小林武彦のレビュー一覧
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この著者先生のなぜ老いるのかの本を読んで、こちらも読んでみました。やはりと言うか、こちらの方が面白かったです。こちらにも老いの話は載ってますし。
生物学者の観点から、地球の生き物のライフサイクルを眺めた本です。
生まれてくるのは偶然の利己的な行為。
死ぬのは必然の利他的な行為。
この言葉が印象的でした。これを読んだからと言って死ぬのが怖く無くなると言う訳ではないですが、死ぬことは何か特別な恐怖の出来事ではないんだと思うことが少し出来ました。
それと、最後に記載されている、AIの出現が及ぼす影響のあたりは確かにそうかもしれないと思って少し怖くなりました。AIは便利だけど使うのはあくまでも -
Posted by ブクログ
138億年前、「ビッグバン」により宇宙が誕生し、46億年前に太陽系ができた。原始の地球で化学反応がくり返され、やがて偶然の産物から最初の「細胞」ができた。原始の細胞は「変化」しながら存在領域を広げ、様々な環境の中で「選択」的に生き延びたものが更に「変化」し多様性を増していった。葉緑体やミトコンドリアの細胞内共生により真核細胞が誕生し、やがて多細胞生物が生まれ、細胞間の役割が分化し、生物はより多様に、そしてより複雑な機能を獲得していった。天変地異による大量絶滅と、新たな生物相による秩序の再生は「変化と選択」の連続だった。その全過程において「死ぬ」という仕組みは保存されてきた…すなわち「死ぬ個体
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ネタバレ『なぜヒトだけが老いるのか』 小林 武彦 著
生殖期を過ぎても生き続ける生物は、(短期間生きるシャチやゴンドウグジラ以外)ヒトのみであるという点に着目して分析した内容です。いわゆる「おばあちゃん効果」(子育てに協力)や長老による課題解決など、集団においてシニアに重要な役割があったためというのが筆者の見解です。進化には目的はなく、「集団生活に適応した、他者と協力できる」サルだけが結果的に生き残ったのであり、「なぜヒトだけが老いるのか」ではなく、「老いた人がいる社会が選択」されたと言います。
それ故に、シニアはインプットもさることながら、これまでの「蓄積を吐き出すアウトプット」を多くすべき -
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前著「生物はなぜ死ぬのか」で話題となった著者の続編。
前著で、生物は「変化と選択」を繰り返す「進化のプログラム」によって、今ある姿・形・性質の全てを獲得したこと、「生物はなぜ死ぬのか」ではなく、死ぬものだけが進化できて、今存在している、死は進化に必要である、ということを示しました。
本書では、死ぬことは必然としても、人間だけが老化するという現象はなぜ起きているのか、ということに着目しています。著者に言わせれば、前著同様、「なぜヒトだけが老いるのか」ではなく、老いた人がいる社会が選択されて生き残ってきた、ということになるそうです。
生物としての老化にどのような意味があるのか、それを理解し、私たち -
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非コードDNAに色々な役割があるということは知っていたが、実際に詳しく知らなかったので、興味があったので読んだ。非コードDNAが生物にもたらす影響について、色々な例を紹介してくれていて、面白かった。
特に、寿命に関する話は興味深かった。寿命といえばテロメアを誰もがイメージするだろうが、リボソームRNAをコードする領域も重要であるというのだ。この領域は、リピート配列で成り立っており、切断と挿入がくりかえされる不安定な領域であるようだ。この挿入に関係する酵素をノックアウトすると寿命が短くなるらしい。
他にも、非コードDNAのおかげで遺伝子の重複が起きやすくなっていること、コード領域へのダメー -
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老いることの意義を考える。自分から、回りの周囲から生物的には、老いることは必要である。
遺伝子レベルでの発生してきた法方、遺伝子情報のあり方、通常では○回、細胞分裂をくり返るとその後は、死んでしまう。
別なみかたては、無限に分裂くり返す=ガンを考えれば、一定期間がすぎたあとには消滅しなければエラーが発生することが多くなってしまい、本来の機能を保てないなってくる。遺伝子補生を生きるために、 コントロール出来るようにしておいた。制限するしくみ年老いて生する時の方法である。
これが老いて行くことである。はたらきが悪。 老廃物がたまる等の理由によって機能が失われて行くのだ寿命はどれくらいなのかを -
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【内容】
遺伝子の変化(変異)が生み出す"多様性"があるからこそ、生物は環境の変化に適応しながら進化してきた。その過程では、環境に適応できなかった個体が死ぬことで自然選択が働き、結果として様々な生物が様々な「死に方」をも獲得してきた。生物が死ぬ主な理由は、一つに食糧や生活空間のバランスとの調整であるが、もう一つ重要なのは多様性を維持するためであると筆者は説く。激しく変化する環境下で生き残るための「変化と選択」の仕組みの一部として、寿命や細胞死などの「死を内包した仕組み」を進化の過程で生物は獲得してきたと筆者は指摘する。「死は生命の連続性を支える原動力だから」、というのが本書 -
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人は元々、コミュニティを形成し支え合って生きていく生き物。また、コミュニティで生き残るために、評価を得るために他者と比較する生物。
それが遺伝子レベルで組み込まれているので、現代のようなコミュニティが希薄で、評価の実態を得にくい状態だと幸せになるのが難しいとの事。
かつ、幸せになる為のテクノロジーの使い方も上手くない。
では、幸せになるにはどうしたらいいか。
コミュニティ作ろうよ、みんなで支え合おうよ。
確かにそうなのだが、個人的にはやはりそれだけでは人生物足りなくて。
自己実現の要素も欲しいのだよな〜と思いながら読み進める。
ここでマズローの五体欲求の図を改めて見てみた。
自己実現の欲