あらすじ
マジック・ショーで起きた不思議な出来事を描く表題作など、名品21篇を収録する傑作集。暑い夏の夜、妻とマジック・ショーに出かけたわたしは、舞台に上げられた男が自分そっくりであることに気づく。彼は女魔術師により、身につけたものを目にも止まらぬ早業で奪われていった……奇妙なできごとをシニカルに描いた表題作「瞬きよりも速く」、夜ごと庭に現れる若い女への揺れる心情を綴る「芝生で泣いてる女」、三人の偉大な作家に捧げるレクイエム「最後の秘跡」など、詩情に満ちた21の短篇を収録した傑作集
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Posted by ブクログ
まず装丁がかっこよく、タイトルもかっこいい。そしてあとがきまでもかっこ良かったです!個人的には「ザハロフ~」「芝生で泣いている女」「交歓」が良かったです。
Posted by ブクログ
太陽の黄金の林檎に比べてストーリーで魅せる。
詩情満載な表現は控えめだが、その分ストーリーがいい。
こっちの方が一般受けしそうな感じ。暖かみがあって、あと味のいい話が多い。
冒頭のUボート・ドクターでいきなりがつんとやられる。なんだこれ。
何事もなし、あるいは、何が犬を殺したか、からはSF観、科学観をうかがえる。こういうタイトルって日本語の方が語感がよさそうだな。
機械のなかの幽霊、こういうのは星新一が得意。
あとがきで各話の背景が解説される。
最後の方は熱い!あとがきなのに!
Posted by ブクログ
火星年代記→刺青の男に続いて手にした短編集だけれど、その2冊の延長上と思って読むと若干肩透かしを食う一冊。SFというよりはファンタジー要素や、オチが特に無い(余韻を楽しむ?)話が多めに含まれているからだ。
Posted by ブクログ
10月は……やっぱりブラッドベリの月。
ちょっとくたびれたペーソス、うら寂しいノスタルジー。30年前には分からなかったことが、今なら少しわかる気がする。
Posted by ブクログ
なんだかんだブラッドベリの短編集を読み続けている。
「Uボート・ドクター」ブラッドベリ先生、躁状態じゃなかろうか。無駄な比喩が多くて、良く判らなかった。
「ザハロフ/リヒタースケールV」。発想は判るけれど、納得させるのは無理。
「究極のドリアン」。SF漫画で見たような印象。これも説明不足。リアリティ無し。
でも、それ以外はやっぱりブラッドベリだなと思わせる短編。
「バック」、「レガートでもう一度」 この2編が良かった。