レイ・ブラッドベリのレビュー一覧

  • 華氏451度〔新訳版〕

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    当たり前に本が読めるのは本当に素晴らしいことだと改めて実感した。

    本として物質である限り、焚書されるとか形が壊されることがある。それでも本として残したい意思や哲学はずっと消えないであり続ける限り本は無くならないでほしい。

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    2026年10月26日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    華氏451度、摂氏にすると約233度。紙が自然発火して燃える温度である。
    本作で描かれる近未来のアメリカでは、本は自然発火することはないが人為的に燃やされている。なぜ本の所有が禁止され、見つかると燃やされるのか、本を燃やすことを職分とする「昇火士(fireman)」たちもすでに把握していない。けれど、物事に両面があること、人間の野蛮さや孤独さを知らせるようなもの、平和で幸福であるべき世界を乱す不幸や悲しみや恐怖をもたらす情報を排除するべく、スピーディーで刺激的な没入型の娯楽番組を発展させる一方で本が排除されたのだということが、次第に明らかになる。

    舞台となっている都市では戦争が間近に迫っているが、市民たちは誰もそれを真剣に受け止めていない。思い悩まず、想像せず、情報を組み立てず、ただスピードと刺激の中で生きている。生きている、単に時間を、日々を、人生を空虚に燃やしている。
    昇火士のモンターグは、隣家の不思議な少女と出会ったことで、己の置かれている環境について意識を向けるようになる。少女が語る自然や言い伝え、彼女が口にする「なぜ」の言葉に知らぬ間に目が開かれ、忘れていた、あるいは目を背けていた現実世界の手触りと再び出会い直すモンターグだが、少女が不意に消えたことで、迷いを深くする。その結果、彼自身も思いもよらなかった方向へと人生が変わっていくのだが―――

    本とは何か。なぜ我々は、私は、本に惹きつけられるのか。燃やされる本たちの姿を思うと胸が痛み、所有者たちの辛さを他人事でなく受け止めてしまう私だが、本作で描かれるディストピアは、違う形で現実のものとなり始めている気もしてゾッとする。
    本作が書かれたのは1950年代始めで、核爆弾をもって戦争を終わらせたアメリカが、冷戦下の緊張の裏で進む経済的繁栄のなかにあった時期である。作品のベースには核による世界滅亡の危機や思想弾圧への危惧があったのだろう。けれど、読書においても「タイパ」が求められ、動画やゲームは楽しんでも本は読まないという人が増えている現代、どんどんスピードが上がる刺激的娯楽、考えない、考えさせない社会の構造は実現しつつあるのではないか。そして、そんな社会を築く原動力となっているのは、独裁政権でもなければ軍事権力でもない、何よりも「幸せな気持ちでいたい、心痛めるものは見たくない」という我々自身の弱さ、インスタントな快楽で時間を埋めて思考することのしんどさから逃げようとしている反射的逃避なのではないか。
    本は私の心を癒し、非日常の世界に逃避することでリフレッシュさせてくれる。だがそれだけのために本を開くのでは、インスタントな快楽を追う本作の登場人物たちと同じことだ。本が与えてくれるもの、見せてくれる世界は、癒しやリフレッシュだけではない。本の世界で知る痛みや苦悩をまっすぐに受け止め、この世の汚泥と矛盾、悲哀と敗北を見つめてこそ、本という形ではるか昔から人間たちが積み上げてきた知を人生の糧とすることができるのではないだろうか。非日常の世界で時間を燃やし消費するだけではない、血肉となる読書を続けていきたい。

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    2026年09月21日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ラストのあっけなさを含めてディストピアだ……。

    火を燃やすことに愉悦を感じていたはずのモンターグが、クラリスとの出会いをきっかけに昇火することから背を向けるまでの過程にゆっくり首を絞められているような閉塞感があった。

    マクレラン一家のような、創造的でいろんなことを気にするひとたちは管理社会にとって都合が悪いんだなあ。
    キーマンなのにクラリスの退場が早すぎてびっくりした……。

    「ぼくらは、しあわせになるために必要なものはぜんぶ持っているのに、しあわせではない」の言葉が好き。
    モンターグが都市から逃げ出した後、放浪者たちのひとりが言っていること(価値があるとわかっていたらどんなに繰り返してもつらくはない)がニーチェっぽいなと思った。

    一瞬で都市は壊滅したけど、現実に本気で兵器を持ち出した戦争をしたらこんな感じで本当に一瞬で終わるんだろうなあ……。

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    2026年09月06日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    ネタバレ

    世界観と設定、タイトルも素晴らしい。

    自分の仕事に疑問を持っていなかったモンターグが
    隣家の少女クラリスとの出会いをきっかけに
    変化していく。
    書物を燃やされるくらいなら共に命を絶つ女性の事件は
    確かに衝撃的。

    実際紙の本を読まなくなり
    スマホでショート動画を受動的にただ見ている現代は
    巻貝をひたすら聞いているこの世界をフィクションと笑い飛ばすことはしにくい。

    不朽の名作。

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    2026年09月04日
  • 華氏451度

    購入済み

    世は大ドパガキ時代

    書籍が持つ魅力や、その存在意義について、本を読む人ならきっと理解しているであろうことを、改めて再認識させられる内容でした。

    一方で、本当にこのメッセージを必要としている人ほど、この本を手に取ることはないのではないか。
    そんな皮肉なジレンマも抱えているように感じました。

    #深い

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    2026年08月21日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    設定が面白かったが、少々難解だった。
    焚書にあまり馴染みがなかったが、その歴史的な部分も知ることができた。本好きとしてはとても恐ろしい世界、出来事だと感じる。普段、本が好きでよく読むが、改めて本の価値、魅力を感じられた気がする。問題をないものとすることで解決しようとする…焚書以外にも通じる部分があると感じた。

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    2026年08月20日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    ★3と悩むが。

    まるで今の日本のようだ。
    もちろんここまで過激ではないが、思想統制が敷かれ、戦争間際という点は、正にこれからの日本が進む先のようで、心が暗澹とする。

    数あるディストピアの中でも比較的救いがあるのは、
    プロパガンダに抵抗する人たちがある程度互いに信じ合えており、生き残る術を発見している点だろうか。

    モンターグはこれまでの自分の常識に疑問をもち、分かりやすく動揺する。この動揺が、少しもどかしいと言うかやや浅薄で(ファーバーも言っているが)、事の重大さをわかっていないのか、ペイティーが言うように自分は大丈夫と信じていたのか、読んでいる身としてはイライラしてしまう。こういう演出要らないんだよ、とまで思う(すみません)。

    主人公の妻ミルドレッドは大衆の象徴で、モンターグの努力空しく最後まで理解をしようとしない。それでもモンターグにとっては最後まで大切な妻だったのが少し意外だったが、それもまた悲しさの象徴だったのかもしれない。

    わかりやすい人物が多い中、一人、ペイティーはなんだったんだろうな。多くの本を読んでいるようで、それは一瞬味方かもとモンターグが考えるほどだった。そしてどうやら死にたがっていた。間違っていると知っていながら、流れに抵抗できなかった人なのかもしれない。
    そう考えると彼もなかなかに悲しい人だ。

    予言的とも思える本書だが、考えると権威主義はいつも同じ方法を取るのだった。
    まずは国民の思考を止める。自分たちの頭で考える知識階級の弾圧から始まり、国民にプロパガンダを染み込ませる。
    次に刑罰による恐怖を植え付け、互いに監視させ、不信感を植え付ける。ミルドレッドが夫を密告するように。

    国は誤った方向に進み得るのだという警告として、本作品は意味があると思う。

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    2026年08月16日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    長らく積読してたのだが、読みだしたら一気に読み終えた。物語の駆動力があり映画になりそうな展開が随所にみられる。テーマがテーマだけに、会話の中にも印象的なフレーズが散りばめられている。中には現代の少子化を予見するようなやり取りもあるのだが、当時の倫理観では当然の台詞も現在なら作者側で自粛するだろうなどと考えさせられた。
    細部にまで神経が行き渡っていてさすがである。

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    2026年08月03日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    70年以上前に書かれたSFなのに、古臭さがない
    かつ、ふわふわした抽象的な表現が多いにも関わらず、映像がいとも簡単に脳裏に浮かぶ

    それにしても、えっこれまさに今のことでは?というような社会の現状に驚く
    下手なホラーよりもこわい(ホラー読まないけれども)

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    2026年07月30日
  • 華氏451度

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    オリジナルの思想を創造するためには能動的に活動することが大切。受動的では思考停止となって思想も破壊される。※1953年の本のためミソジニーあり

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    2026年07月23日
  • ウは宇宙船のウ ブラッドベリ自選傑作集

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    華氏451度で有名なレイ・ブラッドベリのSF短編集
    作品ごとに世界観が様々で色々な世界に連れて行ってくれます。
    ウは宇宙船のウや宇宙船乗組員が好き。

    若い読者向けということもあり非常に読みやすい作品も多く、これを手にとって是非SF好きになってほしい

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    2026年07月22日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    ブラッドベリは若い頃に手に取った記憶はあるものの、多分挫折したのだろう。
    こんなに詩的な文章を書く人だとは知らなかった。
    冒頭のクラリスとの対峙シーンは映画のようで、またファンタジーな空気も感じて驚いた。
    それだけに、進むにつれて空気がだんだん変わっていき、クライマックスでは突拍子もなく感じて呆然とした。
    一度読んだだけでは理解できないので、感想を言える状況ではない。
    ただ、確かに色々考えさせられる作品だった。
    ブラッドベリはSF作家と呼ばれるのを嫌っていたようだけど、SFではなく別の何かに感じた。
    (敢えて例えない)
    SF的要素はガジェットや機械犬くらいだろうか。

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    2026年07月05日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    ネタバレ

    本の所有を禁止された世界で、本を燃やす昇火士であるモンターグは、本と共に燃える家に残った老女を見て、本に興味を持ちだす。
    社会派SFの傑作。1953年に作られた本だが、現代に片鱗が見えつつあるディストピアを怖いほどに言い当てている。冒頭に登場してすぐに消えてしまったクラリスという少女。この少女がモンターグに投げかける言葉がものすごく大きな意味を持っている。
    「昔はファイアマンは火を消す仕事だったんだよ」
    「叔父がハイウェイをゆっくり走ったら留置された」
    「あなた幸福?」
    この世界では、テレビは人々が見たくないものを映さないつるんとしたもの(毛穴がない)になっていて、一方的にテレビから話しかけられるだけのものになっている。これによって、人々は自分で考えたり、昔のことを調べたりといったことをしなくなってしまっている。現代でも、メディアは表現規制が進み、人々はテレビ、動画、ラジオを聴き続ける。まるで未来のディストピアを予見しているような世界。
    またこの世界では、過去の消防士のことが一般に知られていなさそうだ。おそらく不要な歴史は忘れ去られているが、それが愚かなことであることが不死鳥を例にして述べられている。人類の歴史は繰り返している。もし歴史を知っていればこの不毛なサイクルから抜け出すことができるのに。
    最後には戦争に気付かずにテレビを見続けて、爆弾に呑まれる人々と、人類を再スタートさせようとするモンターグたちという構図で終わる。この本を読んで感じたことを胸に今後生きていく読者たちを表しているようだった。

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    2026年07月02日
  • 火星年代記〔新版〕

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    ずっと気になっていなかったけど読めていなかったレイブラッドベリ。
    期待以上だった!
    次は華氏451度を読む予定。
    楽しみ

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    2026年06月22日
  • 塵よりよみがえり

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    一族の話は好きだけど、こういう一族ははじめまして。
    子供の頃、アダムスファミリーの映画を何度も見て好きだったけど、挿絵を書いていたとは知らなかった。
    短編の中では、十月の西が一番好きだった。今はおじいちゃんでもかつてはプレイボーイだったんだなぁ。そして、最後に14歳だったおばあちゃん出てくるところがいいなぁ。

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    2026年06月13日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    比喩が抽象的、主語がない、そもそもディストピア世界の話で小さな設定理解難しかったが、話の大筋は至ってシンプル

    華氏451で書物が引火し燃え始める
    書物は所詮媒体、媒体をいくら燃やそうと、どれだけ世界で多数派の波が大きかろうと、世の中にシラフの人間が存在する限り思想は紡がれる、的な
    なんか人間の強さもちゃんと提示されてる読後感スッキリ系のディストピアだった

    巻末の訳者解説がありがてえ。時代背景知れるのまじで解像度上がるから良い。
    文学系のディストピアSF基本読みづらいんだけど、読み終わると読んで良かったっていつもなるからもっと読みたい
    でも大変読みづらくて特に前半、イライラして『訳者xx 意味不明』とかググっちゃった。ヒット件数0。私の読解力の問題説あり

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    2026年05月26日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    なんとまあ難しい文章なのに本を捲る手が止まらないものか…。
    現代の風刺みたいなのに書かれたの1950年代ですって?????過去なのにSFだぁ…

    華氏451度は摂氏に治すと約230度。
    紙が自然発火する温度。
    自然発火とともに知識も言葉もお焚き上げされちゃうよ…

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    2026年05月26日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    ネタバレ

    本が違法となり見つかり次第焚書にされてしまう世界を舞台に、本を燃やす「昇火士」を主人公にした世界。てっきり活字賛美的な話かと思っていたが、そうではない。別に本ではなくて良いのだ。
    世界に触れること、そしてそれを人が覚えていたりいなかったりして、それで救えるものがあれば良いじゃないというセンスオブワンダー的なモチベーションを感じた。
    文章も詩人のようで極めて感覚的だった。火炎放射器から火を浴びせられる時、当人にはその火は花にも似て見える。
    最終章から花がひらくように、色、におい、感触が満ち満ちていた。

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    2026年05月13日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    まだテレビが始まったばかりくらいの時代において、この焚書が行われてるディストピアな世界を描いて、わかりやすく頭を使う必要のないメディアが溢れる日常のもたらす地獄を伝える、これが70年以上前に作られた作品なのか、と衝撃を受けた。

    今のレコメンドされるショート動画を消費し続ける世の中にこそ刺さる作品だと思った。

    大切なのは本それ自体ではなく、「自分の頭で考えること」なのだろうなと感じた。
    ただそれをしやすいインプットソースが、本であるんだろうなと。

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    2026年05月10日
  • 華氏451度

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    『海の貝』ラジオを耳につめ、『テレビの部屋』で映像と話しながら一日を過ごす妻。いまのスマホ依存の若者たちと同じだと思い、ぞっとした。

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    2026年04月06日