【感想・ネタバレ】華氏451度〔新訳版〕のレビュー

あらすじ

華氏451度──この温度で書物の紙は引火し、そして燃える。451と刻印されたヘルメットをかぶり、昇火器の炎で隠匿されていた書物を焼き尽くす男たち。モンターグも自らの仕事に誇りを持つ、そうした昇火士(ファイアマン)のひとりだった。だがある晩、風変わりな少女とであってから、彼の人生は劇的に変わってゆく……本が忌むべき禁制品となった未来を舞台に、SF界きっての抒情詩人が現代文明を鋭く風刺した不朽の名作、新訳で登場!/掲出の書影は底本のものです

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Posted by ブクログ

本を焼く。人々に考えることをやめさせるためだ。最近は、コスパ、タイパが悪いため、本は読まないそうだ。ブラッドベリ先生が危惧していた通りの世の中になっていないか?と思った。しかし理想に向かって突き進んだ主人公がラストに感じた寂しさはなんだろう。

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2026年05月22日

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本を読むことは私のなかで考えることに近い。焚書とはその考える力を捨てることに等しく感じる。
現在も今に続くまでずっと人間は同じ過ちを繰り返している。この本ではその愚かな繰り返しの一端が書かれている。
文章は詩的でもありとても美しい自然が書かれている。
近未来的世界感だけれど身近な恐怖が書かれている。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本を焚書する世界の話
主人公は昇火士だがだんだん本に惹かれ、所有してしまう、そして殺人を犯し、追われる。
思考する自由を手近な楽な娯楽で奪う。当事者もそれでいいとおもってる。そうでない人間はおかしいと。
現代に通ずるものがあるとおもって、読み慣れない文章ながら読み進められた。
こんな話1953年に書いていることが凄いとおもった。

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2026年03月22日

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凄く「考える時間」をくれた本でした。

最初詩的過ぎて、景色が読み取り辛く感じていましたが、読み進めていくと喋っている言葉自体は分かりやすく、ストーリーも何ら難しいこともないので、序盤で❝ウグッ❞と思っても是非読んでみてほしい本ですね。

以下は読んでて思ったことを書き連ねてみた。

この世界は人が「考えない」未来を選んだ場合の世界ってことなのかもな。不安に思うこともない。相手のことを考えることもない。馬鹿でいい。低い所で皆一緒。それが幸せ。

人はいつかAIやネットに考える事を任せ、何も覚える事も、考えることもできずに「AIが言ったことしか言えなくなる」そんな日が来る気がしてならない。


言葉は人を結び、読書は考える時間を与え、本は大事なものを遺す為のもの

あと偶然だけど、私の大好きなアニメ名探偵コナン#1194(読み終わる前日の話)で「ファイアマン」て文言が出てきて何となく嬉しくなった。
こういう偶然て大好物です。

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2026年03月22日

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ネタバレ

華氏451度の世界では、不快な物を排除し続けた結果、情報は単純化し、人々は快楽をもたらす物にしか関心を示さなくなった。そして、人々はこの世界で起きていることに興味を示さなくなった。人々から好奇心が消えたのだ。その点においてクラリスという少女はこの世界において特異な存在であったと言える。人々から好奇心が失われた世界でクラリスは世界に対する疑問や関心を持ち続けたのだ。クラリスはこの小説における好奇心の象徴であると言える。そしてモンターグはクラリスと関わるうちに、クラリスの持つ好奇心に惹かれていった。真実を知りたいという好奇心がモンターグの心を動かす原動力となったのだ。
そして私も読み進めるうちにクラリスの好奇心に惹かれていった。暫く忘れていた好奇心に火をつけてくれたのだ。この本を読み進めるとどの様な事が書いてあるのだろう、他の本にはどの様な事が書かれているのだろうと。長年忘れていた本への好奇心をクラリスは蘇らせてくれたのである。久々に手に取った本がこの「華氏451度」で良かったと心から思う。

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2026年03月16日

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禁書を燃やす昇火士
社会を丸め込むには、やっぱりメディアに釘つけさせること。
偏った情報を浴びせ続けて情報を管理すること、
何も考えない方が良い、楽しいのがいいと洗脳することなんだ…と。
人間から思考力を奪うこと。
ディストピア小説を何冊か読んだがどれもそのようなことが書いてある。
このメディアも今のYouTube等じゃないか、
戦争はドローンでしているようなことも
様々なことが予想されている。
ドンピシャで怖い。

考えることをやめたくない、古典を読みたいと思える本だった。

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2026年03月11日

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めちゃめちゃ面白かった。私が読んだ中のサイバーSFの作品で一番古いかな?(定かでない)
読んでいる時ニューロマンサーを彷彿とさせた。
レイ・ブラッドベリ、ウィリアム・ギブスン、フィリップ・K・ディックの御三方を勝手に私が選ぶサイバーSFの御三家においてみて、もう一度読みたい。し、好きなテイストなので未読のものもどんどん読み進めていきたい。(こういうのを書いていると、ふと伊藤計劃の新作が読めないことを思い出して悲しい気持ちになる。)

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2026年02月26日

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ぼくたちが幸福でいられるために必要なものは、ひとつとして欠いていません。それでいて、ちっとも幸福になれずにいます。それには、なにかが欠けているにちがいありません。考えてみますに、ぼくたちの手からなくなったものといえば、この十年か十二年のあいだ、ぼくたちの手で焼きつづけてきた書物だけです。そこで、考えました。この不満を補ってくれるのは書物ではないかと

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2026年02月21日

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ネタバレ

読んでて何となく1984を思い出した。
全然ストーリーラインが違うものの、世の中で何かを考えたり大衆に向けた正解を鵜呑みにすること、答えが一つである世界の怖さを描いている気がしたため。

主人公が殺してしまった上司は死にたがっていたのか、彼は本に詳しく博識なのになぜ昇火士をしていたのか、という点が気になった。

昇火士をしている人が、本を燃やしつつ本を手放したくない人たちへ罪悪感を持つくだりで「皆一度はこうなる」といった旨の話があったから、本について考えてしまい、世の中の境界に疑問を持つ人が出やすい仕事なのかなと思った。

少女と出会って楽しいと思っていた主人公は、最初からもう世界の正解から外れてしまう運命にあったのかもね、とも思う。

もう一度読もうかな、と思った。

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2026年01月10日

ネタバレ 購入済み

焚書の広まったディストピア

米国のSF巨匠レイ・ブラッドベリ氏の作品。
本が禁制品となり、本を焼く職業である"昇火士"のモンターグが主人公。
本を焼く立場である彼だが、とある少女クラリスの出会いからモンターグに心境の変化が生まれる。
単純な情報統制としての焚書だけでなく、人に処理できない量の情報の氾濫など、
現代にも通じるテーマも含まれたディストピア物の傑作の一つ。

#深い #タメになる #ダーク

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2021年09月10日

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ネタバレ

本が違法となり見つかり次第焚書にされてしまう世界を舞台に、本を燃やす「昇火士」を主人公にした世界。てっきり活字賛美的な話かと思っていたが、そうではない。別に本ではなくて良いのだ。
世界に触れること、そしてそれを人が覚えていたりいなかったりして、それで救えるものがあれば良いじゃないというセンスオブワンダー的なモチベーションを感じた。
文章も詩人のようで極めて感覚的だった。火炎放射器から火を浴びせられる時、当人にはその火は花にも似て見える。
最終章から花がひらくように、色、におい、感触が満ち満ちていた。

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2026年05月13日

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まだテレビが始まったばかりくらいの時代において、この焚書が行われてるディストピアな世界を描いて、わかりやすく頭を使う必要のないメディアが溢れる日常のもたらす地獄を伝える、これが70年以上前に作られた作品なのか、と衝撃を受けた。

今のレコメンドされるショート動画を消費し続ける世の中にこそ刺さる作品だと思った。

大切なのは本それ自体ではなく、「自分の頭で考えること」なのだろうなと感じた。
ただそれをしやすいインプットソースが、本であるんだろうなと。

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2026年05月10日

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語り口が詩のようで、抒情詩人と呼ばれたレイ・ブラッドベリに思いを馳せた。
スマホやしんどいSNSの様なもう何十年も前にこの考えに至ったということは、当時からそういう古典というものへのリスペクトが徐々に無くなっていたのかもしれない。
 そういう時代に本好きとして生まれた自分に思いを寄せてみる。野崎まどの「小説」を思い出す。
「世界は集まって意味を増やしている。人の心も意味を増やしている。嘘をついたら意味を増やせる。意味を増やすための嘘。外に出した意味。外に出した嘘。それが”小説”なんだ。」

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2026年04月12日

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ネタバレ

文体がかなり難解だったけど、どの時代にも通じる普遍的なことが書かれていて読み応えがあった。この小説からは、人は進歩の代償に怠惰の習性を獲得していくことを知れた。何も考えないこと、何かを考えること、正反対に思えるそれぞれの過程は、どちらも確かに幸福に近づくための行為であるはず。社会や時代の流れには逆らえないが、選択をすることはできる。モンターグもその1人であったのだと思った。

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2026年04月08日

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 反知性主義批判が主題なのだろう。文系学部不要論や、文化芸術事業の縮小に向けた動きなど、架空世界の話とは思えない。一方で、知識人とされている者がとりがちな悪しき態度に対しても目が向けられており、老人たちは主人公に「自分は重要ではない、何者でもない、という思いを忘れてはいけない。他人より優れているなどと思ってはいけない」ということを繰り返し伝える。老人たちに出会った主人公が、彼らを見て、意外としょぼくれてて精細に欠く人たちだなという感想を抱くところも、響いている。
 令和的な感覚で読んでとても気になったのは、市民たちが耳に入れているのは巻き貝ではなくてうどんまたはしめじなのでは……という話ではなくて、未来を託される女性がいないなあという点だ。女性の登場人物は、愚かな妻たちと、意味ありげに出てきた謎の少女と、本とともに燃やされることを選んだ女くらいだった。第三部の焚き火を囲む移動生活者のなかに少しは女性がいてもよいのではと思うが、どうもじいさんばかりのようだった。人類の半分は女なのに!作中には登場しない他のグループにはきっといるのだろうと信じたい(『伝説とカフェラテ』やその続編は、特に意味なく女性が多くて、そういう意味でもやはりグッジョブな本だった。)
 訳者あとがきで、ブラッドベリの「ナイーブさ」に少し触れられていたが、昇火士の仕事として女性を焼き払ってしまったことで受けたショックを話しても何とも思わない妻や、戦争が始まったというニュースが流れても何の関心も示さない市民たちを見て、絶望や憤りを覚えることは、ナイーブさの証なのだろうか。ニュースをまじめに見ていると気が滅入って何もしたくなくなる人は、この世界で生きていくにはナイーブすぎるのだろうか。ニュースやそこで報じられる出来事の側のほうが度を越していると感じるのだが。
 老人たちの考える、書物を読みさえすれば必ず記憶に残っている、忘れてしまったと思っていても、必要な時には必ず蘇る、という前提が、そこだけ妙に楽観的で、明るくて良かった。

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2026年03月18日

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1953年でこんな世界を描いていたなんて、、、!
人間が愉しいことばかり考え、努力や苦しみからは目を背け続ける(ごまかされるとも言えるかも)様子は、AI、SNSに依存しはじめている現代を痛烈に風刺しているなと。他人事とは思えない内容だった。

たまに色々なことを思案しすぎて、自分が無知だったころに戻れたらなと思う時があるけれど、それでもやっぱり考える楽しさ、他の考えに触れる楽しさ、新鮮さ、その上で自己が更新される嬉しさ、それを知ってしまった以上、考えることで多少不幸になろうと、考える力や時間を奪われたくはないと思った。


【グッときたポイント】
⚫︎"事実をぎっしり詰め込め、自分自身が情報収集能力に満足するような。そうすると自分の頭で考えているような気になる。"

⚫︎"燃焼"の概念について
燃えるとは、ただ物体ではなく、時間や命を燃やすことにもなる。SNSは自分も時間も燃やしてしまうのでできるだけ控えたいと強く思った、、、

【誰かに勧める時用メモ】
⚫︎言い回しは若干回りくどい
⚫︎世界観が特殊なのにその説明が断片的なので、疑問を持ちながら読み進める必要がある(途中で明らかになるから不安にならなくてよし)
⚫︎主人公の思考や想像が、あたかも現実のストーリーかのように書かれていて、惑わされる可能性あり

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2026年03月12日

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本に限ったことではないが出会うかもしれなかったものを人為的に消されるのは喪失感が大きく感じる
思慮深さとか思考の深さは主体的に得ようと努力しないと身につかないと感じた。

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2026年02月26日

Posted by ブクログ

言い回しが理解できない部分もたくさんあるけど
刺さる言葉もたくさんあって
定期的に読んで心に留めておきたい本

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2026年02月25日

Posted by ブクログ

詩的な表現が多くて、思った以上に読むのに苦労した。でも、付箋を貼った箇所は沢山あって、面白かった。ベイティーの言葉が特に好き。ドラマ「女王の教室」を思い出した。確かに私たちはぼーっとしたり考える時間がどんどん減っているよな。気をつけよう

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

何事にも興味を持ち、自由に調べられる、勉強できる事の素晴らしさを忘れてはならない
知識と知恵の重要さを考えたり、自分を見つめる時間を改めて作ってくれた本作に感謝したいです

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

はるか昔から人類が平和を希求してきた成果の集積である本を、たまたま歴史の先端にいるだけの者が燃やしていいわけない

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

タイトルの「451」がようやく覚えられました。
ずっと「華氏ホニャララ度」と言ってたんです…

今、読書が生活のメインになっていて、昔は読みにくいと思った文体でも、割とさらさら…これもその1冊。さらに、ハヤカワは、今フォントが大きく、加えて字体も見やすい…ヘビーな読書好きにはありがたいです。

そして、話は、SFと言うには現実的な話で、でも、書かれた時期(70年以上前!)を考えると、レイ・ブラッドベリの凄さに感服してしまう。
静脈認証的な表現のシーンもあったり。

冒頭に近い部分での、妻の薬物過剰摂取による救急搬送シーンにも、軽く動揺してしまった。
当時は戦後10年以内ですが、すでに薬物過剰摂取問題は起こっていた。自殺未遂ではない。過剰摂取。
そして、妻とは、もう気もちが離れていた。

クラリスは、印象的だけれども、ベイティーやフェーバーのような強烈さはないまま、消えてしまった。でも、それが役割なんだろう。

価値観が、時代で真逆に振れてしまった時や、その時の国家の体制に賛同できなかった時どうするか…はっきり抗うか、深く潜行するか…難しい。
モンターグも人を殺してしまった…
でも、モンターグも感じたとおり、ベイティー隊長は、モンターグに自分を殺してほしかったんだと思う。たぶん、本を焼く部署の責任者なのに、焼くことが辛くなってしまい…悲しい。

モンターグの身代わりに選ばれた人も、やり切れない。あの、世間にアピールするだけの大捕物劇も、今もありそうで(というより、あると確信している)、こわい。
そして、集団ヒステリーの恐ろしさも感じました。

イヤホン的なものが、巻貝や銃弾と表現され、ああそのとおり。

そして、たとえ本は焼かれ尽くしても、人々の脳内に言葉がある限り、また本は、復活する。
ちなみに、コミックは焼かれないみたいでしたね。
テレビ礼賛で。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

名作SF。
新訳のほうが読みやすいと聞いたが、それでも自分には比喩表現が多く難しかった。

本が禁止されており、消防士は火事を消すことではなく、本を燃やすのが仕事という世界観。本や知識がないことで人々は考えることを放棄している。
主人公は、世の中に反して色々なことに興味と疑問を持つ少女に会ったことで変わっていき現在の状況に不満をもつようになる。

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

個人的にあまり、馴染みのないジャンルSF。
古典の名作という事で手に取ったが案の定、
最初は難解でなかなか理解出来ず。
少しづつ、理解出来て面白さもあったが、終わり方でまたわからず。。。

しかしながら焚書という世界。本を読む事で燃やされる世界。デストピアの世界ではあるが、何か現実の世界に通じる事もある様に見える。
一回では理解出来なかったが少し時間を置いて、再読したい作品だった。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

本を読むのが禁止になったらこの世界はどうなるんだろう?
この本の中の世界のように、本を読むことで危険な思想が生まれて世の中に悪がはびこるなんて考えが世の中に浸透するとは思えない。
でも世の中に絶対なんて言葉は存在しない。
歴史が少しずれていたら、現代の感覚ではあり得ないと思うことでも起こり得るのかな

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 華氏451度は書物の紙が引火する温度(摂氏233度)。

あらすじ:
 戦争間近のとある都市。昇火士のモンターグは、隣に越してきたクラリスという少女に会う。家では薬漬けの妻ミルドレッドがラウンジの壁とおしゃべりするばかりで、自分の生活に幸せを感じない。唯一心を許せたクラリスは姿を消してしまう。
 モンターグは昇火現場から本を盗んで読むようになった。かつて読んでいた本の知識を持つ上司ベイティーが、離職しそうなモンターグを牽制し始める。逃げるモンターグはかつて公園で出会った大学教授フェーバーと再会し、昇火士間で揉め事を起こして梵書をやめさせる方法を算段する。
 ユスリカのように小さいインカムでフェーバーの指示を受けながら職場に行くと、次の現場はミルドレッドの通報を受けたまさかのモンターグの自宅だった。モンターグは言いつけにしたがって自宅を燃やし、ベイティーも燃やし、仲間(ブラック、ストーンマン)を殴り、機械の猟犬も燃やした。
 お尋ね者になって新しい猟犬から逃げながら、ブラックの家に冤罪のために本を隠し、フェーバーの家へ行く。彼の指示に従って川と線路に沿って逃げていくと、同じように身を隠している老人たちと出会う。彼らは書物を隠す代わりに暗記しており、後世に伝える「本」として生きているようだった。モンターグも仲間に入ることを決意するが、しかし開戦したばかりの都市は間もなく爆弾に吹き飛ばされ、早速知識を残すために一行は都市へ戻り始める。

感想:
 設定が奇想天外で最初は読み進めるのが難しいが、慣れてくると惹きこまれる。名言が多くていろいろ考えさせられたが、特にフェーバーの言う「本が知識をとどめるためのただの器」という解釈に対して、後半の老人が自分たちをまさに知識をとどめるための器に使おうとしていることに感心した。それにしても、最初だけ登場したクラリスは何だったのか。
 あとがきで本小説がプレイボーイに3回にわたって連載されていたことを知って驚いた。あの手の雑誌は小説も官能系なのかと勝手に思っていたので意外……。しかも3回なら結構なページ数なのでは。もうひとつ、今回(新訳版)で「Fireman」を「昇火士」と訳した伊藤典夫氏に大拍手。旧約版では梵書官だったらしいけど、昇火士という新しいワードの近未来感やSF感は素晴らしく、この本に欠かせない!

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2026年02月23日

Posted by ブクログ

便利な現代社会で深く考えなくなっている自分と、思考をコントロールされる作中の人々が重なって感じられた。色んな本を読んで色んな経験をして、考える力を大切にしながら豊かな人生を過ごしていきたいと思った。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

G•オーウェルの『1984年』を想起させるようなディストピア世界。

本を禁止し、焼き、代わりに手軽で刺激的な娯楽に夢中にさせることで民衆から思考力を奪う。
世界観は非現実的ではあるものの、SNSでは真実であろうとなかろうと、短く過激な内容のものばかりがバズる現代にも通ずるものがあった。

今のところこのアルゴリズムは、主に巨大テック企業が自らの利益を最大化させるために使われているようだが、この技術がもし政府によって国民の洗脳のために用いられるようになったら、と考えるととても怖い。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

この作品は現代SNS社会の鋭い予見を行なっていた。
作中でのテクノロジーや少数派からの圧力によって、制限がされているというのは、まさしく現代を予見していると言える。また、自分で考えているようでいて、実際はある価値観パターンに誘導されていることや絶えず刺激を与えることで、考える時間を収奪しているというのも現代の社会問題をうまく指し示している。
作品内では本による表現を守ることが描かれているが、現代社会に差し替えると、考えることをやめてしまってはいないかということを読者に問い続ける作品であると思う。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

「本を表紙で判断してはいかんぞ」
この言葉が物語に関係なく自分に刺さりました。
ひとつの方向に向かって疑問も持たずに生きるのは良くない。
そんな読後でした。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

実は私たちは、本を燃やされてもなんともない社会に生きているのではないか。

レイ・ブラッドベリのSF小説『華氏451度』を読んで、そんな感覚を抱きました。

描かれる世界は、書物を所有するだけで重罪となる社会。
本を焼くことを任務とする昇火士が、家々に押しかけては蔵書を焼き払う。
それによって社会の秩序は保たれる。

誰もが、「こんな世界、ディストピアだ」と感じると思います。

ただ、現代に生きる私たちも、そんなに変わらないのではないでしょうか。
本に触れなくても困らず、失ってもさして心が痛まない。

ブラッドベリは、「書物を軽視する社会」そのものをディストピアだと示したのだと思います。

救いがあるとすれば、私たちの世界には、まだたくさんの良質な本が残っていることです。

これこそ世界と出会い直す、SF的想像力ですね。

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2026年01月21日

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