    2015年08月16日
  • 華氏451度

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    ネタバレ

    華氏451度とは摂氏233度で紙が燃え始める温度。
    この物語の主役は昇火士(ファイアマン)ガイ・モンターグ。彼の仕事は政府が禁止した書物を発見し次第焼きつくすこと。しかし、彼は風変わりな少女との出会いや、本とともに自爆してしまう老女を目撃することで、禁止された本の中には何があるのか興味を持ち始め、こっそり本を集めるようになり、ひいては社会のゆがみを認知するに至る。

    焚書が公然と行われる世界、というとどんな強権的な政府があるのかと想像するが、この作品世界の興味深いところは、民衆が自ら本のない世界を選んだことになっている点だ。禁止された本の中には聖書すら含まれているのだが、人の心を思索へ向かわせ

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    2015年08月03日
  • 華氏451度

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    ネタバレ

    焚書官ガイ・モンターグは密告をうけて本を焼くことを仕事としていた。ある日、隣に住むクラリスという少女と話をする。そこで問いかけられる。「あんた、幸福なの?」と。それ以降、身の回りの出来事に違和感を感じ始める。テレビに夢中になる妻、本のために自殺する老女、現状を肯定し知性を批判する上司、そして戦争に向かいつつある世界。

    老女のもとから本を一冊だけ持ちだしたモンターグは元大学教授フェイバーに会いに行く。フェイバーは過去、政府による焚書に至る経緯におもてだって反対しなかった。結果、現在の状況を激しく後悔していた。そこで、モンターグに協力し焚書係の力を削ぎ、ほんの印刷を始めることに協力することにした

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    2015年07月04日
  • 華氏451度

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    華氏451度!摂氏だと233度!!あっつ!!!

    冗談はさておき、焚書もビビるがそれ以上に部屋の3方向をスクリーンに覆われた部屋とか海の貝の方が数倍ビビった。「破壊の恐怖」より「無知の恐怖」。しかもこれ、認めたくないが現在進行形だろうし、現に今イヤホンを耳に突っ込んでPCに収められたお気に入りの音楽を聴きながらネサフしてる私はすでにブラッドベリ・ワールドの住人なのでは(強制終了)

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    2015年06月02日
  • 華氏451度

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    訳のおかげかも知れないけれど、まるで映像が目に浮かぶような描写の連続で、中盤から一気に読み切った感じでした。

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    2015年04月18日
  • 華氏451度

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    本の所持が禁止された世の中で、後世に本の内容を伝えていくために人々がとった方法に感動。ちなみに華氏451度ってのは紙が燃え始める温度だそうです。

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    2015年01月06日
  • 華氏451度

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    (私個人としては)暮らしたくないディストピアノの話です。(本を読むのはもちろん、所有することも許されないので)
    ※レビュー作成中

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    2014年11月02日
  • 華氏451度

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    ネタバレ

    本を読むのはもちろん、持っているだけでもダメ、本があるのが見つかったら全て焼かれてしまう、そんな世界を描いたディストピアもの。

    ジョージオーウェルの「一九八四年」も同じような世界観だが、読者の掴み方はブラッドベリの方が上では、と思うぐらい一気に引き込まれる。

    今のネット社会からすると、禁書の世界はあまり共感できる世界観ではないかもしれない、本好き以外は。

    本を焼く側の主人公が本の素晴らしさを知り、追われる身になり、迷う、これにドキドキさせられながら、主人公に気持ちに入り込んでいく。

    感情のなかったところに感情が芽生えていく様に心動かされたからだろう。

    ただ少し残念だったのは、ラストの

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    2014年07月21日
  • 太陽の黄金の林檎

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    散文詩のような「山のあなたに」を読むために購入した一冊。
    「四月の魔女」はあまりにも美しいファンタジー。そして本領発揮の本格SFの表題作も感動。
    ブラッドベリは言葉の選び方が巧みで物語に引き込まれる。

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    2014年11月20日
  • 太陽の黄金の林檎

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    古今東西、ファンタジーとSFの様々な1シーンを切り取った22の短篇集。
    『歩行者』『人殺し』『サウンド・オブ・サンダー』『歓迎と別離』が好み。

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    2013年09月25日