レイ・ブラッドベリのレビュー一覧

  • 華氏451度

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    (私個人としては)暮らしたくないディストピアノの話です。(本を読むのはもちろん、所有することも許されないので)
    ※レビュー作成中

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    2014年11月02日
  • 華氏451度

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    ネタバレ

    本を読むのはもちろん、持っているだけでもダメ、本があるのが見つかったら全て焼かれてしまう、そんな世界を描いたディストピアもの。

    ジョージオーウェルの「一九八四年」も同じような世界観だが、読者の掴み方はブラッドベリの方が上では、と思うぐらい一気に引き込まれる。

    今のネット社会からすると、禁書の世界はあまり共感できる世界観ではないかもしれない、本好き以外は。

    本を焼く側の主人公が本の素晴らしさを知り、追われる身になり、迷う、これにドキドキさせられながら、主人公に気持ちに入り込んでいく。

    感情のなかったところに感情が芽生えていく様に心動かされたからだろう。

    ただ少し残念だったのは、ラストの

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    2014年07月21日
  • 太陽の黄金の林檎

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    散文詩のような「山のあなたに」を読むために購入した一冊。
    「四月の魔女」はあまりにも美しいファンタジー。そして本領発揮の本格SFの表題作も感動。
    ブラッドベリは言葉の選び方が巧みで物語に引き込まれる。

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    2014年11月20日
  • 太陽の黄金の林檎

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    古今東西、ファンタジーとSFの様々な1シーンを切り取った22の短篇集。
    『歩行者』『人殺し』『サウンド・オブ・サンダー』『歓迎と別離』が好み。

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    2013年09月25日
  • 火星年代記〔新版〕

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    SF小説の名作で、ブラッドベリの代表作がこの『火星年代記』です。
    その名の通り、火星での様子・出来事を年代順に語る様式の作品。
    短編はおおむねそれぞれが独立した形でありながら繋がっていたりもし、
    連作短編SF小説と言えそうです。

    ネタバレになるので、中身に触れないように説明するのは難しいのですが、
    いろいろな要素が詰まった、つまり、いろいろなジャンルの話がありながらも、
    どれも火星を舞台にしていて、その時系列で話が進んでいくことによる
    統一感、筋の通った感じのある短編集。

    僕の読んだバージョンは「定本」というもののようで、
    この作品は発刊された時には1999年から始まった物語だったそうなの

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    2025年06月23日
  • 太陽の黄金の林檎

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    実家にあって、昔よく読んだ本。30年ぶりくらいのご対面となる。まったく記憶になかった作品も読み進むうちに思い出されてきて、子どもの頃の自分に出会ったような気分になった。
    はっきり覚えていたのは「サウンド・オブ・サンダー」と「金の凧・銀の風」。ストーリーがはっきりしていて小学生にもわかりやすく、印象的だった。全体にストーリー以外のところに魅力がある作品が多く、当時はこの思想や余韻を味わいつくすことはできなかっただろうと思う。
    「歓迎と別離」は、12歳の外見のまま歳をとらない男の話。これ、高橋留美子は読んでるかな?

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    2013年02月15日
  • 太陽の黄金の林檎

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    幻想的な作品が多い、良質の短編集でした。それぞれの話が固有のトーンを持っていて、退屈することなく22編を味わうことができました。レイ・ブラッドベリは初めて読んだのだけど、世界観は理解しやすく、描写は美しくて好きな作家になりました。
    特に好きだった作品は「霧笛」「四月の魔女」「目に見えぬ少年」「二度と見えない」「サウンド・オブ・サンダー」です。表題作は、完成度が高いというよりは、彼の作風がよく現れているという点で優れた作品だと思います。

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    2012年12月02日
  • 刺青の男

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    『黒いカーニバル』からの『刺青の男』
    やっぱり(?)幻想的に不幸や切ない世界がある反面
    「ロケット」のような描かれた当時の夢と、
    素敵な「ささやかな人物」(解説より)の夢見る
    庶民の未来の世界もある。
    想像の世界の彩りと闇と現実の世界に潜む彩りと闇を
    (訳しているかたがたの努力があるとしても)
    不思議で美しい表現で投げかけている短編集。

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    2012年10月02日
  • 瞬きよりも速く 〔新装版〕

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    太陽の黄金の林檎に比べてストーリーで魅せる。
    詩情満載な表現は控えめだが、その分ストーリーがいい。
    こっちの方が一般受けしそうな感じ。暖かみがあって、あと味のいい話が多い。


    冒頭のUボート・ドクターでいきなりがつんとやられる。なんだこれ。

    何事もなし、あるいは、何が犬を殺したか、からはSF観、科学観をうかがえる。こういうタイトルって日本語の方が語感がよさそうだな。

    機械のなかの幽霊、こういうのは星新一が得意。

    あとがきで各話の背景が解説される。
    最後の方は熱い!あとがきなのに!

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    2012年09月25日
  • 太陽の黄金の林檎

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    表題作、太陽の黄金の林檎は、物語としてはニ流。粗筋だけ聞かされてもなんのことやらだろう。
    ただし、表現と描写が卓越している。これはかなりの力業で、レイ・ブラッドペリだから書けた作品。なので、表題作なんだろう。

    はしばしから奇妙な味がする。

    頑固親父の主張が通る、という話が数編。結構面白くて中々痛快。

    解説が2006年となっていて、どういうことだと思って見ると、この本が2006年出版の同作の新装版。
    いくら追悼とは言え、2006年出版の本の新装版を出さなくてもよかったんじゃ?

    瞬きよりも速くにはない、各話の扉絵に味がある

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    2012年09月22日
  • 太陽の黄金の林檎

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    レイ・ブラッドベリって、寂しい話を書く人だなぁと思っていたけれども、掌編集を読んでみると、その方向性がより際立って感じられた。望むも望まざるにも関わらず、みんな孤独で諦念と焦燥で風邪をこじらせているような、そんな印象を持った。


    SFの抒情詩人と言われるけれども、多分それは今からするとかなり古典的な文才だからだと思う。ブラッドベリはテクノロジーに興味はなかったのではないかなぁ。寓話的な物語を飾るための、SFという衣装のように感じられた。というのも、表題の『太陽の黄金の林檎』よりも、サイエンス的な要素の薄い『霧笛』や『目に見えぬ少年』のような話のほうがテンションの高さを感じるからだ。

    私の一

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    2012年09月16日
  • 刺青の男

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     徒歩旅行中、全身に刺青のある男と出会い、一緒に野宿をすることとなるが、その夜に男の刺青の一つひとつが動き始め、短い物語を語り始める。男の刺青が語る十八の物語。
     火星人の話や、未来の装置の話など、幻想的な話が繰り広げられる。
     読み終えたあとに、なんとなく不安な感じになったり、なんとなく寂しい気持ちにさせられるような、じめっとしているわけではないのだが、かといってカラッとしているわけでもない、不思議な読後感の残る物語たち。
     ほんの少しの間だけ、火星人の町を訪問してきたような、そんな気持ちになれる物語。

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    2011年08月03日
  • 刺青の男

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    ほんとうにまだまだ読んでいない名作がたくさんあるなあ、と痛感。ここで描かれる未来はそんなに明るく希望にあふれたものじゃなくて、むしろ良くないほうに進んでいるみたい。しかもそれが今の時代にすごく似ているように私には思える。ブラッドベリ、ちょっと怖い。

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    2011年08月06日
  • メランコリイの妙薬

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    根強く圧倒的な人気を誇るブラッドベリの魅力を余すところなく紹介する
    傑作集。SF、ホラーを中心に、あまり読者の目に止まらないミステリや普通
    小説などもまじえて、表題作ほか全22の短篇を収録する。

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    2009年10月07日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    本を読むのが禁止になったらこの世界はどうなるんだろう?
    この本の中の世界のように、本を読むことで危険な思想が生まれて世の中に悪がはびこるなんて考えが世の中に浸透するとは思えない。
    でも世の中に絶対なんて言葉は存在しない。
    歴史が少しずれていたら、現代の感覚ではあり得ないと思うことでも起こり得るのかな?

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    2026年03月23日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    ネタバレ

     華氏451度は書物の紙が引火する温度(摂氏233度)。

    あらすじ:
     戦争間近のとある都市。昇火士のモンターグは、隣に越してきたクラリスという少女に会う。家では薬漬けの妻ミルドレッドがラウンジの壁とおしゃべりするばかりで、自分の生活に幸せを感じない。唯一心を許せたクラリスは姿を消してしまう。
     モンターグは昇火現場から本を盗んで読むようになった。かつて読んでいた本の知識を持つ上司ベイティーが、離職しそうなモンターグを牽制し始める。逃げるモンターグはかつて公園で出会った大学教授フェーバーと再会し、昇火士間で揉め事を起こして梵書をやめさせる方法を算段する。
     ユスリカのように小さいインカムでフ

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    2026年02月23日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    便利な現代社会で深く考えなくなっている自分と、思考をコントロールされる作中の人々が重なって感じられた。色んな本を読んで色んな経験をして、考える力を大切にしながら豊かな人生を過ごしていきたいと思った。

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    2026年02月16日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    G•オーウェルの『1984年』を想起させるようなディストピア世界。

    本を禁止し、焼き、代わりに手軽で刺激的な娯楽に夢中にさせることで民衆から思考力を奪う。
    世界観は非現実的ではあるものの、SNSでは真実であろうとなかろうと、短く過激な内容のものばかりがバズる現代にも通ずるものがあった。

    今のところこのアルゴリズムは、主に巨大テック企業が自らの利益を最大化させるために使われているようだが、この技術がもし政府によって国民の洗脳のために用いられるようになったら、と考えるととても怖い。

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    2026年02月12日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    この作品は現代SNS社会の鋭い予見を行なっていた。
    作中でのテクノロジーや少数派からの圧力によって、制限がされているというのは、まさしく現代を予見していると言える。また、自分で考えているようでいて、実際はある価値観パターンに誘導されていることや絶えず刺激を与えることで、考える時間を収奪しているというのも現代の社会問題をうまく指し示している。
    作品内では本による表現を守ることが描かれているが、現代社会に差し替えると、考えることをやめてしまってはいないかということを読者に問い続ける作品であると思う。

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    2026年02月01日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    「本を表紙で判断してはいかんぞ」
    この言葉が物語に関係なく自分に刺さりました。
    ひとつの方向に向かって疑問も持たずに生きるのは良くない。
    そんな読後でした。

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    2026年01月25日