小林武彦のレビュー一覧

  • なぜヒトだけが老いるのか

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    人の老いる仕組み。DNAの損害、脳と心臓の変わらない細胞による器官の衰え、幹細胞の減少。それに対してPD-L1を阻害して免疫細胞の力を強めるやP53でアポトーシスを早めるといったことで老化細胞の蓄積による炎症性サイトカインの放出を低減させることが今後考えられる。
    以上のことを他の生物とも比較して、人間にのみある老後をうまく若い人と分業して過ごすことが重要と主張

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    2025年10月13日
  • 生物はなぜ死ぬのか

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    大枠はつかめるものの、ちょいちょいついていけない小難しい話が。で、どうなのか、というところもちゃんとあるが、さらに深い話に仕立てることもできそうなのに、もうちょい!惜しい!…という超私見の感想でした。

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    2025年09月25日
  • 生物はなぜ死ぬのか

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    実は「生物はなぜ死ぬのか」より以前の
    「生命とはなにか」がこの春以来、
    熾火のように未だ燻っている状態だったので、
    タイトルが目に入った途端連れて帰った本。

    はじめにの1行目から、ものすごく興味深い。

    宇宙的な視野の広さをもって見ると、地球には2つのものしかありません。
    それは「生きているもの」とそれ以外です。(3頁)

    そうそう!その生きているものとそれ以外の決定的な違いを言語化してほしかったのよ!
    …と、思いながら第1章、

    そもそも生物はなぜ誕生したのか

    私にとってこんな最高の掴みはない。

    ちなみに、先ほどの私の問いはあっさりと明かされる。すなわち、

    生物と無生物の大きな違

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    2025年09月21日
  • 生物はなぜ死ぬのか

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    「ターンオーバー」「選択と変化」「多様性」「絶滅」「進化」
    これらが主なキーワード。
    途中、「老化」についても書かれている。

    「AI」について書かれていた箇所が、色々と考えさせられた。

    生物は死ぬが、AIは死なない。

    AIは死ぬことなく、情報をためつづける。

    「死ぬことを繰り返して進化していく」のが、これまでの進化であったのに、
    AIは死ななくても、進化していく。

    それはとんでもない速度だろう。

    「死なない」ことは、怖いことだ。
    この先、死なないAIはどうなっていくのだろう。

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    2025年08月17日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    他人の足を引っ張るのは相対的に、自分の評価を上げて、幸せになったような気になるが、自身のプラスではないし、自分がやられたら、嫌な気持ちになるし、結局罪悪感に苛まれ、幸せになれない。足の引っ張りあいは、コミュニティとしてマイナス。他の人の活躍はポジティブに捉えて、賞賛し、学び、自身の成長につなげた方がよい。

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    2025年07月21日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    最初は、科学的な話から始まって、どうして人間だけが老後と言う時期が存在するのかと言うことを科学的に解明するような雰囲気だったのだが、結局のところ、その部分の説明はいわゆる「おばあさん仮説」を紹介しただけで、どうして男性にも老後が存在するのかについては、社会のリーダーが必要なみたいなあまり、科学的ではない説明をするにとどまっている。
    そして本の後半は、シニアはどう生きるべきかと言う人生訓みたいな内容になっている。
    中途半端な本なので評価3にしました。

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    2025年07月14日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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     人の幸福は、生物学的に言うと「死から距離があること」だそうで、そういう意味では現代人はかなり幸せであるはずだ。
     しかし、人は常にベターを求め、格差を感じたり、人間関係も複雑なため幸せを感じにくいという。
     自分にとって幸せとはなんだろう。私事だが、もうすぐ孫が七人になる。これはかなり幸せな事だと自負している。

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    2025年06月11日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    「幸せ」を「死からの距離が保てている状態」と定義して論じているのが、生物学者らしい発想。
    格差など、最近数千年のヒトの生活様式や価値観の劇的な変化にうまく適応できていないのではないか、というのが著者の考え。
    なるほど、と思った。

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    2025年06月07日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    うーん、するすると読めるし書かれている内容自体も面白くはあるんですが、文章力はある著者の、似たようなシリーズが続いた結果だんだん自分の専門分野でないところに分け入り始めて内容がフワッとなってるパターンになりだしてる気がする。次が分水嶺ですかね。

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    2025年06月05日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    人間以外の生物は老いずに死ぬ。ヒトだけが獲得した「長い老後」には重要な意味があった。生物学で捉えると「老いの常識」が覆る!【目次】
    第1章 そもそも生物はなぜ死ぬのか
    第2章 ヒト以外の生物は老いずに死ぬ
    第3章 老化はどうやって起こるのか
    第4章 なぜヒトは老いるようになったのか
    第5章 そもそもなぜシニアが必要か
    第6章 「老い」を老いずに生きる
    第7章 人は最後に老年的超越を目指す

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    2025年05月29日
  • 生物はなぜ死ぬのか

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    ネタバレ

    結論は、生物は奇跡が重なって地球に誕生し、多様化し、絶滅を繰り返して選択され、進化を遂げてきた。その流れの中で偶然にして生まれてきた私たちは、その奇跡的な命を次の世代へと繋ぐために「利他的に」死ぬことが遺伝子に組み込まれているためだ。

    この結論へ辿り着くために、序盤から終盤まで細胞や遺伝子の説明がなされる。
    私自身が生物の授業を選択していなかった...のは言い訳だが、この説明部分は難しく感じた。

    締めくくりのAIについての以下の警鐘は同感だ。
    多くの知識を溜め込み、いつも合理的な答えを出してくれるAIに対して、人間が従属的な関係するになってしまう可能性がある。昆虫などの生き物に抱くような、

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    2025年05月25日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    前半のRNAなどのあたりは自分には理解が難しく人に説明できるレベルまで落とし込めない。ふんわりとわかった。
    他の生物とデータに基づいて比較した話が面白い。人間は長生きすぎるなぁ。
    人間の老後についての話は単なる筆者の考え。

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    2025年05月07日
  • 生物はなぜ死ぬのか

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    書名の問いについて生物学者が答える本。その回答が明確にわかりやすくかかれていてサラッと読める。
    それぞれの生物はその死に方にも意味がある。生物の進化から考えれば、その種の多様性の中で、その死に方を含めた遺伝子以外のその種は進化の過程で絶滅したのだから。・・・この主張に説得力があった。
    遺伝子の難しい話も時々出てくるが、話の筋はわかりやすい。(各章の最後を読んで聞くと論旨がわかる)

    最後は老化の話が書かれていたが続編があるのね。「なぜヒトだけが老いるのか」

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    2025年03月02日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    シニアについての話が多かった気がする。人間は歳を取るごとに丸くなる。自分もそんな気がする。最後は公共的に何かを遺せればいいなーと思っております。

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    2025年01月13日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    生物学者としての理論的な話かと思ったらシニアの応援というか老化の意義みたいな私見だったので思ったのとちょっと違った。

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    2024年11月15日
  • 生物はなぜ死ぬのか

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    ネタバレ

    【要約】
    地球上に存在する生物は「変化」と「選択」の結果としての「進化」から作られている。その観点から考えると「死(老化)」も何らかの「選択」の結果だと言える。

    まず細胞レベルで言えば、遺伝子の不安定性(変異)がスイッチとなって、がん化等を防ぐために老化が起こる。これはいくつかの早期老化症でDNA修復に関わる遺伝子の変異が報告されていることからも示唆される。(その他がん化を防ぐための機構として、免疫細胞による細胞の破壊やテロメアの短縮による老化がある。)

    また個体レベルで言う老化の意味として、一つ目に限られた空間や食糧の制約により死が必要であると言える。2つ目として、多様性を支えるために必

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    2024年10月26日
  • 生物はなぜ死ぬのか

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    自然界の生き物はみな、ピンピンコロリ。老衰という概念なし。食べられて死ぬか、寿命で死ぬか。
    ターンオーバーとしての死。老化細胞。サイトカイン。アポトーシス。
    テロメア。
    死はプログラムされている。長生き細胞は癌化することがあり、ガン化を防ぐ為にテロメア50回再生で死。
    ハダカデバネズミは他のネズミの10倍長生き。ベニクラゲ。寿命なく若返る。テロメアがないから細菌は老化しない。若返りの研究はある。
    多様性の為に有性生殖あり。

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    2024年08月01日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    生物の中で“老い”の時間が長いのはヒトの特徴。
    その老いの時間を如何に過ごしていくのか。
    小林先生からヒントをいただけた気がする。
    エリクソンの発達段階にも通じるところが多くあった。
    去りゆくその日が来た時、周囲に迷惑をかけないように巣立っていきたいと思った。

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    2024年07月07日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    部活の同級生からの課題図書。読んでみて感想、聞かせて欲しいと。執筆当時59歳の細胞の老化の研究をしている生物学者のシニア論です。なるほど…ヒト以外の生物は老いずに死ぬ…のか。まさに「ピンピンコロリ」がほとんどの動物のスタンダードであることを初めて知りました。ヒトだけが死の前に老年期という時間を過ごすようになったことをこの前半で生物学者として、DNAの老化の専門家としてグイグイ語ります。(でも、暮らしの中で目にするおじいちゃん、おばあちゃんの犬はどう考えればいいのか?質問したくなりました。)その老いという時代を、どう生きるべきか?というテーマが後半に繰り広げられます。前半が学問の啓蒙的であるのに

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    2024年05月11日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    老いは「何かを失う」わけではなく、「役割が変化すること」という捉え方がいいなと思った。
    人生の40%は老後だそうだから、年をとることを嘆くのではなく、自分でできる役割を考えて社会に貢献していきたいと思った。
    そして、できれば「老年的超越」というご褒美を味わいたいと思わせてくれる本だった。

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    2024年04月23日