小林武彦のレビュー一覧

  • なぜヒトだけが老いるのか

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     人間だけが老いるという題名に違和感を覚えたのだが、そういう小さなことではなく、生物学の立場から老いるということの意味を教えてくれる。老年期についての本が氾濫しているが、この本は老年期を生きる人にとって必読の書かもしれない。

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    2025年03月15日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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     生物学者である小林武彦氏がこの本で読者に伝えたかった内容は、実は宗教哲学者のようでした。
     第7章 人は最後に老年的超越を目指す の中の「老年的超越を目指して」の最後で以下の言葉を語っていました。
     やがて目も見えなくなり、私を呼ぶ声も遠ざかり、ただただ幸せな気持ちに包まれて、ここはどこだったのか、私は誰だったのかなどはどうでもよく、宇宙そして全ての生き物とのつながりを感じながら、旅立つというより、元いた場所に戻る安堵感に包まれて長い眠りにつくのです。また目覚める日を夢見ながら
    と締めくくっています。
     ここまでたどり着くため、第1章から地球誕生からの奇跡の生命体の誕生からこの本は始まりまし

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    2024年09月17日
  • 生物はなぜ死ぬのか

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    生物がなぜ誕生したか、なぜ絶滅するのかあたりから順序立てて、生物からAIに至るまでのことが書かれており、とてもワクワクさせられる。真核生物の中でも、酸素呼吸を行うミトコンドリアがプロテオバクテリアという細菌が起源であり、光合成を行う葉緑体がシアノバクテリアという細菌が起源であり共生している、つまり、それぞれ共生が現存生物に恩恵を与えているという奇跡に感動する。

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    2024年06月04日
  • DNAの98%は謎 生命の鍵を握る「非コードDNA」とは何か

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    概要: タンパク質をコードしている領域以外(非コード領域)は遺伝子の発現制御や進化に非常に強く関わっている; ヒトゲノムが全て読まれたと言われているが、読み方の都合上繰り返し領域はうまく読めない; スプライシング; エクソンとイントロン; 偽遺伝子; レトロトランスポゾン; 遺伝子を眠らせるヘテロクロマチン化; リボソームRNA遺伝子; 脆弱X症候群; グロブリン遺伝子の再編成; 胎盤とレトロとランスポゾン; イントロンと転座と進化; 遺伝子増幅; 色覚; 偽遺伝子が発現制御に関わる; 非コードDNAと寿命、がん

    感想: けっこう難しいが非常に面白い。もう1回読む。

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    2018年01月01日
  • 生物はなぜ死ぬのか

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    小林先生が魅せられた生物学に対する想いが詰め込まれていて、難しい話もワクワクして読めました。

    p202
    「生き物が生まれるのは偶然ですが、死ぬのは必然なのです」
    本書を通して読むことで理解ができる一文だなと思いました。生き物というよりむしろ、死に物なのかもしれないな、なんて思うと、これから生きていく上でのプレッシャーが軽減されるような不思議な気持ちになりました。

    また、本書を読む前にレイチェル・カーソンのセンス・オブ・ワンダーを読んだ私は、この美しい地球を守っていきたいという気持ちがより一層増しました。

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    2026年07月28日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    YouTubeで著者が出ている動画を見て気になったので読んでみた。本の中では、幸せは死からの距離が離れていることであると定義する。一見、食べ物も豊富だし、捕食される不安もない現代は死からの距離がとても遠く見えるから、幸せなように見える。しかし、実際はヒトは700万年前から進化しておらず、現代の社会構造では幸せを感じにくい。例えば地域コミュニティの減少による孤立や人間関係の希薄さは、食べ物を分け合って生活していたかつてのヒトとにとっては、明日を生きれるかどうか不安を感じさせる。ひとりで快適な部屋でスマホをポチポチいじっていても、その不安は解消されない。
    生物学の本はあまり読んだことがなくて、とて

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    2026年07月23日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    生物学者がなぜヒトが幸せになれないかを説いた本。
    面白かった。

    ここでは、幸せ=死との距離が近い状態と定義されていて、
    コミュニティの中で自己重要感を感じたり、報酬を受取ったり、協力したりすることが幸せを感じる要素としている。

    人間はより良くするために、色んな技術を発明したり、成長しようとする種族というか、そうゆう生物である。

    ただそれをした先の事は考えてないし、幸せに向かって生きているわけでもない。
    そういう生物だということを認識して、
    意識的に幸せを感じるような行動を取り入れていこうと思った。

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    2026年07月22日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    ネタバレ

    久しぶりの小林先生の著書。
    定住農耕による安定と引き替えに「格差」を作り上げてしまったことをYKK(弥生格差革命)と表現。
    YKK以降の「遺伝子と環境の不適合」がヒトを幸せから遠ざけている。
    ベター志向のおかげでヒトは進歩してきたけれど、「もっともっと」という無限ループに陥り、満足できなくなってしまっている。
    何かを作り出すことは本能に組み込まれているけれど、作り出したモノの使い方までは本能に刻まれていない。
    ヒトは時にモノの使い方を間違える。
    社会性の生き物として、リアルなコミュニティに還ることの大切さと難しさを痛感。

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    2026年05月04日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    「幸せ」=「私からの距離感が保てている状態」と定義して、ヒトがなぜ幸せになれないのかを解く。生物の進化は何十万年もかけて進み、生き延びるために必要なことが遺伝子に書き込まれていくのだが、現代社会の矛盾は、幸せのためにベターな選択をし続けたがために生まれた文化や技術が、ヒトのネイチャーに反していてかえって不幸になっていることである。快楽は幸せにあらず。

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    2026年05月01日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    小林武彦 生物はなぜ死ぬのか
    ヒト 44歳と60歳が加齢変容が顕著
    限界寿命115歳位 115歳以上はこれまで73名 熱力学的な崩壊ではなく遺伝子のプログラム チンパンジー ゴリラの寿命44歳
    石原安野あや
    ニュートリノ 南極

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    2026年04月29日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    各分野の研究者の熱い思いが感じられる一冊。正直難しい内容も多いが、自身のキャリアと照らし合わせての話が興味深い。
    一人ひとりの文量が少ないので、とっつきやすい。

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    2026年04月20日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    幸せとは死から距離が保てている状態だ定義したとき、現代人はコミュニティの希薄化などにより精神的な意味では死からの距離感が広がっていない点で幸せではないと言える。

    ありふれてはいますが、人との繋がり・公共の精神をもって生きることが幸せなのですね。

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    2026年04月03日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    ・体毛が無くなったことで子育てが大変になり、おじいちゃんやおばあちゃんがいた方が有利だった
    ・シニアがいる集団が知識や経験を活用できて生存に有利だった
    →選択圧によって長生きする=老いる個体が増えていったということか。
    シニア=経験豊富で集団の役に立つ人なので、ただ老いた人でなくシニアとして社会に貢献できるようになりたいですね。

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    2026年03月20日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    YouTubeの番組がきっかけで知った本。以前読んだプナン人に関すること+著者による生物学の要素、そして著者自身の幸せに感じるために必要なことといった構成だったため、考えが変わるということのほどではなかった。しかし、もちろん必要なこと。公共性は復活できないけれど、公共をリスペクトする。地元のイベントスペースなどで交流をしたりすることは今後も続けていきたい。

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    2026年02月17日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    生物学的な見地から、なぜヒトが老いるのかということを説明した新書。
    「死があるから進化がある」「進化は選択の連続」「生き残ってきたから今がある」「そこに目的はない」
    老いに関してネガティブな気持ちを持っていたが、感情論よりも事実だけに目を向けた書き方で、さっぱりとした気持ちで読み終えることができた。

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    2026年02月12日
  • 生物はなぜ死ぬのか

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    ヒトは死とどう付き添っていくのか、その「正しい姿」について、専門的な話も入っていたから時には難しいけど、基本的に分かりやすく書かれていたと思う。もっと医学が進歩すれば、ピンピンコロリも夢ではないのか?と夢をみる。他の動物の寿命の話とかもあって面白かった。目指せハダカデバネズミ。

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    2026年01月31日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    <シリーズ3作目。「幸せ」=「生きていること」=「死からの距離が保てている状態」というシンプルな定義に基づき、「コミュニティの中で利他的に生きることが「幸せ」」とする主張には賛同>

    小林武彦氏は、1963年神奈川県生まれ、九州大学で理学・医学系研究科を修了後、基礎生物学研究所やロシュ分子生物学研究所、米国NIHで研究員として活動した。1997年に基礎生物学研究所助手、2006年に国立遺伝学研究所教授、2015年に東大分子細胞生物学研究所教授、2018年より東大定量生命科学研究所教授を務める。日本遺伝学会会長、生物科学連合代表などを歴任し、分子遺伝学・老化研究の第一人者として知られる。
    本書は

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    2026年01月29日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    【ベストセラー『生物はなぜ死ぬのか』の続編で、「なぜ、ヒトは(他の生き物のように死んでしまわずに)老いる(ことによって長生きをする)のか?」に答える一冊】

    小林武彦氏は、1963年神奈川県生まれ、九州大学で理学・医学系研究科を修了後、基礎生物学研究所やロシュ分子生物学研究所、米国NIHで研究員として活動した。1997年に基礎生物学研究所助手、2006年に国立遺伝学研究所教授、2015年に東大分子細胞生物学研究所教授、2018年より東大定量生命科学研究所教授を務める。日本遺伝学会会長、生物科学連合代表などを歴任し、分子遺伝学・老化研究の第一人者として知られる。
    本書は、ベストセラーとなった『生

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    2026年01月23日
  • なぜヒトだけが幸せになれないのか

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    ヒトの幸せを「死から距離のある状態」と定義すると、コミュニティから排除されないために選択的に継承された、不安や嫉妬、他者評価いった感受性が、ヒトの幸せを感じにくさを生み出している。

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    2026年01月10日
  • なぜヒトだけが老いるのか

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    ヒトにだけある老後、それは人が高度な社会性を持つ生き物として進化してきた結果として獲得したメカニズムであり、本書はその本来的な役割としてシニアにはより公共的な活動を提案するもの。

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    2026年01月10日